自己PR

面接で自己PRするときのポイント|短時間で好印象を残すための方法を教えます~例文あり~  

自己PRは自分を売り込むチャンス!

就活は自分のことを知ってもらうことが大切です。しかしただ知ってもらうだけではなく、自身を売り込んでいかなければなりません。自己PRを言ってもそれが面接官に正しく伝わり、心を掴むことができていなければ意味がありません。面接官の心を掴むということを意識しましょう。面接官の心を掴むためには、自身を魅力的にアピールする必要があります。魅力的に伝えるためにはまずは自分自身を正しく知り、その伝え方を工夫しなければなりません。自分を伝えるための題材と、魅力的な伝え方の両方が揃って始めて面接官の心を掴むことができます。どちらか片方が欠けても面接官の心を掴むことはできません。それらを意識しながら魅力的な自己PRを考えていきましょう。

なぜ面接で自己PRを聞かれるのか

さまざまな業界や企業で共通して自己PRが求められるのは、仕事で活躍できる人材かどうかを見極めるためです。仕事には向き不向きがあるので、業界や企業が違えば求められる能力は変わります。どれだけ優秀な能力を持っていても、就職する企業にそれを活かせる場がなければ意味はありません。就職しても活躍することができないというのは、就活生にとっても企業にとってもデメリットとなります。それを避けるためにも自己PRが求められるのです。自己PRでは活躍できるかどうかが見られているので、活躍できる根拠を示すことで評価を高めることができます。自分の能力がどのように仕事に役立てられるかを考えて、自己PRを進めていきましょう。

お金をかけて採用する価値があるのか知りたい

就活は就職して仕事をするためのものです。なぜ仕事をするのか、その理由はさまざまですが、仕事をする理由のひとつとして「生活のため」が挙げられます。人は生活をしていくためにはお金が必要で、お金を稼ぐためには仕事をしなければなりません。

人は、仕事をすることで収入を得ることができます。反対に、企業はお金を社員に支払っています。もちろん社員が仕事をすることで、企業は利益を得ています。しかしそれでも月々の給料を支払う金額と、その他の福利厚生などを考えると、一人にかかる金額は、給料以上になることがわかります。

採用にもコストがかかるため、お金をかけて採用するほどのポテンシャルを持っているかどうかを見極めたいという思いで、企業は自己PRを求めています。

面接で自己PRをするポイント

面接で自己PRをするポイント

面接で自己PRをするときのポイントは、最初に結論を言いましょう。自己分析をして企業が求める人物像と自分の強みを照らし合わせて、マッチする部分を強みとして伝えます。

企業の人物像に合った強みを伝える

企業は就活生の能力だけでなく、性格も重視して選考を行っています。また企業の風土に合うか合わないかや、配属先での問題がないかなどを確認します。性格が企業の風土に合わないと、自身の能力も発揮できない場合があります。

そのため、企業の風土に合った人物像を分析し、自分の強みと企業の求める人物像を比較してマッチした部分をアピールしましょう。

企業で強みを活かす方法を伝える

自分の強みを企業で活かす方法は、ひとつに絞ってアピールしましょう。いくつもアピールすると、全体的にそれぞれの印象が弱くなります。例えば、自分の強みが「粘り強さがある」と「柔軟性がある」の2つだとしたら、そのうちのひとつに絞って、企業のどういう場でその強みを活かせるかを考えます。

自己PRをするときの注意点

自己PRを行うときは、自身がその企業で活躍できる人材であること、お金をかけるだけの価値があることをアピールしましょう。しかし、それらを心がけるだけでは失敗する可能性があります。面接ではさまざまなマナーがあり、伝え方を間違えれば効果的なアピールにはなりません。間違ったアピールをすると、マイナスの印象を与えてしまう可能性があります。自己PRを効果的に行うためには自己PRの注意点を知り、それを踏まえて正しい自己PRを行うことが大切です。

短く簡潔に1分間で自己PR

面接で自己PRを行うときには短く簡潔に、1分間で行うようにしましょう。企業から時間の指定がある場合にはそれに従う必要がありますが、そうでない場合は1分でまとめる必要があります。1分というのは、お互いに不快にならないベストな時間です。

1分よりも少ないとアピールが不十分で意欲が低い印象を与え、逆に1分を大幅に過ぎれば長く感じてしまいます。面接の時間は決まっているので、他に面接を受けている人がいればその人の時間まで奪ってしまいます。面接官に自己中心な印象を与える危険性もあるので気を付けましょう。

1分で自己PRを行うことができればマイナスの印象を与えることなく、むしろ伝えるべきことを簡潔にまとめる能力があると評価されるでしょう。1分で話せる文字数は大体200~300字程度ですので、それを目安に自己PRを作成していきます。

順序立てて話す

自己PRをするときには分かりやすく、面接官にしっかりと伝えるということが大切です。どれだけ素晴らしい内容でも文章の構成が悪いとアピール力は半減してしまいます。自己PRは主張(結論)→根拠→具体例の流れで順序立てて話すようにしましょう。

最初に主張となる結論、自身がアピールしたい内容を話すことで、何をアピールしたいのかを明確にすることができます。また結論から話すことで、自己PRにインパクトを持たせることができます。結論の次はその根拠となるものを提示し、自己PRの説得力を高めましょう。

自己PRには説得力がなければなりません。さらに根拠を続け、自己PRの信頼性を高めていきます。自己PRは順序立てて考えることで簡潔にまとめやすくもなりますので、作成時にもこの順序を念頭におくようにしましょう。

ESや履歴書を踏まえた内容で仕上げる

面接は基本的には履歴書やESを見ながら行われます。履歴書やESでも事前に自己PRは書いています。面接で同じ内容を答えると重複すると考え、全く別の内容を考える人もいますが、新しく最初から考える必要はありません。

自己PRは、ESや履歴書の内容と一貫性を持つことが大切ですそれらの内容を踏まえた上で、大きく外れないようにアピールする必要があります。一言一句同じ内容をアピールしては意味がないので、面接で自己PRを話すときには、履歴書に書ききれなかった詳細の部分を語るようにしましょう。

履歴書やESは字数の制限があります。できるだけ簡潔に書く必要がありますが、面接では時間にさえ気をつければいくらでも話を膨らませることができます。履歴書の内容を踏まえた上で詳細なアピールをしていきましょう。

具体的なエピソードを1つ交える

自己PRは結論→根拠→具体例と話が進んでいきますが、この根拠の部分に具体的なエピソードを交えることでより効果的な自己PRにすることができます。自己PRは説得力が大切であり、アピールした結論をどれだけ本当だと思わせることができるかが問題です。

ただ自分の能力を並べていくだけでは何の説得力もありませんが、自身が経験したエピソードを交えて話すことで説得力を高めることができます。結論を説明するエピソードがあれば自己PRの信頼性は高まり、何より経験談から語ることで自己PRも表現しやすくなります。

抽象的な話や表面的な話では面接官の印象に残りにくいです。必ず具体的なエピソードを交えて話すようにしましょう。

 質問に備えて事前に深堀しておく

面接で聞かれることを想定して自己PRの内容を整理しておきましょう。何を質問されても答えられる自己PRでなければなりません。そのため、自己PRの内容が決まったら深堀しておきましょう。自分の強みや、エピソードなどを詳しく聞かれる可能性があります。

短い内容でも、面接官が納得できる内容にまとめておきます。無理に背伸びした自己PRではなく、正直に答えるようにしましょう。

実績よりも過程を重視する

サークルや部活での成績よりも、そのチームにどう貢献したかなどを以下のようにアピールしたほうが良いでしょう。

・チームのメンバーの力が発揮できるように自ら積極的にサポートした

・新入部員の指導を、自ら積極的に行った

・1試合でも多く実績を積むために、練習メニューや筋トレメニューの改善にあたった

・チームワークを図るために、チームミーティングを欠かさず、率先しておこなった

・自己ベストを出すために、食生活の管理に取り組んだ

自己PRに部活などの内容を盛り込むときは、上記のようなポイントを伝えると良いでしょう。またその結果、どういう効果をもたらしたのかをアピールするとより好感度が増します。

好印象を残すための自己PR例文

自己PRの作成方法や伝え方のポイントなどを紹介しましたが、それらを知ったからといって簡単に自己PRが作成できるわけではありません。自己PRを作成するのは難しく、就活を進める上で苦労する人も多いです。

自己PRが作成できない人は、どのような自己PRが就活で使用されているのか、そのイメージがわかない場合が多いです。実際に使用できる自己PRの例文をご紹介します。以下を参考に自身のアピールも考えていきましょう。

良い自己PR例

私の強みは継続して努力を続け、目標を達成することです。私は大学ではサッカー部に所属していました。私の大学のサッカー部は強豪であり、部員が1学年で50人いました。私は入学時補欠でしたが、卒業するまでにレギュラーになることを目標にし努力を続けました。
練習が厳しく、途中で辞めてしまう部員も多くいましたが、私は諦めずに努力を続けました。厳しい練習を耐え抜いた結果、技術を身に付け、最後の大会ではレギュラーとして活躍することができました。私は継続力を活かして御社でも粘り強く業務に取り組み、売上目標などを達成したいと考えます。

例文では継続して努力を続け、目標を達成できるという能力がアピールされています。1文目に結論が語られていますので、何をアピールするのかが明確にされ、自身の能力を印象付けることができています。

次に根拠となる部分ではサッカー部でのエピソード、その中でレギュラーを目指したなどの具体例が挙がっている点もポイントです。部活でのエピソードを語ることで独自性が表現され、レギュラー目指すなど詳細を語ることで具体性が増して、説得力を高めることができています。

厳しい練習を耐え抜くことで継続力だけではなく、忍耐力もアピールすることができるでしょう。締めの文章でも、継続力を仕事に活かす具体的なビジョンが語られており、向上心がアピールでき好印象です。

悪い自己PR例

私は大学時代に居酒屋でアルバイトをしていました。私は主にキッチンで働いていましたが、アルバイト先は忙しくキッチンとホールで連携を行わなけばなりませんでした。私はそこでチームワークを学び、それを活かすことでチームの一員として御社でも活躍したいと考えています。
またアルバイト先は忙しかったことから、常に頭を働かせ、先を見越して行動しなければなりませんでした。忙しい現場で働いていたことから複数の物事を同時に処理する力も身に付き、それも企業で活かし、多くの仕事をこなしたいと考えています。
私は大学時代のアルバイトで培った能力を活かし、御社に貢献したいと考えています。

自己PRのNG例では一文目で結論が語られていません。いきなり居酒屋でのアルバイトの話から始まり、何をアピールしたいのかが明確になっておらず、印象にも残りづらいと言えます。またエピソードとしてアルバイトが語られていますが、具体的にどのようなことをしたのかが語られておらず、説得力がありません。

最初のアピールとしてチームワークが語られていますが、次に複数の物事を同時に処理できる能力など複数がアピールされているのも問題です。ひとつひとつの能力のアピールが薄く、結果的に全体のアピール力が弱くなっています。

能力を活かして企業に貢献したいなどのワードは随所に見られますが、そもそも能力のアピールが弱いため効果的な自己PRとなっていません。

明暗は事前準備段階で決まる

面接で答える自己PRは頭で考えるだけでは事前の準備としては不十分です。頭でどれだけイメージできていても、実際に話してみると上手くいかない場合もあります目安である1分を目指していても、その時間で収まらない可能性もあります。

自己PRは面接において非常に重要な部分であり、自己PRが上手くいくかどうかで合否を分けることもあります。自己PRは事前準備段階で成功するか失敗するかが決まるので、話す内容は文字にする、話す練習は時間を計るなど、できる限りの準備を進めていきましょう。

準備が不十分なために面接に失敗してしまう例はたくさんあります。就活に後悔を残さないためにも自己PRの事前準備は念入りに行いましょう。

自己PRを武器にして、面接を得意にしよう!

自己PRは面接でも重要な部分であるため準備が大変なものですが、裏を返せば対策さえできていれば面接を有利に進めることができるとも言えます。そのため面接で緊張してしまう人も多く、苦手に感じる人も多いです。

完璧な自己PRという武器があれば面接で必要以上に緊張することはありません。自己PRを武器にして面接を得意にしていきましょう。自己PRを武器にするためにはさまざまな努力が必要です。しかし、それを乗り越えることができれば自信にもつながります。

自信を持ってアピールをすることができればそれも好印象です。自己PRはしっかり準備することでたくさんのメリットを得ることができます。念入りに準備を進め、就活を有利に進めていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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