自己PR

【自己PRを3分間で簡潔に伝える方法】必要な文字数や話すスピードについてご紹介

自己PRで伝えるべきこと

人事に対して自分自身の強みをきちんと明確に伝えて、自分を採用するメリットを打ち出すことが大切です。そのためには、まず自己分析を行い、自分自身の長所・短所などを振り返り、自分の強みをきちんと自分で把握しておく必要があります。自己PRで伝えるべき重要なポイントは、主に3つあります。

①具体的な強み

②強みを説明するための具体的なエピソード

③強みをどのように今後仕事に活かしていくのか

これらをポイントを押さえて自己PRをすることで人事に対して正確に強みをアピールすることができるでしょう。

根拠となる具体的なエピソード

自己PRの作り方としては、まず最初に長所を挙げ、次にその長所を象徴する具体的なエピソードを挙げる、という流れになります。つまり、自己PRとして最もアピールしたい点を結論として挙げ、そのアピールしたい内容の根拠となる説明をする、ということです。

例えば、自分の強みや長所が「努力家である」などの場合、具体的に学生時代に取り組んできた部活やサークル活動を通じて、どのような努力をし、具体的な経験を通じて何を得たのか、などエピソードとして話すことで「努力家である」という長所が相手に伝わります。このような自己PRの作り方は、相手が最も理解しやすい形であるため、文章を作る際も、話す際にもマスターしておくと良いでしょう。

仕事への活かし方

具体的な経験やエピソードを述べた後に忘れてはならないのは、それらを通じて自分が何を得て、今後の仕事へどう活かしていきたいのかを伝えることです。前述の例で挙げたように自身の強みが「努力家である」といった場合「自分の努力する強みを活かして人が避けてしまいがちな細かな仕事であっても、コツコツひとひとつ乗り越えていきたい」など、具体的にどういう仕事にどう活かしたいのかを述べることが大切です。

自身の強みだけを述べても意味がありません。その強みを、応募する企業でどう活かせるのかを踏まえて自己PRを考えて伝えることで、人事側が採用した後のイメージを抱きやすくなるのです。また、その企業ならではの仕事に対して、どう貢献したいのかを具体的に述べられると、なお好印象を与えることができるでしょう。

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自己PRを3分で伝える方法①1,000字程度の原稿を書く

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まず大切なことは、適切な文量の原稿を書いて、大体言うことをまとめておくということです。それをせずに大体の話したいことだけまとめたり、何も考えずにいったりしても、3分間が無駄になるだけでしょう。自己PRを3分間でする際、適切な文量は900~1,000字程度です。ですから、まずはそのくらいの文量の原稿を書くようにしてください。

自己PRをより掘り下げて書いていく必要がある

1,000字書くためには、いつも書いているであろう自己PRをより掘り下げて書いていく必要があります。いつもはだいたい400字程度で買いていたでしょうから、それらをさらに掘り下げて、適切な文量になるように調整していってください。より具体的なエピソードを書いたり、より根拠を示したり、そうして詳しく掘り下げていってください。

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自己PRが書けない時は、自己PRジェネレーターを活用しよう

自己PRの内容が薄いと、人事に採用されません。選考を突破するには、自己PRを作り込む必要があります。

そこで活用したいのが「自己PRジェネレーター」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで、理想的な流れの自己PRが完成します。

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実際にツールで作成した自己PR例文(リーダーシップが強みの場合)
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。
サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。
さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。
問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。

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自己PRを3分で伝える方法②アピールポイントは絞る

3分で自己PRをしてくださいと言われた場合、すべて口頭での説明になります。ですから、今までの自己PRに比べて、さらにアピールポイントを増やしていくと、結局何をアピールしたかったのかが印象に残りづらいです。文で提出するのであれば、いくつアピールしても書き方次第で伝わりますが、口頭ではどうしてもそれは難しいです。そのため、新しいアピールポイントを増やしていく必要はないのです。

エピソードやアピールポイントの活かし方を長く書いていく

ということはやはりいつも自己PRをより詳しくして1,000字程度にするしかないのですが、その際にも、冒頭のアピールポイントを説明する部分は伸ばせません。ここを伸ばしてしまうと、ただただ話が分かりにくくなるだけですから。ですから、エピソードや仕事への活かし方の部分を伸ばしていき、3分に適切な自己PRとしましょう。

【39点以下は危険度MAX】
本番前に、面接偏差値を診断しておこう

今年はweb面接を行う企業も増えていますが、自分の弱点を把握し適切に対策しなければ、どんな形式であれ面接を突破することはできません。

そこで活用したいのが、面接偏差値診断ツールの、「面接力診断」です。
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自己PRを3分で伝える方法③結論はゆっくり読む

3分間での自己PRでは、話をするスピードというのもとても大切になります。3分間ダラダラと同じはやさで読まれた文章は、どこが大切かが分かりづらく、あまり話が頭に入ってこないことになります。それでは自己PRの3分を無駄にしたといえますよね。そうならないように、大事なところはゆっくり読んでどこが大切か分かりやすくしてあげましょう。

エピソードなどは早く読んでよい

ではどういうところがゆっくり読むべきところなのでしょうか。それは、まずは結論です。ここがアピールポイントです。と明かすところはゆっくり読み印象付ける必要があります。あとは、根拠を示した後の「だからこういう能力が身についたのだと思います。」というところや、「この能力を○○に活かしたい」というところです。ここが自己PRのポイントになります。言い換えれば、エピソードなどは早く読んで良いということです。そうして緩急をつけましょう。

落ち着きのない素振りはNG

3分間など、時間が制限されている場合の自己PRは、ついつい時間を気にしてきょろきょろしたり、ソワソワしてしまいがちです。しかし、時間を気にして落ち着きのない素振りを見せてしまうと、かえって態度で悪い印象を与えてしまいます。そのような態度では、話している内容が良くても、面接官からの評価が下がってしまう場合があります。

多少オーバーしてもいいと思うくらいの気持ちで、一番伝えたい点をきちんと伝えることに意識を集中させましょう。緊張しやすい人は、事前にゼミの先生や先輩などに依頼して事前に面接の練習などをしておのがおすすめです。または、自分でタイマーを用いて練習するなど、工夫することで本番で緊張が和らぎ、落ちついて話せるようになります。

自己PRを3分で簡潔に伝えるためにはアピールポイントを絞って話すこと

以上、3分の間での自己PRを的確にこなすためのコツのご紹介でした。3分間での自己PRを適切にこなすためには、これだけのコツが必要になります。しっかり準備して、3分間の自己PRでも適切にアピールしていけるようになっていってください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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