面接対策

【長所で素直さをアピールするポイント】面接で使える例文付き

長所が素直とはどういうことを意味するか

談笑する二人の女性

「素直」という点が長所になることは想像できるけれど、なぜ長所になり得るのかはイメージが湧かないと感じる方も多いかもしれません。素直さが長所になる理由は、その「将来性の高さ」にあります。就職後、能力を身につけ成長していく可能性が高いと捉えられれば、企業に好印象を与えることができるでしょう。

それでは、長所として好感度の高い「素直さ」に企業はどんなものを求めているのでしょうか。素直さを長所としてアピールする際に気をつけたいポイント、また面接での効果的なアピール方法を具体例付きでみていきましょう。

企業の求める素直さとは

企業の求めている素直さとは一体何なのか、一見掴み所がなく感じられるかもしれません。しかし、正体が見えにくいだけで実は明確な点が示されています。

それは特に目新しいものではなく、ごく基本的な要素で構成されています。そんな「企業の求めている素直さ」を大きく3つのポイントにわけて、詳しくみていきましょう。

他者の意見も受け入れることができる

実際に仕事を進めて行く上では、協調性を持ち合わせていることが重要です。皆で力を合わせ最も良い方法を導き出していくことが最優先なので、自分の意見を主張するだけではなく、他人の意見を素直に受け入れる姿勢が求められます。

この能力が備わっていることで全員が納得する形で仕事が進められ、企業の成長につながるので、企業側にとってはとても好感度の高いポイントです。「話し上手は聞き上手」ということわざのように、他人の意見を柔軟に受け入れられる人物は仕事においてもよい結果を出せるのです。

自分の失敗を認めることができる

仕事で思いがけず失敗を犯してしまったとき、言い逃れをするのではなく自分の失敗を素直に認められることはとても貴重です。「自分は悪くない」の1点張りで自らの非を認めない人間は、せっかくの成長のチャンスを逃してしまいますが、素直な人間は一旦立ち止まって内省し、自分のどんなところが至らなかったのか冷静に分析し、次に活かすことが可能です。

この能力が備わっていると、他人からの指摘がなくとも自分のミスや失敗に気づき修正していくことができるので、仕事における成長も早いと受け取られます。相手の反応を見ながら「このくらいなら失敗ではないだろう」と他人の目線で判断するのではなく、厳しい目を持って自分を判断する力があることが、社会人としてしっかり務めが果たせるか否かの要になってくるのです。

自分の失敗を素直に認められると自然に「反省」の気持ちが湧いて来るので、この体験をふまえて次の仕事を改善していこうと努力します。この繰り返しが仕事のよい循環を作り、企業からの信頼感も増していきます。

企業の方針に賛同している

素直さを持ち合わせていると、企業の方針に反発せず、企業側の意向に沿って速やかな仕事ができます。様々な事柄に興味を持ち、敢えて反対の姿勢を取ってみたり工夫することも時には大切ですが、スピードや流れが重要な仕事の場合は、柔軟に対応できる「素直さ」が鍵となってくるのです。

極端な例だと、企業や上司の方針に賛同できないから辞職するといったケースもあります。企業側としてはもちろん長期的に勤務し力になってもらいたいと思っているため、このポイントでも素直さをアピールできると企業側も安心して採用を考えることができます。

効果的な自己PRには自己分析が必須!

就活生の中には「自己PRをしようにも、自分の強みがわからない・・・」と、悩んでいる人も多いでしょう。企業に自分を売り込むには、自己分析をして、あなたの強みを把握しておくことが大切です。

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素直さをアピールする就活生は多い

面接で自分自身の長所について聞かれることは非常に多く、面接官はその長所について、就活生の長所はどのようなところであるのか、その長所についてのアピールの仕方はどのような方法なのかなど、さまざまな観点からみていることでしょう。就活生が長所について事前に考えておくのは基本的なことで、その中でも素直さについてアピールをする就活生はとても多い割合を占めています。

こちらでは、他の人と差をつけるためにもどのように伝えるといいのかをみていきましょう。

別の言葉で言い換えるとより効果的

就活生にとって、どの企業で就職をするのかは今後の人生に関わることですので、就活生は全員面接の対策を十分にしてから望むでしょう。面接で長所を聞かれた時に、素直さをアピールする就活生はただでさえ多いとされているのに、ストレートに素直さを語るだけでは、他の就活生とエピソードにおいても大差がつくことがなく、面接官の印象にも残りにくくなってしまいます。

ここでポイントになってくるのが、別の言葉でいい換えるとより効果的に面接官へよい印象を残せる可能性が高まるということです。例えば、同じ素直さでも誠実な性格、人の話を聞くのが上手、人のいいところを取り入れるのが得意などといい換えることで、他の就活生との差別化を図れるため、よりよい印象を与えることができるでしょう。

企業によってはスキルより素直さを重視することもある

就活生にとっては、自分自身のスキルや経験、知識や学力などが優秀な方が面接で絶対に有利になると思っている人も多いかもしれません。実際には必ずしも優秀な方が有利というわけではありません。履歴書や自己PR欄を重要とする企業もありますが、いくら履歴書の内容が優秀であったとしても、その人自身が会社の一社員としてなじむことができないようでは、企業は実際に働く社員として迎えることは難しいといえるでしょう。

新入社員には、物事を教わる謙虚な姿勢や柔軟性が求められているため、企業によってはスキルなどよりも、素直さを重視することもあります。面接時点での自分のスキルや経験はすぐに変えることはできませんが、素直さを伝えることはできるため、面接のときに長所について聞かれた時に素直さと答える人は、事前にアピールすることを考えて準備しておくようにしましょう。

素直さを長所としてアピールする時の3つのポイント

それでは面接で素直さを長所としてアピールする際には、どのような点に留意すればよいのでしょうか。ここでは異なる種類の3つのポイントが鍵を握っています。

まずは素直さが長所になるという事実の裏付けになる「根拠のあるエピソードを盛り込む」、次に「素直さが長所になることのメリットを伝える」そして「長所としての素直さを仕事でどう活かせるか」といった展開でアピールすることです。次で詳しく紹介します。

根拠のあるエピソードを盛り込む

素直さを長所としてアピールする際は、具体的で根拠のあるエピソードを盛り込むよう心がけましょう。単に素直さを長所として述べても、具体的な例がなければせっかくのアピールポイントも、裏打ちすることができません。そうすれば面接官に微妙な印象を与え、その後の審査に影響が出る可能性も出てきます。

例えば大学のゼミや部活動で意見が割れた時、自分の意見にとらわれず他人の意見を尊重しながら最良の結果を導き出すよう努力したなど、身近な例でいいので、実際の体験を盛り込みましょう。よい印象を与えようと思うあまり、ストーリーを作り上げると、根拠がないエピソードと受け取られ、面接官の採用したいという意欲が萎えてしまうかもしれません。

具体的で根拠のあるエピソードを伝えると、通常は面接官から質問をされます。問題なく受け答えができるよう、予め予想を立てて準備しておきましょう。

素直なことにより生じるメリットを伝える

素直さを長所としてアピールする際、エピソードだけでなくそれによって得たメリットについても説明できるようにしておくとよいでしょう。

エピソードのみだと、その結果どのような学びがあり、自分が成長できたのか少々不透明ですが、メリットを説明することでさらに奥深さが増すため、口だけでなく行動に移せる人物だと、企業から信頼してもらえる可能性が高くなります。

例えば大学のゼミで教授から研究について指摘を受け、素直に従って行動した結果、発表で教授からもゼミ仲間からも「成長した」といってもらえるほど内容が改善したなど、エピソードから得たメリットがあると、グッと信頼性が増すでしょう。

仕事でどう活かせるか

これまで説明した中で最重要ポイントといってもいいのが、素直さを仕事でどう活かせるのかという点です。ここをしっかり述べられるようにしておくと、入社後のこともよく考えている学生だと面接官によい印象を与えることができます。

冒頭でお伝えした「将来性の高さ」をアピールできるのがこのポイントです。仕事でよい成果を出すためには、現在どれだけ能力を持っているかも大切ですが、状況に合わせ常に「成長していける力」がものをいいます。

いくら現在能力があっても、柔軟に物事を吸収し成長していく力と意欲がなければ、すぐに限界がみえてきてしまいます。やはり企業側は可能性・将来性のある人物を企業の発展のために求めているため、仕事でどうそれを活かせるのかまで説明できれば、熱意が感じられより一層信頼感が増すでしょう。

「素直さ」という長所が伝わる例文

ここで気になるのは、実際に長所としての「素直さ」を効果的にアピールすることができた例です。素直さが長所としてアピールできると知っても、実際どのような例があるのか知らなければ具体的なイメージを湧かせることができません。

そこでここでは「他人の意見を聞き入れることができる」「一つの意見に捕らわれず柔軟に対応できる」という2つの点から、長所としての「素直さ」を捉え、効果的にアピールできる例を紹介します。

他人の意見を聞き入れることができる

私の長所は頑なに自分の意見に固執するのではなく、他人の意見を聞き入れることができる点です。現在大学で写真部に所属し部長を任されているのですが、先日大学祭で展覧会を開くことになり、場所や日時決定に部員の意見が割れ、部長の私の進め方にも指摘を受けました。その時私はすぐに反論などするのではなく、一旦事態を客観的にみるようにし、部員の意見でよいと感じた点をふまえた新しい提案をしました。
その結果、部員全員が納得し、気持ちよくその後のプロセスを進めることができました。実際に社会に出て仕事を任された暁には、この他人の意見を聞き入れ最良の結果を導き出そうとする姿勢と能力が活きてくると考えております。

具体的なエピソードを交え、自分に備わった「素直さ」が面接官に伝わりやすいよう工夫がされているのが分かります。最後に入社後も見据えたコメントで締めくくっているため、好感度もさらに上がるでしょう。

一つの意見に捕らわれず柔軟に対応できる

私が自身の長所と考えるのは、一つの意見にとらわれず柔軟に対応できる点です。私は大学3年生時、母校の小学校で教育実習を体験した際、音楽の授業の担当になり、指導方法について指摘を受けました。大学入学後から得意な音楽をアルバイトで教えてきていたので、自分の指導方法には少々自信がありました。しかし経験豊富な先生の指摘に従うことがきっと自分を成長させてくれると信じ、素直に行動に移しました。
その結果、指導方法が格段によくなったとお褒めの言葉を頂くことができ、何事も柔軟な心で対応することが大切だと再確認いたしました。実際の仕事を始めた際も、チームでプロジェクトを進めて行く上で、力を発揮できると考えております。

こちらも具体的なエピソードを元に、自分の「柔軟さ」「素直さ」について分かりやすく解説しています。このようにことの経緯と結果が明確に示されると、面接官も採用後のイメージが湧き、しっかりと状況を分析できるという頼もしい印象を与えることができます。

自己分析をしておく

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素直さのデメリットを知っておこう

自分の長所だと思っていたことが、実は短所にもなりうることがあるという「長所と短所は紙一重」という言葉を知っている人も多いのではないでしょうか。言葉の通り、長所と短所は反対に転ぶと逆転することもある言葉とされています。素直さというと、長所でしかないといったイメージを持つかもしれませんが、実は素直さにも短所、デメリットは存在しています。

このデメリットを知っておくと、面接で短所について質問が来た時にも、素早く対応することができるでしょう。こちらでは、どのようなデメリットがあるのかをみていきましょう。

人の意見に左右されやすい

素直な人は人として信頼されやすい人でもあるためとても重要ですが、素直な性格ゆえに、人の意見に影響されやすいと思われることがあります。素直な人は、人からいわれたことを疑うことがなく、そのような考えもあるのか、信用している人がいうから間違いがないなど、言葉を素直にとらえる傾向があります。

相手と話をしていく中で、「人の意見を聞く」ということは必要なことですが、意見されたまま自分の意思がなく動いてしまう人は、人の意見に左右されやすいデメリットを抱えているといえるでしょう。

デメリットではなくメリットにするためには、「人の意見を真摯に聞いたうえで、その意見を取り入れる柔軟性がある」ということをアピールする必要があります。自分自身を見つめなおし、メリットとしてアピールできるようにしましょう。

真面目で融通が利かない

素直で真面目な人は、融通が利かない人と思われてしまうことがあります。素直さを持っているため真面目であるというのはとても印象がよいですが、こちらにも実はデメリットがあることを知っておきましょう。

素直で真面目な人は、一度信じた自分の信念ややり方を信じて、ひたむきに取り組むことが多いです。そのため、頑固と捉えられてしまうこともあります。「素直に自分の信じたことを貫く」というだけではなく、「他の意見を取り入れる大切さを理解している」とアピールすることが大切です。

長所が素直な人は態度にもあらわれる

採用担当者や面接官は人を見るプロです。いくら文章や口頭で「素直です」とアピールしていても、そうでないということは態度にあらわれてしまいます。仮に自分が素直ではないと感じてしまっていても、嘘をつくことだけは絶対にやめましょう。

逆に、素直ではないと口ではいいつつも、学生の態度をみて面接官が「この学生は素直だな」と捉える場合もあります。もっとも避けるべきは、自分をよくみせようと背伸びしすぎることです。ありのままの自分で臨みましょう。

面接でギャップがあるとマイナスの印象になる

いくら書類でいいことを書いていたとしても、いずれおこなう面接でそのアピールポイントが全くのでっちあげだったら、かなりマイナスの印象です。「まずは書類選考を通過しないといけない」と考えるのはわかりますが、自分ではない自分をアピールすると、いずれその分のギャップに苦しむことになります。

仮に内定をいただいたとしても入社後、そのギャップから早期退職に繋がってしまうということもあります。書類選考の段階から背伸びしすぎずに、今持っている魅力をそのままアピールしましょう。

ハキハキと明るく対応する必要がある

面接において一番やってはいけないことは、質問されたのにも関わらず長時間黙り込むことです。どのような質問であったとしてもハキハキと明るく対応しましょう。長時間黙り込むくらいであれば、もちろん限度はありますが、それこそ素直に「わかりません」という方がまだマシです。

素直であることを長所だと考えているのであれば、なおさらその対応が望ましいでしょう。また「元気」と「素直」というのは似ている点があります。元気で意地っ張りな人というのは少しイメージがつきにくいです。自分の素直さをアピールするためにも、質問に答えるときには言い訳をせずに素直に答える姿勢を示しましょう。

就活でアピールする時は具体的なエピソードも添える

「素直さ」を長所として面接でアピールする方法を、例文も含め解説してきました。最後に繰り返し強調しておきたいポイントは、アピールの際に「具体的なエピソード」を添えることです。

これによって面接官に採用後の具体的なアイデアを与えることができ、信頼性も出てきます。ですので、エピソードから得ることができたメリットも忘れず付け加えましょう。

就活の面接は、生身の人間同士が会話を通じてお互いの理解を深めるためにおこなわれるものです。実際に体験した事柄から、自分の「素直さ」を最大限に伝えられるのはどのエピソードなのか、客観的に考えてみましょう。

ここでお伝えしたポイントと紹介した2つの例文を参考に、ぜひ自分自身の持つ「素直さ」を効果的な形でアピールしてみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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