就活その他

キャリアプランシートメリットと作り方|3つのポイントに沿った作成例もご紹介します

キャリアプランシートを作るメリット

就職活動において、キャリアプランシートを作成する就活生は多く存在します。もちろんキャリアプランシートは就職活動を進める上で、非常に有効に作用するものです。しかしキャリアプランシートの意義はそれだけではありません。

社会人としてのその後の人生においても大きな意味を持つものなのです。ここではキャリアプランシートを作るメリットについて2つ挙げ、解説していきます。就職活動を成功させ、その後の社会人人生も豊かなものにしていくことが出来るよう、しっかりとメリットを理解し、作成を進めましょう。

取るべき行動が明確になる

キャリアプランシートを作成するメリットの1つ目は、自身の取るべき行動が明確になるという点です。就職活動を進める中で、「自分がやりたい仕事がわからない」と悩む就活生は多く存在します。それまで仕事について考えずに過ごしてきたわけなので、当然と言えば当然です。

そのような人にとってキャリアプランシートは、自身の今後を考える良い材料になります。やりたいことがわからない状態で、その時の気持ちで進路を決めてしまうと、後になって後悔するようなことになる恐れがあります。

キャリアプランシートを作成し、目先の気持ちだけでなく、5年後、10年後にどうなっていたいか、まで踏み込んで考えていくことで、自身の進むべき方向性が見えてくるのです。

物事を考えるときの軸になる

キャリアプランシートを作成するメリットの2つ目は、物事を考えるときの軸となるということです。就職活動では日々さまざまな情報に晒されます。その中で「こっちのほうが良いかな」「この業界にも魅力を感じるな」など色々と迷うことが多くあります。

そのようなときに、キャリアプランシートがあることで自身の軸を見失わずに、物事を見極め、自身に適した方向へ進んでいくことが可能になるのです。また同様のことが、社会人として働き出してからも言えます。

日々多忙を極める中で、「もう辞めたい」と考えてしまうこともあるかもしれません。キャリアプランシートはそのようなときにも、自身にとって適した選択が出来るよう、考えの軸となってくれるのです。

キャリアプランシートの作り方①仕事と人生のプランを書く

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キャリアプランシートというと、なんとなく仕事のことだけを書いておけば良いと思われがちです。しかし、それでは具体的なキャリアプランが作成できません。仕事は、常に人生と密接しているものであり、「人生でこうしたいから仕事をこうしたい」と思うものです。

そのため、仕事における将来のことを予測するのなら、今後の人生を予測することも欠かせないでしょう。キャリアプランシートを作成する場合、まずは大雑把でいいので、人生と仕事のプランを書いてみてください。

紙を縦と横で区切る

キャリアプランシートを作成する際は、仕事の事を書く欄と人生のプランを書く欄をそれぞれ儲けましょう。シートを縦に半分に切ると、分かりやすいキャリアプランシートが作成できます。そこから、1年後・3年後・5年後・10年後・20年後と、年ごとに横に区切ってください。そうして記入欄ができたら、後はそこに箇条書きで良いので、思いついたプランをドンドン書いていきましょう。

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キャリアプランシートの作り方②目標達成に必要なことを書く

ただのキャリアプランシートであれば、プランを書いて完成でも問題ありません。しかし、それでは就活に活かすことができず、いまいち良いものとはならないでしょう。キャリアプランシートを就活に活かしたい場合には、目標を達成するために必要なことを、それぞれの項目の下に書き足していくようにしてください。

必要なことが分かればより具体的に語れる

目標を達成するために必要なことが分かれば、就活の面接で質問に突っ込まれた際にも、具体的な内容が語れるようになります。具体的にイメージできていることが採用担当者に伝わると、応募者側からの熱意が伝わり、印象が良くなるでしょう。

キャリアプランシートの作り方③努力を書く

キャリアプランシートに必要なことを書いた後は、今している努力を書きだすのも大切です。明確なキャリアプランが見えてくれば、そのために何かしらの努力をしようという気になるでしょう。この際、「今していること」は「今からすること」でも問題ありません。長い目で見て必要なことでなく、今できることを、キャリアプランシートに書いていくのです。

面接で対応できるようにしておく

あらかじめキャリアプランシートを作成しておくと、面接での対応がしやすくなります。面接では、「今どんな努力をしているか」と聞かれることがたまにあります。そこで何も答えられなければ、「キャリアプランを叶えようという熱意はないのか」と、思われてしまうでしょう。そうならないためにも、「今している努力」を書いて、キャリアプランシートを完成させておいてください。

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キャリアプランシート例

     人生       仕事
 1年後 ・恋人を作る
∟身だしなみを意識する
・業務に慣れる
∟勉学に励む
∟勉強によるスキルアップ(実行中)
∟○○検定の取得が目標
 3年後 ・同棲する
∟恋人との仲を深める
∟2人暮らしように金銭感覚を調整する
・責任ある仕事を任されるようになる
∟クライアントを満足させるサービスを提供する
 5年後 ・結婚する
∟恋人の親に挨拶できる人間になる
∟貯金をする
・係長になる
∟リーダーシップを身につける
∟基本的な業務をそつなくこなす
 10年後 ・3児のパパ(ママ)になる
∟育児に積極的に参加する
∟PTA役員となる
・部長になる
∟業務をこなしつつ幅広い人間関係を築く
 20年後 ・マイホームを建てる
∟貯金する
・執行役員になる
∟業務・人間関係・プライベートにおいて完璧な人間を目指す

キャリアプランシートの例をご紹介しました。作り方の部分でご紹介したように「仕事と人生のプランを書く」「目標達成に必要なことを書く」「今している努力を書き出す」の3つを意識すると、簡潔かつ分かりやすいキャリアプランシートが作成できます。あまりごちゃごちゃしていると、採用担当者は読むのを面倒だと思ってしまうため、気を付けてください。

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人生設計シートの作り方|仕事とプライベートの両立を考えて就活や人生の計画を立てる方法

キャリアプランシートはエクセルでも作成できる

キャリアプランシートは、手書きだけでなく、エクセルでも作成することが可能です。エクセルを用いてキャリアプランシートを作成すれば、綺麗に罫線が引けるため、バランスが崩れる心配がありません。また、誤字脱字の修正も簡単にできるため、書き直しを繰り返すことも避けられるでしょう。

キャリアプランシートをエクセルで作成する際には、ひとめで内容が分かるように、文字の大きさや色に気を付けてください。セルの結合などを用いて、スペースを調整するのもポイントです。上手にエクセルを活用して、キャリアプランシートを作成しましょう。

キャリアプランシートは面接を想定した作りにしよう

就活で役立つキャリアプランシートの書き方をご紹介しました。就活でキャリアプランシートを役立てるには、面接を想定しながら作成することが大切となります。薄いキャリアプランシートは、就活において役に立たないと考えておきましょう。本ページの内容を参考に、面接を想定したキャリアプランシートを作成してください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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