履歴書

履歴書はA4を使うべき?就活生が迷いやすいサイズについて解説

就活で使用する履歴書のサイズとは

就活は企業にエントリーする際に必ず履歴書を提出しなければなりません。履歴書は非常に重要なもので、履歴書を見て面接に呼ばれるかどうかが決定しますし、履歴書の内容を見ながら面接が進んでいくということも多いです。

また新卒の就活では履歴書は手書きが一般的で、内容だけではなく文字の丁寧さなどからも人柄を判断するために手書きが好まれています。内容以外にも細かいところにまで注意が必要な履歴書ですが、さらに細かく見るのであればそのサイズにも目を向ける必要があるのです。履歴書のサイズを気にしない就活生は多いですが、そこまでこだわることで就活が有利になることもあります。履歴書のサイズにも注意を払い、細かいポイントを逃さないようにしましょう。

履歴書にはA4とB5しかない

履歴書のサイズにも注意を払うことで、就活が有利に進められる可能性があります。履歴書のサイズはA4サイズとB5サイズの2通りしかありません。A4やB5といっても、実際には2つ折りにしたときのサイズで呼ばれています。A4サイズ=A4の2枚綴り、B5サイズ=B5の2枚綴りになることも覚えておきましょう。

学校指定の履歴書はほとんどがA4

学校指定の履歴書は、コンビニなどで販売されている履歴書とは違い、新卒の就活生が使いやすいように作られています。そのサイズはA4であることがほとんどです。その理由は、限られたスペースで学生が効率よく自己アピールできるように工夫して作られているからです。

企業側からしても、市販の履歴書よりも学校指定の履歴書のほうが効率よく情報収集できるので、企業からの印象も良くなります。また、大学内で販売されている履歴書の方が、一般に比べてリーズナブルな値段で質の良いものが多いです。

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履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。
そんな時は履歴書のポイントを網羅した「履歴書完全マニュアル」を参考にしましょう。この資料を見れば、選考を突破できる履歴書をすぐに書くことができます。
実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。

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新卒の就活では大半がA4を使用

新卒採用で企業に送られた履歴書は、6割がA4サイズだそうです。大学指定の履歴書がA4であったり、就活サイトなどでA4をおすすめしているからだと言えます。

企業側でも、学生の他の書類と合わせて管理することが多いので、A4サイズの履歴書の方が扱いやすいようです。しかし、履歴書のサイズがA4ではないからという理由で、採用が有利になったり不利になったりするという訳ではありません。

A4の方が資格欄や自己PR欄など記入欄が豊富

A4サイズの方が、B5サイズに比べてサイズが大きくなっているので、書くスペースが広くなっています。そのためたくさんの文字が書けるようになっており、より自分をアピールすることができます。

特に志望動機や自分の強みなどは、同じ内容を書くにしても、少しでも多くの情報を書いて企業にアピールした方が、他のライバルよりも自分を印象づけることができます。

転職やアルバイト・パートの場合はB5が多い

転職の場合は、B5サイズの履歴書を提出する人も多くいます。その理由として、転職者の場合、志望動機や特技、趣味よりも、自分の持っているスキルのアピール、つまり自己PRで勝負する人が多いためです。企業側も新卒のように数が多くないため、面接で人柄や持っているスキルを測っています。履歴書の重症度が新卒に比べて少ないとも考えられます。

また、年配の方の転職やアルバイト・パートの場合、B5サイズの方が馴染み深いこともあるでしょう。アルバイト・パート用として売られている履歴書はB5サイズが多くなっています。

A4の履歴書はコンビニや100均でも購入可能

履歴書は、大学構内だけではなく、本屋さん、文房具屋さん、コンビニや100円ショップなどで売られています。「コンビニの履歴書はまずいのでは?」と思う人もいるかも知れませんが、コンビニでも大学でも、履歴書はどこで購入しても最低限の情報は同じです。

記入箇所ごとの大きさが違ったり、長所・短所欄がなかったりするだけです。履歴書事態に購入場所が書いてある訳でもないので、特にフォーマットが指定されていない場合は、コンビニで購入してもかまいません。

インターネットから履歴書をダウンロードする方法もある

履歴書はワードで一から作成して提出することで文書の作成能力をアピールすることも出来ますが、一から作成するのは面倒ですし、上手に作成出来ていないと文書の作成能力が低いとして余計なところでマイナスの評価を与えてしまうことがあります。そこで便利なのが履歴書のフォーマットをデータでダウンロードできるサイトを利用することです。

履歴書DoではJIS規格の一般的に販売されている履歴書と学生向けに編集された履歴書の2種類のデータをダウンロードすることが出来ます。ワードだけではなくPDFでもダウンロードが可能で、サイトにはワードで履歴書を編集する際の小技なども紹介されています。

A4判を印刷するときはコンビニを利用する

インターネットを使ってダウンロードした履歴書や手作りの履歴書を使う場合は、コンビニで印刷するのがおすすめです。自宅にプリンターがない場合や、履歴書を準備していてもいざという時に忘れてしまったという場合でもコンビニ印刷ができれば安心です。

そして、コンビニのコピー用紙でも内定に影響するということはありませんが、ペラペラの紙で文字が透けていたりすると、他の就活生と比べて恥ずかしい思いをするかも知れません。コピー用紙であれば厚めのものや上質紙などを使用した方が品格を良く見せることができます。コンビニに履歴書にマッチした紙がない場合は事前に用紙を持参することを確認してから行きましょう。

紙は上質紙で印刷する

履歴書をプリントする場合はペラペラのコピー用紙ではなく、ある程度厚みのある上質紙で印刷をすることが大切です。コピー用紙であっても形式に間違いがなければ問題はないのですが、ペラペラのコピー用紙で履歴書を提出してしまうと失礼にあたる場合があります。コピー用紙で印刷されているといかにも間に合わせという感じがしますし、お店で売っている履歴書とは質感が違いますので手抜きはすぐにばれてしまいます。

用紙一つとっても気を遣っているということが分かれば、いかに自分が真剣かということを企業に伝えることができるのです。志望度の高さは細かいところから伝わるので、印刷する用紙にも気をつけ、少しでもいい印象を与えるようにしましょう。

プリントする際はインクがかすれていないか確認する

履歴書をプリントする場合は項目や形式が既存のものとは違っていないかを確認することが大切ですが、何よりインクがかすれず綺麗に印刷出来ているかを確認する必要があります。紙の質感でさえマイナスの評価を与える可能性があるので、インクがかすれているのはさらにマイナスの評価になる可能性が高いです。またインクのかすれに気が付かないことで細かいところまで気を遣うのが苦手、詰めが甘いなどの印象を与えてしまう可能性もあります。

インクがかすれているとそれだけで履歴書の見栄えが悪くなり、履歴書の見栄えが悪いこともまたマイナスの評価に繋がりやすいポイントです。インクがかすれているだけで二重三重にマイナスのポイントが生まれてしまうので、書き始める前に必ずかすれている部分はないか細かくチェックしておきましょう。

コピペで使える自己PR文がかんたんに作れます

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郵送する時の注意点

履歴書のサイズにも内容にもしっかりと注意を払って完璧なものを完成させれば、やっと企業に提出になります。しかしここでも油断してはいけません。履歴書を企業に提出するには郵送をする必要がありますが、郵送するのにもいくつか注意点があります。注意点が守れていないとせっかく履歴書が完璧でもマイナスの評価を与えてしまう可能性がありますし、場合によっては企業に正しく履歴書が届かないということもあります。郵送した段階からマイナスの評価を与えてしまうと、履歴書を見る目も厳しくなったりネガティブな視点で見られてしまう危険性もでてくるでしょう。郵送についてもただ送れればいいというわけではありませんので、しっかりと注意点を守り、完璧な履歴書を完璧な状態で送ることを心がけください。

封筒のサイズは角型A4か角2号

履歴書のサイズでオススメなのがA4サイズなのかというと、A4サイズであれば折り目が付かないからです。しかし履歴書を入れる封筒が小さければ折っていれなければならず、それではA4の履歴書を使う意味がなくなります。履歴書を入れる封筒はA4サイズを折らずに入れる事ができる、角型A4か角2号を選びましょう。

封筒には様々なサイズがありますが大きすぎても小さすぎてもNGなので、事前に確認して用意をしておくことが大切です。小さすぎるのは折り目がつくので当然NGですが、大きすぎるのも封筒が邪魔になったり取り出したときに見栄えも悪く、不自然になるのでちょうどいいサイズを選ぶ必要があります。

二つ折りにしてクリアファイルに入れて郵送

クリアファイルに入れてから封筒に入れることで、雨に濡れるのを防いだり、郵送中の折れや汚れを防ぐことができます。また、クリアファイルに入れた方が丁寧な印象を与えますし、企業側がファイルごと管理しやすいというメリットもあります。クリアファイルに入っていないと採用されないということは決してありませんが、常識的なマナーとして覚えておくと良いでしょう。

また、クリアファイルを選ぶ際は、基本的に透明色のものにして、汚れや折れのない新しいクリアファイルを用意しましょう。

A4判を三つ折りにして入れるのはマナー違反

履歴書の中味にばかり気を取られていて、折り方な何でも良いと思っている人がいますが、これは良くありません。「折り方一つで?」と思うかも知れませんが、履歴書はできるだけ折らないようにするのがマナーとされています。正しくは履歴書が売られているときの状態(真ん中で二つ折り)で提出するのが正解です。なぜ二つ折りが望ましいいかというと、一般的なオフィスではA4サイズが標準になっていることが多く、履歴書を折りたたんでしまうと企業が取扱いしづらくなるからです。

採用担当者が扱いにくいと煩わしさを感じないようにするためにも、受け取った側が困らない配慮が大切です。

封筒の色は白

封筒には茶色と白色がありますが、履歴書を郵送したり、就活で使用するのは白色の封筒です。封筒に色分けがされているのは色によって用途が違うからです。茶封筒は親しい間柄の人に使用するものなので、封筒は必ず白色を使用するようにします。基本的には茶封筒は私信や企業内での領収書のやり取りに使われ、白色の封筒は企業同士の資料のやり取りや改まった場で使われるものだということを覚えておきましょう。

企業によっては封筒の色は気にしないというところもありますが、厳しく見ている企業はありますし、公式な場で使用される白色の封筒を使うことで志望度の高さを伝えることも出来ます。また白い封筒の方が見栄えも良く、就活生のフレッシュさをアピールすることも出来るので、白い封筒は必ず家にストックしておくようにしましょう。

郵便局の窓口から郵送すると確実

封筒のサイズ、色を決めればいよいよ切手を貼ってポストに投函ですが、この切手についても充分に注意が必要です。切手が正しく貼られていなければ企業に届くことはありませんし、料金不足で届いてしまうと企業にお金を代金を支払わせてしまうなど失礼なことにもなってしまいます。

簡単なことですが非常に重要なポイントです。切手は心配だからといって多めに貼るのはNGです。封筒のサイズを確認するのはもちろん、念のために重さも測って料金を確認して郵送しましょう。それでも不安なのであればポストに投函するのではなく、郵便局の窓口などで送ってもらうという手もあります。窓口に行けば郵送するのに必要な切手を正しく貼ってくれるので、時間にも余裕がありどうしても心配だという場合は窓口を利用するといいでしょう。

就活ではA4の履歴書を使用しよう!

履歴書は内容について充分に練り込んで書き上げる必要がありますが、履歴書そのもののサイズについても注意して選ぶ必要があります。A4とB5の2択で、どちらを使っても基本的に問題はありませんが、ベストなのはA4の履歴書を選ぶことです。A4を選ぶことで履歴書に折り目をつけることなく綺麗なまま企業に届けることが出来ますし、B5に比べて書ける部分も多いというメリットがあります。

小さなメリットではありますが、それが就活をどのように左右するか分かりません。他の就活生と評価が均衡した場合、そんな小さなポイントが合否を分ける可能性もあるので、悔いを残さないためにも細部にまでとことんこだわる必要があります。履歴書のサイズ一つが選考に大きな影響を与えるわけではありませんが、小さくても影響するのは確かです。

就活は小さなことの積み重ねが大切なので履歴書のサイズ選びからこだわり、就活を有利に進めていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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