履歴書
【略歴とは】新卒の履歴書における略歴の意味と書き方のポイント
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目次
略歴とは何か知らない学生は多い
略歴とは何かを知らない学生は多く、履歴書などに記載する際に困っている人はたくさんいます。略歴は履歴書だけではなく、エントリーシートなどで求められることもあるので、正しい書き方を理解しておかなければなりません。履歴書は細部までチェックされています。略歴も当然見られています。
略歴の内容からもさまざまなことが評価されていて、内容だけではなく正しい書き方ができているかも評価されています。略歴であろうと、正しく書けていなければマイナスの評価になってしまい、履歴書は細部まで間違いなく書かかなければなりません。細かい点にまでこだわって履歴書を作成することが、就活攻略の第一歩になりますので、正しい略歴の書き方を知っておきましょう。
就活中に持った疑問は必ず解決しよう!
エントリーシートや履歴書なども書くのは初めて、という方も多いはずです。就活の中で生まれる疑問を「多分、こういう意味だろう」と曖昧に解釈してしまうと、「不合格」という憂き目にあってしまう可能性が高くなります。
こういったことからも、就活中に感じた疑問は必ず解決しながら進めていくことが大切です。特に企業側に一番最初に提出することになるエントリーシートや履歴書、それにともなう略歴などは名刺代わりのようなものですので、曖昧な解釈のままで書いてしまうと、大きな失敗を招きかねません。
履歴書マニュアルを確認してください
履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。
そんな時は履歴書のポイントを網羅した「履歴書完全マニュアル」を参考にしましょう。この資料を見れば、選考を突破できる履歴書をすぐに書くことができます。
実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。
履歴書に書く「略歴」の意味
これから履歴書につける略歴の書き方を見て行きますが、そもそも一体「略歴」とは何なのでしょうか。「学歴+職歴」を略歴として扱う事もあれば、「学歴」「職歴」「略歴」を別のものとして扱う事もあります。
特に指定がない場合は、「学歴+職歴」を書くことで、ある程度の情報を相手側に伝えることが可能です。しかし、略歴そのものは、生まれてから現在までの経歴を指すことからも、その提出する履歴書のフォーマットに応じて書いていくことが正解となります。
学歴と職歴の総称を指す
中途採用試験などで提出を求められる略歴には、生まれてから現在までの意味を指す意味もありますが、新卒の就活においての略歴は学歴と職歴の総称を指すことがほとんどです。学歴と職歴の総称を指しはしますが、その2つを混在して記入してはいけません。
1行目の中央に「学歴」と書き、2行目から出身学校名を記入していきます。もしも、卒業後に学校名に変更があった場合には、()をつけて、その中に現在の学校名を記入してください。学歴の他に職歴がある場合は、やはり行の中央に「職歴」と記入し、次の行から職歴内容を記入していきます
フォーマットによってはどちらかひとつ
提出する履歴書のフォーマットによっては学歴のみで、職歴は別枠になっている場合があります。その場合は、履歴書のフォーマットに従って書くことが大切です。学歴の欄には学歴を、職歴の欄には職歴を、フォーマットに従って記入していきましょう。
最もやってはいけないのは、学歴と職歴を混ぜて書くことです。もしも1度大学を卒業して社会人になり、その後に再度大学院等に進んだ場合でも、学歴は学歴、職歴は職歴で分けて書いてください。
略歴と経歴の違い
略歴と似た言葉に、「経歴」があります。略歴と経歴の違いが分からないという就活生も多いのではないでしょうか。この2つの違いについてきちんと理解しておきましょう。
経歴とは、自分が今までに経てきた仕事や専攻していた学業、地位などを示すものです。つまり、経歴は「相手が知りたいこと・自分が伝えたいこと」の詳細を指し、略歴は自分が今に至るまでたどってきたおおまかな変遷のことをいいます。
例えば、職務経歴書というものは、自分がどのような会社でどのような役職だったのかを記すものです。大体の経歴を意味する略歴を、簡潔にまとめてそのまま書くのは間違いといえます。
略歴と経歴の違い
略歴と似た言葉に、「経歴」があります。略歴と経歴の違いが分からないという就活生も多いのではないでしょうか。この2つの違いについてきちんと理解しておきましょう。
経歴とは、自分が今までに経てきた仕事や専攻していた学業、地位などを示すものです。つまり、経歴は「相手が知りたいこと・自分が伝えたいこと」の詳細を指し、略歴は自分が今に至るまでたどってきたおおまかな変遷のことをいいます。
例えば、職務経歴書というものは、自分がどのような会社でどのような役職だったのかを記すものです。大体の経歴を意味する略歴を、簡潔にまとめてそのまま書くのは間違いといえます。
新卒の略歴とは
新卒に求められる略歴は、ほとんどの場合が「学歴」になります。新卒者は社会人経験がないことがわかりきっているからです。新卒にも関わらず、職歴の提出を求められるというケースは、企業側のミスであることが多いと言えるでしょう。中途採用と新卒採用を同時に行っている場合に、中途採用者用のフォーマットを新卒者に送ってしまうなどのミスが生まれることがあります。
しかし、企業側から履歴書と職務経歴書の提出を求められているわけですから「書かないのは失礼なのではないか」「何か他に意図があるのではないか」という不安や疑問を感じてしまうのは当然です。このような場合は、必ず採用担当者に確認をとってみましょう。
企業側のミスではなく、あえて職歴経歴書の提出を求めている場合も実際にあります。時々、質問をすること自体が失礼なのではないかと考える方もいるようですが、聞き方さえ失礼な事をしなければ、全く問題のない事ですので、安心して確認をとりましょう。
高校~大学までの学歴
学歴を記入する際に「卒業中学から書く」という意見や、「卒業した高校から書けばよい」という意見があります。新卒者の場合は中学以前の学歴の記載の必要はなく、高校~大学までの学歴を記載すればいいです。学校名は略さず、正式名称で書きましょう。
また、1~2年の浪人や留年期間があるなどの学歴のブランクは特に記入する必要はありません。しかし、休学期間が長期であったり中途退学があったりする場合は、必ずその理由を面接で聞かれます。そういった場合に備えて、あらかじめ学歴書に理由を記入しておいても問題ありません。
特にやむを得ない事情での退学の時は、理由を書いておいた方が印象がよくなります。日本での学歴は、基本的に古い順番に書いていきます。中には大学を卒業後、別の大学や専門学校などに入り直して資格を取る方もいます。そのような場合、学歴は「古い順」ではなく「低い順」に書くようにしてください。
企業の指定に従って記入する
新卒の場合は、略歴として高校から大学の学歴を書くのが一般的ですが、企業によっては学歴の書き方が指定されている場合もあります。企業からの指定があれば、中学校から、あるいは小学校から学歴を記入する必要がありますので、指定がないか必ず確認しておきましょう。企業からの指定が守れていなければ指示が守れない、注意力散漫などのマイナスの印象を与えてしまいます。
書き忘れがあると選考でも不利になってしまいますので、指定は必ず守らなければなりません。また小学校や中学校から学歴を書く場合は、基本的には卒業だけでOKです。高校や大学については入学と卒業の両方を書かなければなりませんが、義務教育の場合は卒業だけでOKですので、これお覚えておきましょう。
職歴は「なし」だが略歴ならアルバイト経験を書くのもアリ
企業を受ける際に必要になってくるのが履歴書と経歴書ですが、新卒の職歴は基本的に「なし」と記入すればよいです。ほとんどの学生は、アルバイト経験を持っているかと思いますが、アルバイトは職歴に含まれません。しかし、稀にではありますが学生のアルバイト経歴が見たくて職歴書の提出を求めてくる企業もあります。
その場合も考慮して、職歴書の提出を求められたら「企業側の間違えだ」と決めつけずに、採用担当者に確認をとりましょう。また、基本的にアルバイトは職歴としては認められませんが、職歴欄のない履歴書でならば略歴としてアピールすることは可能です。
原則として1年以上続けたアルバイトならば、記入しても問題ありません。また、そのアルバイトが提出企業先に関係のあるものならば、かなりにアピールポイントになります。意外と知られていないことなので、覚えておくと得な内容です。
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自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?コピペで使える効率的に受かりやすい自己PRを作成することができます。
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作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
略歴を書く時の5つのポイント
略歴は、提出企業先から求められている情報を的確に伝える事が必要です。しかし、そうは言ってもただ書けばよいというものでもありません。一番最初に企業と対面することになる書類ですから、しっかりとアピールもしたいです。ここでは、略歴の書き方で意識するべきポイントを5つご紹介します。ご紹介する5つのポイントを意識しながら、好印象を与える略歴書を書いてみましょう。
①文字は楷書で丁寧に
略歴書の作成方法としては、パソコンで入力するものと、手書きで専用の用紙に記入するものの2種類があります。パソコンで作成する場合は、誤字脱字さえ気を付ければ問題なく書けます。しかし、手書きとなるとそうはいきません。上手な文字であることに越したことはないですが、例え下手な文字でも「きちんと書いている」ことが重要です。
文字は崩さずに楷書で丁寧に書きましょう。文字の大きさも揃え、採用担当者に「読みやすい」印象を持ってもらえるようにして下さい。また、字の潰れやかすれに注意が必要です。インクが薄くなっていたり、滲んで文字が潰れてしまっていたりしては「この学生は手抜きをしている」という最悪の印象を持たれてしまいます。
②西暦と和暦は履歴書内で統一する
和暦:平成31年 〇月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業見込み
西暦:2019年 〇月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業見込み
卒業年度や入学年度を記入するときには、「和暦」か「西暦」のどちらかで統一してください。和暦と西暦が入り混じって書かれていると、採用担当者への悪印象を与えてしまいます。年数の書き方としては「和暦」「西暦」のどちらを選んでも問題はないですので、略歴を書き始める前に、どちらで書くかを決めて統一して書くようにしましょう。
また、入学年度や卒業年度を覚えておらず、曖昧な年度で書いてしまう人もいます。もしも、その記入した年度が違っていた場合は、採用担当者に嘘をついた事になりますし、場合によっては経歴詐称と判断されかねません。現在はネットなどで、生まれた年から卒業年度を割り出せる早見表がありますので、きちんと調べてから正しい年度で記入をしてください。
③全て正式名称で記載する
履歴書に学歴などを記入するときには、学歴は略さず正式名称で記載する必要があります。例えば「高校」は「高等学校」という正式な名称になりますし、「(株)」は「株式会社」と書かなければないけません。履歴書は公式の書類なので、略歴に限らず全て正式名称で記載する必要があるからです。
もちろん、学部名や学科名を省略して書くこともよくありません。毎年多くの受験者の履歴書を見ている採用担当者ですので、大学名や高校名だけで、どんな学部や学科があるかを言えることも多いです。その時に、学部名などを省略していることが伝わってしまうと「この学生は誠意がないな」と思われてしまうでしょう。
最悪、学科を省略してしまったことでアピールの場を失い、落とされてしまう可能性もあります。履歴書は略歴書も含め、公的な書類であり自分をアピールする書類でもあることを忘れずに、きちんと正式名称で記入してください。
④略歴の最後は「以上」
略歴の締めくくりとして、以上であることを明確にする必要があります。これは、「お伝えしたいことはこれで全てです」という意思表示にもなります。一番よくない書き方としては、「以上」も何もなく略歴を終わらせてしまうことです。
締めくくりがないと、「まだ続きがあるのか?」と相手に思わせてしまいます。ビジネスにおいては、相手に余計なことを考えさせたり、手間をとらせたりすることはタブーです。そういったことを踏まえて、必ず略歴の最後は「以上」で締めくくるようにしてください。
⑤「在学中」ではなく「卒業見込み」と書く
学歴を書く際にもうひとつ気を付けたいことは、学校に所属している状況の記入方法です。現在の状況を記載するときには必ず、「卒業見込み」としましょう。これは、履歴書やエントリーシートを提出するときには必ず注意してください。「在学中」は、在学しているという意味の上では間違いではありませんが、就活では履歴書などには使うべきではないワードです。
その理由は、在学中と書いてしまうと、「果たして卒業できるのだろうか?」という疑問を持たれる可能性があるからです。「きちんと授業に出ていて単位も取得しているので、来春に無事に卒業できる見込みです」という状態であれば、「卒業見込み」と書くのがベストと言えます。
略歴の記入の仕方サンプル
ーーーーーー学歴ーーーーーー
平成○○年 4 東京都立○○高等学校 入学
平成○○年 3 東京都立○○高等学校 卒業
平成○○年 4 ○○大学○○学部○○学科 入学
平成○○年 3 ○○大学○○学部○○学科 卒業見込み
ーーーーーー職歴ーーーーーー
なし
以上
学歴と職歴は分けて書く必要があります。学歴は高校入学から書きます。高校名は正式名称で書き、「高等学校」と表記してください。現在通っている大学まで書いたら、在学中ではなく「卒業見込み」とするのが正しい書き方です。入学・卒業した年は、西暦か和暦で統一します。数字は読みやすいように丁寧に書いてください。
職歴は、正社員として就職した経験がない場合は「なし」と書きます。従ってアルバイトやインターンは職歴に含めることができませんので、就活生は全員「なし」という記載になります。最後に「以上」と書くのを忘れないようにしましょう。
略歴とはこれまでのあなたの経歴
略歴は、今まで自分が何をしてきたのかを端的に伝えることが出来る経歴書です。自分自身がどんな魅力を持っているかを、企業側に伝える事のできるツールとも言えます。略歴書や履歴書を書く際には、自分自身を見つめ直すことが有効です。
自分を見つめ直すことによって、自分がどんな資格を持っているのか、どんな事をしてきたのか、どんなことができるのかを整理できます。そうすると、自分自身の長所も見えてきますので、その長所と略歴を結びつけることが可能になるはずです。
長所と資格と略歴が結びつけば、それは当然魅力的なものとなり、採用担当者にアピールするものとなっていきます。履歴書や略歴書は、その後の面接試験での質問の「基」になるものです。書類の段階であなた自身の魅力を最大限にアピールすることが必要ですので、このチャンスに自分自身を見直し、より魅力的な略歴書を書き上げて下さい。