業界研究

飲料メーカーの志望動機で入社意欲を表現する書き方|例文5選もご紹介

業界理解を深めて志望企業を選定しよう!

飲料業界を志望している就活生にまず必要なのは、業界理解を深めることです。飲料業界がどういった業界なのかを知らずに、志望企業を決めることはできません。まずは飲料業界がどういった業界なのかを知り、その上で飲料業界にある企業の中で志望する企業を選定しましょう。

飲料品を消費者に届ける飲料メーカー

私達にも馴染み深いコンビニや自動販売機で売られている飲料は、全て飲料メーカーによって製造されています。飲料メーカーは、消費者の手に直接渡る商品を製造していくのが主な事業内容となります。普段、何気なく飲んでいる飲料が作られるまでには、飲料メーカーのたゆまぬ努力があってこそです。飲料メーカーは消費者が満足する商品を常に追求しています。

実際の業務内容とは

飲料メーカーにおける職種は製造だけではありません。商品の開発やパッケージデザインなどをおこなう職種や、生産効率を高めるために生産技術や製造設備の開発などを手掛ける職種や、営業職や事務職もあります。やりがいや目標などを知っておけば、飲料メーカーにおいて、どのような職種に就きたいのかも明確になることでしょう。ここからは、飲料メーカーにおける職種について詳しく説明してきます。飲料メーカーにおけるそれぞれの職種について理解を深めましょう。

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企画・開発

企画・開発とは、商品のパッケージやデザインの開発をおこなう職種になります。商品のパッケージやデザインは商品の売れ行きに大きな影響を与える要素のひとつであり、市場調査やマーケティングの結果をもとに、消費者のニーズを理解することが大切です。

自分の視点でいいと思うかどうかではなく、消費者が何を求めているのか、どういった商品に好感を抱くのかなどマーケティングの視点が重要になるため、市場の流れを俯瞰で見る必要があります。企画・開発された商品が店頭に並べば、あとは消費者の反応を待つしかありません。

爆発的に売れる商品になり、将来的に不動の地位を築く定番商品になる可能性もあるのです。自分が企画・開発した商品が店頭に並ぶ様子を見てみたいという人にとっては、魅力的な職種でしょう。しかし、企画・開発は、商品の売り上げを大きく左右する職種でもあるので、やりがいもありますが責任も大きな職種です。

エンジニア

飲料メーカーにおけるエンジニアの仕事は、生産効率を高めるために、生産技術や製造設備の開発や改良をおこなうのが主な仕事となります。飲料メーカーでは日々様々な機械が稼働しているのですが、不良品や消費者が満足できない商品を作ってしまう機械では、稼働させている意味がありません。

製造設備がストップしてしまうようなことがあれば、コンビニなどの店舗に卸している商品を提供することもできなくなってしまいます。そういった事態になれば、飲料メーカーの損失は莫大なものです。消費者として飲料を手に入れられることが、当たり前のように感じることもあるかもしれませんが、この当たり前は飲料メーカーのエンジニアがいてこそのものでしょう。

飲料メーカーの生産技術も進化を続けていますが、これもエンジニアの手によるものです。エンジニアが手掛けている仕事は、消費者からは見えにくい部分ではありますが、エンジニアがいなければ飲料メーカーは成り立たないといっても過言ではないでしょう。

事務

当然ではありますが、飲料メーカーにも事務職が必要です。飲料メーカーは、コンビニやスーパーなどの小売店との取引だけではなく、原料メーカーなど様々な企業との取引があります。そのため、資料作成や来客対応など、事務作業全般を担当する事務職が必要不可欠なのです。

事務職においては資料作成、契約書などの書類作成のほか、電話・来客応対やメール応対、郵便物の仕分け、ファイリング・データ集計などの事務作業が事務職の仕事になります。就職するにあたり、特別な資格などを求められることはありませんが、来客や電話対応に丁寧に対応できるビジネスマナー、事務処理能力や事務処理をおこなう際の正確性やエクセル・ワードなどのパソコンのスキルなどを持っているのが望ましいでしょう。

営業

飲料メーカーにおける営業職の主な仕事内容は、コンビニやスーパー、飲食店などを中心に商談をおこなうことになります。いくらいい商品があったとしても、コンビニやスーパー、飲食店などの小売店に卸すことができなければ利益は発生しません。つまり、飲料メーカーの営業職にとっての顧客は、コンビニやスーパー、飲食店などの小売店になるのです。

また、顧客のニーズや需要を開発側に伝えることも大事な仕事になります。営業が伝えた顧客のニーズや需要を元にして、開発側は新商品や既存の商品のリニューアルなどをおこなっていきますので、間違った情報を伝えるようなことがあってはいけません。

営業職としてのやりがいとしては、やはり契約が取れたときでしょう。何十年ものキャリアをもつベテランも、仕事を始めたばかりの新人も、契約を取れたときに営業の面白さを感じるものです。また、様々な企業や多くの人と接する機会も多いので、コミュニケーションスキルの向上も見込めます。

飲料メーカーの就職状況

飲料メーカーの採用人数や近年の就職状況は、どのようになっているのでしょうか?コカ・コーラやサントリーなどの大手飲料メーカーのほとんどが、毎年新卒採用をおこなっています。しかし、採用人数は決して多いとは言えません。飲料メーカーの例年の新卒採用数は、全ての募集職種を合わせて50~100名以下となっており、希望の職種に絞ると採用数はさらに少なくなります。

飲料メーカーは知名度が高く、給与や福利厚生などの待遇も整っているため、志望する学生が集中しやすい業種です。その人気の高さと採用人数の少なさから、飲料メーカーへの就職は狭き門となる場合が多いようです。

飲料メーカーで働くためには

飲料メーカーに就職するために、特定の資格やスキルを求められることは少ないです。しかし、営業職の場合、入社までに普通運転免許を取得するよう指示される場合がありますので、事前に確認しておくといいでしょう。飲料メーカーの社員を志望する場合、Webテストや面接などの採用試験を受験する必要がありますので、その対策もおこないましょう。

新卒の募集職種は、大きく分けると技術職と事務・営業職があります。一般的に、技術職では理系の学生を対象とし、事務・営業職は全学科全学部の学生を対象としている企業が多いです。また、企業によっては、一般職と総合職の区分で採用をおこなっている場合もあります。同じ飲料メーカーでも、企業によって募集職種や区分は異なるため、志望する企業の募集要項をチェックしておきましょう。

飲料メーカーに向いている人材

飲料メーカーの社員に向いている人材には、どのような特徴があるのでしょうか?まず、「食」に興味があることが前提です。私たちが生きていく上でなくてはならない「食」を通じて、多くの人々を幸せにしたいという思いがある人は、飲料メーカーに合っていると言えるでしょう。

次に、飲料物に関わるにあたって、その安全性を追求できる誠実さが求められます。飲料物は人の体に入るものですから、安全で安心なものでなければいけません。もし、商品に体を害するものが混入していたら、企業全体が信頼を失います。

したがって、飲料メーカーの社員には、顧客のことを第一に考えて行動できる「誠実さ」が重視されるのです。また、近年の飲料メーカーは海外へ事業を展開する企業が増えています。そのため、社員に対しても自主的に世界に向かって挑戦していく「チャレンジ精神」も求められているといえるでしょう。

飲料メーカーの志望動機の作り方

就活において重要になってくるのが志望動機です。どこの業界でも使える志望動機というのはありません。その業界によって、志望動機というのは変わるべきなのです。では、どういった形で志望動機を作ればいいのでしょう。ここからは、飲料メーカーの志望動機の作り方をご紹介していきます。

なぜ飲料メーカーなのかを明確にする

志望動機を作る際に重要になってくるのは、なぜ飲料メーカーなのか?という点です。他の業界でも使える志望動機を作ったとしても、飲料メーカーの選考を突破するのは非常に難しいでしょう。

志望動機を作る際には、メーカーというモノ作りの分野の中でも「なぜ飲料メーカー」なのかを、原体験を元に説明することが重要になってきます。自分自身と志望する飲料メーカーの商品やサービスとの、関係性がわかる原体験を織り込むのが望ましいでしょう。

入社後は何をしたいのかを伝える

飲料メーカーには前述したように、様々な職種がありますが、入社後にどんな業務をしていきたいのか、将来どうなりたいのかというビジョンを伝えることも、非常に重要になります。就活生が誤解しがちなことではありますが、就活は企業に入社することが最終目標のようにも見えますが、企業側は入社後にあなたがどういった活躍をしてくれるのかを期待しているのです。

ただ漠然と入社することだけを目標としてしまうと、入社後のビジョンを伝えることは難しくなってしまいます。どんな職種であれ、企業に入社したあと、どういった働き方で、どういった成果を上げたいと考えているのかを、自分の中で明確にしておくことをお勧めします。また、面接でそういった入社後のビジョンをしっかりと伝えるようにすれば、選考を突破できる可能性も十分に上がることは間違いありません。

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作った志望動機は選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される志望動機を完成させましょう。

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志望動機例文5選

例文①

飲料とは人間にとって不可欠なものですが、美味しさや味のバリエーションといった様々な付加価値を与えることで、美味しさへの驚きや刺激、そして楽しさを人々に届けられるものだと私は考えています。
私は貴社製品を小さい頃から飲んできました。その美味しさを感じたことで、日ごろから飲むようになり、私の日常の中に溶け込んだ商品といえます。この経験から、人々の日常の中にあって、美味しさや楽しさを与えられる飲料を開発したいと思い貴社を志望しました。

原体験を元にしたエピソードが「私は貴社製品を小さい頃から飲んできました。その美味しさを感じたことで、日ごろからそれらを飲むようになり、私の日常の中に溶け込んだ商品といえます。」という部分になります。

小さいころから商品を愛飲してきたことで、自分の日常のすぐそばにある商品であることを訴えています。自分にとって商品がどういう位置づけで、なぜその商品を作っているメーカーを志望しているのかが、わかりやすい例文です。

例文②

飲料を通して人々の生活を豊かにしたかったため志望しました。飲料は生活に欠かすことのできないものです。しかし、ただの水でも生活していくことはできます。それでも、もっとおいしい飲料があることでプラスアルファの価値を生み出し生活を豊かにすることができます。
私も実際にその経験をしており、部活終わりに貴社の商品を飲むと、疲れも吹き飛び幸せな気持ちになりました。このように、貴社での仕事は、私たちの生活にプラスアルファを提供し続け生活を豊かにできるものだと思っています。
数ある飲料業界の中でも貴社を志望した理由は、自分が全力でお勧めできる商品があるということです。このような商品があることによって、自信を持って世の中に商品を提供することができると考えます。

こちらの例文2の志望動機では、「部活終わりに貴社の商品を飲むと、疲れも吹き飛び幸せな気持ちになりました。」という部分が、自分の原体験を元にしたエピソードとなります。そして、その原体験を元に志望した理由を「自分が全力でおすすめできる商品があるということです。」と説明していきます。自分自身と商品の繋がりを明確にしたうえで、志望動機としているため、選考でも好感を得ることができるでしょう。

例文③

私は、貴社の商品の魅力をもっと多くの人に知ってほしいと考えており、そのため貴社を志望しております。私は、貴社の製品の中でも特に〇〇ビールに魅力を感じており、プライベートでもよく飲んでいます。居酒屋で接客のアルバイトをしていたのですが、お客様にもこのビールは圧倒的な人気を誇っており、貴社のビールを囲って多くの方が笑顔になっていました。
〇〇ビールは社会人の明日への活力として愛されており、私はこれをより広く広めることで日本の元気を促進することが出来ると考えています。○○ビールをより多くの方に広く愛飲してもらうべく、営業事業部にて貢献していきたいと考えております。

この例文のポイントは具体的な仕事内容まで踏み込んで述べられている点です。志望動機を述べる際、「貴社の〇〇という点に魅力を感じました」だけしか述べない就活生も多くいます。しかしそれだけではアピール不足です。

この例文のように、「より多くの方に広く愛飲してもらうべく営業事業部にて貢献していきたい」という点まで踏み込んで述べることで、「本当に自社で働きたいのだな」と、採用担当者に自身の志望度の高さを伝えることが可能になるのです。志望動機では、自身の入社への熱意を伝えることが重要になります。その点を意識して作成できている点がいいと言えるでしょう。

例文④

スポーツ飲料でトップのシェアを誇る貴社であれば、子どもから大人の健康増進に貢献できる商品を開発できると感じたためです。私は、学生時代にゼミ活動の一環でインドの住環境の現地調査を行ったことがあるのですが、その中で飲料が与える健康への影響を痛感しました。
飲料は人々の生活にとって欠かすことの出来ないものであり、それを支えていくことで、人々の健康をサポートしたいと考えています。日本のみならず世界中の人々の健康を守るべく、今までにないスポーツ飲料の商品開発に貢献したいと思っており、そのため貴社において働いていきたいと考えています。

この例文では、その業界を志望するに至った背景が具体的なエピソードに沿って説明されており、その点が良いと言えるでしょう。何故その業界を志望したのか、が不明瞭であると、志望動機全体の印象が悪くなってしまう恐れがあります。

この例文での「インドの現地調査」のように、その業界を志望するようになったきっかけについて述べることで、「本当に飲料に関わりたいのだな」と、採用担当者に伝えることが可能になるのです。志望動機を述べる際、その企業について傾倒して述べることになるでしょうが、その業界を志望した背景についても適度に触れるようにしましょう。

例文⑤

私は人々の生活に欠かせない飲料に関わる仕事をして、生活にさらなる刺激や潤いを与えたいと思い、飲料メーカーを志望しています。私は学生時代に飲料メーカーでインターンを行った経験から飲料の奥深さを実感しました。
自分の中でこれしか飲まないと決めている人も多くいると思いますが、そのような人達からも求められる魅力的な商品作りをして飲料の奥深さを知ってほしいと、インターンの経験から考えるようになったのです。
貴社は、新商品の開発に力を入れており、年次に問わず新商品のアイデアを述べる機会が整備されています。そのような環境において、自宅でくつろぐときやお祝い事など、シーンに合った新しい飲料を提供して貴社の業績アップに貢献したいと考えています。

この例文のポイントは、新商品開発への熱意が伝わる例文となっている点です。飲料メーカーは就活生に人気の業界であり、そのため競争率も高いものになります。競争率が高い中で、志望動機において他のライバルたちよりも優位に立つためには、自身の入社に対する熱意をしっかりと伝える必要があるのです。

この例文では、「商品開発」という仕事に携わり、「シーンに新しい飲料」を提供したいというキャリアプランがしっかりと述べられており、それにより入社に対する熱意を効果的に伝えることが出来ているのです。

飲料メーカーの志望動機は業界・企業研究が大切

飲料メーカーについてご紹介していきました。メーカーに就職したら、近い将来あなたの作った製品が一般化される可能性も十分にあります。そんな未来を掴むためには、まずは就活を突破しなければいけません。まずはなぜ飲料メーカーなのかを明確にして、しっかりとした志望動機を作成しましょう。飲料メーカーの中にも様々な職種がありますのでインターンへの参加もお勧めです。将来、自分がどういった仕事をしているかビジョンを明確にして飲料メーカーへの内定を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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