業界研究

【業務内容とは】事業内容や職務内容との違いと人気の業界5つ

そもそも業務内容とは

就活をしていると、普段は使わない言葉を目にしたり、耳にしたりすることも多いです。ビジネスでよく使用される言葉として業務内容がありますが、そもそもこれがどのようなものか把握できていない人もいるでしょう。

業務内容とは、企業がおこなっている事業の中で、細分化された業務を示す言葉です。簡単にいえば部署ごとにおこなう仕事が業務であり、営業や製造、マーケティングなどの仕事が業務内容になると考えましょう。

そのため、同じ企業でも業務内容は複数あり、応募する職種によってその内容が変わることも少なくありません。1企業に対し、業務内容はひとつではないため、場所が変われば取り組む仕事の内容も変わることは、頭に入れておきましょう。

事業内容や職務内容との違い

業務内容に似た言葉として、事業内容や職務内容があります。これらも就活ではよく使われる言葉であるため、業務内容との違いは把握しておきましょう。業務内容と事業内容、職務内容はそれぞれ仕事を示す範囲が異なり、もっとも広範囲なのは事業内容です。

事業内容はその企業が事業として定めている内容であり、企業をあげて取り組む仕事の、大枠を指した言葉と考えるとよいでしょう。大枠の事業を進める中で、部署ごとに細分化された仕事を指すものが業務内容であり、さらに詳細にみた場合の仕事が職務内容となります。

職務内容は企業や部署単位ではなく、個人単位で取り組む仕事を指したものです。つまり、個人が抱えている仕事が職務であり、人によってその内容は違うと考えましょう。

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人気業界の業務内容

就活を効率的に進めるためにはどんな業界で働きたいのか、どんな企業で働きたいのかを知る必要があります。日本にはたくさんの企業があり、それらの企業を闇雲に志望するだけではどれだけ時間があっても足りませんし、自分の望む企業にも出会うことはできません。

自分がどんな仕事に就きたいのかを知り、ピンポイントでその業界や企業を目指すことが大切になり、そのためには業界・企業分析を詳しくしていくことが重要になります。世間の仕事のイメージと実際の業務内容は違っていることも多いです。

業務内容を知ることは業界・企業分析の一環という意味だけではなく、理想と現実のギャップを減らすという意味もあり、効率的な就活をするためには欠かせない工程でもあります。

金融業界

金融業界は常に就活生人気の高い業界です。人気が高い理由としては、安定した仕事であるということが考えられます。金融業界はお金に関わる仕事であり経済生活がある以上は、なくなることのない仕事です。また業務や職種の多様さも人気の理由のひとつだと考えられます。

金融業界=銀行をイメージする人も多いですが、銀行は金融業界の一部でしかありません。金融業界にはさらに多くの職種や企業が存在しており、職種が違えば同じ業界にいながら業務内容が大きく異なるということもあります。

どの職種でも安定した仕事は多いですし、場合によっては非常に大きな金額を動かす仕事もあり、やりがいが大きいというのも金融業界が人気の理由だといえるでしょう。

法人・個人向けの営業

多くの業界に営業職があるように、金融業界にも営業職は存在しています。金融業界における営業は大きく法人向けと個人向けの2つに分けれられます。法人向けは、銀行や証券会社に対して資金調達の提案、事業拡大・成長を支援する業務です。個人向けは、貯金やローン、株券、保険を個人顧客に提案するという業務です。

営業職ですので当然ノルマがある企業も多く、金融業界においてはそのノルマが厳しいことでも有名でしょう。お金に関わる仕事ですので信用第一であり、身だしなみや言葉遣い、接客態度などが高いレベルで要求されることも多いです。

販売する商品についての知識をつけなければならず、常に勉強し続けなければならない厳しい職種でもあります。しかし苦労する分やりがいは大きく、給料が高いことも多い職種です。

事務・管理

金融業界における事務・管理の仕事は書類作成や来客対応、データ管理などです。書類作成については他の業界の事務職と同じようにパソコンスキルが要求されますが、それに加えて金融に関する専門知識も必要になります。

書類作成ではお客様との契約書などを作成することもありますし、来客対応やデータ管理などのその他の業務でも専門知識は必ず必要です。営業と同じように仕事をしながらも勉強が必要な職種だといえます。

またデータ管理についてはお金に関わることでもありますし、顧客の詳細な個人情報を扱うこともあります。データの取り扱いには充分に注意しなければなりませんので、一つひとつの業務に対して強い責任感が求められる職種だといえます。

ファンドマネージャー

金融業界はお金を貸し出す融資の業務だけではなく、投資に関わる業務もあります。それがファンドマネージャーです。投資家から預かった資金の運用計画を提案し、実行することが主な業務になります。

資金を運用するためには金融に関する高いレベルの知識が必要になり、さらに運用計画の立案や提案などのプレゼンテーション能力も必要です。資金を運用するだけではなく利益を生み出さなければならないため、金融市場などの動向を読み取る高い洞察力も必要になります。企業を運営していくためには資金が必要となり、資金の出どころとなるのが投資家です。

金融業界にとって投資家は絶対に必要な存在であり、逃すことのできない顧客になります。運用に失敗すれば関係性は途切れてしまい、資金源を失うことになりますので、ファンドマネージャーには高い実力に合わせて責任能力が求められるでしょう。

ファイナンシャルプランナー

前述したように金融業界では投資家からの投資が資金源になりますが、それだけでは企業を運営していくことはできません。企業を運営するためには利益を上げる必要があり、利益を上げるためには融資による利子であったり、顧客と金融契約を結ぶということが必要になります。

平たくいえばお金を貸すということが利益に繋がるのです。お金を貸したり、金融契約を結ぶときに相談役となるのがファイナンシャルプランナーであり、顧客の人生設計に伴う資金計画を立て、目標に向けてサポートしていくことが主な業務になります。ローンの相談なども業務に含まれ、その組み方などによっては顧客の生活が困窮してしまうこともあります。

そこで無理のない返済プランを提案し、お金を借りてもらえるようにするのがファイナンシャルプランナーの仕事であり、利益の取りこぼしを減らすことが求められる仕事です。

航空業界

航空業界も就活生人気の高い業界のひとつです。航空業界と言えばキャビンアテンダントやパイロットなどの仕事を思い浮かべる人は多いですが、当然ながら業務はそれだけではありません。実際に空港を利用してみると分かりますが、空港から飛行機に乗り、目的地に到着するまでには様々な人の手がかかっています。

キャビンアテンダントやパイロットのような花形の職種だけではなく、それを支える裏方の仕事もたくさんあります。空港での現場の業務、それを運営する本社での業務は性質も大きく違いますので、それぞれの業務について理解を深めることが大切です。

客室乗務員

航空業界と聞けばイメージされやすいのが客室乗務員、キャビンアテンダントです。客室乗務員はキャビンアテンダントとして旅客機に乗務し、乗客の案内、安全確認、機内アナウンスなどをおこなうことが主な業務になります。

高いレベルでのサービスが求められたり、外国語の必須であるなど必要な能力は多く、就職難易度は非常に高いです。世間のイメージ通りに華やかな部分もありますが、実際の業務では乗客全員の命を預かるという責任感が必要な仕事でもあります。

緊急時においては乗客が安全に避難できるかどうかはキャビンアテンダントにかかっているといっても過言ではありませんし、通常の業務においても航空会社の顔となりますので、常に見られているという意識を持って業務に取り組まなければなりません。

運航乗務員

航空業界と聞けばイメージされる職種として、客室乗務員に並ぶのが運航乗務員です。運航乗務員はパイロットとして航空機の操縦をおこなうことが主な業務になります。パイロットは特殊な職種であり、専門的な知識や操縦技術などを身に付けていなければならず、航空学校に通ったり、パイロットの養成コースに応募する必要があります。

また知識や操縦技術に加えて視力などの身体能力についても制限があり、求められる能力、資質は多くキャビンアテンダント同様に就職難易度は高いです。実際の業務でも乗客全員の命を預かっている立場ですので、華々しいイメージに反して責任感や大きな恐怖感が伴う仕事でもあります。

もちろんやりがいは大きく、子供時代の夢として多く挙げられる夢のある職業なのは確かです。

総合職

航空業界の仕事は現場でのサービス、作業だけではなく、運営会社の本社での勤務をすることもあります。本社勤務の職種のひとつに総合職というものがあり、空港におけるサービス全般の改善や、運行状況や客室乗務員の管理などをおこなうことが基本的な業務です。

航空業界におけるサービスは飛行機に乗っているだけではなく、飛行機に乗るまでの工程であったり、飛行機から降りた後にも必要になります。それら全てをより効率的に、よりお客様のためになるように考えるのが総合職の仕事です。空港におけるサービス全体をプロデュースするとイメージしてもいいでしょう。

また飛行機はどんな時間でも飛ばせるというわけではありませんし、ひとつの空港から様々な場所への飛び立ちますので、それらのスケジュールの管理や客室乗務員の出退勤やシフトの管理なども総合職の仕事です。総合職では空港全体を見渡す広い視野が必要な職種だと言えます。

経営企画

本社勤務の職種として経営企画というものがります。最適な企業経営をおこなうために、経営戦略を企画することが主な業務です。飛行機のチケットは同じ行き先でもあっても期間や時間帯などによって料金が違う場合もありますし、チケット付きの旅行プランを利用する場合などでも料金は違ってきます。

航空業界にも繁忙期や閑散期はありますので、乗車率を上げるための工夫が必要です。値段設定を考えたり、お得なプランを考えて利益率を上げるのが経営企画の仕事になります。自社内で会議をしてプランを提案するということもありますし、旅行会社などと提携してプランを考える場合など様々です。企画の構成力に加えてプレゼンテーション能力や、コミュニケーション能力が必要な職種だといえます。

技術職

航空業界のメインとなるのはやはり飛行機であり、飛行機を飛ばすことができなければ航空業界は成立しません。飛行機は車のようにガソリンを入れればすぐに飛び立てるというわけではなく、念入りな整備が必要になります。

そこで必要になるのが技術職であり、技術職は航空機の整備や開発をおこなうことが主な業務です。航空機の整備には専門知識も必要になりますし、しっかりと整備ができていなければそれがそのまま乗客の危険にも繋がります。

パイロット同様に乗客の命を預かっている立場でもありますので、高い技術と責任感が必要な職種です。また飛行機の日々の整備だけではなくより優れた飛行機の開発をおこなうのも技術職の仕事になります。技術職は航空業界の今と未来を握っている大切な職種だといえるでしょう。

旅行業界

旅行業界も就活生人気の高い業界のひとつで、大手の旅行代理店などであれば就職難易度は上がります。旅行業界も華やかなイメージが強く、また旅行好きな人にとってはたまらない職場というイメージも強いですが、実際の業務は当然ながら大変であったり、地味なものであることも多いです。

単に旅行好きというだけでは続けていくことは難しいですし、日本中、世界中の観光地などの知識も必要になり、常に勉強しなければならない職業でもあります。好きなことであれば勉強も苦にならないことも多いので、旅行好きであることは大事な資質でもありますが、それだけでは不十分です。

実際の業務について知り、業界・企業研究にも役立て、本当に目指したいかどうかを確認してみましょう。

カウンター営業

旅行業界といえば最初にイメージされるのが旅行代理店などでのカウンター営業です。カウンター営業は店頭で、顧客のニーズに合う旅行プランを提案することが主な業務になります。常に旅行に関わり、それを顧客のために提案していくというのはやりがいがあり、旅行業界で働く醍醐味でもありますが、前述したように常に観光地などについての勉強を続けなければなりません。

観光地を知るだけではなく、それがどこにあるのか、どのような交通機関でいけばいいのか、周辺のおすすめスポットや宿泊先など、ひとつの観光地だけでも知らなければならない情報がたくさんあります。旅行プランの内容も覚えなければなりませんし、それは年間で固定ではなく、シーズンで変化することがほとんどです。

店頭での顧客の対応にはコミュニケーションやプレゼンテーション能力も必要で、激務になるケースも多い職種だといえます。

ツアーコンダクター

旅行業界では店頭での接客だけではなく、実際に顧客の旅行に同行してサービスを提供することもあります。それがツアーコンダクターです。ツアー旅行中に、顧客に対して観光地の案内をおこなうことが主な業務です。

観光地の歴史や沿革などカウンター営業よりも詳細な知識が必要になりますし、周辺施設にも詳しくなくてはなりません。観光地などをただ案内していればいいというわけではなく、顧客が満足できるような接客も必要ですし、高いレベルでコミュニケーション能力が必要になります。

またツアー旅行は様々な場所を巡りますし、旅にはトラブルは付き物です。急なトラブルにも臨機応変に対応しなければならないため、問題解決能力も求められます。ツアーコンダクターの案内や対応によって旅行の満足度は大きく左右されますので、高い責任感が必要な職種だといえるでしょう。

法人営業

旅行業界でも店頭での営業やツアーコンダクターのように現地での仕事だけではなく、運営本社での仕事があります。その中のひとつが法人営業というものです。法人営業は企業や学校に、旅行プランを提案することが主な業務になります。

店頭でのカウンター営業が個人、本社での営業職は法人営業ということです。法人営業は対象が企業や学校と大きいため、旅行プランの規模も大きくなります。旅行プランの規模が大きくなれば当然かかる金額も大きくなり、企業の収入源としては非常に重要なものです。

法人営業は企業の生命線となる場合も多いので、高いコミュニケーション能力とプレゼンテーション能力が必要になり、常にノルマが課せられることも多い仕事になります。

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食品業界

食品業界も毎年就活生人気の高い業界で、毎年多くの就活生が志望しています。大手の企業の知名度はかなり高いですし、商品が身近にあるため企業との親近感が湧きやすく興味を持つという人も多いです。また食品は人が生活するために必ず必要なものであり、仕事がなくなる心配がないというのも人気のひとつでしょう。

食品業界は商品や企業が身近にあるために業界・企業分析を怠ってしまう人が多く、不採用になる多くの人は研究不足が原因にあるといえます。また商品自体は知っていても実際の業務としては何をしているのか全く知らないという人も多いです。

食品業界にはかなりたくさんの職種がありますので、それぞれの業務内容を知り、食品業界全体でどのような仕事をしているのか、その全貌を知ることが大切です。

商品・営業企画

食品業界で最も大切になるのは商品です。売り出す商品がなければ企業は利益を生み出すことはできません。また商品があるだけでも不十分で、それをどうすれば世に広まるのか、その方法も考える必要があります。それらを担当するのが商品・営業企画です。

商品・営業企画は市場調査やマーケティングの結果をもとに、新商品の企画、営業戦略をおこなうことが主な業務になります。食品業界の商品は当然、食品になりますが、食べられれば何でもいいというわけではありません。大事なのはそれが売れるかどうか、世間の人たちが求めているかどうかです。

素晴らしい商品でも世間の人たちが求めるものでなければその価値は半減します。市場にとって最も価値のあるものを考え、それをどうすれば多くの人たちに買ってもらうことができるかを考えるのが商品・営業企画の仕事です。

営業・販売

顧客のニーズや需要を開発側に伝える。生み出した商品を売るためにはどのように売るか、その販売戦略を考えることも大切ですが、それを実際に販売する場がなければ戦略を実現することはできません。

食品会社は商品としての食品を生み出し、それを販売することが仕事ですが、食品会社から直接お客様に販売するということはないです。食品を販売するためには販売する場所、販売してくれる人を確保する必要があり、それをみつけるのが営業・販売の仕事になります。顧客のニーズや需要を開発側に伝えるというのが主な業務です。

自社の商品を世に売り出すためには販売店の存在を欠かすことはできず、また現場から受けた声を企業に持ち帰り伝えるというパイプの役割を果たさなければなりません。営業・販売の仕事は売上を確保し、企業の成長を促すための大切な職種だといえます。

広報

商品を売るためには多くの人の目に留まる必要があり、そこで必要になるのが広報です。広報は商品の魅力を伝えるために、店舗の売場演出やメニューの提案をおこなうというのが主な業務になります。

商品の売り出し方を考えるという意味では営業企画に似ている部分もありますが、営業企画は商品販売全体の戦略を考えるのに対し、広報ではひとつの商品に焦点を当て、ピンポイントでアピールするという違いがあります。商品の魅力を伝えるためには商品に対して深く向き合う必要がありますし、商品そのものをアピールするだけではなく、それに付加価値を付けたアピールを考えるなど柔軟な嗜好が必要です。

また売場の演出なども業務に含まれ、魅力的な演出をするためにはちょっとしたセンスが必要でもある職種だといえます。

経営企画

経営戦略を企画し、企業成長を目指す。様々な業界にも存在する経営企画という仕事は、食品業界にも存在しています。経営企画は経営戦略を企画し、企業成長を目指すということが主な業務です。

広報がひとつの商品に焦点を当て、営業企画が商品販売全体に焦点を当てるとするなら経営企画はそのさらに大枠の部分である、企業経営に焦点を当てた仕事ということになります。どのような方針で経営を進めていくのかを考えることが経営企画の仕事であり、その方向性によっては売上の増減もありますし、販売戦略なども変わってきます。

経営企画は企業の根幹に関わる仕事であり、どのような成長を目指すのか舵取りをし、企業の色を決めていく大事な仕事です。責任感の強さや市場で求められているものを読み切る鋭い洞察力などが必要になります。

生産・開発

食品業界の要となるのが商品であり、その生産・開発の仕事を忘れてはいけません。生産・開発は文字通り商品の開発やパッケージデザインの開発などを行なうというのが主な業務になります。市場で求められているものを知ったり、その売り出し方を工夫することによって売上を獲得することはできますが、一番大切なのは商品の質です。

たとえ上手に売り出すことができたとしても商品の質が悪ければ、その人気は一度きりで終わってしまいます。食品業界はリピーターを作ることが大切であり、その鍵を握っているのが生産・開発の仕事です。

質の高い商品、愛されるパッケージを開発し、それが市場のニーズにマッチし、最高の売り出し方がされたときにヒット商品となります。どれかひとつの要素が欠けてもヒット商品は成立しませんが、その根幹となる部分が崩れてしまっては総崩れとなるでしょう。生産・開発の仕事は食品業界を動かす動力源となる非常に重要な仕事です。

IT業界 

ネットの隆盛に急速に就活生人気が高まっているのがIT業界です。IT業界は自由な社風であることも多く、給料などの待遇が良い企業も多いのも人気の理由でしょう。IT業界はネットの登場時から成長を続け、現在でもまだまだ成長を続けています。

この成長はどこまでも続くと予想され、将来性のある業界です。もともとはパソコンのネット環境だけが対象となっていましたが、最近ではスマートフォン向けのネットやアプリなども対象となり、IT業界の業務の幅は広がりをみせています。また他のどの業界でもネット環境で仕事をするのが当たり前の時代であり、その根幹となるIT業界は廃ることがない業界だとも考えられているのも就活生人気が高い理由のひとつだと考えられます。

エンジニア

IT業界の仕事と聞けばイメージされやすいのがエンジニアの仕事です。エンジニアは効率化を図るために、システムの開発や改良をおこなうというのが主な業務になります。エンジニアは専門職でもあり、エンジニアと一口に言っても担当する分野はかなり詳細に分けられます。

それぞれに得意分野、専門分野が違いますので、エンジニアと言っても個人によって仕事内容全く違っていますが、システム開発、改良という点においてはどのエンジニアも同じです。IT業界以外でもネット環境で仕事をしている人がほとんどであり、その人たちがより仕事に打ち込みやすいように、ネットを使いやすくするというのがエンジニアの仕事になります。

ネット社会の効率化においては欠かすことのできない大切な職種だといえるでしょう。

webディレクター

IT業界の職種はエンジニアだけではなく、他にもwebディレクターという職種もあります。webディレクターは目的や予算、コンセプトを決め、webコンテンツを作成するのが主な業務です。

webコンテンツというのは平たく言えばwebサイトであり、顧客の要望に応じてサイトの企画、提案、作成をするのが仕事になります。webコンテンツの有無やそのできによって集客率が大きく変わる時代でもありますし、様々な業界から依頼されてwebコンテンツの作成をしますので、高い企画力や市場のニーズを読み取る洞察力が必要です。

またwebコンテンツの作成に関しては、エンジニアやデザイナーなどとチームで仕事をし、webディレクターはその監督でもありますので、リーダーシップが必要な仕事でもあります。

webデザイナー

前述したようにwebコンテンツを作成するには様々な人が必要であり、webをデザインするwebデザイナーも必要になります。webデザイナーはユーザーの好みやコンセプト、トレンドなどを捉えてwebのコンテンツをデザインするというのが主な業務です。

webディレクターの指示や顧客の要望というイメージをデザインにする仕事であり、それらを正しく理解して形に仕上げられる高いデザイン力が求められます。またトレンドを抑えたデザインである必要もありますので、市場の流れを読み、常に流行を追っていなければなりません。

デザイナーと聞くと芸術家のイメージもありますが、webデザイナーの場合は顧客の要望に合わせる必要がありますので、芸術的な作品ではなく顧客が満足する商品を生み出す必要があります。

企業によって業務の種類は異なる

就活生に人気の5つの業界の様々な職種を紹介してきましたが、自分の目指す職種が決まったからと言ってそこで企業研究は終わりではありません。同じ職種でも企業によって微妙に仕事内容は変わってくることも多いので、志望する企業を決めればその企業での業務内容を調べてみることが大切です。

職種を見てやりたい仕事が見つかったとしても、それが志望する企業で必ずしも実現できるとは限りません。場合によっては別の職種で、やりたかった仕事ができるという場合もありますので、企業ごとに業務内容を把握しておくことは大切です。

職種選びを慎重におこなうのは重要なことですが、必ずしも自分の希望が実現できるかは分かりませんので、職種に縛られず自分が納得して働ける企業を選ぶようにしましょう。

業務内容の意味を把握して業界・企業研究をすすめよう

業務内容は就活で使うだけではなく、就職してからも目にしたり、耳にしたりすることのある言葉です。そのため、言葉の意味を覚えておくことは重要であり、事業内容や職務内容など、似た言葉との違いも把握しておきましょう。

就活を円滑に進めるには、事業内容を把握し、さらに詳細な業務内容を知っておくことが大切です。業務内容を知ることで、その企業に就職してどのような仕事をするのかがわかります。また、社内での異動によって、業務内容が変わることもあるため、職種ごとの仕事の違いもチェックしておくことがおすすめです。

業務内容の言葉の意味を正しく把握し、業界や企業研究も念入りに進めて志望先への理解度を深めることで、就活をスムーズかつ有利に進めていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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