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柔軟性を就活の場で効果的にアピールする方法【例文付き】

柔軟性も就活でアピール可能

就活の面接対策として、予め面接官からの質問に対して返答の内容の準備は大変重要であり、必ずしておくべきことの一つです。しかし、いざ準備をするとにきはその内容が一体適切なものなのか、また自分を最大限にアピールする内容になっているのか、などについて頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。

面接で必ずと言っていいほど、聞かれる質問の内容はいくつかあります。簡単な自己紹介、学校でどのようなことを勉強しているのか、志望動機などです。そして、面接官がどうしても知っておきたいという内容の一つが、「自分の長所」はどのようなことなのか、そして長所をどう言葉で表現できるのかです。長所はそれぞれ違いますが、もし「柔軟性」をアピールするときには、どのようにすべきなのでしょうか。

今回は「柔軟性」を自己の長所としてアピールするときの伝える内容や方法、注意点などについて解説していきます。

「柔軟性」が企業にとって高評価となる理由

企業側は何かひとつに固執して、それに関しては仕事ができるけれどその他はできないという人よりも、何でもチャレンジして積極的に仕事をこなす柔軟性のある人を望むところが多いです。「柔軟性」をアピールするメリットは、そこにあります。

社会人になると、決まった仕事だけではなく緊急に対応しなければならない仕事が必ず出てきます。担当の仕事の他に、何人かでプロジェクトを組んでの仕事もあるかもしれません。今まで自分でやった事のない仕事の担当を任される事があるでしょう。プロジェクトではそれぞれ自分の担当の仕事をやり、その結果をチームでまとめたりします。その時に自分の仕事を他人に任せる事はできません。今まで自分で培ってきた仕事のやり方を駆使して責任を持って対応しなくてならないのです。

問題が起きた際に解決の糸口を見つけられる

さらに、柔軟性は社内や部内、または顧客間とのやりとりで何か問題が起きたときに役に立つとも言えます。仕事上で何かのプロジェクトや課題に取り組むときには、最初に内容の計画をして日程のスケジュールを立てていきます。このスケジュールを元に日々仕事をしていきますが、時には何か問題が途中で発生して上手く進まないという問題も起きてきます。

スケジュールはきちんと遅れることなく進むのが理想ですが、このようにトラブルなどがあるとそうはいきません。このようなトラブルやハプニングが発生したときに解決の糸口を見つけ出していける、というスキルも柔軟性といえるのです。ここで自分の長所の「柔軟性」の発揮により、周囲からの信頼に繋がります。

業務や部署移動をポジティブにとらえられる

会社勤めで正社員として働くと、一般事務職や現地採用の限定された職種以外の人は、社内の部署異動や転勤、そして担当業務が数年毎に変わるのはよくあるケースです。サラリーマンとして会社の中の一員として働くと、会社の方針に従う必要があるのです。これは、長い間同じ仕事やポジションにいると、さまざまな汚職や腐敗が組織内ででる可能性があるため、避けるために必要です。また、各社員が満遍なく社内の仕事を実体験することで、全体から仕事を捉えてスキルアップしてほしい、という会社の方針もあるでしょう。

このような、社内の異動や担当業務の変更があったときに、即座に引継ぎをして新しい部署で新たな仕事に取り組めるという人は、「柔軟性がある人」という評価を受けられるでしょう。そして、異動という変化をポジティブに捉える人は、将来の昇格・昇進にも有利になると言えるのです。

柔軟性のアピール方法にも種類がある

柔軟性をアピールするメリットについて見ていきました。一概に柔軟性があると言っても、それがどんな事なのか具体的にはわかりにくいかもしれません。では柔軟性とはどういうことを言っているのでしょうか。以下でその特徴をご紹介していきます。

志望する企業に合わせてアピール内容を変える

柔軟性と一口に言ってもさまざまな種類がありますし、発揮される能力も違っています。そのため同じ内容でアピールするのではなく、志望する企業によってアピールの内容を変えることが大切です。柔軟性が評価される場合でも、企業によってアクシデントに強いことが評価されるのか、視野が広いことが評価されるのかは違っています。

せっかく柔軟性をアピールしても、その企業に合った内容でアピールできていなければ好印象を与えられない可能性が高いです。強みを伝える際には、その企業で求められているもの、評価されるものをアピールすることが大切です。同じ柔軟性をアピールする場合でも、志望する企業に合わせて伝える内容を変えていきましょう。

アクシデントに強い

まずは急な仕事やアクシデントにも落ち着いて迅速に対応ができるという事です。ダメと言ったからそれを頑なに守るというのは、柔軟性が感じられません。もちろん言われたことを守った方が良い時もありますが、実際のアクシデントというのは全く違った相手だったり、シチュエーションが様々だったりするので、それが全て正しいとは言えないのです。頭の回転が早い人は、上手に切り抜ける方法を考える事ができます。しかし通常私達は、思わぬ事態が発生するとパニックを起こしがちなので、まずは落ち着くことが大切です。自身の目の前で起こっている事を理解し、今までの経験に基づいて判断して対応する事が重要になります。
そのうえでわからない事があったら上司や先輩に早めに相談しましょう。相談するのは恥ずかしいことではありません。しかし相談したからと言って問題を放棄し、上司、先輩に任せきりになるという例も多々見受けられますので、最後まで自分で責任を持って急な仕事やアクシデントに立ち向かいましょう。

視野が広い

視野を広く持っていれば、自分以外の業務でも改善点を見つけたら柔軟に対応する事ができます。自分の業務に関することだけ良ければOKという考えでは企業の中の一員としては失格です。自分の仕事をこなしたうえで、周りのことにも目を向けることが必要になります。会社の仕事というのは、自分だけで終わりという事は殆どなく、他の人の仕事の状況を知ることが必要だったり、上司の承認印をもらうなど、必ず誰か自分の他に、関わっている人がいるはずなのです。
小さな事でも気が付いたら周りに提案をしていくことで、自分自身にとってもより居心地の良い環境になっていく事でしょう。ただし、前述したように自分の仕事を全うしたうえでのことです。自分の仕事もまともに終えていないのに周りの事だけに口を出す、と言われないように気を付けなくてはなりません。

柔軟性をアピールする場合の欠点

柔軟性は自己PRの題材としても使用されることが多く、好印象を与えやすい題材でもあります。柔軟性からはさまざまな能力がアピールできますし、企業で活かせることも多いです。

しかし柔軟性にもマイナスの要素もあり、アピール次第では評価を下げられてしまう可能性があるので注意しなければなりません。柔軟性は上手にアピールできてこそ高評価を獲得することができますので、マイナスの要素を知り、上手なアピールの仕方を考えていきましょう。

主体性がないと思われやすい

柔軟性のマイナスの要素としては、周囲に合わせられることで主体性がないと思われることが挙げられます。どのような環境でもすぐに順応し、周囲に合わせて行動できるのはメリットでもありますが、捉え方によっては周囲に流されやすいと思われる可能性があります。

企業では協調性が重要視されていますし、周囲に合わせられるのは大切なことですが、自分の意思がないのはよくありません。新卒では成長力重視で採用が決定していることが多く、就職後の成長が見込まれています。成長するためには積極的に仕事に取り組まなければなりませんので、主体性が求められています。周囲に流され主体性がないと思われると、成長力が低いと評価され、マイナスの印象を与えてしまうので注意が必要です。

器用貧乏になりやすい

柔軟性のマイナス要素としては、器用貧乏に思われることも挙げられます。柔軟性があることで、新しい環境でもすぐに対応することができますし、パフォーマンスを落とさずに仕事をこなすことができます。幅広く活躍できるのは大切なことですし、企業としても重宝されますが、なまじ何でもできてしまうばかりに、器用貧乏になってしまう人も少なくありません。

大抵のことは何でもできるものの、何かの能力、分野に突出しているわけではなく、いざという時に活躍できないと思われる可能性があります。何でもできることは良いことですが、それ以上にその人にしかできない専門分野などを持つことが大切です。柔軟性があるばかりに、器用貧乏な印象を与えてしまわないように注意しましょう。

持続性がない印象を受けられやすい

人間の性格は一口では表せないものです。これは別の言葉で言うと、長所か短所・短所が長所にもなり得るということです。つまり長所には裏と表があると言ってもよいでしょう。そして面接の際には、面接官はこのあたりをかなり掘り下げて質問をしてくると考えておきましょう。

例えば、「自分の長所は柔軟性のあるところです。」と自己PRしたときに、柔軟性を発揮した具体的なエピソードを聞かれることも予測されます。また同時に、「柔軟性は一方で飽きやすくて、持続性がないというマイナスにもなっていませんか?」と突っ込んだ質問をされるかもしれません。このときのポイントは、とっさにこのようなマイナスイメージの質問をされても、決して焦らないことです。そして大切なのは「いえ、違います」と即座に否定するのではなく、「はい、それもそうかもしれません。」と一度イエスで返答して、その後に自分の考えと述べるという手段をとるのです。そして柔軟性を持って対応しつつも、「自分や会社の本来の目的が何かを、常に問いながら仕事を進めていくことを心がけています」と付け加えるとよいでしょう。

柔軟性でマイナスのイメージを与えないためのポイント

柔軟性にはプラスとマイナス両方の要素がありますが、高評価を得るためには当然プラスの要素を伝え、マイナスのイメージは払拭することが大切です。いかに魅力的にアピールできても、マイナスのイメージがぬぐい切れていないと魅力は半減してしまいます。

柔軟性のアピールで高評価を獲得するためには、マイナスのイメージを与えないことがポイントです。どのようにアピールすればマイナスの印象を与えずに済むかを知り、より魅力的なアピールを考えていきましょう。

自分の意見が主張できることをアピールする

柔軟性のマイナスイメージを払拭するためには、自分の意見が主張できることをアピールしていきましょう。柔軟性のマイナス要素としては、周囲に流され主体性がないことが挙げられますので、それを払拭するためには自分の意見をしっかりと持っていることが大切です。

周囲の人に合わせて行動はできるものの、自分の意見もきちんと主張できること、譲れないものが自分の中にあることを伝えていきましょう。確固たる芯があることが伝われば、しっかり自分を持っているとしてさらに好印象を与えることができます。ただし、このとき頑固な印象を与えないように注意が必要です。自分の意見を主張するあまりに、頑固、自己中心的な印象を与えないよう自分の意見については控え目にアピールしましょう。

将来のビジョンを明確に持つ

将来のビジョンを明確に持っておくことも、柔軟性のマイナスイメージを払拭するためには大切なことです。柔軟性がある人は器用貧乏に思われがちですが、明確な将来のビジョンをアピールできれば、その印象を覆すことができます。柔軟性を持ってさまざまな環境で活躍できる、すぐに対応できることをアピールしながらも、最終的にはどのように成長したいのかを伝えることが大切です。

長期的な将来の目標を掲げることで、さまざまな仕事をこなすだけの中途半端な印象を与えずに済みますし、成長意欲の高さもアピールできます。どのように成長していきたいのかを明確に伝え、ビジョンの実現へのプロセスとしてさまざまなことに挑戦することを伝えていきましょう。

柔軟性以外の自己PRを考えるには

初めは柔軟性を長所に自己PRを考えていた人も、内容を考えるうちに書きづらくなる場合もあるでしょう。そういったときは、柔軟性で無理やり内容を考えるのではなく、別の内容で自己PRを考える方法も検討しましょう。

ジ自己PRを考える際におすすめの資料が「自己PRジェネレーター」です。この資料はあなたの性格を書き出したうえで、自分の強みを生かせる自己PR作成のお手伝いをします。また自分の自己PRの内容を決めるだけでなく、PR文章を論理的に相手に伝えるための文章作成も手助けしてくれます。ぜひチェックしてください。

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柔軟性をもって適材適所で対応できるのが私の長所です。大学ではボランティアサークルに所属しており、ここでは自分の役目を把握することが必要になってきます。そして他の人とのコミュニケーションが必要不可欠です。ボランティア活動の現場では、今何が必要なのか何をしたら良いのか等、その場での判断が必要ですが、自分勝手に動いていては危険を伴うこともあるのでリーダーの指示に従わなくはなりません。ボランティアの経験で学んだ臨機応変の判断力や協調性を、仕事にも反映できたら良いと思っています。

柔軟性の同義語

  • 臨機応変
  • 適合性
  • 互換性
  • 順応性
  • 好奇心旺盛

面接時、柔軟性をアピールした方が良いと言ってきましたが、その他にも職種によって適した表現に言い換えてもOKです。自分に1番合った表現方法を見つけましょう。突然の出来事や仕事の依頼にも対応できる「臨機応変」は、良く使用される言葉です。企業の求める人材と自分のスキルが合っているという事をアピールしたい時には「適合性」を使っても良いでしょう。

「互換性」という言葉を使うのは少々難しいですが、自分は先方企業の職種に合った柔軟な対応ができる、という意味合いで使用すると良いかもしれません。
経験のない職種でも、仕事を覚えるのが早かったり要領が良かったりする人は「順応性」を使ってアピールすることもできます。職場環境に順応できるといった意味でも使えます。そして「好奇心旺盛」は、何事にも興味を持ち、知識を貪欲に吸収してオールラウンドプレーヤーになりたいという人にはピッタリの言葉です。

柔軟性は短所にも使える!

 
  • 優柔不断
  • 八方美人

柔軟性という言葉は、短所の言い換えとしても使用する事ができます。企業の面接などでは、長所と共に短所も聞かれるでしょう。長所も短所も、あらかじめ答えを用意しておかないとなかなかすぐには思いつかないものです。どちらも面接側にとって、自分の事をどれだけ客観的に分析できているかを判断する材料となります。正直に答えるのも良いのですが、それによってはマイナスの印象になってしまうことがありますので気を付けましょう。
そこで、便利な言葉が柔軟性です。「信念を持って行動するあまり、柔軟性に欠けるところがある」という風にプラス面とセットで使用すると良いかもしれません。他に「優柔不断」や「八方美人」など、特別マイナスなイメージがない言葉を使用する方法もあります。しかし、これらの言葉を使用する人はたくさんいると思いますので、前述のようにプラス面とセットで使用し、自分の個性が出るような文章を考えましょう。

柔軟性のアピールは欠点と捉えられないように具体的に述べる

ここまで解説してきたように、柔軟性があるという性質は長所と短所の両方になり得る、正に柔軟に富んだ言葉です。もし就活の際に、柔軟性にスポットを当てて自己PRするという場合には、特に工夫が必要と言えるでしょう。もしただ「私の長所は柔軟性を持って物事に取り組めるところです」とだけ答えたとしたら、面接官は「そのときどきでコロコロと対応が変わる人なのかもしれない」とマイナスに捉えて、評価とするかもしれません。

せっかくに自分の長所を上手にPRするためには、より具体的な例やエピソードを盛り込んで話す、ということが大変重要なのです。柔軟性という自分の長所をいかに分かりやすく伝えられるように、事前に準備をしておきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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