面接

【自己紹介の趣味で使える題材がない時の対処法】面接官が見ている観点から攻略してあなたの趣味を作り出す方法とは?

自己紹介に使える趣味がない!

面接ではまず、自己紹介をしてから行われ、大学名や学部、氏名に加えて趣味を言う機会も多いです。しかし誇れる趣味もなく、ここで何を答えればいいのか分からないという就活生は多いのではないでしょうか。また趣味自体はあってもそれが本当に就活に使えるものか分からず、仕方なく就活用に用意した当たり障りのないものを答える人も多いです。
目立つ趣味を言う事ができればそれだけ面接官にもインパクトを与えることができ、選考を有利に進めることができます。逆に目立たないものであれば、面接官の印象には残りづらいです。
面接では短時間に自分のことを売り込んでいかなくてはなりません。そのためには一つ一つの質問でしっかりと印象を残さなくてはならず、たとえ趣味についてでもしっかりとしたものを答える必要があります。

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面接官が趣味を聞く目的

そもそも面接で、なぜ趣味について聞かれるのかその意図を考えてみましょう。一見就活には関係ないように思える趣味の質問ですが、面接で聞かれている以上必ず意味はあります。特に意味のないものだと深く考えない就活生も多いですが、それは間違いです。
たがが趣味であっても、就活では質問の全てがアピールポイントになります。デキる就活生は趣味についてもしっかりと練り上げて面接対策をしているのです。では、次に面接官がなぜ就活生の趣味を聞くのか、その目的を知っていきましょう。

学生の人間性を知りたい

新卒採用では能力重視ではなく、就活生の人柄重視で採用を決定しています。選考を通して複数回面接を行うのは、学生の人間性を知りたいと考えているからです。人柄を知るためにはその人に関する情報を集める必要があり、そのために趣味についての質問がされます。
しかし面接では就活生も「就活用の自分」でガチガチに固めて臨んでいる場合が多いです。つまり上辺だけの発言が多いということで、それではその人の本質を見ることはできません。志望動機や長所など、硬い質問からは少し離れた趣味を聞く事によって、学生がどんな人間なのかを見ているということが考えられます。就活からあえて距離を置くことで、その人の素の部分を見ようとするのが、趣味を問う理由でもあるのです

仕事での再現性を知りたい

企業が趣味の質問をするのはその人の人間性を知るためだけではなく、仕事で実際に活かせるような特性を持っているかを知りたいと考えている場合もあります。趣味を仕事にしている人もいるぐらいで、たとえ趣味であってもそのレベルが高ければ仕事に役立つかもしれません。そうであれば、その人の能力として認識されます。
もちろんどれだけその趣味に力を入れているのか、どれぐらいの実力なのかによって評価は変わりますが、趣味自体が仕事に役立つものであれば、それに取り組んでいるというだけで評価の対象にはなります。もし再現性のある趣味を持っているのであれば必ずそれはどの程度のものなのかということが聞かれるので、きちんと答えられるようにしておきましょう。

趣味がない時の対策法

誇れる趣味があれば堂々とそれを答えることができますが、誇れる趣味がないどころか、そもそも趣味がないという人もいるでしょう。どれだけ考えても趣味がないという場合は、就活に合わせて自分の趣味をひねり出さなければなりません。
ひねり出すといっても、決して嘘をつくことはしないでください。就活ではたとえ趣味の話であっても嘘はNGです。自分では趣味という認識がない場合でも他人から見たり、捉え方を変えれば趣味だと言えるものもあるので、何もないと簡単に諦めるのではなく、客観視して広い視野で自分のことを見つめる必要があります。

定性的な趣味を取り上げる

趣味というと何か形のあるものを思い浮かべる人が多いですが、「読書」や「スポーツ」など明確な趣味だけでなく「人間観察」など、形としては現れない定性的な趣味を取り上げるのも一つの手です。読書であれば今までどんな本を読んだか、スポーツであればどんな経験をしたかなどが問われますが、人間観察などであれば今までどんなことがあったかなどの事実を聞かれることは、あまりありません。なぜそれをしようと思ったのかなどの動機に目を向けられるので、自分自身のことを知ってもらいやすくもあります。
質問されるバリエーションも少なく、限定的になるため答えも用意しやすいです。自分自身を知ってもらい、かつ答えやすいというメリットもあるので定性的な趣味を答えるのはおススメです。

一時的にハマった事を思い出す

自分の趣味は何かを探したときに自分が最近何をしているか、今までずっと続けていることは何かを考える人がいますが、必ずしもそうである必要はありません。今現在は継続していなくても一時的にハマった事や、一番諦めなかった事を取り上げても良いです。昔続けていたことや長く取り組んでいたことは、またその情熱が再燃する可能性もありますし趣味と答えても嘘にはなりません。
また明確な趣味であった場合でも、きちんと趣味に対する蓄積があるので様々な質問に答えることもできます。昔やっていたことを思い出せば就活に合わせてそれにもう一度取り組んでみるのもいいでしょう。当時の感覚と、今改めて取り組んだときの両方を知ることができ、質問に対する答えにも深みが出ます。少しでも面接官の興味を惹きたいのであれば、就活前にもう一度取り組んでその時の感覚などを思い出しておきましょう。

ゲームでも旅行でも素直に答える

趣味はあるけどそれが就活では使えそうにもないと感じている人はかなり多いようです。しかし趣味に関しては臆病になる必要はありません。その趣味がたとえゲームや旅行などであっても素直に答えることが大切です。そういった趣味の場合は仕事での再現性もなく、全く関係ないようにも思えますが、大切なのは自分の人間性を伝える事なので実際の趣味は素直に答えましょう。
面接はその人の人間性を見るのが目的です。趣味の質問で仕事への再現性が評価されるのはあくまでもプラスアルファであって、基本的には人間性を見ることに重きが置かれていると考えて問題ありません。実際に趣味がある場合には、就活用に趣味を見つける必要はないのでそれを素直に答えることがプラスの評価に繋がると言えます。

休日の過ごし方を思い返す

自分の趣味は何だろうといくら頭をひねっても浮かばず困っている時は、自分の休日の過ごし方を思い返してみてください。休日の過ごし方はヒントになります。例えば、休日に10時間の空いた時間があった時に何をしていたでしょうか?読書をしたり、カフェにいったりさまざまでしょう。

自分で趣味と思っていないだけで実は趣味がある場合も少なくありません。趣味がなくて困っている方はそのような点から自分を見つめ直してみてください。意外な発見もあるかもしれません。休日は毎週掃除をしていたとしたら、掃除が趣味と言えます。

整理整頓されているのが好きな人がいても何もおかしくありません。趣味は掃除というのも、問題ないのです。また、特に何もせずにいたとしても、頭の中では何かしら思考を巡らせています。そのような観点から趣味を特定してみるのもおすすめです。

家族や友人との過ごし方から考える

自分一人での過ごし方を思い返しても難しいという方は、家族や友人とどのように過ごしているか、といった点からもヒントを得ることができます。例えば家族とよく旅行に行くのであれば、それも趣味の一つです。また、友達との付き合いは、仲の良い相手の場合過ごし方が似ていたり、好みが近い可能性が高いでしょう。

友達とどのような話題で盛り上がるかを思い出してみると、趣味も見えてくるはずです。友達といつも資格の話をしていた場合、実は資格マニアの可能性もあります。アイドルの話をしているのであれば、アイドルのチェックをするのが趣味かもしれません。ヒントは色々な所に散らばっています。そのヒント一つ一つを繋いでいけば自ずと趣味が見えてきます。

時間を気にせず没頭できることは何か

「色々考えたけど、やっぱりしっくりこない」──と悩んでしまった場合は、どのような作業に没頭することが多いかについて考えてみてください。長時間行なっていても苦にならない場合はその作業が好きな可能性があります。例えば、料理を毎日作るのが苦ではない、献立を考えるのも得意だといった場合もそれに該当します。

家族や親戚に小さい子がいて長時間相手をするのが苦じゃない場合もあるかもしれません。趣味とまでは行きませんが、子供を楽しませるのが好きといった回答もダメではないのです。そうやって色々なことを模索してみれば自分の知らなかった一面が見えてきます。趣味がないと感じているのは自分だけで、実際はできることや好きなことがたくさんある場合が多いです。日常のヒントを元に趣味を見つけてみてください。

無難な趣味でも見られているのは思考力

就活で出される趣味の質問は、その人の素の部分や本質を見るためのものなので、無理に良いものを答えようとする必要はありません。無難な趣味を持っているのが本当の自分なのであれば、それを伝えることがベストだと言えます。面接で答えるのがありきたりな趣味で不安な場合は、その趣味を通して何を得ているのか、仕事にどう活かそうとしているのかをアピールすることで評価をされる場合もあります。
面接官は趣味そのものよりも学生の思考力を重視しているとも言えるからです。趣味をただ趣味として捉えるのではなく、それに対してしっかりとした思考力を持つこと、そしてそれを活用する方法などをアピールすることでより選考を有利に進めていくことができます。

文章作成のポイント3つ

履歴書やESでも趣味を書く欄はありますが、多くの人は趣味だけをそのまま記入することはおススメしません。確かに趣味を問われているので趣味だけを書いても間違いではないのですが、それではよっぽど珍しい趣味などでない限り面接官の目に留まることはなく、読み飛ばされてしまいます。趣味を書くときは趣味と一緒にそれを通して自分はどのようなものを得たのかなどエピソードや自身の考えを書くことで面接官はあなたに注目をするでしょう。
自分の趣味を伝え、人間性を知ってもらい選考に有利になるようにアピールするためには、文章作成にポイントがあります。ポイントは大きく3つに分けられますので、それらを踏まえて文章を作成していきましょう。

主観を必ず入れる

自分の趣味を見つけて就活に役立てるには、趣味を客観的に分析する必要があります。客観性を持って趣味を見つめ直すことも必要ですが、趣味の文章を作成するときには一転して必ず自分の主観を入れることがポイントです。
その理由としては自分の主観を一文でも入れる事により、独自性のある文章になるということです。趣味の質問ではその人の人間性が見られているので、自分自身を表現した独自性が非常に重要になります。主観こそがその人自身を表すものであり、最も重要なポイントになるので、必ず一文は入れるということを意識しておきましょう。

業務で再現できる内容であること

趣味がすでにある場合にはそれをありのままに伝えることが、人間性を知ってもらうには大切ではありますが、それにも限度はあります。趣味であってもアピールポイントの一つであり、業務で再現できる内容であるに越したことはありません。趣味が業務の一部であるという必要はありませんが、あまりにもかけ離れた趣味は、面接官の目にも留まりにくくなりNGです。
業務に関係のある趣味は少ないですが、たとえ無難なものであってもその趣味で培った能力を活かすことができれば、業務に役立てることはできます。面接官の興味を引くこと、そして自分をアピールするということを意識しましょう。

ギャンブルはNG

実際の趣味を素直に伝えることが自分らしさのアピールに繋がりますが、ギャンブルや犯罪を匂わせるような趣味など、信頼性を失うような趣味はNGです。ビジネスでは信頼性が最も重要であり、信頼のない相手とは同じ職場で一緒に働きたいとも思いません。
面接は優れた学生を探すという目的もありますが、一番は自社にあった人、一緒に働きたいと思う人を探すのが目的です。ギャンブルや犯罪を匂わせる趣味を持っている人とは関わりを持ちたくないと思うのが本音ではないでしょうか。それらを趣味と書いてしまうと評価を下げてしまうことにも繋がりますので、絶対に避けるようにしてください。

趣味の回答例

前述した内容をもとに、趣味の回答例を一つご紹介します。実際に趣味に関して文章を作成する際にぜひ参考にしてみてください。ポイントは主観を入れること、仕事での再現性があること、ギャンブルや犯罪に関係するものではないということです。
また文章構成としては最初に結論、次にそれを裏付けるエピソード、そしてまとめとなります。趣味の文章は独自性が大切なのであくまで参考にするにとどめ、自分自身の言葉で書いていくことが大切になります。

【例文】

私の趣味はスポーツをすることで、特にサッカーは小学生からずっと続けています。サッカーはチームスポーツであり、どのポジションも欠かすことはできません。高校の時にサッカー部に所属していましたが、部員が少なく11人ちょうどしかいませんでした。人数がぴったりなので誰かが休んだ時にはそれだけで大変で、一度は対戦相手に惨敗をしたこともあります。一人も欠かすことはできず、チームが全員で一丸となって取り組む大切さを学びました。サッカーで学んだチームワークの大切さ、協調性を活かして御社でも活躍したいと考えています。

素のあなたをアピールしよう!

趣味の質問は就活生を悩ませる質問の一つです。誇れる趣味がある人も、そうでない人もこの趣味を伝えていいのか、本当にプラスになるのかと考えていることが多いでしょう。趣味を聞くことはその人の人間性を知りたいからであり、その趣味が仕事に役立つものかを知りたいからです。基本的には人間性を知ることが重要視されていますので、就活用に自分を飾るのではなく、実際の自分の趣味を素直に伝えることで自分自身を知ってもらうことが大切になります。
もちろんギャンブルや犯罪を匂わせるような趣味はNGですが、それ以外のものであれば基本的にはどんなものでも構いません。趣味をどのように捉えているのか、その趣味を通して思考力が見られていますので、自分の趣味に対してもしっかりと意見や感想を持ち、自分自身を伝えるということに意識して趣味の質問にも答えていきましょう。

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監修者プロフィール

risa.idogawa@theport.jpのプロフィール画像
吉川 智也 (よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。