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一流企業に就職するメリットとは|内定を目指しているなら必ず知っておくべきその実態
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目次
一流企業に就職したい!
一流企業に就職し、高い給料を貰い、贅沢な生活をする。就活生の多くが夢見る社会人の姿で、それを実現させるために一流企業を志望するという学生も多いです。しかし、一流企業とはどのような定義で決められているのでしょうか。企業の大きさを決める指標として大企業、中小企業、零細企業という区分があります。単純に考えるならその大企業が一流企業ということになります。
しかし、大企業は日本の企業数の1%にも満たない数しか存在しないんです。ということは大企業=一流企業とするならほとんどの人は一流企業には就職できないということになります。一流企業というのは企業の規模だけでは決まりません。給料や待遇はもちろん、業界内の位置づけや社会的な信頼、様々な要素が集まって決まるものです。中小企業でも一流企業はたくさんあります。様々な業界を覗いて、一流企業を発見していくことが大切です。
一流企業に就職するメリット
一流企業に就職したいと考えている就活生のほとんどは、漠然とすごい、カッコいいという印象をその企業に抱いているのではないでしょうか。一流企業で働くビジネスマンは確かにすごいし、カッコよく見えます。そこに所属していることは大きなステータスになるでしょう。しかし一流企業に就職するメリットは、それだけではありません。
一流企業ともなると会社の規模も大きく、規模が大きいからこそのメリットもたくさんあり、他にはないたくさんのメリットがあります。以下でその魅力をご紹介していきます。
教育制度が整っている
一流企業はほぼ例外なく企業の規模や取り扱う事業の規模が多いです。そのため業務は細分化され、それぞれにやらなければならない仕事が固定して決まっていることも多いです。また、企業規模が大きいため、業務内容ややり方が大きく変わるということはまずありません。一流企業は業務のやり方や方向性がきちんと定まっている状態が多いため、新人の育成もマニュアルが出来上がっていると言えます。毎年多くの新入社員を採用しますが、一人ひとりにきちんと教育担当がついている場合も多く、新人であってもしっかりと活躍していける工夫がなされています。
一流企業は企業の成長、存続を重要事項として掲げているのです。それらを支えるのは若い力で、新入社員などは大事に育てなければならないという意識も強いです。また企業力の底上げとして細かく研修制度を取り入れている企業も多く、新人だけではなく、2年目、3年目、課長や部長でも研修がある場合も多いのが特徴で、教育制度はかなり整っていると言えます。
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長期的に安定して働ける
一流企業は教育制度だけではなく、保険や福利厚生など各種の制度も充実しています。好待遇を用意することで人は集まりますし、社員のモチベーションも上がります。制度を整えるには時間もお金も必要ですが、それができるのが一流企業の強みです。社員の生活を支える制度が充実しているため、長期的に安定して働くことができます。例えば、産休や育休など人手不足で取得が難しい企業もある中、一流企業はそれを完璧に実現しています。また復帰後の時短勤務やカムバック就職などにも協力的な企業も多いです。
また、長期的に働ける理由は給料の良さと、倒産のリスクが少ないことも言えるのではないでしょうか。もちろん世の中何が起こるか分かりませんし、大企業や一流企業であっても倒産した企業はいくつもあります。しかしそれは頻繁に起こるものではなく、あくまでレアケースです。一流企業は業績が傾いたとしてもそれなりの賃金が保証されていることも多く、長く働きやすい環境だと言えるでしょう。
社会的に評価されやすい
一流企業の強みはその知名度の高さにもあります。社会人にとって一番大事なものは信用です。ビジネスにおいては当然重要ですが、ビジネス以外でも信用は大切になります。名前の通っている企業だと、社会的な評価や信用を得る事ができるというのが一流企業に就職するメリットの一つです。一流企業であればビジネスにおいて相手の信用も得やすいですし、身元がしっかりとしていることで様々な人から信用されやすくなります。
就活は自分が働く場所を決めるものですから、自分自身が納得すればどんな企業でも構いませんが、親や周囲にもきちんと認めてもらえる企業に就職するに越したことはありません。一流企業であれば誰もがすぐに納得するでしょうし、両親としても鼻が高いでしょう。就活は自分のためではありますが、一流企業に就職することが親孝行になる場合もあります。社会的にも評価されていることも大切なのだという事を覚えておきましょう。
退職金がもらえる
一流企業の給料面に関しては、文句なしの額がもらえる場合が多いですが、退職金についても条件はいいでしょう。退職金がもらえるのは当たり前だと思っている就活生は多いですが、実はそうではありません。もちろん多くの場合で退職金は支給されますが、企業によって額のばらつきは当然ありますし、そもそも退職金制度がない企業だってあります。そう考えると一流企業は退職金制度については、かなり充実していると言えます。
退職金なんて先の話と思うかもしれませんが、社会人になってしまえばあっという間に時間は過ぎます。また何年後、何十年後のことを考えて行動し、決定していく機会がこれからも増えますし、社会人にとっては大事な能力です。退職金の有無や金額の違いで、老後の生活も大きく変わります。一流企業であれば相応の退職金がもらえ、間違いなく豊かな老後を送ることが出来るでしょう。
人脈が増える
一流企業は企業や事業の規模が大きく企業内で様々な部門や部署があり、そのため社員の数はとても多いです。社員数が多いので、社内の様々な職種の人との人脈が増えるというのも一流企業ならではのメリットの一つでしょう。他業種の人と交流を深めることで人脈は広がっていき、この人脈も社会人にとって非常に重要なものです。仕事でトラブルがあった場合でも、人脈を使ってその分野の人に協力してもらえば、スムーズに解決することができます。
また新規プロジェクトの立ち上げなどでも人脈があれば、専門的なことについてのアドバイスも望めます。仮にその企業から転職することになっても、人脈を使って別の仕事を探せるかもしれません。仕事を有利に進めるためにも人脈はとても大切で欠かせないものです。それが手に入りやすい環境にあるというのは一流企業の強みだと言えます。また単純に交流の輪が広がれば、プライベートも充実しやすいです。人と関わるのは好きな人にとっては、最高の環境です。
業界ごとの一流企業リスト
一流企業と言っても様々な企業が挙げられ、その業界も様々です。ただ一流企業への就職を考えるのではなく、自分のやりたい仕事や、興味のある業界・分野の中で就職を考える必要があります。次に様々な業界の一流企業を紹介しますが、これらだけが全てではありません。その他の業界や企業でもたくさんの一流企業はあります。これらはその中のほんの一部ですので、ここで紹介された企業だけに焦点を当てるのではなく、様々な業界を見て自分の本当の興味関心を知ることが大切です。その上で自分の求める一流企業を探していきましょう。
IT業界
NTTデータは情報サービス事業で業界最大手の企業です。またデータ通信やシステム構築を請け負うシステムインテグレータでもあります。システムインテグレータとは企業が必要とするシステムの構築を請け負う事業のことで、ネット環境への接続が欠かせなくなった現代においては非常に重要な仕事だと言えます。ネット環境は必ず必要で、仕事がなくなる心配もないと言えます。また新興国のネット事情にも注目し、グローバル化も進んでおり、これからもどんどん成長していく企業だと言えます。
日本ユニシスも同じくシステムインテグレータであり、業界でも有数の大企業です。国内での活躍が顕著で金融、流通、製造、医療、エネルギーなど幅広い事業展開が強みでもあります。様々な業界に事業を展開していくことでリスクを分散し、多角的な視点で事業を成長させる今後も注目すべき企業だと言えます。
マスコミ
フジテレビはマスコミ業界でも大手の企業であり、企業名の通りテレビ放送が主な事業になっています。またテレビだけではなく、それに関連したイベントや映画・映像ソフトなどにも注力し、近年では不動産事業にも進出するなど幅広い事業展開を見せています。テレビという枠に留まらず新たな可能性を模索し成長する企業です。
読売新聞は新聞社であり、業界最大手の企業です。東京だけではなく大阪、福岡にも本社を持ち、全国的に展開を続けています。また、新聞の発行部数はその他の新聞社と比べると群を抜いて多く、2位の朝日新聞と圧倒的な差をつけています。その発行部数は世界一でもあり、日本が世界に誇る企業の一つです。
広告業界
電通は広告業界の最大手の企業であり、単独広告会社としては世界一でもあります。日本市場でも多くの広告の割合を占め、世界にも進出しているグローバルな企業です。ただ広告を打つだけではなく企業の要望に応える問題の解決や、強いマーケティング力にも定評のある企業です。
博報堂は博報堂DYグループの広告代理店の一つであり、単独企業としては電通に劣っているものの、グループ企業としては大きな力を見せている大企業です。海外への事業展開に積極的で、グローバル化の進んだ企業だと言えます。企業の売上比率も海外事業によるものが年々増えており、世界を相手に仕事がしたいという人には最適な環境だと言えます。
ゲーム
任天堂は業界大手のゲーム企業であり、64やゲームキューブ、ニンテンドーDSシリーズ、Wiiなど様々なハードを開発し、成長を続ける企業です。任天堂はゲーム業界の娯楽性の高さ、需要の変動を考えて経営方針を固めず、社会の変化によって柔軟に取り組みを変えていくのが特徴の企業です。自由に考えるからこそ、成長が続いている一流企業の中では特殊な例だと言えます。
コナミはゲームソフトの開発や販売を行う企業です。ゲーム業界での位置づけも高いですが、近年ではゲームだけに留まらず、アミューズメント事業やアプリの開発などにも注力しています。様々な角度から事業展開を考え、成長を続けている企業です。
情報系
リクルートはリクルートグループという大きな母体をもち、様々な分野にも事業を展開し活躍する情報企業です。海外への事業展開にも積極的で現在では世界の28の国と地域で約1,100の拠点を持ち活動しています。国内でも有数の大規模事業を行っている企業だと言えます。
楽天はインターネットの総合サービス企業ですが、その活躍はインターネットだけにはとどまらず、様々な業界へと進出しています。インターネットを媒体とした各種のサービスにも強く、その活躍は世界中に広がっています。今なお新たな価値を創造し続ける企業で、一流企業の中でもトップクラスの成長を秘めていると言えます。
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入社後にギャップを感じる人も
ここまで一流企業の魅力を数多く紹介してきましたが、メリットがあればもちろんデメリットもあります。一流企業を目指すのであれば、デメリットについてもしっかりと理解しておきましょう。一流企業は事業規模は大きいですが、その分社員の数も多く、業務は細分化され、マニュアル化しているケースが多いです。
大企業では裁量があまりないケースが多いので、大きな夢を持って入社をすると意外と地味な作業が多く、ギャップを感じる人もいるのも事実です。一流企業でバリバリと仕事をこなすことをイメージしていると、与えられた仕事だけを正確にこなすのでは物足りなく感じてしまうかもしれません。大きな企業だからこそ、不自由な側面があるということをしっかりと覚えておきましょう。
自分の意思で決定する事が大切
就活は自分の将来を決める重要なものです。当たり前のことですが、就活に追われたり、一流企業のメリットに心を奪われていると、つい忘れてしまいがちなことですので、常に初心に立ち返る意識を持つことが大切になります。就職する企業は自分が納得したものでなくてはなりません。カッコいいから、待遇が良いからだけで就職は出来ても、続けていくのは厳しいでしょう。
会社の看板に捉われず、自分の描いたキャリアプランを実現するために必要なステップかどうかを、自分で判断するということが大切です。どこで働くかではなく、どんな仕事をするのかが大切になります。そして仕事は全て自分のキャリアを達成するためのものです。自分の本当の望みと照らし合わせて意思決定をしていくことが就活では大切になります。