面接対策

面接官の反応から採用か分かる|就活生が気になる合否判断を解説

採用したい人に対しては面接官の対応が変わる

あなたがこれまで受けた面接を振り返った際、面接官との質疑応答の最中で、面接官に好印象を与えることができたと感じる瞬間はあったでしょうか。実は、面接官の反応から、採用か不採用か分かる場合があります。例えば、回答に対する面接官の反応や仕草、回答に対してのコメントなどから、面接官があなたに持つ興味度合を察知できるのです。反対に、面接は成功したと感じていても悪い結果に結びつく場合もあります。

今回は面接官の反応から採用かどうか分かるポイントについて解説していきます。就活生が気になっている面接官の合否判断についても一緒に紐解いていきましょう。面接に自信がない人や、今後の面接対策の術を増やしたい人は、ぜひ最後まで読んでチェックしてください。

採用したい人への反応

まず最初に、面接官が採用したい人にする反応について解説していきます。今まで皆さんが経験してきた面接の中で、面接官は笑顔で対応し続けてくれたり、一方では回答に対して鋭い突っ込みをしてくれたりと様々な人がいたと思われます。

しかし、どのような面接官にもほぼ当てはまる面接時の好反応というものがあります。それでは、面接時に見え隠れている面接官の反応について、下記に3つの項目に分けてご紹介します。

①雑談を含め面接時間が長い

まず1つ目は、雑談を含め面接時間が長いことです。一見、面接時に雑談が含まれてしまうと、自分に興味が薄く、面接に必要のない質問をして時間をつぶしているのかと感じる人もるかもしれません。しかし、実は面接官が雑談を含めてくる意図には、あなたの人となりを知りたいと思っているからという理由があるのです。

雑談により、あなたのふとした表情や人間性を読み取り、本質や人間性を見極め、会社の仲間になるに相応しいかどうかを判断しています。そのため、面接時間は長めになるのです。ただのおしゃべりではなく、本心は性格や人間味が知りたくて雑談を投げかけてくる場合もありますので、雑談には笑顔で対応しましょう。

②次の選考のアドバイスをされる

2つ目は、次の選考のアドバイスをされる場合です。ずばり、次の選考のアドバイスとなると、面接官の本音は「ぜひこの人を次の選考に進ませたい」という思いに他なりません。面接は第一次面接、第二次面接、第三次面接などを経て最終面接に進んでいきます。そして進むにつれ、難易度も高くなっていきます。次の面接で参考になるアドバイスを言われた際は、会社に採用されるコツを教えてもらっているのと同じなので、しっかりと聞き入れて次に生かしましょう。

しかしながら、次の選考のアドバイスが、次の面接までに改善するべき点だった場合は注意が必要です。この場合、面接官は「この人のこういう点が惜しい。次の面接までに直してくれればぎりぎり合格ラインだ」と感じているケースもあります。いずれにせよ、合格ラインに近しいことは間違いないので、自信をもって面接対策を重ねておきましょう。

③会社のアピールをされる

3つ目は、会社のアピールをされたときです。会社説明会でもないのに、面接でもう一度会社のアピールをされるのは、あなたの企業研究が足りないからではありません。これは、面接官がより深く会社理解をしてほしいと感じているからです。会社の魅力を理解してもらい、会社への興味をさらに強くさせ、他社に流れてほしくないと感じているのです。

企業は、多くの学生が複数の企業の採用試験を並行していることを知っています。何より、自社を一番に志望していると言っていた優秀な学生が、内定を辞退した経験を何度もしています。そのため、優秀な学生が他社に流れないようにするために、面接官が面接の場で改めて会社の魅力を伝え、応募者に志望度を高くしてもらうよう工夫をしているのです。

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採用したくないと思われるのはどんな人か

さて、これまでは採用したい人に対する面接官の好反応についてご説明しました。次は逆のパターンについて解説していきます。面接官に採用したくないと思われる人はどのような人なのでしょうか。下記に、3つの項目に分けてご紹介します。

挨拶など基本的なマナーができない

まず1つ目は、挨拶など基本的なマナーができない人です。挨拶ができない人は、一般常識が足りないやる気のない人だと思われ、面接官には悪い印象しか与えません。また、基本的なマナーができていない人は、社会人になる自覚が足りないと判断され、次の選考に進むことは難しいでしょう。そういう人に対して、面接官はプラスのイメージは抱きません。

皆さんは、入室時のノックから部屋を退室するまでの作法は完璧にできていますでしょうか。一度自身の面接マナーを振り返ってみてください。また、挨拶というのは相手の目を見て声で伝えるものです。面接官の顔を見ず、耳に届かないような小さい声の挨拶は論外です。

面接対策がなされていない

2つ目は、面接対策がなされていない人です。上記で解説したように、基本的なマナーができない人もそうですが、一般的な面接対策をしていない人はマイナスな印象を与えてしまいます。例えば、志望動機や自己PRが言えないなど、質疑応答が困難な人の場合は、不合格という結果が待っている可能性が高いです。

面接は、面接官と就活生の会話です。会話がスムーズになされないと、内容が充実せず、有意義であると感じるには程遠いです。面接対策は、インターネットや動画投稿サイトなどで分かりやすく紹介されているので、面接対策に自信がない人は調べてみてください。

身だしなみが不潔

3つ目は、身だしなみが不潔な人です。頭がぼさぼさで肩にフケが付いている人、スーツがしわしわで臭いような人と出会ったとき、面接官はどのような感情を抱くでしょうか。真っ先に一緒に働きたくないと思うでしょう。身だしなみが不潔で清潔さがないと、取引先やお客様の前に立つには相応しくないと思われてしまい、選考は不利になるだけです。

選考を少しでも有利に進みたいと思う方は、身だしなみに気をつけてください。髪型を整えたり、スーツにゴミが付いていないか確認したり、面接前にできる身だしなみチェックは徹底的にやりましょう。

そのほか、面接官は就活生のどんな部分を見て評価するのか、ぜひ資料を使ってチェックしてみてください。

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面接官からの質問の量が多く企業アピールがあると採用の可能性が高い

今回は、面接官の反応から採用かどうかを見極める方法について解説しました。就職活動が始まると、面接は誰しもが突破しなければならない関門です。知らない人と話すだけで十分緊張すると思いますが、さらに質疑応答を重ねていくとなると、後ろ向きな気持ちになる人の方が多いでしょう。しかし、面接の回数を重ね、対策をしっかりとすることで、面接のコツや好印象の与え方などが自然と身についてきます。

面接中、面接官から積極的に質問をされたり、企業アピールがあった場合は、あなたへの興味が強いということです。このような反応があった場合は、合格や採用の可能性が近いので、自信を持って堂々と面接を乗り越えましょう。そして、面接官に採用したくないと思われるのは避け、今回ご紹介した面接官からの好反応が得られるように、どんどん面接練習を重ねていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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