面接対策

【面白い特技で面接官の興味を引き寄せる】アピール方法や例文をご紹介

面白い特技でアピールすると印象に残りやすい

特技をアピールする際に面白いものを取り上げると、面接官の印象に残りやすくなります。珍しい特技などは、面接官の興味を引き寄せやすいです。「なぜそれを身に付けようと思ったのか」「なぜそれが特技になったのか」など、たくさんの疑問が湧くことが予想されます。

一般的な特技だとそこまで質問しなくともだいたいの内容が掴める場合が多いですが、珍しい特技の場合は聞かないと分からないことの方が多いです。面接官からの特技に関する質問にひとつひとつ答えることで、自分という存在をより強く印象付けられます。志望動機や自己PRも大切なアピール要素ですが、特技の内容も工夫して伝えることが大切です。

あなたの特技は何ですか?

「あなたの特技は何ですか?」こう聞いて、自分の特技がはっきりと答えられない方も案外多いのではないでしょうか。しかし、今は自分の特技が明確に分かっていない方でも、自分の中で「大したことではない」と完結させてしまっているだけで、周りから見ると実はすごいことをやっているというケースも十分に考えられます。

つまり、特技は「見方次第」でいいものに変えられるのです。本記事では特技欄に記入できる自分の特技の見つけ方や、実際にエントリーシートや履歴書に書く際により魅力的に見せる書き方の工夫をご紹介していきます。

人に聞かれた時に答えられる面白い特技を見つけよう

特技は、人に聞かれたときに答えられるものを見つけてください。プライベートで得意としていることの中には、趣味の範囲内で楽しんでいることもあると思われます。特技であると人前で言えない場合は、自分の胸の内に秘めておきましょう。しかし、前提として特技とする事柄は基本的にどのようなことでも構いません。

掃除や料理などの日常生活で身に付けたことも特技になります。このような場合は、掃除の何が得意なのかや、何の料理が得意なのかまで答えられるようにしておくことが大切です。考えてもわからないときは、日常生活の色々なところに目を向けて面白い特技を見つけましょう。

特技がないからと履歴書の項目を空欄にするのはNG

特技がないからといって、履歴書の記入欄を空欄にすることは避けてください。「特技は選考に関係ないから別にいいだろう」と思う人もいるかもしれませんが、そうではありません。空欄があると、入社意欲の低い人と思われるのです。

入社意欲の高い企業の履歴書を記入する際は、少しでも自分をアピールしようと全ての項目に漏れがないように記入すると思われます。面接官も、そのようなスタンスで履歴書に目を通すものです。そのため、ひとつでも空欄の項目があると悪目立ちします。特技欄を空欄にしないためにも、次に特技の見つけ方についてご紹介していきます。

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面白い特技とは

面白い特技とは、どのようなものをいうのでしょうか。面接で言う面白い特技とは、個性的で面接官の興味を引き寄せられるものです。一般的な特技が面白くないというわけではないですが、人と被りやすいものは印象に残りにくい傾向にあります。

自分ならではの経験を元に特技を伝えることで、同時にどのようなことに力を入れてきたのかをアピールできます。自己PRで伝えた内容と特技を結びつけることで、より強く印象付けられるでしょう。では、面白い特技には具体的にどのようなものがあげられるのでしょうか。

部活動やアルバイトで身に付いたこと

面白い特技には、部活動やアルバイトで身に付けたことがあげられます。一度、学生時代の部活動やアルバイトなどを振り返ってみることがおすすめです。一生懸命取り組んできた部活動やアルバイトでは、何かしらのスキルが身に付いていると思われます。

サークル活動では、そのままスポーツを特技として取り上げてもいいです。「ドリフトが得意」など、技術をアピールすることもできます。アルバイトでは、飲食店で働いていたという経験から「たこ焼きを焼くのが得意」などを特技としてもいいでしょう。

なじみのない珍しい趣味

面白い特技として、あまりやっているような人がいないような事柄を取り上げるのもひとつの方法です。ボルダリングなどは徐々に人気が出てきていますが、やったことのないという人の方が多いスポーツとだと言えます。月にどのくらいジムに通っているのかや、始めたきっかけなどを盛り込むことで特技としての思い入れを伝えることが大切です。

また、ボルダリングを特技としながら、ロッククライミングに挑戦しようと思っているなどと伝えるのもいいでしょう。こうした次の目標に向かって頑張っているという姿勢は、向上心のアピールになります。特技を伝える場面でも、自分の強みとなる要素をアピールすることが大切です。

面接官は特技から何を見ているか

特技になるものが見つけられなくて悩んでいる学生の中には、「みんなが驚くようなすごいことではないから」という理由で出し渋りをしているだけという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。しかし「すごい!」や「個性的だ!」など、面接官はそういうところだけしか見ていないのでしょうか。ここでは書類選考や面接の際、採用担当者が特技欄から学生のどんなところを見ているかについてご紹介いたします。

仕事での再現性

第1は「仕事での再現性」です。採用試験は言うなれば、企業の未来を作っていけるであろう「金の卵」を発掘するためのオーディション会場のようなものと考えてください。採用担当者は、自社の選考を受けることを志望した学生が、将来会社で有望な人材になりそうなのかどうかを判断しています。

あなたが会社側の人間だったとしても、会社で育てるのであれば優秀な人材のほうを採用したいと思いますよね。この点を考慮するのであれば、特技に取り組んでいる「目的が明確」で「筋が通っていること」なのかどうかや、「仕事に直結して活かせそうな特技」であるかどうかなどを突き詰めるといいでしょう。

人間性や性格の傾向

第2に「人間性や性格の傾向」です。採用担当者はその就活生が有望な人材になりそうかということのチェックと同時に、人間性や性格が会社の社風に合う人物なのかどうかというところも見ています。就活生も会社とのミスマッチを防ぎたいのと同様に、会社側にとってもそれは避けたいのでこの点は重視しているようです。

この点に関しては、エントリーシートや履歴書に書かれた特技からその人が「どんな人物」で「どういうことを大切にしているのか」などを垣間見るひとつの手段になります。そこから、その学生が有望な人材なのかをふるいにかけることができるのです。

奇をてらいすぎないように注意する

前にもご説明した通り、特技は必ずしも面接官が驚くような、すごいものでないといけないというわけではありません。むしろ奇をてらいすぎた回答をしてしまうと「見栄を張る人物なのかもしれない」と敬遠され、結果的に自分の首を絞めることにもなりかねるリスクもあります。特技自体は基本何を書いてもよく、ありふれたものでいいのです。

しかし、大事なのはその「伝え方」になります。自分の特技をありのままに題材として取り上げ、文章構成や話の組み立てなどで見せ方を工夫するようにしましょう。なお、特技は「見方次第」とご紹介したものの、最終的にはどちらかというと「伝え方」のほうが重要になってくるので、深く掘り下げてもうまく伝えられそうにないと思った題材は選ばないほうが無難でしょう。

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特技を「面白い」と思わせるポイント2つ

「面白い特技なんて持っていない」と悩む就活生も多くいることでしょう。しかし、そもそも「面白い」かどうかは自身で判断することではありません。述べた内容に対して、聞き手が強い関心を示したのであれば、その述べた内容は聞き手にとって面白いものだと言えます。

つまり、「面白い」とは相手の興味を惹きつけられるかどうかで決まるのです。ここでは、聞き手に面白いと思わせるための工夫を2つ挙げ、それぞれ解説していきます。これらを参考に文章を練ってみましょう。

具体的なエピソードを交えると面接官が想像しやすくなる

特技を述べる際、その特技を発揮した具体的なエピソードに沿って特技を述べることで、面接官が想像しやすくなります。単に「私の特技は〇〇です」と述べるだけでは、面接官は興味を示してくれません。素晴らしい特技を持っていたとしても面接官の心に響かなくなってしまうのです。

せっかく素晴らしい特技を持っているにも関わらず、それを面接官にしっかりと伝えることが出来ないのはもったいないことです。エピソードを交えて述べることで、その特技をイメージしやすくなり、面接官が話に関心を持ってくれる可能性が高まります。特技について述べる際は、その特技を発揮した具体的エピソードを交え、面接官ができるだけイメージしやすいように伝えることが大切なのです。

「なぜ得意なのか」や「なぜ続けられるのか」を盛り込む

特技を述べる際は、「なぜ得意なのか」「なぜ続けられるのか」といったその背景にあるものも含めて述べるようにしましょう。「特技について聞かれているだけなのにそこまで話す必要があるの?」と思う就活生もいるかも知れません。しかし、これらを伝えることで、自身の人間性、強みについて併せてアピールすることが可能になるのです。

「なぜ得意なのか」という背景に、日々の努力の積み重ねがあるのであれば、これを伝えることで「愚直に努力し続けることが出来る」という強みも伝えることが出来ます。面接にしろ、エントリーシートにしろ、自身の強みを伝える機会は限られています。限られた中で最大限自身をアピールするためにも、このような部分まで踏み込んで述べることが重要になるのです。

特技の例文2つ

ここまで、特技の見つけ方や面接官に面白いと思わせるためのポイントをご紹介してきました。なんとなくイメージはできたけど、いざ文章にするとなると手が止まってしまう就活生も多いのではないでしょうか。そこで、ここからは特技の例文をご紹介していきます。2つの例文を参考にして、面白い特技の文章を作成していきましょう。

例文①

私の特技は、フラッシュ暗算です。フラッシュ暗算には、小学生の時にそろばん教室に通っていた時に出会いました。とはいえ最初は苦手で、2桁の暗算でさえ素早く解くことができず、また正確さにも欠けていました。それがとても悔しく感じていた私は、家に帰っても動画配信サイトにあった問題を解くなど、他の生徒よりも数をこなすことを心がけ、今では3桁の数字であれば一瞬見ただけで瞬時にかつ正確に計算できるようになりました。

この例文では、フラッシュ暗算という一定のスキルを必要とするものを特技としてアピールしています。フラッシュ暗算が特技というだけで、高い暗算力がアピール可能です。ここでは、さらにフラッシュ暗算が得意になるまでの過程を詳しく伝えています。

最初は出来なかったことが今では特技になったというのは、努力家な人柄をアピールするのに効果的です。苦労して手に入れた特技をアピールする場合は、その過程をしっかりと伝えましょう。

例文②

私の特技は掃除です。家の掃除は私が担当していましたが、家族が物をどこにでも置いてしまうので、以前は片づけのための時間のロスがとても多かったです。日々の家族の協力でその時間が削れると感じた私は、置き場所を固定し床掃除がしやすくなるように、また頼めば誰でも掃除ができるような環境づくりなどの合理化・仕組み化を進めました。その結果時間が自由に使えるようになり、年末の大掃除もほとんど必要なくなるほどになりました。

掃除という一見誰にでも思い浮かびそうな特技ですが、この例文では家庭の問題を解消するための手段として取り入れたことが伝えられています。効率的に掃除をするための具体的な施策を伝えており、問題と真剣に向き合う姿勢をアピールできている例文です。

結果的に家族全員にメリットが生まれたことを含めて、掃除という特技を伝える中で環境改善に対する意識の高さをアピールしている例文だと言えます。

避けた方がいい特技

「ありのままの自分」を題材として伝えるのが良いとお伝えしましたが、「NGだとされる特技」も中にはあり、記入してしまうと最悪の場合は書類選考で落とされてしまうこともあるかもしれません。基本就活では、エントリーシートや履歴書の「ここが悪いから今回はご縁がありませんでした」というポイントは丁寧に教えてくれないものです。

そのため、万が一不採用になったとしても「特技欄の内容が良くないからダメ」だったと言える証拠はどこにもありませんが、それでも次の選考に進めなくなってしまうのは大変残念なことです。そこで、特技欄の記入の際に避けておいたほうがいいとされる題材の一例を以下でご紹介していきたいと思います。

ギャンブル

特技欄ではパチンコや麻雀をはじめとした「ギャンブルに関わるもの」や「犯罪の匂いがするようなもの」など、社会通念上あまり良いものではないと言われているものは敬遠されがちになります。なぜなら、就職活動においては「第一印象」が何よりも大切だとされているからです。

趣味がギャンブルでは、面接官からの印象はいいものにはなりません。一度下がってしまった評価をふたたび上げるのは非常に難しいです。この部分だけで悪い印象を持たれるのはもったいないので、最初からこれらの題材を選ばないようにするのが無難でしょう。

ゲームや漫画など

特技として避けた方がいいものには、ゲームや漫画があげられます。ゲームや漫画を特技とした場合、具体的に何が得意なのかを表現することが難しくなるでしょう。ゲームの場合はレベルを上げることなどがあげられますが、面接の場でそこから話を広げるのは難しいと言えます。

身に付けるために努力した点として「ただひたすらやり込む」「攻略する」をアピールできたとしても、その熱量を他のところに向けるべきではと思われる可能性があるのです。ゲーム業界などの関連する企業であれば問題ないかもしれませんが、一般的には好まれる回答ではないと言えます。漫画も同様です。ゲームや漫画はひとつの趣味として捉え、特技には違う事柄を持ってきましょう。

面白い特技がないなら見せ方や構成を工夫しよう

先述の通り、誰もが「すごい!」と思ってしまうような特技を持っていなくても全く問題ありません。見つからなかったとしても恥ずべきことでもないのです。むしろ自らを大きく見せるような特技を書くのは、リスクの高い行為になります。

ありふれた特技しかなかったとしても、見せ方や構成を徹底的にこだわれば他の就活生と差別化することができ、面接官の目に魅力的に映るよう昇華させることは決して難しいことではありません。特技は「見方次第」そして「見せ方次第」です。このことを頭の引き出しに常に入れておいて、特技を就活に活かしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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