面接対策

【タイプ別の作成例付き】面接ノートの作り方や効果的な活用方法

目次

  1. 面接ノートの作り方には正しい方法がある! 目的を持って作成するのが選考突破のカギ
  2. 最初の第一歩! 面接ノートがどんなもので何のために作るのかを知ろう
  3. 重要性をチェック! 就活で面接ノートの作成が大切な2つの理由
  4. 就活生に聞いた! 面接ノートの作成経験
  5. 使いやすさが重要! 面接ノートを作る際のポイント3選
  6. 押さえておこう! 意味のある面接ノートにするために書くべき6つの内容
  7. 作ってみよう! 4つのタイプ別でみる面接ノートの作成例
  8. 作るだけじゃない! 面接ノートの効果的な3つの活用方法
  9. 就活生に聞いた! 面接ノートを作って良かったこと
  10. これだけは気を付けたい! 面接ノートを作るときの3つの注意点
  11. 面接ノートの作り方をマスターして選考突破につなげよう

面接ノートの作り方には正しい方法がある! 目的を持って作成するのが選考突破のカギ

面接ノートの作り方に悩んでいる学生も多いのではないでしょうか。面接ノートは正しく作らないと就活に活かすことができません。

面接ノートを作る際は、まずは目的を明確にしましょう。そのうえで、必要な情報が何か、どのように活用するのかを考え、自分だけの使いやすい面接ノートを作ることが大切です。

この記事では、面接ノートの正しい作り方や活用方法、タイプ別の作成例を紹介していきます。最後まで読めば、選考突破の手助けをしてくれる面接ノートの作り方がわかるようになりますよ。

最初の第一歩! 面接ノートがどんなもので何のために作るのかを知ろう

面接ノートの定義と目的

面接ノートを作る前に、まずは面接ノートについて理解を深めましょう。どんなノートで、何のために作るのかを理解していないと、まとまりのないノートになってしまいます。誤った知識で作成すると、本来得られるメリットがなくなってしまう可能性もあるでしょう。

ここでは、面接ノートの定義と目的について解説していきます。自分のなかで、面接ノートを作る意味を定め、軸のあるノートにするためにも、しっかりと把握しておきましょう。

定義:就活の情報をまとめた面接対策ノート

面接ノートとは、就活の情報をまとめた面接対策ノートです。

書く内容に決まりはありませんが、選考突破するために必要な情報をまとめます。たとえば、業界や企業の情報、志望動機、自己PR、面接を想定した質問の回答などです。ほかにも、自分が苦手だと思う項目や、必要だと感じる情報などを記載していきます。

面接ノートは、自分専用の就活対策ノートと言えるでしょう

目的:情報整理と選考対策

面接ノートを作る目的は、情報整理と選考対策です。

就活は情報戦とも言われるほど、いかに必要な情報を得て整理していくかが大切です。多くの情報を頭のなかだけで整理するのは簡単なことではありません。得た情報を面接ノートにまとめたり、自分の思いや考えを言語化してノートに記載したりすれば、自分なりに整理ができるものです。

さらに、文字を書くことで記憶として定着し、内容を深く理解できる効果も期待できます。自己分析の結果や伝えたい内容を深く理解することで、自分の言葉で話せるようになるでしょう

面接ノートは情報整理として活用し、最終的には選考突破することが目的であることを念頭に作るようにしてくださいね。

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重要性をチェック! 就活で面接ノートの作成が大切な2つの理由

面接ノートの作成が大切な理由

何のために作るのか理解できれば、次は面接ノートの重要性について理解を深めましょう。就活においてどれだけ重要性が高いのか把握できていないと、作るだけで終わってしまう人もいるかもしれません。

ここでは、面接ノートの作成が大切である2つの理由を紹介していきます。あわせて、就活の実態についても解説していくので、就活を控えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

①面接で苦戦する人が多い

一つ目の理由は、面接で苦戦する人が多くいるためです。選考を突破し内定を獲得するためには、面接は就活生が通らなければいけない壁と言えるでしょう。

自己PRや志望動機などを聞かれる就活の面接に、最初から慣れている人や得意とする人は多くはありません。ほとんどの学生は面接の経験を積みながら、改善点を見つけて慣れていくものです。

具体的にどのような点で苦戦するのか、以下で一例を紹介しますね。

面接で苦戦しないためには、事前準備が大切です。面接ノートを活用し、情報や話す内容をまとめることで、自信を持って面接に臨めるようになるでしょう。

こちらの記事では、面接で上手に答えるコツについて解説しています。回答例も紹介しているので、面接に不安のある人はぜひチェックしてみてくださいね。

②就活期間で得る情報量が多い

2つ目の理由は、就活期間で得る情報量が多くあることです。

採用が始まる時期は企業によってさまざまですが、多くの企業は大学3年生の3月〜4年生の4月頃にエントリーを開始します。しかし、最近では本エントリーの前にサマーインターンシップやウィンターインターンに参加し、同時に自己分析や業界研究・企業研究をおこなうのが一般的です。

インターンに参加すれば、内定が出る4年生の夏・秋までの約1年間、就活が続くことになります。期間の長さからも、情報を整理することの大切さがわかるでしょう。

また就活期間の長さだけでなく、学生一人あたりがどれくらいの企業にエントリーし、書類の提出や面接をしているのか、具体的な数字からも面接ノートを作成する重要性がみえてきます

キャリタス就活の2025 年卒5月1日時点の就職活動調査によると、25年卒のエントリー状況や選考試験の受検状況は以下の通りです。

つまり、エントリーするために20社以上の企業の情報を得る必要があります。さらに、ES提出のために約12社の企業研究とそれぞれの志望動機を考え、約7社の面接対策をしなければいけません。

就活を乗り切るためにも、面接ノートの重要度は高いと言えるでしょう。

就活生に聞いた! 面接ノートの作成経験

面接ノートは選考突破するために重要な役割を担いますが、実際どれくらいの人が作成しているのでしょうか。そこで、就活生に面接ノートを作成した経験があるのかを聞いてみました。

就活生に聞いた!みんなのリアルQ面接ノートを作った経験はある?

約6割の人が作成しているという回答結果となりました。半分以上の人が、面接ノートを作成し、選考対策をおこなっていることがわかりますね。

一方で、約4割の人が作成していません。作成しない人のなかには、必要性を感じない人や時間的な余裕がない人、作り方がわからない人がいるかもしれません。

面接ノートを作成しているかどうかは、就活生によって異なりますが、ぜひこの記事で自分にあった作り方を把握し、就活に役立ててくださいね。

使いやすさが重要! 面接ノートを作る際のポイント3選

面接ノートを作る際のポイント

面接ノートの重要性が理解できれば、活用しやすくするためのポイントを押さえておきましょう。何も考えずに得た情報を淡々と記入するだけだと、見返したときにわかりにくいノートになってしまいます。

ノートの準備段階から知っておいた方が良い内容なので、これからノートを作る人はぜひチェックしてみてくださいね。

①ルーズリーフとバインダーで追加や取り外しができるようにする

ルーズリーフとバインダーを使用し、新たな情報を追加したり、不要になった部分を取り外したりできるようにすると良いでしょう。

就活では、次々と情報を得る機会があるものです。また、就活を通して自分の考えや意見が変わり、自己PRや志望動機をブラッシュアップしていくこともあるでしょう。簡単にページを追加できるようにしておけば、面接ノートは徐々に良いものに生まれ変わります

また、選考に進まないことを決めたときにも取り外せるようにしておくと、不要なページを持ち歩かなくてよくなります。そのときに一番良い状態のノートにするためにも、ルーズリーフとバインダーを使用し作成するのがおすすめですよ。

②付箋を活用しすぐに確認できるようにする

付箋やインデックスを活用し、見たいページがすぐに確認できるようにしておきましょう。探し出すのに時間がかかると、無駄な時間と労力を費やしてしまいます。

また、書き込む企業が増えてもスムーズに活用できるようにすることも必要です。たとえば、業界ごとに付箋やインデックスの色を変えたり、よく見返すページにわかりやすく付箋を貼ったり、自分なりに工夫してみてくださいね

効率良くページを探し出せるように、自分にあった方法を試してみましょう。

③企業ごとにページを分ける

企業ごとにページを分けるのもポイントです。ページを分けずに使用すると、企業の情報が混ざってしまう可能性もあります。

企業のページには説明会やOB・OG訪問で得た情報、企業研究の結果、志望動機など必要な情報を記載していきましょう

また、企業ごとに分けた場合は以下のような順番で並べてみてくださいね。

自分が見やすい順番で企業ごとにページを分けて、面接ノートを作ってみましょう。

押さえておこう! 意味のある面接ノートにするために書くべき6つの内容

面接ノートに書くべき内容

面接ノートを作るときのポイントが把握できれば、実際に書く内容について考えてみましょう。先述のとおり、面接ノートに何を書くのかは決まりはありません。しかし、情報整理や面接対策を目的だと考えると、記載しておいた方が良い内容はあるのです。

ここでは書くべき6つの内容について解説していきます。あわせて、書くべき内容の一例も紹介していくので、参考にしながら自分なりにアレンジして作成してみてくださいね。

①業界の情報

業界の情報は記載した方が良いでしょう。業界への理解は、志望動機や自己PRにもつながる部分になります。企業選びの軸にもなるため、いつでも見返せるようにしておきましょう。

特に以下の内容は、面接でも理解度が問われる部分になるのでチェックしておいてくださいね。

いくつかの業界を志望している場合は、業界ごとにページを区別し1ページ目に業界情報をまとめ、その後に企業ページを作成するとわかりやすいですよ

たとえば、住宅業界と金融業界を志望する場合、まずは住宅業界の業界情報をまとめたページを作成します。その後ろに、住宅業界で志望する各企業のページを作っていきます。同じように金融業界も作成すると、スッキリとまとまりのあるノートになるでしょう。

業界研究は、ネットだけでなく会社説明会やOB・OG訪問でも情報収集ができます。情報を得るタイミングも違うため、追記しやすいようにしておくのもポイントです。

業界情報を得るための業界研究の方法についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。

OB・OG訪問の方法や準備しておくべきことについては、こちらの記事で紹介しているのであわせて読んでみてくださいね。

②志望動機

志望動機は企業ごとに違うため、面接ノートに記載して整理する必要があります。面接で誤った志望動機を伝えないためにも、企業ごとにまとめて見返せるようにしておきましょう

ESに書いている内容そのままではなく、以下のように要点をまとめて書いてみてくださいね。

要点さえ押さえておけば、深掘り質問にも落ち着いて答えることができるでしょう。

魅力的な志望動機の作り方について知りたい人は、こちらの記事もおすすめです。

③自己分析の結果

自己分析の結果も、迷いが生じたときに見返すために面接ノートに記載しておきましょう。自己分析とは、過去の体験や出来事から、自分の特徴や長所、短所、価値観を把握し分析することです。

客観的に自分の特徴を分析することで、明確な根拠を持って業界選びや企業選びができるようになるでしょう。就活において軸となる大切な作業と言えます。

面接ノートには、以下のような内容を書いてみてくださいね。

面接ノートには、自己分析で見出した結果だけを記載するのではなく、分析の過程も記録するようにしましょう。どんな経験や出来事から、強みや弱みが見出せたのかを書くことで、記憶として定着し自分の言葉で話せるようになるものです。

いつでも見返せるよう面接ノートに記録して、面接に臨みましょう。

自己分析のやり方については、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

④逆質問

逆質問を用意し、面接ノートに記載しておくと実際の面接でも慌てずに済みます。逆質問とは、面接のときに採用担当者から「聞いておきたいことや質問はありますか」と聞かれる質問のことです。

たとえば、以下のような質問を企業ごとに記載しておくと良いでしょう。

志望度の高さや熱意をアピールできるような逆質問が効果的です。気を付けたいのは、事前に調べればわかることや、すでに説明のあった内容を聞かないことです。また、仕事内容には一切ふれず、給与面や残業面ばかりを聞きすぎないように注意しましょう。

こちらの記事では、逆質問の攻略方法について解説しています。あわせてチェックしてみてくださいね。

⑤選考スケジュール

選考スケジュールも、面接ノートに記載しておけばスケジュールの管理がしやすくなりますよ。多くの企業の選考を受けると、ESの提出日や面接日などの管理が大変になってきます。

細かく記載し、ダブルブッキングや提出漏れがないように以下のようなスケジュールを記載しておきましょう。

「いつまでにESを完成させる」などToDoリストのように記入しておくのも効果的です。スケジュール管理は、アプリなど別の方法でしている人もいるかと思います。その場合は、面接の日程やESの提出日など最低限の情報のみ面接ノートに記録しておくと良いでしょう。

就活のスケジュールを管理する方法についてはこちらの記事も参考にしてください。

⑥ESの内容

ESで記載した内容も、面接ノートに残しておきましょう。ESで書いた回答と、面接での回答が異なっていれば一貫性がないと思われてしまいます。一貫性のない答えばかりしていると、準備不足や志望度が低いと判断される可能性もあるでしょう。

ESで書く内容は企業によって異なりますが、以下のような項目は面接ノートに記録しておいてくださいね。

特に、企業ごとに書く内容を変える部分には注意が必要です。不安な人は、提出するESをコピーして面接ノートに貼り付けておくのも良いでしょう。

39点以下は要注意!
あなたの面接力を診断してください

面接力診断はもう試しましたでしょうか?就活では、面接での印象が大きなポイントとなります。自信がないまま本番を迎えてしまうと、理由がわからないまま選考に落とされてしまいます。

少しでも不安な人は、「面接力診断」を活用してみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、今すべき面接対策を把握することができます。

今すぐ面接力を測定して、面接本番で失敗する確率をグッと下げましょう。

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作ってみよう! 4つのタイプ別でみる面接ノートの作成例

4つのタイプ別でみる面接ノートの作成例

面接ノートに書くべき内容を紹介してきましたが、面接ノートの作り方に正解はありません。実際に作るときは自分が必要だと思う内容をまとめ、自分が使いやすいように作成してみましょう。

ここでは、4つのタイプ別に面接ノートの作成例を紹介していきます。それぞれの書く内容や書き方のポイントなども解説していくので、参考にしてみてください。

①まとめ型ノート:面接前に見返して情報整理する

まとめ型ノート

面接前に見返して情報整理をおもな目的とする人は、まとめ型ノートがおすすめです。企業ごとにわかりやすく情報をまとめておくと、落ち着いて面接に臨めるでしょう。

まとめ型ノートを作る際に、盛り込む内容の一例を以下で紹介します。

面接で聞かれる内容を網羅できるようなノートにしてみてください。まとめ型は書く内容が多くなりがちなので、自分なりにアレンジしてスッキリとまとめられるように意識しましょう

②苦手項目の特化型ノート:苦手な部分を克服する

苦手項目の特化型ノート

苦手な項目を重点的に対策したい人は、特化型ノートにするのも効果的です。

たとえば、面接でのマナーが苦手な人は、面接前に企業情報や志望動機を見返すよりも、マナーについて最終確認をした方が安心できることもあるでしょう

自分の苦手だと感じる部分を見つめ直し、選考突破するための面接ノートを作ってみてくださいね。苦手項目は人それぞれですが、どんなノートが考えられるのか一例を以下で紹介していきます。

二次面接になかなか進めないと悩んでいる人は、面接での振り返りに重点をおくのも良いでしょう。どんな質問をされてどう答えたのか、回答したときの面接官の反応などを細かく記載してみてくださいね。

良くなかった点や、失敗したと思う回答などを見つめ直し、次に活かせるように回答内容をブラッシュアップしていきましょう。

苦手な部分やうまくいかないことは就活をしながら徐々にみえてくるため、就活を進めながら面接ノートの作り方も自分に合うかたちに変えていくのがおすすめですよ。

こちらの記事では、面接のマナーについて詳しく紹介しています。あわせて読んでみてくださいね。

③図解型ノート:要点だけ覚えて臨機応変に対応する

図解型ノート

面接官にどんな質問をされても柔軟に話せるようにしたい人には、図解型ノートがおすすめです。図解型ノートとは、図を使って記録する方法です。

たとえば、志望動機や自己PRを丸暗記している場合、深掘り質問をされたときに回答に困ってしまう人もいるかと思います。そんなときに図解で要点だけ覚えていると、自分なりに言葉をつむいで話せるようになり、スムーズに受け答えができますよ

具体的に、志望動機を図解にして考えてみましょう。志望動機が「志望する企業の特徴が、自分がかなえたいこととマッチしている」だとします。その理由や背景について、思考の可視化をおこないながら以下のように分解して図にしてみてください。

構造的に理解しなければ図におこすことはできません。テーマへの理解も深まるため、暗記が苦手な人にもおすすめの方法と言えますよ。

構造的に志望理由は自分の強みなどを整理したい人はマインドマップを活用するのもおすすめです。マインドマップについて詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。

④付箋型ノート:視覚的に覚えやすくする

付箋型ノート

視覚的に覚えやすくしたい人は、付箋型ノートを作ってみましょう。付箋型ノートとは、付箋に情報を書き込みノートに貼っていく方法です。さまざまな色と大きさの付箋を使い分けると、ノートを開いたときにわかりやすく頭に入ってきやすいのが特徴です

たとえば、思考途中の情報は黄色の付箋、要点は緑の付箋などで色分けして使ってみてくださいね。また、小さな付箋に書くため、要点をまとめなければなりません。そのため、自然と情報を整理をしながらノートを作っていけるでしょう。

自分が見やすいように付箋は自由に活用できますが、効果的にノートを作るポイントを以下で紹介します。

不要な情報をはがしたり、新しい情報を追加したり簡単に情報の更新ができたりするのが付箋のメリットでもあります。必要かと悩む小さな情報や感情も、積極的にノートに貼り付けることで新たな発見や気付きがあるかもしれません。

付箋型ノートでブラッシュアップしながら面接ノートを作ってみてくださいね。

作るだけじゃない! 面接ノートの効果的な3つの活用方法

面接ノートの効果的な活用方法

面接ノートの作り方について理解できたら、どうやって活用するのかみてみましょう。面接ノートは作るだけでなく、効果的に使用することも重要です。どのタイミングでどのように活用していけば良いのか、正しく理解しましょう。

ここでは、面接ノートの効果的な3つの活用方法を紹介していきます。より良い面接ノートにするためにも、チェックしてみてくださいね。

①面接前に見返し頭のなかを整理する

ノートを面接の前に見返し、頭のなかを整理しましょう。面接の直前は、緊張で頭が真っ白になってしまうこともあります。的確に整理された情報を見返せば、落ち着きを取り戻し不安も和らぐでしょう。

特に面接前には、以下の内容を確認してみてくださいね。

面接前はゆっくりと見返す時間もないため、最終確認用のページを作っておくのもおすすめですよ。

こちらの記事では、面接前の緊張を和らげる方法を紹介しています。ぜひ読んでみてくださいね。

②面接後にすぐに記録し次に活かす

面接後すぐに、当日の振り返りを記録しましょう。記憶が鮮明なうちに書き出すことで、しっかりと振り返ることができますよ

面接官からの質問内容を書き出し、うまく回答できなかった質問には模範解答を用意しておくと次に活かせます。また、面接を終えての自己評価をしていくのも良いですね。

具体的には以下の点を振り返り、ノートに書き出してみてください。

面接を重ねるごとに内容をブラッシュアップし、面接ノートを自分にとってさらに便利なノートにしていきましょう。

③こまめに見直す

面接ノートは、面接前や面接直後に活用するだけでなく、普段からこまめに見直すことが大切です。スケジュールの追加や更新はもちろん、記入した情報が古くなっていたり就活をするなかで考えに変化が生じたりするケースも考えられます

特に以下の項目は、企業研究や業界研究を重ねていくと、違うアピールの方が良いのではと変更になる場合もあります。この内容で問題ないかを常に自問自答しながら、面接ノートを作り上げていきましょう。

また、何度も見直すことで書いた内容がきちんと頭に入ってくるものです。そのため、普段から見直す習慣をつけておいてくださいね。

就活生に聞いた! 面接ノートを作って良かったこと

就活生に聞いた!みんなのリアルQ面接ノートを作って良かったことは?

面接ノートには3つの活用方法がありますが、実際の就活生はどのように使っているのか気になりますよね。そこで、ここでは就活生に、面接ノートを作って良かったと感じている点について聞いてみました。

面接ノートがどのように役に立っているのかがわかるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

面接対策ができたという回答が大多数

面接対策ができたという回答が多く寄せられました。

面接対策として役立ったという声を聞くと面接ノートの重要性がわかりますね。落ち着いて面接に臨むためにも、面接ノートを作ってみましょう。

振り返ることで次の面接に活かせたという意見も

事前の対策だけでなく、面接を振り返ることでメリットを感じている学生もいるようです。

良かった点や改善点など、こまかく面接の振り返りをおこなえばリラックスして次の面接に臨めるでしょう。事前対策だけでなく、面接後の振り返りとしても活用してみてくださいね。

これだけは気を付けたい! 面接ノートを作るときの3つの注意点

面接ノートを作るときの注意点

面接ノートは選考対策に有効ですが、注意点を押さえて作成しなければ意味のないノートになってしまいます。間違った方法や認識でいると、ノートの作成が重荷になることもあるでしょう。

ここでは、面接ノートを作るときの3つの注意点を解説していきます。無駄な時間を費やすことなく、効果的なノートを作るためにも事前に把握しておきましょう。

①文章を完璧に書きすぎない

面接ノートに書き込む文章は、完璧にしすぎず要点だけをまとめるように心掛けてください。実際に話す言葉そのままを記載し暗記すると、面接で一言一句間違えずに完璧に話そうとしてしまうものです。

面接では、面接官の質問をよく聞き、質問内容にあった回答をすることが大切です。たとえば、志望動機を400〜500文字で丸暗記していたとします。実際の面接で1分以内に簡潔に回答することを求められた場合、どこを削ろうか慌てることになるでしょう。

そのほかにも、丸暗記せずに要点だけをまとめて記憶しておけば、以下のようなメリットがありますよ。

どんな質問内容にも頭で考えながら回答するためにも、完璧な文章ではなく要点をまとめたノートを作りましょう。

面接で丸暗記がダメな理由については、こちらの記事でも解説しています。

②消したり書き足したりできるようにする

面接ノートは、消したり書き足したりできるように作成することが大切です。面接ノートは、日々更新されていくものです。どの段階でも、消したり書いたりできるように工夫するように心掛けましょう

そのための方法として、ルーズリーフやバインダーの使用を紹介しましたが、ノートを使用している場合、以下のような方法で追加や削除ができます。ぜひ、自分にあった方法を試してみてくださいね。

作る段階から、「ここは情報が増えそう」や「今後、考え方が変わる可能性がある」という部分は余白や白紙ページを残しておくようにしましょう。

③作成に時間を費やしすぎない

面接ノートを作成することに時間を費やしすぎないよう、気を付けましょう。あまりにも時間を費やしすぎると、本来やるべき業界研究や企業研究など就活にあてる時間が足りなくなることもあります

作成に時間をとられすぎている人は、以下の原因が考えられます。自分に当てはまるのもがないかチェックしてみてくださいね。

見た目や装飾、きれいにまとめることに注力し過ぎないように注意しましょう。また、SNSにアップしたいと考えていると、余分な労力を費やしている可能性もあります。

本来の目的を見失わずに、面接ノートを作成しましょう。

面接ノートの作り方をマスターして選考突破につなげよう

面接ノートの作り方は、人それぞれで決まったものはありません。しかし、何のために作ってどう活用したいのか考えて作る必要があります。

面接ノートは情報整理と選考突破を目的としたノートです。面接前に情報整理のために見返したり、面接直後に次へと活かすために振り返りを書き込んだりして活用していきましょう。

そのためにも、自分にはどんな情報が必要で、どうまとめていけば効果的なノートになるのか考えてみてくださいね。

面接に必要な情報が網羅してあるノートや、苦手項目を重点的に補えるノートなどタイプ別の作成例を参考に、自分専用のノートを作って面接突破を目指しましょう。

【面接ノートに関する調査】

  • 調査方法:ポートが運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
  • 調査日:2024年7月26日~2024年8月2日
  • 調査元:「就活の未来」を運営するポート
  • 調査対象者:25卒・26卒の就活会議会員の35人

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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