面接対策
【受かる笑顔の練習方法】面接官は表情から心情を読み取っている|笑顔が苦手なあなたに一番必要なのは「自信を持つ事」だった
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目次
笑顔を重視している就活生
キャリアパーク会員の就活生を対象に「面接を突破するために何か練習していることがあれば教えてください!」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
面接を突破するために何か練習していることがあれば教えてください!
- 笑顔やマナー
- 鏡見て笑顔
- 丁寧に話すこと
- 場慣れ
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「面接を突破するために何か練習していることがあれば教えてください!」
アンケートの結果を見てみると、面接を突破するために笑顔の作り方や、話し方の練習をしている就活生が多いことがわかりました。やはり笑顔は第一印象を大きく左右すると感じている就活生は多いようです。
面接官に好印象を持ってもらうために、笑顔はとても大切だとはわかっていても、緊張からなかなか自然な笑顔ができないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。本記事ではそんな自然な笑顔を作るためのポイントをご紹介していきたいと思います。
39点以下は要注意!
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表情から伝わるあなたの本音
面接において、顔の表情からあなたの本音は人事に対して伝わってしまいます。例えば、口では「ありがとうございます、貴重なお話ありがとうございました。」と言っていても表情が曇っていたり、納得していないような表情をしていたら、人事としては、「この就活生は口では感謝を表現しているが、実際は腹に何か不満でも抱えているな。」と思われてしまいます。
人は確かに表現された言葉も重視していますが、一方で顔の表情もよく観察してその人が本当は何を考えているのか探るものです。自分ではそんなつもりがなくても、表情が曇っていたり何か含んでいるような感じで相手に捉えれらてしまうと、言葉よりも表情の印象を重視してしまいます。この考え方は「メラビアンの法則」とも呼ばれています。
人事は分析のプロ
続いて人事の視点からも見てみましょう。人事は採用業務において、就活生の所作や回答から相手がどんな考え方をしている人か、どんな人格を持った人間なのかを事細かに分析するプロです。面接官といえどもそこまで細かくは見ていないなどと、甘く見てはいけません。
人事は就活生の人格をシビアに評価し、会社の社風に合うか合わないか、将来的に利益をもたらしてくれる人になってくれるかどうかも分析しているのです。そして、その分析のための情報(=言語情報、表情などの情報)を提供しているのがあなた自身となります。
人事は面接において質問から得られる情報ではなく、あなたの持っている雰囲気や表情も分析し、言葉にして伝えている内容と合っているのかどうかの分析も行うのです。しかも数百人、数千人の就活生を相手に分析をしているので、その傾向と対策は完成していると考えるべきで、そこを甘く見てしまっては選考を通過することはできないでしょう。
全ての感情は表情に出る
また、感情はすべて表情に出てしまうことも抑えておきましょう。例えば、怒っていれば眉間にしわが寄りますし、恥ずかしがっていたら顔が赤らみ、また焦って緊張していたら目線が定まらないなど、内面の感情と表情は密接につながっており、感情が表情に出てしまうのです。あなたが考えている以上に感情というものは表情に出てきてしまうものだということを念頭に置いておきましょう。
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受かる笑顔の練習方法とは
感情と表情の密接な関係が分かったところで、面接で受かる笑顔の練習方法について解説します。笑顔一つとってもただの作り笑顔や、ひきつった笑いでは面接官から「この就活生は笑顔を作っているな。」と、ネガティブな評価を受けてしまいかねません。
無理をして作る笑顔ではなく、自然な笑顔が出てくるように練習しましょう。この場合、ただ闇雲に鏡の前で笑顔を作ればいいというわけではなく、笑顔のメカニズムに即した効率的な手法があるので、ご紹介していきます。
スマイル筋を鍛える
スマイル筋は美しく自然な笑顔を作るための顔の筋肉と呼ばれており、このスマイル筋をほぐすことによって顔の表情がより柔らかくなり、自然な笑顔を作りやすくなります。口角を上げて左右のバランスの整った笑顔ができるようになります。目を見開いたりつむったりして、顔の筋肉をほぐしましょう。
笑顔に関連する筋肉は表情筋と呼ばれる表情を作り出す筋肉に分類されています。以下の5つになりますので、顔をほぐす際にそれぞれの筋肉のある場所や、司っている役割を意識してみましょう。
笑顔に関連する筋肉
- 大頬骨筋(だいきょうこつきん):顔の口角を上げる際に使用
- 頬筋(きょうきん):顔の口角を外側に向けて動かす際に使用
- 口輪筋(こうりんきん):唇を動かし、前に出す際に使用
- 小頬骨筋(しょうきょうこつきん):口角を斜めに上げる際に使用
- 笑筋(しょうきん):笑ったり口を開ける際に使用
歯を見せる
スマイル筋を鍛えることに加えて、笑顔を作る際には歯を見せることがポイントです。スマイル筋を鍛えた上で口を閉じたまま、口角を上げた笑顔でも自然な笑顔として印象を与えることはできます。加えて、歯を見せてニッコリと笑うことによってあなたの笑顔は、口を閉じているよりも健康的で明るく見えるので、よりあなたをポジティブなイメージとし、面接官からも好印象を抱いてもらいやすいでしょう。
さらに鏡を見ることで、あなたの笑顔が他人にどのような印象を与えているのかチェックしてみてください。鏡を見るときに何本の歯が見えて笑顔になっているか意識してみましょう。本数は多ければ多いほどよいですが、6~8本ほどの範囲で見えていれば、好印象なイメージを与えやすいです。
風船トレーニング
風船トレーニングは口の中で空気を吸い込んで膨らませて貯めながら動かすことによって、口の中から頬や表情筋を鍛えることができます。
このトレーニングは空気の圧が顔に対してかかるので効果が表れやすいです。それゆえ、モデルや俳優、アナウンサーが実際に活用している方法になり、即効性も高いので笑顔の練習をする時間がない時にも有効なトレーニングになります。
風船トレーニングのやり方
- ①口の中に空気を溜める
- ②右頰に空気を移動
- ③左頬に空気を移動
- ④上側に空気を移動
- ⑤下側に空気を移動
※①〜⑤を何度も繰り返すことによって、内側から表情筋を鍛えることが可能です。
ウとイを繰り返し発声する
最後の練習方法としては「ウ」と「イ」を繰り返し発生することです。「ウ」と「イ」を発生する時の表情は、笑顔を作るための表情筋を鍛えるのでおすすめだと言えます。こちらの練習でも鏡で自分の顔を見ながら、ちゃんと「ウ」と「イ」の表情になっているかを確認しながら練習すれば効果が出やすくなるでしょう。
ウとイの発生トレーニング
- ①「ウ」と言いそのままの状態で3秒キープ
- ②「イ」と言いそのままの状態で3秒キープ
- ③「ウ」と「イ」をスピード感を持って交互に繰り返す
※①〜③を繰り返すことにより、表情筋を鍛えることが可能です。
【39点以下は危険度MAX】
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面接で笑顔を印象付けるコツ
上手な笑顔のつくりかたはお分かりになったと思いますが、面接ではその笑顔を、面接官に印象付けなければいけません。面接中にずっと笑顔でいたり、ふさわしくない場面で笑顔になっていたりすると、面接官からの印象が悪くなり、逆効果になってしまいます。
上手く状況を読んで笑みをたたえることで、面接官から不自然に思われず、プラスの印象を与えることができるのです。どのような状況で、どのようにして笑顔を印象付ければ良いのか、具体的に見ていきましょう。
面接官が笑ったら笑顔で返す
面接中に話が盛り上がり、面接官の方から笑ってくれることがあるかと思います。そのようなときは、こちらの笑顔を印象付けるチャンスです。こちらも笑顔で応えましょう。逆の立場で考えてみてください。こちらが笑顔で話しかけているのに、相手がムスッとしていたり無表情だったりすると、良い印象は持たないと思います。
相手が笑ったらこちらも笑い返すことで、お互いに良い印象を持つことができます。そして笑うことによって面接時の緊張も和らぎ、その後の受け答えもスムーズに進めることができるでしょう。さらに面接自体も盛り上がり、笑顔とともに強く面接官の印象に残るでしょう。このように、面接官が笑ったらこちらも笑い返すことで、良いことはたくさんあれど、悪いことはひとつもないのです。
ハキハキと大きな声で話す
どんなに良い笑顔をたたえていても、受け答えのときにボソボソと話してしまうと、当然良い印象を与えることはできず、せっかくの笑顔も台無しになってしまいます。笑顔でハキハキと、大きな声で話すことで、面接官に「明るい」「元気が良い」というようなプラスの印象を与えることができます。
特に入室直後の自分の名前を名乗る場面で、顔に笑みをたたえ、面接官の目を見ながら大きくハキハキと発言すると効果的です。最初から好印象を与えることができ、面接官に強くインパクトを残すことができます。ですので、例えその後の受け答えのときに小さな失敗をしても、最初の好印象はなかなか覆らずに、有利に面接を進めることができるでしょう。
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自信を持つ事も重要
ここまで自然な笑顔を作るための練習方法について紹介してきましたが、練習に加えて重要なのが、自信です。自然な笑顔を作るのが難しい人に特有な傾向としては緊張に支配されてしまっていることと、自信のなさも原因の一つとなっています。自信のなさが自分の笑顔に自信を無くし、かつ緊張を生むとともに表情もこわばりがちになるのです。
内面は感情につながっているので、そのまま表情として表現されてしまいます。従って、自信があればおのずと表情に表れてくるので、まずは自分はできると自信を持ちましょう。できないと、思えば思うほど、ネガティブな思考になるので注意が必要です。
ポジティブシンキングになるためには、自分自身に自信がなかったとしても「自分はできる!」と、自己暗示をかけて自信があるように雰囲気を変えていきましょう。何度も反復することによって脳の感覚や自分の感じ方が不思議と慣れていきます。
表情でも入社意欲を伝えよう!
自然な笑顔について紹介してきました。自然な笑顔は面接においてあなた自身の評価を明るく元気な好印象にすることができます。強い関心・希望を、笑顔で表現し、面接官にあなたの入社意欲を伝えてください。
面接官は言葉だけではなく、あなたの表情や雰囲気からもその言動の真偽を確かめつつ、あなたの人格を評価しているので、あなたがどんな表情で他者に見られているかも留意しておきましょう。「人は見た目が9割」とまではいきませんが、見た目の表情でも評価されているのだということを念頭に置きながら選考に臨んでください