面接対策

信条について面接官が質問する理由と答えるときの注意点【例文付き】

信条とは

面接のなかで信条について質問されることがあります。信条とは「自分が思考したり行動する上での決めごとや貫くもの」です。普段の生活で、自分の信条について考えることは、あまりないでしょう。しかし、就活において信条はとても大切です。就職活動で自己分析をするときに、信条についても考えておきましょう。

就職活動における信条は、自己PRに近い意味を持っています。信条を答えるうえで、いかに自分を面接官にアピールできるかが大切です。就職活動で信条を考えるときは、ただ単純に信条が何かと考えるのではなく、自分のことをアピールできる信条を考える必要があるのです。信条を答える際に、どのような点に気をつけなければいけないのでしょうか?面接で信条を聞かれた場合に、注意すべきポイントや例文を紹介します。

面接官が信条や信念を聞くその理由

面接官はなぜ信条や信念について質問をするのでしょうか?信条や信念は、その人の性格や言動に深く影響しています。信条や信念を聞くことで、就活生がどのような考え方にもとづいて行動しているかということを判断できるのです。就活生の考え方がわかれば、就活生自身のことを理解するヒントになります。

面接官は、「どのような人物で、その人を採用したら企業にとってどのようなメリットがあるか?」という視点で就活生を見ています。信条や信念について質問することで、就活生がどのように企業に貢献してくれるのかを知ろうとしているのです。

あなたの面接力はどのくらい?

信条や信念の質問対策を始めている人は、面接準備がはかどっているのではないでしょうか?面接は事前準備が重要ですが、現時点での面接力を診断することで、より念入りな対策を進めましょう。そこで活用したいのが「面接力診断」です。

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信条や信念を答えるときの注意点3つ

信条や信念について答えるときには、どのような点に注意しなければいけないのでしょうか?面接は就活生を絞り込むためのものなので、信条や信念を答えるときに、素直に答えることが正解とは限りません。自分のことを企業にアピールできる信条や信念を答えることが大切です。ここからは、信条や信念を答えるときに注意するポイントを説明します。

①宗教・思想とは区別をつける

信条や信念を答えるときに、自分のプライベートな部分については話さないようにしましょう。信条や信念というと、自分の信仰している宗教や思想について答える人もいますが、宗教や思想は誰でも共感できるものではありません。宗教や思想は、信仰している人の思い入れが強い場合が多く、考え方の違いから意見が衝突してしまう可能性があります。

面接では、面接官がどのような宗教や思想を持っているのかわからないため、宗教や思想について話すと、面接官に悪い印象を与えてしまう可能性があるのです。面接で話す信条や信念は、誰でも共感できるような内容にしましょう。

②企業の視点に立つ

信条や信念を答えるときに、自分の利益になる内容だけを答えないよう注意しましょう。面接では、就活生がどのように企業に貢献してくれるかということを判断されます。自分だけに利益があるようなことを話しても、そのことが企業に貢献できる内容でなければ、面接官の評価は低いです。

信条や信念を答えるときは、自分の視点だけで考えるのではなく、面接官や企業の立場になって考えることが大切です。自分の信条や信念が、入社してからどのように仕事に活かせ、企業に貢献できるのかということを話すようにしましょう。自分の信条や信念が、企業にとってメリットがあると面接官に思わせることが大切です。

③強すぎるこだわりは話さない

信条や信念というと、絶対に譲れないこだわりだったり、固執する考え方のように思う人もいますが、面接で信条や信念を答える場合は、強すぎるこだわりを話すのは逆効果です。こだわりが強すぎると、一つの考え方に固執しすぎて、柔軟性や適応性がないという印象を与えてしまいます。

仕事をするうえで、ある程度のこだわりや一貫性は必要ですが、強すぎるこだわりはただのワガママです。仕事をしていると、その時の状況に応じて仕事の進め方ややり方を変える場面がたくさんあります。そんなときに、「このやり方でやると決めたから、やり方は絶対に変えない」と言う社員と一緒に仕事をしたいとは思いません。信条や信念は、強すぎるこだわりとは別物と考えましょう。

面接で信条や信念を答える時の例

「面接で信条や信念を答えるときに、気をつけるポイントはわかったけど、実際にどんな内容を答えればいいの?」と疑問に思う就活生は多いでしょう。面接で信条や信念を聞かれたときに、どのような答えがあるのか例文を紹介します。あくまでも例文なので、例文を参考にしながら自分が実際に体験したことや考えを具体的に盛り込んで、信条や信念をわかりやすく面接官に伝えることが大切です。

①例文

面接官:あなたの信条や信念は何ですか?

就活生:私の信条は、どんなときでも明るく元気に対応することです。ファミレスでアルバイトをしているときに、毎日100人以上のお客様を接客していました。アルバイト中はお客様の様子を見ながら、困っているお客様がいたらすぐに用件を伺いに行くことが大切です。ずっと立ち続けながらお客様に気を遣っているので、だんだんと疲れて元気がなくなってしまうのですが、そんなときこそ、常に明るく元気に対応することを心がけて接客していました。

明るく元気な性格をアピールしたい場合の例文です。企業が新入社員に求めることの一つに「明るさ、元気のよさ」があります。新入社員はこれから先企業の戦力になることを求められますが、入社したばかりのころは、企業に新しい空気を持ってくるということを期待されます。

そのため、明るく元気のよい新入社員は、他の社員の気持ちを明るくし、社内の雰囲気を良くするというのが企業のメリットです。また、明るく元気がよい人は、人の意見を素直に聞くという印象を与えやすく、採用するメリットがあるという印象を与えられます。

②例文

面接官:あなたの信条や信念は何ですか?

就活生:私の信条は、人の話をしっかりと聞くことです。学生時代、テニス部で練習内容について話し合っているときに、意見が2つに分かれてしまいました。各自が自分の意見を通そうとしている中で、私は双方の意見を聞くことで全員が納得できる練習内容を見つけようと努めました。人の話をしっかり聞き、その人の考えを理解することで最善の方法が見つかると考えています。

人の話を聞くことをアピールしたい場合の例文です。仕事をするうえで、社内や社外の人間とコミュニケーションを取ることは必須です。他人とコミュニケーションを取るうえで、人の話を聞くということは、大切なスキルといえます。

よく話す人が仕事ができる人と考える人も多いですが、話すことと同じくらい聞くことは重要です。人の話を聞くことができるということは、仕事をするうえでコミュニケーションをきちんと取ってくれるという印象を企業に与えられます。

③例文

面接官:あなたの信条や信念は何ですか?

就活生:私の信条は、プラスアルファを提供することです。スーパーでアルバイトをしているときに、指示された仕事に対してプラスアルファで何かできないかということを常に考えて働いていました。例えば、バックヤードの在庫数を確認するように指示されたときに、ただ在庫数を数えるのではなく、在庫数が少なくなって発注の必要がある商品をリストアップしたりしていました。

指示されたことをやるだけでなく、自分で考えて行動することをアピールしたい場合の例文です。仕事をするうえで、指示されたことをやるのは当然ですが、指示待ち人間になっては業務効率は上がりません。

自分ができることを探して、積極的に作業する社員は、企業にとってメリットがある人材です。支持されたことをやるだけでなく、自分から仕事を見つけて積極的に作業するという信条は、企業にとってメリットがあるという印象を与えられます。

自分の意味を知り例を参考に回答しよう

自分の信条や信念は何かと聞かれても、なかなか思いつかない人もいるでしょう。そのような場合は、自分がこれまでの経験で、困難や苦しいことをどのように乗り越えたかという行動を見直すことで、自分の信条や信念に気付くことがあります。

信条や信念を答えることは、自分がどのような人間なのかということを面接官にアピールすることです。自分のメリットだけを考えるのではなく、企業にとって自分の信条や信念がどのようなメリットを与えるのかということを考えることが大切です。企業にアピールできる信条や信念を考えて、内定に一歩近づきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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