面接対策

就活でコピペは絶対にNG!社会人になるという意識を持ってありのままのあなたで書類準備や面接に挑もう!

ESや履歴書は自分の力で完成させよう

コピペで作成したESや履歴書を提出しても、コピペ行為そのものを指摘される事はまずありません。それは、面接時でも同じです。しかし、ESや履歴書のコピペは面接時にバレる事が多いのです。それは、面接官は貴方が提出してきたESや履歴書を元に質問を投げかけているのに、返って来る答えが今一つ内容を理解できていないような答え方だった時です。自分の考えと言葉で書かれていないESや履歴書は、百戦錬磨の面接官にはすぐにばれてしまいます。
中には、「文章に自信がない」という方もいるかもしれませんが、他人が書いた文章を拝借するよりも、例え稚拙でも自分の言葉で書いた文章の方が説得力があります。こういった事からも、ESや履歴書は必ず自分の力で完成させることが大切です。

コピペが絶対にNGな理由

就活中に、コピペをしていた事が発覚すると、確実に信用を失います。試験官にしてみれば、貴重な時間を割いて「会社に貢献する事の出来る人間」を真剣に探している時に、「コピペでいいだろう」と言う不誠実な考えに付き合わされる事になるからです。「自分の考えがない人間」という評価にも繋がりますし、何よりも信頼を失います。コピペ行為は「手抜き」とも受け止められる為、選考を突破する事は相当難しくなってしまいます。仮にコピペが発覚せずに選考を突破できたとしても、実際に面接で会った時の雰囲気や会話の内容から、面接官は嘘を見抜きます。就活の入り口の段階で「不誠実な人間だ」と思われないためにも、ESや履歴書のコピペは絶対にNGだと思っていて下さい。

独自性のない文章になる

企業に向けて、どのように自分をアピールして良いか解らない時には、他者が書いたものを参考にするのは確かに悪い事ではありません。しかし、他者が書いたものをそのままコピペして貼り付けると「つぎはぎ」された文章が出来上がります。例文や他者の文章をコピペした場合、自分の主観が入っていない独自性のない文章になってしまうのですね。試験官は何千、何百というESや履歴書に目を通します。その時に何の主体性も独自性もない文章は読み飛ばされてしまうのです。
独自性がない文章には魅力はないからです。試験官の目に留まるためにも、他者から借りてきた言葉ではなく、自分自身の言葉で書くことが最重要だと言う事を、肝に命じておいてください。

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読み手にはすぐバレてしまう

面接官は、人を見るプロです。採用が専門なので、次々に出版される就活のマニュアル本にも精通しています。更に、採用を担当する人事部は、ESや履歴書を読みなれているため感覚的にコピペかどうかの判断が出来ます。試験官が違和感を持った文章はネットなどで検索をかけますので、ネット上に出回っている志望動機などはあっと言う間に見抜かれてしまいます。
とりわけ、文章には独特なリズムというものがあるので、所々に自分の意見を入れたり、前後を入れ替えてみたりしても、コピペをしている箇所はリズムが崩れるのですぐに分かってしまいます。自分の意志や特性を活かし偽ることなくしっかりと、自分で考えて自分の言葉で書くようにしましょう。

面接で深掘りされても答えられない

コピペを使ってESや履歴書を書いた場合、面接でそれが発覚する事が多いといいます。何故かというと、自分で作成した文章ではないので深堀されても答えられないからです。深堀されて答えられないと、質問の内容をきちんと理解する事が出来ない、コミュケーション能力が低い人間だと判断されてしまいます。
以前、午前の試験と午後の試験に、同じ大学の学生で、どちらも同じサークルの主将をしていたという就活生が来たことがあったあそうです。試験官が、その場で嘘をついた学生を咎める事はしませんが、受け答えの中に真実は全て見えてしまいます。他者の文章や功績を横取りしている者の言葉は非常に薄く、真実味がないので、すぐに分かってしまうのです。

人間性を問われる

ESや履歴書と言うのは「何としても御社に入りたい!」「御社でこんな仕事がしたい!自分には出来ます!なぜならば◯◯〜」というアピール文のようなものです。今迄、その就活生がどんな努力や経験をしてきたかをアピールし、それを踏まえて企業側が「この人なら頑張ってくれそうだ」という判断を下す為のものです。その入り口となる一番大切な書類をコピペで済ませてしまうという事は責任感のなさや人間性が問われます。コピペそのものに抵抗のない人が増えていますが、きちんとした手順を踏まない限り、コピペは著作権の侵害です。盗用と言われてしまっても仕方のないものです。そのように思われない為にも、必ず自分で考えて書くようにしてくださいね。

バレてしまうと採用の可能性はほぼゼロ

採用を専門にしている人事担当者は、膨大な量のESや履歴書を見ていますので、コピペはすぐにバレてしまいます。バレるとどうなるかと言うと、考えるまでもなく、確実に損をします。まず書類選考の段階では、コピペで書かれた文章はどれも似通っているので埋もれてしまい、他の就活生から抜きんでる事が出来ずに書類選考が敵わなくなります。
仮になんとか書類審査を潜り抜けたとしても、面接の時の受け答えで必ずバレてしまいます。企業が大切な時間を使って就活生に会おうとする行為を踏みにじる行為ですので、確実に信頼を失います。自分の言葉で書く事も出来ず、さらには信頼を失っている状態になってしまうわけですから、採用の見込みは限りなくゼロ。なくなったと思って良いでしょう。

面接官側の気持ちになってみよう

自分がもし選考をする側だとしたら、何百通と送られてくるESに、何を重要視すると思いますか?何通も読んでいる内に、最重要視するのは「読みやすさ」になって来るのではないでしょうか。読みやすく、要点をついた書類を読むと気持ちが良いものです。
逆に、どんなに経歴が素晴らしくても、論理的な文章を作れていないものは能力に不安を感じてしまいますよね。コピペも同様です。選考する側が、時間を使って懸命に読んでいるのに「こう書いておけば大丈夫だろう」「ネットに出ていた文章だから万人受けするだろう」という意思が読み取れてしまうので「この就活生は不誠実だな」「自分の考えもないのだな」という気持ちになってしまうのではないでしょうか。

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志望動機や自己PRは「あなた自身」の事

志望動機や、自己PRを書く時に重要になってくるのは、それが貴方自身の言葉であるかどうかです。就活マニュアル本に載っている動機や自己PRをコピペして持ってきても、本人との間にギャップが生じてしまいます。志望企業のHPにある理念をそのままコピペしてくるような安直さはすぐにバレてしまいますし、会社概要を読んだだけの薄い内容ではほかの就活生に勝つことはできません。
志望企業が企画するイベント等には積極的に参加したり、同業他社と比較をしてみたりしてください。そうする事で、「何故同業他社でなくこの会社なのか」というあなた自身のリアルな志望動機を書くことが出来ますし、嘘のない言葉は試験官の目に留まりやすくなります。

偶然自分と類似した回答例を見つけた時は

もしも、ネット上に自分が書いた志望動機や自己PRと類似した回答例を見つけてしまったら、まずはしっかりと自分の書いた文章を読み直しましょう。自分の書いた文章が、会社概要を読めば誰でも書けるような独自性のない物にはなっていませんか?もう一度、きちんと考え直してみましょう。驚くような独自性がない場合でも、それが今の自分の偽りのない考えだという事であれば、回答例を圧倒的に上回る文章に修正するという方法が使えます。
人事担当者が知りたいのは、「何をしてきて、何が出来て、今後は何がしたいのか」ということです。そこをしっかりと抑えながら自分が出来る事、やりたい事、志望企業でなければやれない事等をアピールできれば問題はないのです。

ありのままのあなたで大丈夫

書類選考を突破したら、次はいよいよ面接です。面接が苦手な方も多いですが、安心してください。「プレゼンの8割は事前準備で決まる」と言う言葉があります。面接は、初対面の相手に自分という商品を売り込むプレゼンテーションの場なのです。そこで重要なのは「何を伝えたいか」が明確になっている事、そして「面白そうだ」という将来性を見てもらう事です。
この為の事前準備は、ESや履歴書を書いた時に既にできあがっているはずです。自分の言葉で書いたESは、そのまま貴方自身のプレゼン資料になるのです。安心して、ESで伝えきれなかった事を伝えて来ましょう。それが内容の深堀になり、貴方の魅力を更にアピールしてくれる結果になります。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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