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【インターンとアルバイトの違い】仕事内容や就活に効率的な働きを紹介

インターンとアルバイトの違いは取り組み方

インターンとアルバイトの違いはなにか、いまいち分からない人もいるかもしれません。特に有給インターンでは、アルバイトと同じ感覚の就活生もいるでしょう。有給インターンもアルバイトも、仕事の対価として給与を得られるのは共通しています。企業の方針も関係しますが、有給インターンは期間が長期である傾向があります。内容もワークショップよりも、実務に近いものになるのです。

短期インターンでは、実務までおこなうことは少なく、多くの場合給与は支払われません。では、アルバイトとインターンでは何が異なるのか、以下で詳しく紹介していきます。

インターンとアルバイトの5つの違い

アルバイトの目的は、あくまで労働による対価の取得です。アルバイトは給与目的として始める人が多いでしょう。一方のインターンシップはどうでしょうか。有給インターンも給与は出ますが、無給インターンは出ません。

ただ、無給でも参加する目的は志望企業や業種の職業体験、スキルアップです。単純に、その時、一定期間働いて給与をもらうためにではなく、卒業後を見据えて取り組むという部分がアルバイトと大きく異なる点でしょう。

①任せられる業務や責任の重さ

インターンでは正社員と同じ裁量を与えられる場合もあり、自分で考えなければならない場面が必然的に多くなります。仕事内容も責任を求められることも多いですし、ひとつのミスが、会社全体に影響を与えるケースもあるのです。そのため、企業側も指導や教育を本気でおこないます。

もちろん、アルバイトだから責任がないという考えは通じません。あえて、比較をした場合、どちらかといえばインターンのほうが責任重大な仕事を任せられることが多いというだけです。

②学べるスキル

給与の出る長期インターンは、実務を任せられることが多いです。企業にもよるのですが、一般的にアルバイトで任せられる仕事内容は正社員と違います。インターンの場合だと、正社員と同じ、実務に即した業務内容となります。マニュアル以外で自分自身で対応しなければならない場面も多いでしょう。正社員と同じく成果も求められます。この点が、アルバイトと大きな違いといえるでしょう。

特に、ベンチャー企業が実施するインターンは、実務であることが多いです。ベンチャー企業は、インターン生を貴重な戦力として見ているケースが少なくありません。こうした経験ができることから、インターンは就業後に近いビジネスや実践的なスキルが学ぶことができます。

③内定や就活に直結するか

志望企業のインターンの場合、内定に結びつくケースも珍しくありません。企業が、給与を出してまでインターン参加者を募集するのは、戦力確保という面はあります。同時に、優秀な参加者を他企業より早く見つけるという目的もあるのです。また、ESや面接だけでは、仕事ができるかどうか、相性があっているかどうかは本当の意味では分かりません。企業も就活生も企業とのミスマッチだけは避けたいと考えているはずです。その意味で、インターンは参加者の能力を確かめる機会として企業にはいい機会といえます。

先輩たちとコミュニケーションもスムーズに取れ、成果を出したのであれば、企業も放っておかないでしょう。そのため、インターンの結果が内定に直結する場合も多いのです。特に外資系企業はインターン結果を重視する傾向にあります。

④報酬・給与が発生するか

アルバイトの主な目的のひとつはお金を稼ぐことですので、アルバイトにはかならず給与が発生します。一方、インターンシップには無給もあります。無給インターンは、研修・学習的な側面が強く、職場体験や説明会、セミナーが含まれるケースが多いです。1日~1週間など短期間のインターンの多くがこれに当てはまります。

一方、長期インターンには有給として募集しているケースが多いです。基本的にはインターン期間が1カ月を超えると、労働力としてみなされ、有給となります。長期間にわたって労働する条件だけだと通常のアルバイトと同じにみえますが、インターンはスキルアップや仕事・企業の業務内容などの企業研究という参加目的の点で異なります。また、企業によっては内定に直結する場合もあります。

⑤参加者の目的意識

アルバイトは一般的に労働力を提供して対価をもらうことが目的です。インターンでは志望企業や業界の研究を深めるため、社会人としての基礎を学ぶ、内定に有利となるという理由で参加する人がほとんどでしょう。

アルバイトの取り組み方は、インターンとは全く異なり、お金を得ることが大きな目的です。もちろん、アルバイトでも社会人としての基礎や業界研究はできます。ただ、アルバイトの立場では正社員と同じ仕事をすることはなく、多くはマニュアル通りにできるルーチンワークです。インターンに参加する人は、お金を稼ぐことよりも、自分のスキルを磨きたい・就活に役立てたいといった目的意識が強くなります。

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こちらの記事では、インターンシップのマナーについて詳しく解説しています。

法律や契約面での違い

いざインターンに参加することになった就活生は、自分の法律上や契約を押さえておく必要があります。長期間にわたって実務的な活動をしているのに給与が支払われない場合は、企業は支払いをしなければならない可能性があります。

また、会社に損害をあたえたり、自分がけがをしたなどのトラブルにあったときにもこうした知識は役立ちます。企業側から説明がある可能性が高いですが、分からないことがあれば自分からしっかり聞きましょう。

インターンはアルバイト・業務委託契約が多数

まずインターンは法律的な定めはなく、業務内容や働く期間などに基づいて、企業が決めることになります。雇用契約上ではアルバイトという扱いが多く、時給で給与が換算されます。また、業務委託契約というケースもあります。これは雇用関係を結ぶのではなく、仕事の依頼を受ける雇用形態のことを指します。時給でなく、これは結果ごとの報酬という形で支払われます。

「保険が必要になることは少ない」と思われるかもしれませんが、アルバイトや責任が重い分、企業側に損害を与えてしまった場合、自分が損害を被った場合などリスクがあります。保険は企業側が用意しているケースもあれば、大学を通じて自分から加入しなければいけないケースもあります。企業に問い合わせて保険などを特に用意していない場合は、キャリアセンターや大学生協に問い合わせてみましょう。

インターンもアルバイトも時給換算の企業が多い

インターンもアルバイトも、基本的に給与の支払では、時給換算を採用している企業が多いです。時給以外には、日給や、成果報酬などがあります。成果報酬では、1作業、1成約で支払われる金額が変わる形式です。時給制は、単純に、働いた時間分だけ給与に還元されます。また、成果報酬よりもシンプルで分かりやすいです。

他にも、休日出勤や深夜では、時給をアップさせる企業も少なくありません。日給は、1日の賃金が決まっています。日給は短時間働いても、同じ賃金を支払ってもらえることが魅力です。ただ、残業代をつけてくれない企業の場合だと、結果的に、時給計算のほうが高くなるケースもあります。ただ、アルバイトやインターンは、基本的に時給換算です。不安なら、面接などでチェックしてみましょう。

インターンとアルバイトの違いを把握し目的によって選ぼう

インターンとアルバイトは、自分が何を目的にしているかを明確にして選びましょう。給与が出る長期的なインターンはアルバイト感覚で参加する人も多いです。ただ、基本的な目的は、企業研究や業界研究のためでしょう。さらに、社会人としてのスキルを、学生の頃から身につけるためにおこなうのです。志望企業なら内定を近づける手段のひとつともなります。

アルバイトは、単純に対価のためおこなうものです。仕事をして対価をもらい生活費や自分が欲しいものを購入するため働きます。仕事内容も異なるため、自分が何を重視するかを決めてから選びましょう。

インターン先のおすすめ企業について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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