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【自己紹介のテンプレート】伝えるべき内容や例文をご紹介

自己紹介で好印象を与えよう

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自己紹介で好印象を与えるためにはどうすれば良いのでしょうか?多くの人は恐らくこれまでに、就活以外の場面でたくさんの自己紹介を経験してきているはずです。しかし、就活のときほど「好印象を与えよう」と考えた機会というのは少ないのではないでしょうか。就活での自己紹介は自分の印象を大きく左右するものであり、自分の印象は就活の結果にもダイレクトに影響します。そのため誰もが、「就活で好印象を与える面接のコツを知りたい」と考えるでしょう。

「自己紹介」という言葉はなじみ深いですが、就活でとても大切な自己紹介ですので、その意味をしっかりと把握し、少しでも好印象につなげるための方法は知っておくべきでしょう。そこでこの記事では、自己紹介の基本・内容・テンプレート例などを紹介します。少しでも自己紹介について理解を深め、自分の魅力を存分にアピールする自己紹介実現に活かしてください。

自己紹介の基本について

就職試験で避けて通れないものにESと面接があります。その中で両方に共通して一番頭を悩ませるものが自己紹介でしょう。どういう風に話し始めればいいのか、どれぐらい時間を使っていいのか、どういう口調で話せばいいのかなど、知識がないと不安に思う人も少なくありません。

自己紹介で伝える内容

自己紹介では、まず最初に自分の氏名、大学名と学部、専門分野を話します。専門分野について話す場合、卒業論文で取り組んだテーマや内容について触れるのもいいでしょう。その際、専門用語は使わず、分かりやすく話す必要があります。

次に、どのように学生時代を過ごしてきたのかを伝えるために、最も注力して取り組んだことを話し、最後に企業に対しての熱意や意気込みを伝えます。この面接にかける自分の思いや、今後どんな風に成長していきたいか、自分はどのような点で貢献できるのかといったことをアピールします。

自分の血液型や星座など、就職面接に関係のないと思われる情報を自己紹介の中で話すと、マイナス評価になりかねませんので注意しましょう。

学生時代に打ち込んだことを具体的に話す

自己紹介の中で学生時代に打ち込んできたことを話すと、どれだけ充実した学生生活を送ってきたかが面接官に伝わります。この内容を自己紹介に盛り込むのは、目標や意思をもって努力する姿勢が、社会人になってからも必要とされる資質のひとつでもあるからです。

一生懸命取り組んだアルバイトやサークル活動での具体的なエピソードを挙げ、その経緯から学んだことや得たことなどを話しましょう。例えば、サークル活動に力を入れたケースだと「新入生の勧誘に力を入れ、メンバーを〇人増やすことに成功し、サークルの盛り上げに貢献しました。

その結果、大きな大会に出場する権利を得て、〇〇大会で〇位という結果が残せました。私はこの経験を自らの糧とし、何事もあきらめず積極的に物事に取り組むことで、御社でも結果の出せる営業社員として活躍したいと考えております。」といった切り口で話すとよいでしょう。

1分程度で関係に伝える

面接の際の自己紹介の時間ですが約1分ぐらいに簡潔にまとめるのがいいとされています。実際に1分と聞くと短いと感じるかもしれませんが、約250文字~300文字ほど話せるので十分な時間です。長くなったとしても2分(約500文字)を目安にし、それ以上超えないようにしましょう。

短く簡潔に必要な情報を伝える方が非常に効果的で、プラスの評価に繋がりやすいです。例外として面接官から時間の指定をされることも多いので、ベースの紹介文を1つ用意しておき、短いのであればここを削ろう、長いのであればこれを足そう、という風に準備しておくとスムーズに自己紹介ができます。

自己紹介のテンプレート例・誠意をアピール

自己紹介の中で一番他人との差が生まれるのが「誠意」のアピールです。広辞苑によると「私欲を離れて正直にまじめに物事に対する気持ち」であり、この会社を受けるに際の自分の素直な気持ちの表現です。面接やESなどで受験者の誠意が表われていると、より採用担当者の目に付き、少しの誠意の差が採用不採用に大きく関わってきます。

志望する会社に入りたい熱意を前面に押し出して、より注目される誠意のアピール方法をテンプレート交えて紹介していきますので、ぜひ自分の自己紹介に当てはめて参考にしてみてください。

例①

私は○○大学○○学部の○○と申します。学部では○○の研究をしており一般企業と共同で○○を開発し販売することができました。○○を販売するという目標を持ち企業の方と試行錯誤を重ねながら、それを必ず達成するという目標を掲げ、それを達成できたときのやりがいを私は忘れられません。私自身も御社のようなチャレンジ精神に感銘を受け、私自身がどこまで通用するかを試してみたいと心から思っております。私は絶対に最後まで諦めません。本日はよろしくお願いします。

ポイントとしては自分の考え方を前面に押し出し、少し熱いぐらいの素直な気持ちを表現しているところです。最後に一言キメ台詞を入れることも好印象を持たれやすく、他のライバルとの違いを鮮明に印象付けれるので覚えておいてください。

例②

初めまして。○○大学○○学部の○○と申します。○○を専攻して人の為になることを研究してきました。学業以外ではボランティア活動に力をいれていて、街の清掃作業や震災などの被災地派遣などを通し、人と人との助け合いを十分に学んできたと自負しております。助け合いの大切さをもっと大勢の人に知って欲しいと思っており、御社の力を借りて世の中にもっと普及していきたいと思っております。このような御社に出会えて私は本当に幸せです。本日はよろしくおねがいします。

こちらは志望動機を少しだけ混ぜて、就職した際にどういうことをやりたいかを具体的に表しているところが好印象になります。私がどういう風に考えていて自分はこういう風にやりたい、社会がこういう風に変わって欲しいという熱意が面接官に十分に伝わっているので、こういう方法もこの面接に対する誠意のアピールにもなるでしょう。

自己紹介のテンプレート例・学生時代の経験をアピール

自己紹介の中で必ず話す内容に学生時代の経験があります。大学や専門学校などでどういうことをやってきたのかというのは採用担当者が受験生をどういう人物像なのかを知る上で、非常に情報が多い部分になります。

学生生活でやってきた活動から、この人を採用したらこうなるという具体的なビジョンも見えやすいので、採用する側からすると会社にとって必要か不必要という判断するきっかけにもなります。一番考えるのに時間がかかる部分ですので、例文を参考にして自分なりの紹介文を考えてみてください。

例①

私は○○大学○○学部の○○と申します。学部では○○の研究をしています。サークルでは今まで運動をやってこなかったのですがサッカーを始め、4年生になった時にチームメイトのサポートもあり初めてレギュラーとして試合に出ることができました。惜しくも予選敗退でしたが現在もチームメイトとサッカーを続けており、諦めなければ結果がついてくること、一人ではできないことも仲間がいれば必ず達成できることを学ぶことができました。これからも仲間を大切にし社会に貢献していきたいと思っています。本日はよろしくお願いします。

学生時代を考えるときに、必ず結果が出ているものから考えてしまいがちです。逆にマイナスな部分を伝えることにより人間らしさがより際立つ場合もあるので、今までの学生生活を振り返り、より自分をもっと知ってもらえる部分をみつけてみましょう。長所や頑張ってきた所を前面に押し出すのも面接官からするとプラスに取られるので、自分が今まで経験してきて一番印象に残ってることを見つけるのが一番の近道です。

例②

私は○○大学○○学部の○○と申します。学部では心理学を専攻しており学んだことをより活かすため、接客のアルバイトに力を注いでおりました。アルバイトの経験から接客の難しさや楽しさを十分に学ぶことができ、これからも人にもっと喜ばれる接客を目指して日々学んでいこうと思っております。これから社会人としてお客様や取引先と接する機会が多いと思いますが、アルバイトでの経験を元にもっと相手の望んでいることを理解して喜んでもらえる接客を目指していきたいです。本日はよろしくお願いします。

大学の研究やゼミだけではなく、アルバイトへの注目もおすすめです。アルバイトは社会人経験として十分に値するので、アルバイトで得たものやトラブルが起きて解決した経験なども内容によっては自分を知ってもらえるチャンスかもしれません。アルバイト以外でも、学校終わりに参加したイベントや小さいときから継続しているものなどのエピソードと絡めて説明するのも相手に伝わりやすいです。

自己紹介のテンプレート例・笑いを交える

自己紹介の内容で意図的に笑いを交えることも、好印象を持たれる上で効果的と言われています。お笑い芸人がモテるのは、ユーモアセンスがあると人を惹き付けられるためです。ユーモアのある自己紹介ができると面接官の対応も変わる場合があり、プラスに転じるケースも多くあります。ですがやりすぎは逆効果になるので、注意しましょう。

例①

初めまして。○○大学○○学部の○○と申します。大学では経営学を学び、地元北海道で小麦やじゃがいもの農家をやっている両親にも色々アドバイスをして、結果売り上げ増加に繋がることができました。その他色々と自己紹介を考えていたのですが、前に言われた方の自己紹介が素晴らしすぎて、言うことがわからなくなってしまいました。申し訳ありません。ですが誰よりもやる気はありますし、今回このような面接を受けさせてもらったのはありがたく思います。本日はよろしくお願いします。

ユーモアを少し加えた例文です。クスッと笑ってもらえば、そこからの面接の雰囲気が和やかになり緊張も解ける内容です。笑いを含めるのは面接という独特の雰囲気を打破するにはおすすめです。

例②

私は○○大学○○学部の○○と申します。学部ではマクロ経済を研究しており、研究室のリーダーとして他の学部の人も交えて意見交換会を開催などもしておりました。見掛けによらず趣味は絵を描く事で休みの日はよく外の景色を模写しています。ちなみに中学校の時の美術はいままで1以外とったことありませんが、自分の隠れた才能を信じてこれからも描いていくつもりです。感受性が豊かなのは自分でも感じているのでそういう所もしっかり磨いていきたいと思っております。本日はよろしくお願いします。

自分の趣味から自分を犠牲にして笑い繋げた例ですが、非常にユーモアがあると感じれますね。趣味から笑いに繋げるのもよく聞く例で、学生時代のあだ名から笑いにもっていく方法もあります。色々な角度から笑いを狙っていくのも明るい性格ならではのアピールになるので、是非参考にしてみてください。

自己紹介のNG例

ここからは、自己紹介におけるNG例を紹介していきます。ここまでは自己紹介の基本や内容・テンプレートなどを紹介してきましたが、「こうすれば良い」と思い、実行しているつもりでも、大きなミスをしてしまい、それに気付かないというケースもあります。

自分では正しいと思って実行していても、実は印象の悪い自己紹介になってしまうリスクがあるのです。その場合は結果がなかなか出ず、自分では正しいと思い込んでいるので修正も難しいでしょう。そこで、逆にNG例を最初に学ぶことで、陥りやすい間違いを事前に予期してさけることが可能です。代表的なNG例もぜひ参考にしてください。

NG例①自慢が多い

〇〇大学〇〇学部〇〇学科の▲▲と申します。私は大学では〇〇サークルに参加し、リーダー的な存在としてみんなを引っ張りました。そんな私に先輩も頼るようになりましたし、後輩からも〇〇先輩はすごいと評判になったぐらいです。実際に二年生の時、私がサークルの中心になったことで、多くの後輩が入って来ました。「これも〇〇さんが熱心に勧誘をした結果だ」と先輩からも後輩からも喜ばれました。もちろんサークルばかりがんばったのではなく、学業の方もおろそかにせず、教授からも一目置かれていました。そんな私の能力を御社でも活かしたいと考えております。

この例文は極端ですが、自慢話しかしていません。自己アピールとして嘘ではなく本当のことを言ったのかもしれません。しかし、ただの自慢話だけでしたら鼻持ちならない学生と思われるだけです。またこの例文ではサークルでリーダーだったという情報はあるのですが、具体的に何をしたのかについて非常に薄いです。本当のことだとしても具体的な結果、例えばサークルでイベントを主催して何人ぐらい集まったかなど細かな数字がなければ、根拠は薄くなってしまいます。

NG例②ネガティブ発言が多い

〇〇大学〇〇学部〇〇学科の▲▲と申します。私は大学時代、飲食店のアルバイトで、主に厨房で料理人のサポートを中心に働いた経験があります。そのアルバイトをするまで、料理などをしたことがなかった私は、砂糖と塩を間違えてひどく怒られたものです。厨房の先輩たちは気が荒い人も多く、正直な所、プライベートでは付き合いたくない人ばかりでした。だからこそ、人間関係において、どのような振る舞いをすれば人に好かれるのかのテクニックを身に着けられたと思います。その甲斐あってか、先輩たちから仕事以外で遊びなどの誘いも受けたのですが、上手に断るための方法も身につけられたと思います。

自己紹介は、面接官に魅力的な人間と思ってもらう必要があります。そのため、できるだけ内容はポジティブなものにした方が好印象を持たれる可能性が高いです。この例文ではアルバイトを通し身につけた人付き合いの方法をアピールしていますが、ネガティブなものばかりです。しかもアルバイト先の人に対する恨み、辛みを感じさせるようなものになっています。これでは面接官も「一緒に働いてもそんな風に思われるかもしれない」と悪印象を持つだけでしょう。

NG例④アピール要素が強い

 〇〇大学〇〇学部〇〇学科の▲▲と申します。私はサークルにおいて主に企画を立案する立場として活動を行いました。スタートしたばかりの頃は、イベントを立案してもメンバーたちに却下されましたが、ある一つの案だけはどうしてもやりかったので意見を押し通したことがあります。その結果、予測していた集客数より大幅に上回る200人以上の集客を達成しました。これはSNSなどインターネットを通して大々的に広報したことが実を結んだのだと思います。これも、メンバーに反対されながらも、私一人で粘り強く頑張った成果だと感じています。

アピールが強すぎるのも良くありません。すべて自分のお陰で結果を残せたという自己PRになると、傲慢と感じられる可能性があります。もちろん事実かもしれませんが、日本の企業の多くは従業員に協調性を求める傾向にあるのは否ません。そのためあまりに強いアピールで悪印象を持たれる可能性があります。似たようなものに資格アピールがあるでしょう。資格マニアだと「あなたはどれが一番得意でやりたいことなの?」と面接官に思われる可能性もあります。

自己紹介の後の自己PRを伝えるうえでは、内容だけでなく構成もとても重要です。伝え方によっては結局何が伝えたかったのか分からないものになってしまいます。そのため、構成も身につけておきましょう。

自己紹介のテンプレで効果的にアピールしよう

就活を進めていく上で、面接の場面においても自己紹介は避けられませ。自己紹介は自分の印象を大きく左右するものです。そもそも就活は書類や面接での印象、適性検査の結果など、限られた情報によって採否が決定していくものです。その中でも、印象の影響力はとても大きいと言わざるを得ません。どれだけ能力があって入社の熱意があっても、自己紹介で悪印象を与えてしまえば取り返せない可能性もあります。

この記事では面接の基本からテンプレート、NG例までを一通り紹介しました。この記事で紹介した情報を参考に、ぜひ自分の自己紹介をブラッシュアップしてください。もちろん、そのベースになるのは十分な自己分析と企業研究であることは言うまでもありません。限られた時間を上手に使い、納得のいく自己紹介で自信を持って臨み、良い結果を手にしてください。

 

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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