自己PR
【自己紹介の例文15選】性格タイプや職種別の簡単なアピール方法
- 184523 views
目次
自己紹介は自分を知ってもらえるチャンス!
自己紹介・自己PRの例文から効果的なアピール方法を知りましょう。就活では必ず必要となる自己紹介や自己PRですが、どのように行っていいのか分からず悩む人は多いです。面接を受ける業界や企業によって質問は違いますが、自己紹介と自己PRだけはどのような業界、企業であっても欠かすことはできません。
これらは就活における要の部分ですので、しっかりと対策しておく必要があります。どのような自己紹介が評価されるのか分からず悩む人は多いですが、魅力的な自己紹介を考えることができれば就活では非常に有利です。自己紹介は挨拶程度のものではなく、自分を知ってもらう大チャンスです。自分らしい自己紹介を考えて、効果的なアピールして目指しましょう。
自己紹介の内容とは
自己紹介とは、自分の簡単なプロフィールを伝えるためのものです。また、自身が学生時代に頑張ってきたことなどを簡単にアピールすることもできます。まず、自分の氏名・年齢・所属学部・学年などの基本情報を伝えます。相手にきちんと自分を知ってもらうことが自己紹介の一番のポイントですので、ここはきちんと押さえておく必要があります。
また、学生時代にどのような活動をおこなってきたか、ひとこと説明することも大切です。相手先は、面接などを通してあなたが物事に対してどのくらい真剣に向き合ってきたかを知りたいと思っています。なぜなら、今後入社したのちにあなたが仕事に対してどう取り組むかを知るための尺度となるからです。最後には、「本日はよろしくお願いいたします」と述べて締めくくりましょう。
自己紹介での印象が面接に影響する
人の印象は3~5秒で決まるといわれているため、ほぼ、第一声で決まると言っても過言ではありません。例えば、自分が初対面の人と出会った時のことを思い出してみましょう。その時、相手にどのような印象を持ったでしょうか。「元気がいい人だな」「感じの悪い人だな」など、その印象は様々だと思います。
この相手に感じた第一印象から、その後のコミュニケーションがうまくいったり、うまくいかなったりという経験が誰にでもあるはずです。面接ではこのケースと同様のことが起きるため、第一印象で好印象を与えることはとても重要です。第一印象で好印象を与えることが出来れば、二次面接へ進みやすいといえるでしょう。
時間がない学生必見!コピペで自己PRが作れます
自己PRは就活において必ずといっていいほど必要になります。自己PRが曖昧なまま就活がうまくいかなかったという就活生は多くいます。
そこで活用したいのが「自己PR作成ツール」です。
自己PR作成ツールを使えば、簡単な20個の質問に答えていくだけで、あなただけの自己PRが完成します。
作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
あなたが書類選考でアピールできる長所を特定します。
明るい表情でハキハキと話す
面接で好印象を与えるには、声の大きさ・表情・言葉の明瞭さが大切です。明るい表情は相手の気持ちを和ませて安心感を与えます。また、大きな声でハキハキと話すことで、爽やかで快活なイメージを与えることが出来ます。中には緊張して早口になってしまう人もいますが、それでは本来の自分を伝えきることができません。緊張する場合は、意識してゆっくりと話すと良いでしょう。
早口になってしまいそうな場合は、一呼吸置いて話すか、面接官に「緊張しています」と一言伝えることをおすすめします。面接官に見られているという意識を過剰に持ってしまうと緊張で顔がこわばったり、声が上ずってしまう人もいます。しかし、面接では「自分も企業を選んでいる」という意識を強く持って、緊張から自分を解き放つ努力も必要です。元々上がり症の人や、人と目を合わすのが苦手といった人は、面接官の額の辺りを見て話すといいでしょう。額を見ることで目線がずれ、緊張せずに話しやすくなります。
姿勢がいいと自信があるように見える
自己紹介において、姿勢が与える影響は大きいです。日常生活の中で姿勢に注意しながら話すことはあまりないでしょう。しかし面接においては姿勢が評価の判断材料の一つとなるのです。背筋が曲がった状態で話をしていると、どこか自信なさげな印象を面接官に与えてしまいます。
また姿勢が崩れていると声の通りも悪くなり、自身の言いたいことを上手く伝えきれなくなってしまう恐れもあるのです。背筋をしっかりと伸ばして話すことで、自信があるように見え、面接官に好感を持たれやすいです。話す際の姿勢だけで面接官の印象は大きく変わるのです。緊張すると、委縮してしまい、姿勢が崩れてしまう人は多いです。意識して姿勢を保ち、堂々と話すことで、自ずと自身の評価を高めることが出来るようになるのです。
落ち着いて余計な動作をしないようにする
就活において自己紹介をする場面はよくありますが、誰でも大なり小なり緊張するものです。そこで緊張しすぎた姿は相手に好印象を与えることが難しくなります。ですので、まずは笑顔で応対するよう心がける必要があります。そして、人間は緊張すると自分の身体のどこかをしきりに触ったりする行動に出てしまいがちです。髪の毛を触ってみたり口元をしきりに気にして触るなどすると、相手に不自然な印象を与えてしまいます。また、視線を泳がせてしまうこともありますが、これもオドオドしているように見えてしまうでしょう。落ち着きがないと誤解されますので、意識して相手をしっかりと見るようにして、手は自然な位置であまり動かさないように注意してください。
関連記事
自己紹介をするときの注意点
「自己紹介って何を話せば良いの?」と悩む就活生は多く存在します。自己紹介は自己PRとも志望動機とも異なります。それらと混同せずに自己紹介の準備を行っておく必要があるのです。ここでは自己紹介を行う上での注意点を2つ挙げ、解説していきます。
自己紹介は面接の入り口で行われるものであり、その後の面接の流れを大きく左右するものです。面接を順調に進めるためには、自己紹介を利用して面接官に好印象を与えておくことが非常に重要になるのです。以下の注意点をしっかりと学び、効果的な自己紹介を行えるようにしておきましょう。
コピペで使える自己PR文がかんたんに作れます
自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?コピペで使える効率的に受かりやすい自己PRを作成することができます。
自己PR作成ツールを使えば、簡単な20個の質問に答えていくだけで、あなただけの自己PRが完成します。
作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
あなたが書類選考でアピールできる長所を特定します。
志望動機の要素を多くしない
自己紹介をする時の注意点の1つ目は、志望動機の要素を多くしないことです。もちろん自己紹介の中で志望動機に触れておくことは重要なことです。面接において行われる質問内容は、自己紹介の内容から派生して行われることも多いです。そのため自己紹介の中に志望動機の要素を入れておくことで、後々のアピールに向け、スムーズに繋げることが可能になるのです。
しかしそうは言っても志望動機の要素を過度に多くするのはNGです。自己紹介はあくまでも自身について説明する場であり、志望動機を話す場面ではありません。志望動機の要素の他、自己PRの要素や、場合によっては趣味の話などをバランスよく織り交ぜ、簡潔に述べるよう心がけましょう。
ネガティブな言葉を使わない
自己紹介においてはネガティブな言葉を使わないことも重要なポイントです。就職活動において。「どこまで出来るかわかりませんが、頑張って仕事に取り組もうと思います」というように、ネガティブな言葉を使う就活生がいます。しかしそのような言葉を使うと、「本当に仕事に邁進してくれるのだろうか」と面接官に思われてしまう恐れがあります。
自信を持って仕事に取り組んでくれそうな学生のほうが、企業から見ると採用しやすいのです。面接は自身が如何に企業にとって有益な人材なのかをアピールする場です。そのような場でネガティブな言葉を使うことは、アピールにはつながらず、かえって面接官の印象を悪いものにしてしまう恐れがあるのです。
話が長くなりすぎないようにする
自己紹介は自己アピールをするチャンスといえますが、少しでも多くのことを伝えよう話が長くなってしまいがちです。あまり話が長くなりすぎないように、注意するようにしましょう。
相手先は、当日あなた一人を相手にしているわけではありません。多くの就活生を決まったタイムスケジュールに沿って、一度に面接などをしていくのが普通です。したがって、一般的には1分間くらいでまとめた内容を話すのが理想的です。
場合によっては、相手先が指定した時間で話すことを求められることもあります。当然その場合は、指定された時間いっぱいまでしっかり話さなければなりません。話が短すぎたり長すぎたりすると、あなたの対話能力の評価を下げることになります。そうならないためにも、日頃から1分間で自己紹介をする訓練をしておくのがおすすめです。
求めている人物像に合わせた内容にする
自己紹介では、相手先の求める人物像に合わせた内容で話すことが重要になります。例えば、営業職の求人に対して、あなたが事務職や技術職などの他職種で求められるような内容を述べたとします。そうすると、求める人物像とかけ離れていると評価されてしまうでしょう。
応募先の業種や募集職種、その企業が社員に求めるスキルや資質に対する分析をきちんとした上で、自分が相手先の求める人物像にいかに近いか、きちんと説明できるようにしておきましょう。企業の求める人物像と合っていない人物だと思われてしまえば、関心を持ってもらえません。入社後に活躍できる人材であると、アピールできるようにしておかなくてはならないでしょう。
具体的なエピソードを述べる
自己紹介で大切なことは、やはり具体的に自分の身に起こったことをきちんと伝えることです。まずはあなたがこれまで経験してきた内容、例えばアルバイト経験で培ったスキルや提案能力など、前向きに取り組んだことを具体的なエピソードとして話すことをおすすめします。
また、専攻した学問で得た知識などもきちんと話すべきだといえます。もしも専門性が大変高い学問、例えば電子工学や国際経済学などの内容であれば、なかなか簡単に得られる知識ではないことがよくわかります。そういった点を具体的に話すことは、あなたの努力を相手先に理解してもらうのによい方法だといえるでしょう。
具体的なエピソードを語る際に、嘘をつくのは絶対にNGです。相手先の方も作られた話は説得力がなく、感覚的に事実と違うのではないかとわかってしまいます。
性格別の自己紹介例文10選
自己紹介の目的は自分のことを知ってもらうことです。面接の最初で自分がどのような人間であるかを大まかに知ってもらうことで後の質問にも答えやすくなります。自己紹介の時点で面接を通してどのような人間性をアピールするのかが決まりますので、自身の性格に合わせた自己紹介を行う必要があります。性格別の自己紹介の例文を10パターンで紹介しますので、自身の性格と照らし合わせて参考にしてみましょう。
①内向型
○○大学から参りました、○○(名前)と申します。大学では文学部に所属しており、海外文学を専攻しています。趣味は読書であり、文学部を志した理由も読書好きであることが関係しています。最近では哲学者のサルトルの嘔吐という本を読みました。読書を通じてさまざまなことを学び、物事を深く考える思考力なども身に付けることができました。それらの学びを活かして面接でも発言していきたいと思います。本日は何卒よろしくお願いいたします。
内向型の自己紹介の例文では趣味が読書であることが語られています。自身の性格を直接内向的だと語らなくても趣味や物事への取り組み方などを伝えれば内向型の人間であることを伝えることは可能です。内向型は悪いことではなく、その人の個性であり、長所でもあります。内向型の特徴は幅広い知識や高い思考力です。
例文では趣味の読書を通じてそれを身に付けたとアピールされています。また趣味の裏付けとして最近読んだ本が紹介されているのもポイントです。読書が趣味で、最近読んだ本を紹介すれば面接の中でその本の感想などを求められる場合があります。質問の取っ掛かりを作ることができており、自身を印象付けることができています。
②社交型
○○大学から参りました、○○と申します。私は現在サッカー、野球、軽音楽の3つのサークルに所属しています。複数のサークルに参加することでさまざまな人と知り合うことができ、学内の友人知人は非常に多いです。またサークル活動を通じて他大学の人とも知り合いました。大学時代を通して数多くの人と交流し、人と関わることの楽しさや大切さを学びました。今日この場の出会いを大切にし、面接を楽しめるよう努力したいと考えています。本日は何卒よろしくお願いいたします。
社交型の自己紹介の例文では複数のサークルに所属していたことが語られています。複数のサークルをアピールすることで多趣味であること、さまざまな人と関わってきたことがアピールできています。また自己紹介の中で自身の大学だけではなく、他大学の人との交流があることも語られていますが、これも高い社交性がアピールでき、好印象です。
社会人になればさまざまな人と関わって仕事をしますので社交性は大切な能力の一つです。他大学という関係性の薄い人とも交流していることからコミュニケーション能力の高さもアピールできています。また緊張度の高い面接を楽しみたいとすることでポジティブさや明るい性格であることもアピールできています。
③リーダー型
○○大学から参りました、○○と申します。私は大学時代サッカー部に所属しており、キャプテンを務めていました。私はただ肩書だけのキャプテンとならないように気をつけ、キャプテンとしての役割を全うしようと心に決めていました。チームを統率することは大変なことでしたが、お互いに信頼を置き、時にはチームメイトの協力を仰ぐことでキャプテンとしてチームをまとめ上げることができました。私はリーダーシップを活かして人先頭に立ち、面接でも自ら積極的に発言していきたいと考えています。本日は何卒よろしくお願いいたします。
リーダー型の例文ではサッカー部でキャプテンを務めていたことが語られています。キャプテンだったからと言って必ずしもリーダーシップがあると判断されるわけではありません。エピソードの中でキャプテンとしてどのようにリーダーシップを発揮したのかを伝えることが大切です。例文では肩書だけのキャプテンとならないように気をつけ、キャプテンとしての役割を全うしようと考えたとあります。
キャプテンとしての自覚を持つことができており、キャプテンとしてチームを引っ張ろうとする姿勢が見て取ることができ、好印象です。またチームメイトを信頼し、時にはチームメイトの協力を得てチームをまとめたとすることで自分本位なリーダーシップではないことがアピールできています。
④柔軟型
○○大学から参りました、○○と申します。私は大学時代にさまざまな経験をしようと考え、半年ごとにアルバイトを変えて働きました。飲食やアパレルの販売、工事現場の誘導員や工場などさまざまなアルバイトを行いました。自身の中で一つのアルバイトは半年と期間を決めていましたので、その期間で仕事が覚えられるよう必死に取り組みました。さまざまなアルバイトを経験することで幅広い知識や技術、柔軟な対応力などを身に付けることができました。私は柔軟性を活かしてどんな質問にも答えていきたいと思います。本日は何卒よろしくお願いいたします。
柔軟型の例文ではさまざまなアルバイトを経験したことが語られています。さまざまなアルバイトを経験し、多様な知識や技術を身に付けることで何事にも柔軟に対応できる力がアピールできています。さまざまなアルバイトの経験することで多くの経験について語ることができますが、飽きっぽい性格だと思われないように注意が必要です。
例文では大学時代にさまざまな経験をしようと考えていたこと、そのために一つのアルバイトは半年と期間を定めていたことが記されており、意図的にアルバイトを変えたことがアピールできています。また期間を半年と定め、短期間で仕事を覚えようとする姿勢から向上心の高さもアピールできています。柔軟性はアピールしづらい能力ですが、さまざまなアルバイトの経験に基づいて語ることで上手にアピールができているでしょう。
⑤情熱型
○○大学から参りました、○○と申します。私のモットーは「明るく、元気に」であり、何かに取り組みときはいつもこのモットーを思い出すようにしています。明るく、元気に振舞うことで自身の中でもやる気が湧いてきますし、辛いことでも楽しく取り組むことができます。また自分だけではなく周囲にも楽しい雰囲気は伝染させることができ、チームを盛り上げることができます。私は面接でも「明るく、元気に」を心がけ、楽しく面接に臨みたいと考えています。本日は何卒よろしくお願いいたします。
情熱型の例文では自身のモットーが語られています。モットーを話すことで自身の存在を印象付けることができ、面接官の記憶にも残りやすくなっています。例文の中では明るく、元気でいることで自身の気持ちを奮い立たせることができること、周囲にもその気持ちを伝播させ、チームを盛り上げることができることが語られています。
自身の気持ちを奮い立たせることができることでやる気に溢れていることが、それを伝播させられることで周囲への影響力がアピールでき、好印象です。盛り上げ役はチームには必要な存在であり、その役を担うことができるとアピールすることで評価を上げることができています。
⑥管理者型
○○大学から参りました、○○と申します。私はアパレル店でアルバイトをしており、バイトリーダーを任されていました。バイトリーダーの役割は通常の業務に加え、他のアルバイトの指導などでした。仕事を教えるのは難しいことではありましたが、私は初心者が独り立ちできるまで責任を持って仕事を教えました。仕事を教えることを通じて仕事の大変さやマニュアルを守ることの大切さなどを改めて学びました。私は真面目な態度で仕事に取り組み、企業に貢献したいと考えています。本日は何卒よろしくお願いいたします。
管理者型の例文ではバイトリーダーであったことが語られています。バイトリーダーもキャプテンなどと同様に役職についているだけでは何の意味もありません。どのように取り組んだのか、そこから何を学んだかが重要です。例文では他のアルバイトに仕事を教えることを通じて仕事の大変さやマニュアルを守ることの大切さを学んだとあります。
企業の定めをしっかりと守り、働くことは大切なことであり、就職してからもルールを守って働いていけることがアピールできています。また初心者を独り立ちできるまで教えたことで指導力や責任感がアピールできており好印象です。
⑦サポート型
○○大学から参りました、○○と申します。私は大学時代に野球部のマネージャーをしていました。マネージャー業務として定められていたのはお茶出しや試合のスコアをつけることでしたが、私は自主的に一人ひとりの練習の記録を取っていました。その記録をもとに選手の体調を管理したり、監督に相談して練習メニューの変更などをお願いしていました。マネージャーとして働くことでチームを支える力を身に付けることができました。御社でもサポート力を活かしてチームの活躍に貢献したいと考えています。本日は何卒よろしくお願いいたします。
サポート型の例文では部活でマネージャーをしていたことが語られています。マネージャーをしていたことでチームをサポートする能力をアピールすることはできますが、自分から前に立って行動できないと思われる場合があります。しかし例文では与えられたマネージャー業務に加えて自主的に仕事を行うことで主体性も同時にアピールできており、好印象でしょう。
チームにはリーダーが必要ですが、リーダーだけではチームは成立しません。リーダーとして引っ張る人、チームの要員、チームを支える人が必要です。サポート型の人材は企業に求められることも多く、その欠点となる主体性のなさを克服できていますので好印象なアピールだと言えます。
⑧直感型
○○大学から参りました、○○と申します。私は大学時代バックパッカーとして世界中を旅し、さまざまな国や地域を訪れました。とにかく新しいものが見たい、知らないところに行ってみたいという欲求に従って行動しました。時には言葉が通じず困ることもありましたが、ボディランゲージなどで意思の疎通を図り、何とかトラブルを解決することができました。私はバックパッカーを通じて、とにかく行動してみることの大切さを知り、行動力を活かして御社でも活躍したいと考えています。本日は何卒よろしくお願いいたします。
直感型の例文ではバックパッカーとして世界中を旅していたことが語られています。さまざまな国の文化に触れることで多くの経験をし、人間的な魅力を伝えることができています。新しいものが知りたい、知らないところに行きたいという部分から好奇心の旺盛さ、向上心の高さがアピールされており好印象でしょう。
例文では「言葉が通じないときにはボディランゲージなどで意思疎通を図った」とあり、行動力だけではなく機転が利くこと、柔軟な対応力もアピールできています。行動力を活かして企業でも活躍していきたいと述べることで入社意欲が高いこともアピールできています。入社意欲の高さを最初に示すことで後の面接を有利に進めることができるでしょう。
⑨マイペース型
○○大学から参りました、○○と申します。私は植物観察が趣味で自宅でもさまざまな植物を育てています。最近は亜熱帯地方の植物を育てていましたが、日光に弱いことを知らずに光合成をさせようとして枯らしてしまいました。それ以来亜熱帯の植物は家の中で育てるようにしています。植物に囲まれることで落ち着くことができ、緑を見ることでストレスを解消することもできます。昨日も植物の世話をして気持ちを落ち着けましたので、このまま落ち着いた気持ちで面接に臨みたいと考えています。本日は何卒よろしくお願いいたします。
マイペース型の例文では植物観察が趣味であることが語られています。マイペースであることは就活では短所になると思われがちですが、ストレス耐性の高さやどんな時でも一定のリズムで仕事ができることは長所でもあります。マイペースはアピール次第では好印象です。例文では自身の失敗談が語られており、失敗を開示することで親近感を抱かせることができています。
また植物に囲まれることで落ち着く、ストレスを解消できるとすることでストレス耐性やストレスコントロール能力がアピールできています。例文の最後では落ち着いた気持ちで面接に臨むことができているとあり、緊張する場面でリラックスできていることで度胸があるというアピールにもなり好印象です。
⑩誠実型
○○大学から参りました、○○と申します。私は経済学部で経済学を専攻しており、ゼミでは地方経済の活性化について学びました。地方の経済を活性化させるためには都会から人が足を運ぶということが大切であり、そのためには地方の魅力を再発見することが大切であることを学びました。私はゼミの研究で研究対象となる地域に実際に足を運び、地方の魅力の再発見に努めました。私は物事に対して誠実に向き合うことで目標を達成してきましたので、面接でも誠実に向き合って自身をアピールしたいと考えています。本日は何卒よろしくお願いいたします。
誠実型の例文では大学での勉強についてが語られています。大学生の本分は勉強ですので、勉強したこと、ゼミでの研究結果などを語ることで真面目さや誠実さをアピールすることができます。例文では地方の魅力を再発見するために実際に現地に足を運んだとありますが、このエピソードからは誠実さに加え、行動力もアピールできており好印象です。
誠実であること、真面目であることは平凡な長所に思う人も多いですが社会人では大切な能力の一つです。大学の勉強をしっかりと頑張ったこと、そして面接への意気込みも誠実に向き合ってアピールしていくとすることで好印象を獲得できています。
業種別の自己紹介例文5選
自身の性格に合わせて自己紹介を考えることができれば、今度は志望する業種別に自己紹介を考えていきましょう。業種によって求められる能力は違いますので、面接を受ける企業の業種によって自己紹介を変えていく必要があります。
自己紹介で評価を上げるためにはその業種で求められる能力や性格をアピールする必要があるので、志望する業種ではどのような人材が求められるかを知りましょう。業種についての分析を正しく行った上で自己紹介を考えることが大切です。
①企画職
○○大学から参りました、○○(名前)と申します。私は大学時代にバックパッカーとして世界中を旅し、さまざまな文化に触れました。国境を越えれば文化は大きく異なり、文化が違えば土地の人間性も異なりました。世界中を旅してさまざまな文化を知ることで、多様な価値観に触れ、より広い視野で物事を考えることができるようになりました。世界中を旅したことで得た経験をもとに多様なアイデアを出し、御社でも活躍したいと考えています。本日は何卒よろしくお願いいたします。
企画職の例文ではバックパッカーとして世界中を旅したことが語られています。企画職に必要なのはその名の通り企画力ですが、それだけではなくコミュニケーション能力なども必要です。アイデアを出してもそれを実行できる人がいなければ意味はありません。アイデアを実現する人と関わって仕事をしますので、コミュニケーション能力は企画職では重要な能力です。
例文ではさまざまな文化や価値観に触れ、広い視野で物事を考えることができるようになったとあります。多様な文化や価値観の蓄積があることでアイデアを出す素地があること、それらを養うためには人との触れ合いが必要であることからコミュニケーション能力がアピールできています。
②営業職
○○大学から参りました、○○と申します。私はおばあちゃん子で、両親は共働きであったため小さな頃から祖母と一緒に居る時間長くありました。祖母に連れられて町内会の集まりに行くことも多く、そこでも祖母と同じくらいの年代の人に可愛がられて育ちました。周囲の人が色々と話をしてくれることで私は聞く力が身に付き、相手の話を聞くことが私のコミュニケーションの方法になりました。話は聞くことの方が得意ですが、面接ではしっかり自分の意見を話したいと思います。本日は何卒よろしくお願いいたします。
営業職の例文ではおばあちゃん子であったこと、祖母や同じ年代の大人と過ごす時間が長かったことが語られています。例文では大人の中に混ざることで聞く力が身に付いたとありますが、コミュニケーション能力は大きく2種類あります。ひとつは誰とでも分け隔てなく話すことができる会話力、そしてもうひとつが話を聞く傾聴力です。
例文では傾聴力がアピールされており、これは営業職にとっては大切なスキルです。また話を聞くだけでは受動的な人間に思われてしまいますが、面接の意気込みで自分の意見を話したいとすることで積極性もアピールできています。傾聴力のマイナス要素を打ち消し、営業に向いていることがアピールできており、好印象な自己紹介だと言えます。
③技術職
○○大学から参りました、○○と申します。私は小さな頃から一つのことに熱中し、突き詰めてしまうタイプでした。父の本棚から面白い本を見つければその作者の他の本も全て読破しました。母から与えられた自転車も何度も練習を繰り返して幼稚園に入る頃には一人で補助輪なしで乗れるようになりました。熱中するものを見つければ周りが見えなくなってしまうこともありますので、最近では広い視野を持つことを意識しています。面接でも広い視野を持って落ち着きながらも熱意を伝えていきたいと思います。本日は何卒よろしくお願いいたします。
技術職の例文では一つのことに熱中し、突き詰めてしまうタイプであることが語られています。専門分野に特化している技術職にとって一つのことを突き詰められることは大事な資質であり、自身の性格と技術職という業種がマッチしていることがアピールできています。また気に入った作者の本を片っ端から読む、自転車に熱中して幼稚園の頃に乗れるほどに練習するなどのエピソードでアピールの裏付けがされているのもポイントです。
ひとつの物事に熱中し、周囲が見えなくなるのは欠点でもありますが、広い視野を持つように意識していることで向上心の高さがアピールできています。技術職に向いていることをアピールしながら欠点が克服されており、面接でもよい出だしとなるでしょう。
④販売・サービス職
○○大学から参りました、○○と申します。私は大学時代イベントサークルに所属していました。イベントサークルの活動としてはさまざまなイベントを企画して多くの人で楽しむことでしたが、私は専ら楽しませる方に回って活動しました。他のサークルと一緒にイベントを立ち上げたり、他大学と連携して大規模なイベントを計画したこともありました。イベントサークルでの活動を通じて人を楽しませることの楽しさを知り、自分はサービス精神に溢れた人間であることも知りました。私は御社でも人を楽しませることで活躍したいと考えています。本日は何卒よろしくお願いいたします。
販売・サービス職の例文ではイベントサークルでの活動が語られています。販売・サービス職に必要なのはコミュニケーション能力やサービス精神です。例文ではさまざまな人と連携してイベントを立ち上げたことでコミュニケーション能力がアピールされています。
また自分自身が楽しむのではなく、楽しませる側に回っていることからサービス精神の高さがアピールできています。販売・サービス職は人が好きであることが大切な業種であり、例文ではエピソードの中で多くの人と関わっていますので、人が好きであることもアピールできており好印象でしょう。
⑤金融系専門職
○○大学から参りました、○○と申します。私は大学時代工場でアルバイトをしていました。工場でのアルバイトは作業の早さもそうですが、何より正確性が求められました。私はもともと几帳面な性格ですので、ミスをすることなく仕事を続け、年間で最もミスが少なかったと表彰されたこともあります。またアルバイトは大学1年から4年まで続けましたが、その間無遅刻無欠勤であったのも誇りです。私は真面目で几帳面な性格を活かして御社でもミスのない仕事をしたいと考えています。本日は何卒よろしくお願いいたします。
金融系専門職の仕事では工場でのアルバイトについて語られています。金融系の仕事と言ってもさまざまですが、共通して正確な作業ができること、まじめで責任感があることなどが求められます。例文ではミスが少なく表彰されたことやもともとが几帳面な性格であることで金融系の業種への適性がアピールされており、好印象です。
4年間無遅刻無欠勤であることも責任感の強さや真面目さを強くアピールできています。全体を通して真面目な性格がアピールされており、金融系の自己紹介としては高評価です。真面目や責任感は当たり前の能力に思う人も多いですが、業種によっては大きなアピールになります。
例文から応用してみよう!
面接において第一印象を決める自己紹介は非常に重要なものです。平凡な自己紹介をすればマイナスの印象になることはありませんが、それでも印象に強く残ることはできません。自己紹介はきちんと自分をアピールすることができれば面接を有利に進めることができ、就活における要となる部分でもあります。
自己紹介を重要視しない人は多いですが、企業は就活生以上に自己紹介で人柄や能力などを判断しています。発言だけではなく声の大きさや表情なども見られていますので充分に注意しましょう。自己紹介は自身の性格や志望する業種に合わせて変えていくことが大切です。最も効果的なアピールをするためにも例文を参考にしてさまざまなシチュエーションでの自己紹介を考えていきましょう。