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厳選例文12選|就活の軸の作り方から伝え方の秘訣まで徹底解説

面接官の印象に残る就活の軸は武器となる

これから就活を始める学生の中には、就活の軸について悩んでいる人もいるでしょう。面接官に「就活の軸はなんですか?」と聞かれても、どのように答えれば良いかわからないですよね。

この記事では、自分だけの「就活の軸」で就職を有利に進めるために、例文や見つけ方、伝え方などを紹介します

就活の軸を聞かれた際に面接官の印象に残せると採用選考を有利に進めるため、この記事を参考に自分だけの就活の軸を見つけましょう。

そもそも就活の軸とは

そもそも就活の軸とは、就職先企業を決めるうえで外せない条件のことです。就活の軸は人によって異なり、「やりがいのある企業に就職したい」「挑戦的な社風の企業で働きたい」などさまざまです。

就活の軸は書類選考や面接選考で問われるケースが多く、自社に合っているか、長く働いてくれるかなどを判断する要素となるため、企業研究をしたうえで自分の価値観とすり合わせてしっかりと考えておく必要があります

また、就活の軸を定めておくことで応募する企業を厳選しやすくなり、就活をスムーズに進められるなどのメリットもありますよ。まずは就活の軸について詳しく解説していくので、自分の認識が合っているか照らし合わせてみてください。

就活の軸については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

志望動機との違い

就活の軸と志望動機の違いは、その企業に応募した理由の具体性の違いです

たとえば、就活の軸が「人を喜ばせること」に対して、志望動機は「○○な社風に惹かれたこと」「社長の○○な経営理念や思いに共感したこと」など、その会社に応募した具体的な理由になります。

就活の軸は抽象的な志望理由、志望動機は具体的な志望理由と覚えておくと良いでしょう。

企業から就活の軸を聞かれる理由

企業が就活の軸を聞く3つの理由

こちらでは、企業が就活の軸を聞く理由を3つ紹介します。

就活の軸を聞く意図を把握しておくことで、面接官が求めている回答に沿って就活の軸を伝えられるようになりますよ。

①応募者の人柄を確かめるため

企業は就活の軸を聞くことで、その学生の人柄を確かめています。

たとえば、「チームで何かを成し遂げられる業務内容」が就活の軸である場合、コミュニケーション能力が高く、協調性のある学生だと判断できるでしょう

一方で、「一人でコツコツと作業を進められる仕事」が就活の軸である場合は、集中力が高く、一人でも仕事をこなせる学生だと判断できます。

企業は就活の軸を通じて学生の人柄を確かめることで、入社後にどのようなポジションで活躍できる人材であるかを想像しているのです。

②自社に適した人材であるかを見極めるため

企業は自社に適した人材であるかを見極めるために、就活の軸を聞いている場合もあります。前述したとおり、就活の軸を聞くことで学生がどのような性格であるかを把握できます。

たとえば、営業職などの実績を求める仕事であれば、目標に向かって突き進める性格や、負けず嫌いな性格が適していますよね

また、銀行員や事務員などの少しのミスが会社の信用問題にかかわる仕事であれば、慎重な性格や真面目な性格が適しているでしょう。

このように、企業は学生に就活の軸を聞くことで、自社の業務内容や社風に適した人材であるかを見極めているのです。

③応募者の志望度の高さを確かめるため

応募者の志望度の高さを確かめるために、就活の軸を聞いている企業もあります。なぜなら、就活の軸を聞くことで、自社の業界や職種、業務内容にどのくらい関心があるのかを確かめられるからです。

たとえば、就活の軸について質問し、その就活の軸を決めた理由を深掘りすることで、学生がどれほど業界や職種・業務内容を調べているのかを確かめられます

また、就活の軸から志望度が高いと判断できる学生であれば、入社後のミスマッチを防げ、長期的に活躍してくれる人材であると期待できるでしょう。

就活の軸は十人十色! 就活の軸になりやすいジャンル

就活の軸は十人十色です。就活の軸として考えやすいジャンルは、以下のとおりです。

働き方に関する就活の軸

・リモートワークで働ける仕事
・転勤がない企業
・海外で働ける企業
・スキルアップを支援してくれる企業 など

やりがいに関する就活の軸

・顧客に感謝される仕事
・数字で評価される仕事
・努力次第で昇進できる仕事
・さまざまなことにチャレンジできる仕事 など

適性に関する就活の軸

・自分の長所を生かせる仕事
・これまでの経験を活かせる仕事
・専門的な知識を活かせる仕事 など

たとえば、在宅勤務などプライベートと仕事を両立させることを重視したい学生は「働き方に関する就活の軸」がおすすめで、やりたい仕事は見つかっていないけどモチベーションの保ち方を知っている学生は「やりがいに関する就活の軸」をおすすめできます。

また、「適性に関する就活の軸」は、自分の性格や特徴を理解している学生におすすめできる就活の軸です。

このように就活の軸として考えられるジャンルはたくさんあるため、経験やスキル、自身の特徴などを整理し、就職の軸となるジャンルを見つけてみてください

就活生に聞いた! 就活の軸にしていること

みんなの就活の軸

ほかの学生はどのようなことを就活の軸にしているのでしょうか。今回は、学生を対象に就活の軸にしていることを聞いてみました。

「やりがい」や「成長」という回答が多数

就活の軸についてアンケートを実施したところ「やりがい」や「成長」を就活の軸として考えている方がいました。

仕事を通じて、社会貢献ができることや、自身を成長させられることを就活の軸として考えている方が多いようです。「やりがい」は「成長」は、長く働くうえで大切なポイントですよね。

「働き方」に重きを置く人も

「働き方」を就活の軸として考えている方もいました。

就活の軸を「働き方」にすることで、プライベートと両立できる仕事や海外進出できる仕事など、将来のなりたい人物像を目指せる企業が見つかりますね

やりたい仕事が明確な人は「業種」にこだわる人が多数

「業種」を就活の軸として考えている方には、このような回答がありました。

就活の軸を「業種」にすると、学生時代に学んできたことを活かせる仕事や、自分のやりたい仕事を効率良く探せます。結果的に自分がやりたい仕事を中心に探すことで、長く働ける企業に就職できると言えるでしょう。

企業選びの際は「待遇」を軸にする人も

就活の軸に「待遇」と回答している方もみられました。

たしかに就活の軸で「待遇」にすると、入社後に待遇に対して不満を抱く可能性は低くなると言えるでしょう。

ただし、採用選考で就活の軸について聞かれた際に「待遇」と答えてしまうと、仕事に対する熱意が採用担当に伝わりづらいため、他の就活の軸も考えておくことをおすすめします

仕事内容や待遇、働き方など人によって就職先に求めることは変わるため、自分だけの就活の軸を見つけてみましょう。

【軸別】「就活の軸」の例文

こちらでは軸別の「就活の軸」の例文を見ていきましょう。面接官から「あなたの就活の軸はなんですか?」と聞かれた際の答え方として参考にしてください。

こちらで紹介する「就活の軸」の例文は、以下のとおりです。

  1. 「やりがい」を軸にする際の例文
  2. 「成長」を軸にする際の例文
  3. 「社会貢献」を軸にする際の例文
  4. 「社内のチームワーク」を軸にする際の例文
  5. 「自分のスキル」を軸にする際の例文
  6. 「顧客を満足させること」を軸にする際の例文

今から紹介する例文を見ておくと、学生時代のどのような経験やスキルがアピールできるのかを理解できますよ。

「やりがい」を軸にする際の例文

私の就活の軸は、人から感謝されるやりがいのある仕事です。なぜなら、人から感謝される仕事は、達成感を得られ、仕事をするうえでの強い原動力になるからです。学生時代に被災地支援のボランティアに参加した際、物理的・精神的に困難な状況でしたが、ボランティア活動を通じて地域の人々に感謝されました。その時に感じた達成感や喜びが私にとっての大きなやりがいだとわかりました。このような学生時代のボランティア活動から、人から感謝されるやりがいのある仕事に就きたいと考えるようになったのです。そして、御社の人のためを思う社風や、顧客から感謝される業務内容は、人からの感謝をやりがいに感じられる私にとってぴったりな仕事だと感じています。

就活生

「やりがい」を就活の軸にする場合は、どのようなことがやりがいにつながるのかを明確に伝えることが大切です。例文では、「人に感謝されること」がやりがいだと最初に述べています。

また、応募先企業のどのような点にやりがいを感じられるかも併せて伝えましょう。

「成長」を軸にする際の例文

私が企業を選ぶ際に重視している就活の軸は、成長です。社会人として活躍する際は、新たなチャレンジを通じて自己のスキルを高められるかどうかが大切だと思っています。私は大学生活で研究室のチームリーダーとして活動した経験があります。研究テーマを設定してメンバーを組織し、実際に成果を出すまでの一連のプロセスは困難でした。しかし、研究テーマで成果が出ると、達成感とともに自己の成長を実感できました。その時に感じた自己成長の喜びは、今後のキャリアで何よりも大切にしていきたい価値観となりました。御社の開発部門では新たな技術や方法を日々追求しているとうかがい、これは私がさらなるチャレンジと成長を目指すには、最適な環境だと感じています。私のこれまでの経験とスキルを活かし、一緒に新たな価値を創り出していければと思っています。

就活生

「成長」を就活の軸にする場合は、これまでの人生の中で成長した体験を交えながら話すことが大切です。例文では、チームリーダーとして活動した体験を述べています。

これまでの経験を交えて、成長を通じて応募先企業に長期的に活躍していきたい、という気持ちが伝われば、面接官の印象に残る就活の軸になります。

「社会貢献」を軸にする際の例文

私が企業を選ぶ際に重視している就活の軸は、社会貢献です。高校時代に地元の清掃活動に参加した経験や、大学時代での募金や寄付活動をした経験が社会貢献のできる企業へ就職したいという思いに影響を与えています。これらの経験は一見地味な活動かもしれませんが、この活動を通じて地域がきれいになる喜びや、人々から感謝の言葉をいただいた満足感が私の社会貢献への意識を深めたきっかけです。御社が事業を行う上で大切にしている環境保全活動や地域の人々への積極的な貢献は、私が求めている価値観と完全に一致しています。これまでの経験を活かし、一緒に社会貢献を進めていければと思います。

就活生

「社会貢献」を就活の軸にする場合は、社会貢献をすることで何を感じられるのかを伝えることが大切です

例文では、社会貢献をすることで「人々からの感謝」「地域がきれいになる喜び」を感じられることを述べています。

社会貢献を通じて仕事を頑張れるモチベーションを伝えることで、入社後に長く活躍してくれると感じてくれますよ。

「社内のチームワーク」を軸にする際の例文

私が企業を選ぶ際に重視している就活の軸は、社内のチームワークです。社内のチームワークを重視している理由は、大学時代にサッカー部でチームワークを発揮して大きなことを成し遂げる経験ができたことと関係しています。私たちのチームはお互いにサポートし合う環境ができており、それが我々を地区大会の優勝へと導きました。この経験が教えてくれたことは、チームワークが良好な環境であれば、個々の力を最大限に引き出せ、共同で大きな成果を生むことができるということです。御社がチームワークを重視する企業文化を持っていることを知り、私の価値観と合致していると感じました。一緒に働く仲間たちと大きな成果を成し遂げる喜びを感じられると思ったことが御社を志望した理由です。

就活生

「社内のチームワーク」を就活の軸にする場合は、チームでの成功経験を交えながら話しましょう

例文では、サッカー部のチームワークを深めることで、地区大会優勝という大きな成果を生み出せたことを話しています。

チームワークを大切にしている企業にとって、チームで成果をだした経験は大きなアピールポイントにつながりますよ。

「自分のスキル」を軸にする際の例文

私が企業を選ぶ際に重視している就活の軸は、自分のスキルを活かせる仕事です。これまで培ってきたスキルを生かし、同時にさらなる成長の場がある企業を軸に就活を進めています。私は大学で情報科学について学んできました。プログラミングの授業では、開発したソフトウェアが実際に動作し、それが課題解決につながる体験に大きな喜びを感じられました。そのため、就職後はこれまで学んだプログラミングスキルを活かし、会社や社会の課題を解決していきたいと考えています。そして、御社が提供している情報技術は、人々の生活をより良いものにしています。そんな社会に貢献できる御社の情報技術に携われることは、私の就職の軸と一致していると感じました。

就活生

「自分のスキル」を就活の軸にする場合は、どのようなスキルを持っているのかをしっかりと伝えることが大切です

例文では、自分のスキルを就活の軸にした理由や、スキルを培った経験を踏まえたうえで、プログラミングスキルであることを述べています。

このように、自分のスキルを就活の軸にする場合は、スキルを培った背景と、どのようなスキルなのかを明確に伝えましょう。

「顧客を満足させること」を軸にする際の例文

私が企業を選ぶ際に重視している就活の軸は、顧客を満足させることです。人に喜びを与えるという行為には大きな達成感を感じますし、それが私の働く原動力となります。大学時代にカフェでアルバイトをしていたとき、顧客から「ここのコーヒーが一番好き」といっていただいた経験があります。その言葉は、自分の提供するサービスが直接誰かの幸せにつながっていると感じさせてくれました。御社のサービスや製品は顧客満足度が高く、私の就活の軸にも合っています。そんな御社では、私の価値観を活かせ、より多くの顧客に喜びを提供できると確信しています。そして、その過程で顧客を満足させられるスキルを磨き続けていきたいです。

就活生

「顧客を満足させること」を就活の軸にする場合は、顧客を満足させることが、何につながるのかを伝えましょう

例文の場合、顧客を満足させることが「達成感」「働く原動力」につながっていると説明しています。

顧客を満足させることを重要視する理由までを伝えることで、面接官の印象に残りやすい就活の軸になりますよ。

【業種・職業別】「就活の軸」の例文

次に業種・職業別の「就活の軸」の例文も見ていきましょう。こちらで紹介する業種・職業別の「就活の軸」は、以下のとおりです。

  1. 事務関係の例文
  2. 不動産関係の例文
  3. 食品関係の例文
  4. メーカー関係の例文
  5. 広告関係の例文
  6. IT関係の例文

業種・職業別の例文を確認し、自身の経験やスキルの伝え方、アピール方法を自分の就活の軸に活かしてください。

事務関係の例文

私は、事務関係で働くことを就活の軸としています。事務の魅力を見つけたのは、大学時代に取得した秘書検定の資格です。事務仕事は書類管理やデータ整理など裏方的な仕事でありながら組織の運営を支え、スムーズな業務を可能にする役割に重要性と魅力を感じました。また、ゼミの運営で事務的な役割を任せられたとき、自分が担当した事務作業が円滑な運営につながり、ゼミ全体の活動を支えられた経験があります。このような経験から、事務職への想いがさらに深まりました。御社の業務はさまざまな部署が連携しておこなわれており、その基盤となるのが事務業務だと認識しています。事務職として御社の円滑な運営を支え、全体の業務効率化に貢献できることは、私に就活の軸に合っていると感じました。

就活生

「事務関係」を就活の軸にする場合は、事務の魅力や重要性を伝えることが大切です

例文では、事務の魅力や重要性として「組織の運営を支える」「スムーズな業務を可能にする」が挙げられています。

魅力や重要性をしっかりと伝えることで、事務職に対するやる気や熱意を伝えましょう。

不動産関係の例文

私は、不動産関係で働くことを就活の軸としています。不動産関係で働きたいと感じている理由には、学生時代の体験が大きく影響しています。当時、初めての一人暮らしのためにアパートを探していた私は、自分に合った物件選びに苦労しました。しかし、信頼できる不動産業者の方に出会ったことで、理想的な住まいを見つけられたのです。この経験は、不動産が人々の生活を直接的に支える仕事であり、そこで働く者たちの専門知識と熱意がどれほど重要かを私に痛感させました。その時以来、私も不動産業界の一員として、人々の生活を支えていきたいと強く思うようになりました。御社のビジョンと事業内容は私の就活の軸と合致しています。皆様と一緒に働き、個々のニーズに対応した不動産サービスを提供し、顧客の満足度向上に貢献したいと考えています。

就活生

「不動産関係」を就活の軸にする場合は、これまでの経験を交えながら不動産業界で働きたい気持ちを伝えることが大切です

例文では、信頼できる不動産業者に出会ったことで理想の住まいを見つけられた経験から、人々の生活を直接的に支えることに魅力を感じたと述べています。

不動産関係に対する気持ちをこれまでの経験からアピールできると、面接官に伝わりやすい就活の軸になりますよ。

食品関係の例文

私は、食品関係で働くことを就活の軸としています。この思いは大学生活からきています。大学生活をきっかけに始めた一人暮らしによって自分で料理を作るようになった私は、日ごろの食べ物が私たちの健康にどれほど影響を与えるかを理解しました。また、友人が食物アレルギーを抱えていることから、食品表示の重要性も深く認識しました。これらの経験から、食品業界で働くことは人々の生活や健康に直接影響を与える重要な役割だと認識し、それが仕事に対する責任感や、やりがいにつながると感じています。御社は製品の安全性と品質に力を入れていると聞き、私の志向と一致すると感じました。大学時代に学んできた専門知識を活かし、顧客の健康と安全に力を入れている御社の力になりたいと考えています。

就活生

「食品関係」を就活の軸にする場合は、食品関係の仕事のどのような点がやりがいにつながるのか伝えると良いでしょう

例文では、食品を通じて「人々の生活や健康を支えること」をやりがいだと述べています。

これまでの経験から食品関係で働くやりがいを挿入することで、食品業界に対する思いを就活の軸で伝えられますよ。

メーカー関係の例文

私は、メーカー関係で働くことを就活の軸としています。大学で専攻していた工学で、製品を作り出したことに喜びや達成感を感じたことがきっかけです。私はロボットチームに所属しており、自ら設計から製作までを手掛けていました。その際に、製造業の力強さと可能性に魅了されました。その中でも特に、モノづくりが直接社会貢献につながるメーカー業界に興味が湧きました。私たちが作る製品が人々の生活をより便利にし、日々の生活を支えるという事実が、私にとっての強いモチベーションにつながると確信しています。たとえば、メーカーで開発されたロボットが災害現場で活躍し、多くの人を救ったと聞いた時に、自分の技術が社会に直接貢献できることを実感しました。御社は技術力と品質の追求を重視しており、世界中で活用されています。私のこれまでの経験と技術を活かし、御社の製造現場で社会貢献につながるさまざまな製品を作り出していきたいと考えています。

就活生

「メーカー関係」を就活の軸にする場合は、これまで学んだ専門知識をアピールすることが大切です

例文では、学生時代に体験した「ロボットチーム」での学びや経験をアピールしています。

メーカー関係は就活において専門的な知識が問われる可能性が高いため、就活の軸を伝える際に学んできた知識や経験を交えることが大切なのです。

広告関係の例文

私は、広告関係で働くことを就活の軸としています。大学生活では、マーケティングの授業で広告が社会や個々の意識にどれほど影響を及ぼすかを学びました。そして実際に担当した地元の小規模イベントの広告戦略が成功した体験が、この業界に対する興味を深めました。その時のイベントは地域の活性化を目指したもので、広告を通じて人々を集めることで、地元の魅力を多くの人に伝えることができました。この経験から、広告の力が人々の行動や価値観を変え、社会にポジティブな影響をもたらすことを実感しました。御社は広告による社会への影響を重視し、さまざまな企業や商品の価値を伝えています。私はそんな御社で、これまで携わったような地域活性化のプロジェクトを担当し、広告を通じて社会貢献につながる仕事をしたいと考えています。

就活生

「広告関係」を就活の軸にする場合は、学生時代の経験から広告に対する考えや思いを伝えましょう

例文では、学生時代の経験から、広告は「人々の行動や価値観を変えること」だと述べています。

就活の軸で広告に対する考えや思いを伝えて、面接官から共感を得られる就活の軸にしましょう。

IT関係の例文

私は、IT技術で社会課題解決に役立てる仕事に就くことを就活の軸としています。大学生活ではコンピューターサイエンスを専攻し、先端技術が持つ未来形成の可能性に魅了されました。その中でも、学内で開発した教育支援アプリが地元の中学校で実際に使用され、学習意欲の向上に貢献できた経験が就活の軸として決めた理由です。この経験からIT技術によって生み出される力は社会の課題を解決し、新たな価値を創造することを確信しました。そして、自身の手で社会課題に対してITを活用した解決策を提供したいという想いが芽生えたのです。御社はIT技術を活用した社会課題の解決に挑戦していることから、私の求めるキャリアパスを歩める場所だと確信しています。その中で、私が学んだ技術や経験から、人々の生活を直接改善できるような価値を提供できるプロジェクトに参加したいと考えています。

就活生

「IT関係」を就活の軸にする場合は、これまでの実績や成功体験を中心に伝えることが大切です

そして例文では、学生時代に開発した教育支援アプリでの成功体験を述べています。

IT関係を軸に就活を進める場合は、学生時代に学んだスキルを入社後にどのように活かせるのかを伝えましょう。

面接官が納得しやすい就活の軸の伝え方

就活の軸の例文を紹介したところで、次は面接官が納得しやすい就活の軸の伝え方について見ていきましょう。

就活の軸を伝える際は、3つのコツを意識することが大切です。

就活の軸を決めた具体的な理由を伝える

面接官が納得できる就活の軸にするには、具体的な理由が必要です。

たとえば、「やりがい」を就活の軸として伝える場合は、「やりがい」として考えたきっかけとなる体験を併せて伝えましょう

先ほど紹介した例文では、就活の軸をやりがいにする際、ボランティア活動での経験で感じた人々からの感謝や目標を達成したことがきっかけに、やりがいを就活の軸としたことを伝えています。

このように、就活の軸を伝える際は、これまでのエピソードトークなど具体的な理由を併せて話すことで、面接官に納得できる伝え方ができます。

入社後のビジョンを伝える

入社後のビジョンを伝えることも就活の軸をアピールする際に大切な要素です。

たとえば、就活の軸として「○○な経験や理由から、社会貢献です」と伝えるよりも、「○○な経験や理由から、社会貢献です。御社の○○を通じて、一緒に社会貢献を進めていきたいです」のほうが、入社後に活躍してくれそうだと感じられますよね。

就活の軸を面接官に伝える際は、話の締めくくりとして、入社後にどのように活躍していきたいか、会社に貢献していきたいのかも併せて伝えておきましょう

競合他社にはない応募先の魅力を伝える

就活の軸は、抽象的な志望理由になりがちです。たとえば、「働き方」「やりがい」「○○に関係する仕事」などが挙げられます。

抽象的すぎる就活の軸では、面接官に「自社でなくても良いのでは?」と感じられてしまい、熱意をしっかり伝えられません

そのため、就活の軸を面接官に伝える際は、競合他社にはない応募先企業の特徴や魅力も併せて伝えましょう。

応募先企業の特徴や魅力である「社風」「業務内容」「企業理念」「差別化していること」を事前に調べておくと良いですよ。

自分に合った就活の軸を見つけるための3ステップ

就活の軸から自分に合った企業を見つけるための3ステップ

自分に合った就活の軸は、自己分析と業界や企業の調査から見つけます。

就活の軸が思いつかない方でも、一歩ずつステップを進めていくことで、自分に合った就活の軸を見つけられますよ。

ステップ①自分の価値観を知る

自分に合った就活の軸を見つけるには、自分の価値観を知ることから始めましょう。

なぜなら、自己分析をして自分の価値観を知っておくことで、仕事をするうえでのやりがいや理想の働き方、企業に求めることなどが見えてくるからです

また、価値観と同時に自分の強みや弱み、特徴も併せて整理しておきましょう。

わからなければ周りの人に聞いてみる

自分の価値観を探す際に自分だけでは見つけられない場合は、周りの人に聞いてみるのも良いでしょう。

たとえば、「自分はどのような人?」と質問をしてみてください。客観的にみた自分の特徴を知ることで、自分の価値観に気づけるかもしれません。

また、「物事を進めるうえでどのようなことを大切にしていると思う?」と質問をすることで、仕事をするうえでの進め方などを参考にできるでしょう

自分ではわからないことも周りの人に聞いてみると、新しい発見を見つけられますよ。

診断ツールを使うのも一つの手段

自分の価値観や強み、弱みを知る際には、診断ツールを使うのも一つの手段です。

診断ツールとは、いくつかの質問に答えることで、自分の性格や強み、向いている仕事などを客観的に診断してくれるツールのことです。

診断ツールには、性格診断や適職診断など、無料で使用できるさまざまなツールがあるので、気になる方は一度診断してみましょう。

診断ツールに興味がある方は、こちらで詳しく解説しています。

ステップ②どんな業界や企業があるのかを知る

自己分析をして自分の価値観などを整理できたら、次はどんな業界や企業があるのかを知りましょう。たとえば、就職先の業界を大きく分けると以下の8つがあります。

  1. メーカー
  2. 商社
  3. 流通・小売
  4. 金融
  5. サービス
  6. ソフトウェア・通信
  7. マスコミ
  8. 官公庁

さらに、この大分類一つひとつが中分類といわれる業界に分かれているため、選択肢として考えられる業界はたくさんあるのです。

また、総務省と経済産業省が実施した調査によると、2021年6月度の全国の企業数はおよそ367万4,000社であることがわかっています。数多くある業界や企業から、どのような業界や企業が自分に合っているかを厳選してみましょう。

業界の種類について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

OB・OG訪問する

自分に合った業界や企業を見つけるためには、OB・OG訪問があります。

OB・OG訪問とは、特定の企業をより詳しく知るために、大学を卒業した先輩が在籍している企業の話を聞くことです。

実際に勤務している社員から話を聞くことで、ホームページや求人情報からは見えてこない魅力を知れるでしょう

OB・OG訪問について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

企業インターンに参加する

自分に合った業界や企業を見つけるには、企業インターンもおすすめです。企業インターンとは、気になる企業の職業体験のことです。

たとえば、実際に仕事内容の一部を体験できたり、出された課題をグループワークで話し合ったりなどが挙げられます

2023年現在では、企業インターンをオンラインで開催している企業もあるため、気になる業界や企業があれば、気軽に参加してみましょう。

企業インターンの参加を考えている方は、こちらも記事も参考にしてください。

ステップ③自分の価値観に合った業界や企業を参考に「就活の軸」を決める

自分の価値観や強みに合った業界や企業を見つけられたら、その企業を参考に、自分に合った「就活の軸」を決めましょう。

たとえば、IT業界に興味がある場合は、これまで大学で学んできたエピソードをもとに「社会に貢献できる仕事」「これまでの専門知識を活かせる仕事」などの就活の軸が挙げられます

また、接客業に興味がある場合は、これまでのアルバイト経験を交えながら「顧客が満足する仕事」などを就活の軸にすると良いでしょう。

このように、自分の価値観に合っている業界や企業が求めていることを考えながら就活の軸を決めると、面接官の印象に残る就活の軸を見つけやすいです。

就活生に聞いた! 就活の軸の見つけ方

就活軸の見つけ方

学生に就活の軸を見つけた方法についてアンケート調査を実施しました。ほかの学生がどのようにして就活の軸を見つけているのかを参考にしてみましょう。

就活の軸を「自己分析」で見つけたという回答が多数

アンケート調査では、多くの学生が自己分析で就職の軸を見つけたと回答していることがわかりました。

就活の軸を見つける際は、自分自身の経験や特徴を棚おろしして整理している学生が多いといえるでしょう

これまでの経験から就活の軸を見つけたという声も

就活の軸をこれまでの経験から見つけたという声もいくつかありました。

これまでの人生経験は人それぞれ違います。これまでの経験をもとに決めた就活の軸は、自分だけの就活の軸だと言えるでしょう

就活の軸を決めておいたほうが良い5つの理由

就活の軸を決めておいたほうが良い理由

これまで就活の軸についての例文や面接官が納得できる伝え方などを紹介しました。

では、なぜ就活の軸を決めておいたほうが良いのでしょうか。こちらでは、そんな就活の軸を決めておいたほうが良い理由を5つ紹介します。

①やる気や熱意を伝えられるから

就活の軸を決めておくと、面接官にやる気や熱意をアピールできます。なぜなら、就活の軸は、企業の志望動機としても伝えられるからです。

たとえば、就活の軸を応募先企業の業界や社風、社長の考え方などを交えながら話すことで、下調べをしっかりしていることを面接官にアピールできるでしょう

入社後も長期的に活躍していくことを面接官にアピールするためにも、やる気や熱意を就活の軸を通じて伝えることが大切です。

②企業を厳選できるから

就活の軸を決めておくことで、数百万社ある日本企業の中から自分に適している企業を厳選できます。

たとえば、顧客とのコミュニケーションを大切にしたいのであれば、接客業や営業などを中心に企業を探せます

一方で、コミュニケーションよりも一人で作業をしたいのであれば、プログラマーやWebデザイナーなどPC作業がメインの仕事を中心に企業を探せるでしょう。

数ある企業の中から自分に合った企業を厳選するためにも、就活の軸を定めておくと良いですよ。

③入社後のキャリアをイメージしやすいから

就活の軸を決めておくと、入社後のキャリアをイメージしやすいです。

就活の軸を決めずに入社すると、入社後に将来のキャリアを考えられず早期退職につながる原因になります

一方で、就活の軸に沿って入社すると、自分のやりたい仕事であることから今後どのようなキャリアを進んでいくのかをイメージできます。

将来のキャリアをイメージでき、長期的に働きたいと感じられる企業を見つけるためにも、就活の軸を決めたうえで就活を進めることが大切なのです。

④一貫性のある回答ができるから

就活の軸を決めておくと、書類選考から面接選考まで一貫性のある回答ができます。たとえば、営業職の採用選考を受ける場合に就活の軸が定まっていないとします。

そうなると、エントリーシートには「入社後は、顧客の満足度を大切にしていきたい」と書いているにもかかわらず、面接では「入社後は実績を第一に考えて御社に貢献したいです」と答えてしまうなど、一貫性のない回答をしてしまう可能性があります。

一方で、就活の軸を決めておくと、書類選考から面接選考まで何を聞かれても一貫性のある回答ができるため、採用選考で矛盾した回答を減らせるのです

⑤効率良く就活を進められるから

就活の軸を決めておくと、効率良く就活を進められます。なぜなら、自分に合った仕事、自分のやりたい仕事を明確にできるからです。

就活の軸が決まっていないと、さまざまなジャンルの業種や企業の採用選考を受けることになり、就活に多くの時間がかかってしまうでしょう。

一方で、就活の軸を決めておくと、自分に合った仕事や、やりたい仕事に合った企業を厳選できるため、選考を受ける企業数を減らせます。就活の軸を最初に決めておき、就活を効率良く進めましょう。

就活の軸から自分に合った企業を見つける方法

就活の軸から自分に合った企業を見つけるための3ステップ

最後に就活の軸から自分に合った企業を見つける方法を3ステップで解説します。

就活の軸は決まったけど自分に合った企業が見つからない場合は、参考にしてください。

ステップ①就活の軸に当てはまる業種・職種を探す

まずは、自己分析や診断ツールなどで見つけた就活の軸を参考に、就活の軸に適した業種や職種を探しましょう。

たとえば、就活の軸が「大学生活で学んだ専門的なスキルを活かすこと」であれば、専門的スキルを活かせる業種や職種を紙に書きだしてください

また、就活の軸が「社会貢献につながること」であれば、警察官・自衛官などの公務員や、社会福祉法人やNPO法人などがおすすめです。

ステップ②就職先企業に求める条件や特徴を紙に書き出す

次に就職先企業に求める条件や特徴を紙に書き出します。

待遇や労働条件、社風は企業によって異なるので、業種や職種で絞ったらどのような企業に就職したいのかを考えてみてください

ほかにも、職場や社員の雰囲気なども企業選びのポイントになります。自分の性格を考えたうえで、就職先企業に求めることを整理しましょう。

ステップ③就活の軸に当てはまる企業を見つけだす

就職先企業に求める条件や特徴を紙に書きだしたら、就活の軸に適した業種・職種の中から、紙に書きだした条件や特徴と一致する企業を探してみてください。

そうすることで、自分に合った企業を厳選できます。

また候補となる企業がいくつか見つけられた場合は、企業のホームページやSNS、インターンなどで、より詳しい企業情報を収集して優先順位をつけておくことが大切です

就活の軸を見つけて選考を有利に進めよう!

就活の軸とは、就職先企業を決めるうえで外せない条件のことです。

たとえば、「働き方」「やりがい」「社会貢献」などが挙げられます。人によって就活の軸は異なるため、自分だけの就活の軸を見つけましょう。

また、具体的なエピソードトークなどを交えながら就活の軸を話すことで、ほかの学生よりも採用選考を有利に進められますよ

これから就活の軸を決めたいと考えている方は、この記事で紹介した就活の軸の例文などを参考に、自分だけの就活の軸を見つけてみましょう。

【就活の軸に関する調査】

・調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
・調査日:2023年6月22日~28日
・調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
・調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の273人

監修者プロフィール

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吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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