目次
- 取りやすい資格は豊富! 取得したい資格の軸を考えて計画的に取得しよう
- 就活において資格は必要不可欠?
- 就活生に聞いた! 就活のために資格を取得したか
- どんなポイントが有利になる? 就活前に資格を取得しておくメリット5選
- 就活生に聞いた! 就活で資格を取得した理由
- そもそも取得しやすい基準は? 取りやすい資格に当てはまる5つの特徴
- 合格率が高く専門的な知識が得られる! 取りやすい資格一覧
- 幅広い企業で評価されやすい! 半年以内に取得を目指せる取りやすい資格一覧
- 業界知識やスキルをアピールできる! 国家資格のなかで取りやすい資格一覧
- 自分に合った取りやすい資格を見つけるまでの3ステップ
- 取りやすくても注意が必要! 就活で資格を取得する際の4つのポイント
- 取りやすい資格を探すなら取得する目的を整理することが大切
取りやすい資格は豊富! 取得したい資格の軸を考えて計画的に取得しよう
これから就活を控えている学生のなかには、資格を取得して就活を有利に進めようと考えている人もいますよね。また、この場合、就活が始まるまでに資格を取得しておきたいと考え、取りやすい資格を探している人もいるでしょう。
しかし取りやすい資格だからといって、なんとなく資格を取得することは避けるべきです。取得したい資格の軸を考え、計画的に取得しましょう。
そこでこの記事では、資格を取得して就活を有利に進めようと考えている学生に向けて、取りやすい資格一覧や、自分に合った資格を見つける流れを紹介します。取りやすい資格のなかから自分に合った資格を見つけて就活を有利に進めるためにも、この記事を参考にしてください。
就活において資格は必要不可欠?
結論からいうと、就活において資格は必ずしも必要ではありません。そのため、資格を取得することばかりを目標としてしまい、就活自体を疎かにしないことが大切です。
たとえば、難易度の高い資格の取得を目指すあまりに、就活真っただなかである大学3年生の冬まで資格の取得に励んでしまうなどです。
就活のために資格を取得しているにもかかわらず、就活よりも資格の取得を優先してしまい就活に失敗してしまうと、それこそ本末転倒であるため注意しましょう。
しかし資格を取得することで志望意欲や熱意、入社後の活躍などをアピールできるため、ほかの学生と少しでも差を付けたいのであれば取得する選択も良い判断だといえます。
就職における資格について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
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就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
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強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
就活生に聞いた! 就活のために資格を取得したか
就活のために資格を取得しようと考えている人は、どのくらいの学生が就活のために資格を取得したのか気になりますよね。そこで学生の皆さんに、就活のために資格を取得した経験があるか質問してみました。

アンケート結果としては、25%の学生が就活のために資格を取得した経験があるという結果となりました。このアンケート結果を考慮すると、半数以上の学生は就活のために資格は取得していないため、資格を一つでも取得しておくことで、ほかの学生との差別化につながるといえますね。
どんなポイントが有利になる? 就活前に資格を取得しておくメリット5選

就活前に取りやすい資格の取得を考えるのであれば、資格を取得することで就活においてどのようなメリットがあるのか知っておくことが大切です。
資格を取得するメリットを知っておくと、自分自身が本当に資格を取得すべきなのかを判断できますよ。そこでここでは就活前に資格を取得しておくメリットを5つ解説するので、魅力的に感じられるメリットがあるか確認してみてください。
①業務に関する基礎知識が備わっていることを伝えられる
就活前に志望企業の業務に関係する資格を取得しておくことで、入社後に基礎知識が備わった状態でスタートできることを伝えられます。
たとえば、IT業界を志望する場合に「ITパスポート」を取得しておくと、プログラミングやIT業界の基礎知識を理解していることを伝えられます。また経理職であれば、「日商簿記」などが業務に役立つ基礎知識が備わっていることを伝えられる資格です。
特に即戦力として期待の持てる人材を求めている企業に対しては、入社後に即戦力として活躍できる魅力的な人材に映るでしょう。
②積極性や学習意欲をアピールできる
資格を取得するためには、時間と労力が必要不可欠です。
そのため、志望企業の業界や職種に関係するような資格を取得できれば、自分自身のスキルアップに前向きに取り組める積極性や学習意欲をアピールする際の材料となります。
企業が新卒を採用する場合、入社後に成長できる人材を採用したいと考えます。このことから資格を個人的に取得するなど自ら進んで学習し、成長しようとする姿勢を持った学生は入社後に活躍が期待できる人材だと評価される可能性は高いのです。
また資格を取得することで、自己PRで「積極性」「学習意欲」などをアピールする際の具体的なエピソードとしても話せますよ。
向上心のアピール方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
③入社意欲をアピールできる
志望企業の業界に関連する資格を取得しておくと、その分野への強い関心や熱意を伝えられるため、志望企業の入社意欲をアピールできる材料にもなりますよ。
たとえば、入社意欲をアピールする際に「会社説明会で話を聞いて仕事内容を魅力的に感じました」と伝えるよりも、「御社に入社することを目指し、〇〇の資格を取得して入社後も活躍できるように準備しました」と伝えたほうが採用担当者も真摯な姿勢を評価しやすいでしょう。
このように志望企業に関連するような資格を取得しておくことで、入社したいと考える具体的な行動を示せるため、採用担当者に志望度の高さを伝えられるのです。
④ほかの学生と差別化できる
新卒採用では企業は多くの学生を採用するため、一度の選考で多くの応募者を選別することになります。そのため、資格を取得してほかの学生と差別化を図ることは、就活を成功させる戦略につながるのです。
たとえば、志望動機や自己PRなどの基本的な質問で、まったく同じ評価を受けた学生が2人いたとします。この場合にどちらか一方の学生が入社後に役立つ資格を保有していれば、その資格を保有している学生が選考で選ばれる可能性は高いでしょう。
このように業務に役立つ何かしらの資格を一つでも保有しておくことで、ほかの応募者との差別化につながり、同じ条件の応募者のなかで選ばれるきっかけにもなります。
⑤入社後に同期と差をつけられる
取りやすい資格だとしても志望企業の業務に役立つ資格であれば、入社後に同期と差をつけられ、一歩リードした状態で業務に取り組めます。
特に「家電アドバイザー」「調剤薬局事務」といった取りやすい資格のなかでも、専門的な知識を身に付けられる資格であれば、取り扱う商品の名称や特性などを理解した状態で業務を始められます。
そのため、同期が基礎知識の研修を受けている間に、実務的なスキルの習得に励むことができるでしょう。
前述したとおり、新卒採用では一度に多くの学生を採用されるため、業務に役立つ資格を取得して一歩早く実績を出せれば同期のなかでも存在感を示せ、今後のキャリアアップに有利に働く可能性も考えられますよ。
就活生に聞いた! 就活で資格を取得した理由

就活前に資格を取得するメリットはいくつかありますが、 就活で資格を取得した理由は人それぞれ異なります。
どのような目的で資格を取得すれば良いのかを知りたい場合、ほかの学生の考え方を参考にすることで、自分では気付けなかった魅力を見つけられる可能性もあるでしょう。
そこで学生の皆さんに、 就活で資格を取得した理由について質問してみました。
入社後の業務ができることを伝えるためという回答が多数
アンケートの回答には、入社後の業務ができることを伝えるためという回答が多くみられました。
就活で資格を取得する大きなメリットとしては、入社後の業務に活かせることが挙げられます。そのため、入社後の活躍をアピールするために資格を取得した学生が多くいました。
このことからも資格を取得するのであれば、まずは志望先の業種や職種を見極めることが資格を効果的にアピールするためにも大切なことだといえますね。
語学力をアピールするためという回答も
アンケートの回答には、語学力をアピールするためという回答もみられました。
たしかに、語学力をアピールできる資格は幅広い業界で活かせる資格であるため、実用的な資格だといえます。
もしも海外に支社を置いている企業や、海外に取引先がいる企業への就職を検討しているのであれば、TOEICなどを受験して語学力をアピールすることも効果的な就活対策だといえますね。
かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で自分の適性を把握しておき、就活を効率的に進めましょう。
そもそも取得しやすい基準は? 取りやすい資格に当てはまる5つの特徴

就活前に取りやすい資格を取得したいのであれば、取りやすい資格を見つけることから始める必要があります。この場合、どのような基準で取りやすい資格を探せば良いのか、基準を知っておくと自分自身でも取りやすい資格を見つけられますよ。
ここでは取りやすい資格に当てはまる特徴を5つ紹介するので、どのような資格が取りやすい資格なのか自分でも見極められるようにしておきましょう。
①独学で取得できる
取りやすい資格は、スクールや専門講座に通わなくても独学で取得できる資格です。なぜなら、独学で取得できる資格であれば資格取得の費用を抑えられるほか、自分のペースで学習を進められるからです。
そのため、大学の授業やアルバイトがあったとしても並行して学習を進められるなど、自分のライフスタイルに合わせて資格取得に励めますよ。
ただし、独学だからこそ自己管理能力が求められるほか、モチベーション次第では資格を途中で諦めてしまう可能性があることなど注意もあります。
②受験条件が指定されていない
取りやすい資格の特徴としては受験条件が指定されておらず、誰でも受験できる特徴があります。
資格のなかには、受験資格として実務経験が求められたり、特定の資格に合格していたりといった条件が定められているケースもあります。この場合、試験の合格率が高かったとしても、そもそも受験自体を受けられないため注意が必要です。
学生の場合、アルバイト以外での社会人経験がない人が多いため、受験条件が指定されている場合、受けられない可能性は高いといえます。そのため、就職に役立つ取りやすい資格を探しているのであれば、受験資格が指定されていない資格から自分に合った資格を探すと良いですよ。
③合格率が高い
一般的に資格の難易度を測る指標として、合格率の高さが挙げられます。特に受験資格がなく合格率が高い場合は、多くの人が受験しているにもかかわらず合格者も多くいるため、比較的取りやすい資格だといえます。
合格率が高い資格は、出題範囲が明確であったり毎年出題される問題の傾向が似ていたりなどの特徴があるため、短期間でも集中的に学習を進めれば合格できる可能性は高いですよ。
合格率が高い資格のおもな特徴は、以下のとおりです。
就活前に取りやすい資格の取得を探しているのであれば、資格の合格率を一度確認してみると良いでしょう。
④一年を通して試験を開催している
資格によって試験の開催頻度は異なります。たとえば、年に一回しか開催していないケースもあれば、指定された場所であれば一年中試験を受けられるケースもあります。
一年を通して試験を開催している資格であれば、資格取得までのスケジュールを柔軟に組めるほか、万が一受験に失敗しても何度でも挑戦できるため、比較的取りやすい資格だといえるでしょう。
一方で、年に一回だけしか試験を開催していない資格の場合は、試験に落ちてしまうと翌年まで受験できなくなってしまうため、タイミングによっては就活中に試験を受けることになる可能性もあります。
このように一年を通して試験回数が少ない資格は資格取得までのスケジュール調整が難しいため、一年を通して開催している資格のほうが取りやすい資格だといえるのです。
⑤取得までの期間が短い
資格のなかには、受験資格を得るために講座を受講する必要があるなど、資格を取得するまでに時間がかかるケースもあります。たとえば、実務経験がなければ基本的に養成講座を受講する必要があるキャリアコンサルタントなどが例にあげられます。
そのため、取りやすい資格を探しているのであれば、試験を受けるだけの資格など取得までの期間が短い資格であるかを確認しておくことが大切です。
また取得までの期間が短いということは、目安となる学習時間も短く、スムーズに資格を取得できるということです。
就活を始めるまでにどのくらいの期間が残されているのかにもよりますが、途中で挫折しないためにも、学習に充てられる時間を考えながら取得までの期間が短い資格から探してみると良いですよ。
合格率が高く専門的な知識が得られる! 取りやすい資格一覧
取りやすい資格の特徴を理解できたところで、特徴別で取りやすい資格を一覧でみていきましょう。取りやすい資格を一覧で確認することで、どのような資格がすぐに取れるのかを把握できますよ。
そこでここでは、比較的合格率が高く専門的な知識が得られる取りやすい資格を5つ紹介するので、専門的な知識を身に付けたい人はこちらで紹介する資格のなかから自分に合った資格を探してみてください。
あなたが受けないほうがいい仕事を診断しよう
就活に成功するには、「自分に合う仕事・合わない仕事」を見極めるのがポイントです。しかしそれが分からず悩む人は多いでしょう。
そこで「適職診断」が役立ちます。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、あなたが活躍しやすい職業を診断します。
ぜひ適職診断を活用し、就活を成功させてください。
①家電アドバイザー
「家電アドバイザー」は、家電量販店など家電製品を取り扱う仕事への就職を検討している場合に役立つ資格です。家電製品の動作原理や仕組みといった基礎知識を身に付けられます。
資格取得によって、家電を選ぶ際の注意点や家電を利用する際の安全に対するアドバイスができるようになりますよ。資格区分には「AV情報家電」と「生活家電」の2種類があり、それぞれの資格に合格すると「家電製品総合アドバイザー」資格が付与されます。
家電アドバイザーの概要は、以下のとおりです。
②調剤薬局事務
「調剤薬局事務」は、保険調剤薬局で薬剤師をサポートできるようになる資格です。具体的には、医師が交付した処方せんの受付や会計業務などを担当できるようになります。
そのため、調剤薬局や病院の薬剤部などへの就職を検討しているのであれば、即戦力として活躍できることをアピールできる資格ですよ。合格率も80~90%と比較的高い傾向にあるため、取得しやすい資格だといえます。
調剤薬局事務の概要は、以下のとおりです。
③医療事務
「医療事務」は、医療機関における患者対応についての知識や理解を身に付けられる資格です。たとえば、次のような業務の知識を身に付けられます。
医療事務の仕事は患者の対応から書類作成まで幅広いため、医療事務の資格を取得して全体的な基礎知識を定着させておくと、同期よりも一歩リードして業務をスタートさせられますよ。
医療事務の概要は、以下のとおりです。
医療事務について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
④登録販売者
「登録販売者」はドラッグストアなどで、一般用医薬品の販売ができるようになる資格です。通常、ドラッグストアや薬局には第一類から第三類までの薬が用意されていて、このうち第二類と第三類を登録販売者の資格を取ることで取り扱えるようになります。
また全体の9割以上を第二類と第三類の薬が占めるため、薬局やドラッグストアにとって登録販売者を保有している人材は、積極的に採用したい魅力的な人材だといえます。
登録販売者の概要は、以下のとおりです。
登録販売者について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
⑤カラーコーディネーター(スタンダードクラス)
「カラーコーディネーター」は、求められているデザインを最大限に表現できる色の組み合わせを導き出せるようになる資格です。そしてカラーコーディネーターはさまざまな分野で求められる資格であり、ブライダル業界やインテリア業界、広告業界といった幅広い仕事で重宝されています。
資格区分には「アドバンスクラス」と「スタンダードクラス」の2つのクラスがあり、スタンダードクラスは合格率が70%前後と比較的取得しやすい資格となっています。
そのため、デザイン力などが求められる仕事への就職を検討しているのであれば、スタンダードクラスだけでも取得しておくと就職に役立つ可能性は高いですよ。
カラーコーディネーターの概要は、以下のとおりです。
幅広い企業で評価されやすい! 半年以内に取得を目指せる取りやすい資格一覧
就活のために資格を取得しようと考えている人のなかには、具体的な志望企業が定まっていない人もいますよね。この場合は幅広い企業で評価されやすい資格から取りやすい資格を見つけると、就活時に資格を活かせる可能性が高まりますよ。
ここでは幅広い企業で評価され、かつ半年以内で取得を目指せる資格を5つ紹介するので、幅広い企業で資格をアピールしたい人は参考にしてください。
①日商簿記(3級)
「日商簿記」は難易度別で3級・2級・1級に分かれていて、難易度によって企業会計ができたり、経営管理や経営分析がおこなえるようになる資格です。
ただし、1級や2級は比較的難易度が高く合格までに時間を要する可能性は極めて高いです。そのため、まずは3級の取得から目指しましょう。
3級を取得できれば、業種や職種にかかわらず経営に関する基礎知識を理解できるほか、基本的な商業簿記や小規模企業における会計実務などをおこなえるようになりますよ。
日商簿記の概要は、以下のとおりです。
簿記について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
②秘書検定(3級)
「秘書検定」は、相手に対して良い印象を感じさせるスキルなどを身に付けられる資格です。たとえば、表情や態度、振る舞いといった人柄を伝える要素について「感じのよさ」の表し方を学べます。
また難易度は3級・2級・準1級・1級の4段階に分かれています。3級では基本的な社会人としての常識以外にも、上司が効率良く仕事を進めるためにはどういったサポートが必要であるかなどもあわせて学べますよ。
このことから秘書検定は、販売職や営業職、事務職といっといった人と接する仕事で幅広く活かせる資格だといえるでしょう。
秘書検定の概要は、以下のとおりです。
秘書検定について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
③自動車免許
「自動車免許」を取得する方法は、大きく分けると教習所と合宿の2つにわかれます。教習所であれば長くても半年ほどで取得できる一方で、合宿であれば1カ月前後で取得できます。
自動車免許は仕事の資格というよりも日常の生活で必要とされる資格ですが、車を業務で使用する仕事は意外にも多く、営業職や介護職、ドライバー職は自動車免許の有無が選考結果を左右するケースもめずらしくありません。
そのため、時間とお金に余裕があれば、学生のうちに取得しておくと良いですよ。
自動車免許の概要は、以下のとおりです。
④MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」は、Microsoftが提供しているOfficeの基礎的な使い方を身に付けられる資格です。
昨今の企業は、資料の作成やデータの管理といったさまざまな業務をOfficeでおこなっています。そのため、MOSを取得してOffice関連の扱いができることを証明できれば、企業側からもPC関連の基本的な操作ができる人材であると認識されるでしょう。
これまでOfficeを利用した経験が少ない人は、MOSを取得してOfficeについての知識理解を身に付けておくと就活でアピールできるほか、入社後の業務にも役立ちますよ。
MOSの概要は、以下のとおりです。
MOSについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
⑤TOEIC
「TOEIC」は、英語力を証明できる資格です。990満点で採点され、就活の履歴書においては650点以上から記載できるレベルだとされています。
英語は業種や職種に限らず幅広い仕事で活かせるスキルですが、特に外資系企業や海外に進出している企業の選考では英語力が求められるため、選考を有利に進められる重要な資格だといえます。
一般的に650点を目指す場合は、半年ほどの勉強期間が必要であるとされています。
そのため、就職までに半年以上の期間があり、かつ英語力が重視される企業への就職を検討しているのであれば、前向きに取得を目指したい資格だといえるでしょう。
TOEICの概要は、以下のとおりです。
TOEICについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
業界知識やスキルをアピールできる! 国家資格のなかで取りやすい資格一覧
資格には、国が認定している国家資格と、民間の事業者が認定する民間資格があります。どちらも業界や企業にマッチすれば就活でアピールできる資格です。
しかし民間資格は資格を作るハードルも低いための、なかには社会的信用が低い資格もあるのです。一方で国が定めた国家資格は、知名度の高い資格が多く、採用担当者からの評価も得られる可能性が高いでしょう。
そこでここでは、業界知識やスキルをアピールできる比較的取りやすい国家資格を8つ紹介します。国家資格で企業からの評価を少しでも高めたい人は、こちらで紹介する取りやすい資格から自分に合った資格を探してみてください。
①ITパスポート
「ITパスポート」は、ITに関する基礎的な知識を証明できる国家資格です。
たとえば、AI(人工知能)や家電や家具をインターネットにつなげるIoTといったITの新技術についての知識を身に付けられます。またIT知識だけでなく、経営戦略やマーケティングなどの経営全般に関する知識も学べる資格です。
ITパスポートを取得してITに関する基礎知識を身に付けておくと、IT関連企業へのアピールポイントにつなげられますよ。
ITパスポートの概要は、以下のとおりです。
ITパスポートについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
②調理師
「調理師」は食品の栄養や衛生などを考慮し、適切な調理ができることを証明できる資格です。そのため、飲食業界への就職を検討しているのであれば、積極的に取得しておきたい資格だといえます。
また調理師資格を取得しておくと「専門調理師・調理技能士」の資格取得も考えられるようになるため、飲食業界の就活を有利に進めるだけでなく、入社後のキャリアアップにも役立てる資格です。
調理師の概要は、以下のとおりです。
調理師免許について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
③ウェブデザイン技能検定
「ウェブデザイン技能検定」はWeb制作に問われる知識やスキルを身に付けられる資格であり、厚生労働省によって指定された「特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会」が開催している資格です。
難易度は1級・2級・3級に分かれているため、まずは3級の取得から目指すと良いでしょう。ウェブデザイン技能検定を取得しておくと、Webデザイナーとしての基礎知識を身に付けていることを証明できるため、Webデザイン関係の仕事で活躍が期待される資格だといえます。
ウェブデザイン技能検定の概要は、以下のとおりです。
④旅行業務取扱管理者
「旅行業務取扱管理者」は、旅行業者や旅行業者代理業者が営業するうえで旅行の取引条件や説明などを顧客に伝えられる資格であり、営業所ごとに資格保有者の配置が定められているほど重要な資格です。
そのため、旅行関係の仕事に興味を抱いている人は、旅行業務取扱管理者を取得しておくと、それだけで企業側は採用するメリットを感じられるといえます。
また、資格の種類として「総合旅行業務」「国内旅行業務」「地域限定旅行業務」とわかれていて、営業所が取り扱う旅行業務に応じて求められる資格が異なるため注意しましょう。
旅行業務取扱管理者の概要は、以下のとおりです。
⑤FP3級(ファイナンシャルプランナー)
「FP(ファイナンシャルプランナー)」は、人の人生を設計するスキルを身に付けられる資格です。相談者の立場やライフイベントを考慮し、長期的かつ総合的な視点で資産設計などのアドバイスをおこなえます。
FPでは保険商品に関する知識や理解を身に付けられるため、特に銀行員や保険営業といった仕事で重宝される資格です。企業によっては入社後にFPの取得を推奨しているケースもあるため、学生の時点でFPを取得しておくと仕事に対する熱意を伝えられますよ。
FPの概要は、以下のとおりです。
⑥宅地建物取引士
「宅地建物取引士」は不動産の売買や賃貸物件のあっせんなどができるようになる資格です。
不動産知識のない顧客に対して、土地や建物について登記やキャンセルの取り決めといった不動産に関する重要事項の説明を担えるようになります。
また、不動産に関する重要事項の説明は宅地建物取引士のみが担える独占業務であり、不動産取引をおこなう場合は、従業員5人に対して一名以上の資格保有者の在籍が義務付けられています。
そのため、不動産会社からすれば、宅地建物取引士を保有している学生は、資格を保有していることだけでも採用するメリットを感じられるといえるでしょう。
宅地建物取引士の概要は、以下のとおりです。
⑦危険物取扱者(乙4)
「危険物取扱者」は、一定数量以上の危険物を貯蔵したり取り扱ったりしている化学工場などで必要とされる資格です。資格を取得することで、危険物の取り扱いや定期点検、保安の監督などをおこなえます。
このことから、製造や研究といった化学物質を取り扱う仕事への就職を目指している場合は、すぐに現場に入れ即戦力としての活躍をアピールできる資格だといえるでしょう。
危険物取扱者の概要は、以下のとおりです。
⑧2級ボイラー技士
「2級ボイラー技士」も独占的な業務がおこなえる国家資格の一つです。
おもにボイラーの管理や点検、修繕といった作業がおこなえるようになり、ビルや工場などの施設においてボイラーを安全に稼働させる役割を果たします。
そのため、ボイラー技士はビルの管理会社や設備工事会社、ボイラーが必要とされるホテルや病院などの施設で必要とされています。これらに関係した仕事への就職を検討しているのであれば独占業務を担当できるため、おすすめの国家資格ですよ。
2級ボイラー技士の概要は、以下のとおりです。
自分に合った取りやすい資格を見つけるまでの3ステップ

就活に活かせる取りやすい資格を確認したところで、自分に合った資格をどのように見つければ良いのか疑問を感じている人もいますよね。
そこでここでは、自分に合った取りやすい資格を見つけるまでを3ステップで解説します。自分に合った資格の見つけ方に疑問を抱いている人は、ぜひ参考にしてください。
ステップ①資格取得に充てられる時間やモチベーションを考える
就活に役立つ資格を取得するのであれば、まずは資格の勉強に充てられる時間と自身のモチベーションがどの程度あるのか考えることが大切です。なぜなら、資格を取得しようと行動しても、途中で挫折してしまったり就活が始まるまでに資格を取得できない可能性があるからです。
そのため、就活に役立つ資格の取得を考えているのであれば、現実的に取得できる資格を見つけるためにも、一日のうち何時間を資格の勉強に充てられ、どのくらいの期間を資格の勉強に充てられるのかなど考えてみてください。
ステップ②就職先候補となる業種や職種を考える
資格取得に充てられる時間やモチベーションを確認できたら、就活に役立てる資格を見つける必要があります。そのためにも、まずは就職先候補となる業種や職種を決めることが大切です。
汎用性の高い資格であればさまざまな業種や職種で活かせますが、専門性の高い資格は活かせる場面が限られています。
資格を取得して専門的な知識を入社後に活かせることをきちんとアピールするためにも、就職先候補となる業種や職種を見極めてから、それらに属する企業で評価される資格がなにかを絞り込むことが大切なのです。
業界研究について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
ステップ③現実的に取得できる就職先候補に合った資格を洗い出す
就職先候補となる業種や職種が決まったら、最初に整理した時間やモチベーションと照らし合わせながら就職先に役立つ資格を洗い出します。
たとえば、事務仕事への就職を検討していて、資格の取得に充てられる時間が100時間前後である場合は「日商簿記(3級)」を目指すなどです。また、150時間ほど確保できる場合は「秘書検定(3級)」も合わせて取得するなど、時間と余裕がある人は資格を2つ取得することも視野に入れてみてください。
取りやすい資格でも、難易度によって数十時間から数百時間の学習時間が必要とされるため、現実的に取得できる資格を見つけることが資格を取得して就活を有利に進められるようにする秘訣ですよ。
取りやすくても注意が必要! 就活で資格を取得する際の4つのポイント

就活のために資格を取得する際は、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ポイントを理解しないまま、資格の勉強を始めてしまうと後悔してしまう可能性もあるため注意しましょう。
ここでは就活で資格を取得する際のポイントを4つ紹介するので、どのようなことを意識して資格を取得すべきなのか参考にしてください。
①就活よりも資格取得を優先しない
資格を取得する際は、就活と資格取得のバランスを考えましょう。
就活において資格はあくまで補助的な要素であり、就活を成功させるためには企業分析や選考対策といったほかの準備もおろそかにしないことが大切です。
このことから就活のために資格を取得するのであれば、就活が本格化する大学3年生の夏頃までには資格を取得できるように準備を進められると良いでしょう。
②取得したい時期から逆算して学習に取り組む
前述したとおり、就活のために資格を取得するのであれば、就活に影響しない程度に資格の取得に励むことが大切です。そのため、資格を取得したい時期を明確にし、その目標から逆算して計画的に学習を進めるようにしましょう。
取りやすい資格だとしても、学習時間の目安が100時間を超える場合、毎日1~2時間勉強したとしても、2~3カ月以上はかかる計算になります。また万が一試験に落ちたことを考えても、2回は試験を受けられるようなスケジュールで計画しておくほうが安心して資格の取得に励めますよ。
このように資格を取得したい時期から学習目安時間などを参考に、逆算して学習に取り掛かるタイミングを見極められるようにしましょう。
③志望業種・職種を決めてから資格を選ぶ
就職のために資格を取得しても、志望企業の仕事内容に活かせる資格でなければ意味がありません。たとえば、「危険物取扱者(乙4)」を取得したとしても、販売職や営業職には活かしにくく、選考での評価もあまり期待は持てないでしょう。
このように、専門性のある資格だとしても、仕事内容によっては採用担当者に響かない資格になってしまうケースもあるため、まずは志望する業種や職種を絞り込んでから資格を選ぶことが大切なのです。
もし特定の業種や職種が定められないのであれば、汎用性の高い「TOEIC」や「秘書検定(3級)」などの資格から取得を考えると良いですよ。
④現実的に取得できなさそうな資格は諦める
資格を取得するのであれば、「できる限り難易度が高く、ほかの学生が持っていないような資格を取得したい」と考えている学生もいますよね。
たしかに難易度が高い資格のほうが保有している学生は少なく、就活では強いアピールポイントになるでしょう。
しかし、難しい資格に挑戦したとしても、途中であきらめてしまえば、これまでに資格の勉強に充てた時間が無駄になってしまう可能性は高いです。そのため、現実的に取得できなさそうな資格は諦めることも大切なポイントだといえます。
たとえば、現在は大学1年生で就活までに時間があれば、難易度の高い資格に挑戦してみることも一つの手段です。一方で、大学2年生の後半や大学3年生からの資格取得を考えているのであれば、就活までのスケジュールを考えて現実的に取得できる資格に挑戦することを心掛けましょう。
取りやすい資格を探すなら取得する目的を整理することが大切
就活において資格の取得は必須ではありません。しかし、資格を取得することで即戦力としての活躍が期待されるほか、入社意欲などアピールできるなどメリットもあります。そのため、資格を取得したいと思っている人は挑戦しても良いでしょう。
ただし、だからといって人気の高い資格を無計画に取るのではなく、どのような目的で資格を取得したいのかなどを考え、計画的に取得することが大切です。
取りやすい資格のなかでも業種や職種に応じて仕事内容に活かせる資格はたくさんあるため、今回紹介した取りやすい資格一覧などを参考に、目的にマッチした資格を探してみてください。
【取りやすい資格に関する調査】
- 調査方法:ポートが運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2025年1月17日~23日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート
- 調査対象者:25卒・26卒の就活会議会員の33人