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満年齢の数え方|履歴書の記入時に役立つ数え年との違いや計算方法
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目次
「満年齢」の意味とは?
就活で履歴書に年齢を書く際、「満年齢」で書く必要があります。しかし、普段「満年齢」や「数え年」など、年齢の数え方を意識している人はほとんどいません。そのため、履歴書を書く際に「満年齢って何だっけ?」と不安になってしまう人が多いのです。そこで本記事では、つい混乱してしまいがちな年齢の数え方について、「満年齢」と「数え年」について紹介します。ぜひ履歴書記入の際の参考にしてください。
満年齢と数え年の違い
年齢の数え方には「満年齢」と「数え年」の2種類があり、履歴書に年齢を書く際には特殊なケースを除き、ほとんどの場合に満年齢を記載します。ここではまず「満年齢」と「数え年」のそれぞれの数え方の違いを整理しましょう。また、数え年よりも、満年齢が使われるようになった背景も紹介していきます。
満年齢の数え方
満年齢とは「現時点での年齢」を意味しています。自分が生まれた時点を0歳とし、誕生日が来るにつれて1歳ずつ年齢を加算していく方法です。例えばあなたの誕生日が1996年12月10日だった場合、あなたの2017年10月1日時点での満年齢は20歳ということになります。
そして、あなたの満年齢が21歳になるのは2017年12月10日の誕生日です。正しくは上記の通りですが、野球選手の名鑑などでは、「その年度内に何歳になるか」を「満年齢」として表記しています。名鑑は1年度ごとの更新となるため、その年度の誕生日をすでに迎えた前提で年齢が書かれています。
また法律上では、満年齢で年を重ねるのは「誕生日前日の午後12時」です。そのため、学校などでは学期の開始が4月1日となっています。しかし、4月1日生まれの人は「3月31日の午後12時に年を重ねる」という解釈になるため、1つ前の学年に含まれることになるのです。
数え年の数え方
一方数え年は、生まれた時点を1歳とし、新たに年が明けて元旦を迎えるごとに1歳ずつ加算していきます。あなたの誕生日が1996年12月10日だったとすると、2017年10月1日時点での数え年は22歳です。数え年の場合、2017年12月10日の誕生日が過ぎても年齢は22歳のまま変わることはありません。
次に年齢が変わるのは2018年1月1日で、この日に数え年が23歳になります。満年齢を数え年に換算する方法は「1月1日から誕生日までの間であれば、満年齢+2歳」「誕生日から次の年の1月1日までであれば、満年齢+1歳」です。現在、日本で数え年が使われる時は、伝統行事や長寿祝い、享年や占いなどに限られています。
昔は数え年が使われていた
もともと、日本では昔から数え年が使われていました。数え年から満年齢への切り替えが最初に行われたのは明治時代です。多くの国が満年齢を使用しており、日本でも満年齢への切り替えが決められましたが、民間では相変わらず数え年が使われ続けました。
民間で数え年がほとんど使われなくなったのは第二次世界大戦後の1950年からになり、所説ありますが、配給制度の関係といわれています。栄養計算などは満年齢で行われていたのに、配給自体は数え年で行われていたため、支障が生じていたのが理由です。
例えば12月生まれの赤ちゃんが1か月後の1月には数え年2歳を迎え、キャラメルの配給対象になりましたが、乳幼児はキャラメルを食べることができないため、無意味な配給となっていました。この他、国際性を向上させるなどの目的もあり、民間でも数え年から満年齢への切り替えが行われたとされています。
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履歴書でも使用される満年齢の計算方法
現在、公的な場面では民間でも満年齢が問われるため、就活で企業に提出する履歴書は基本的に満年齢で記入します。そこで、満年齢を正しく把握するための計算方法を紹介いたします。早生まれの方などは特に注意が必要なため、満年齢を正しく理解し、履歴書に正確な満年齢を書けるようにしましょう。
満年齢の計算方法
満年齢を計算する方法は、今の年から自分の生まれた年を引くのが基本です。あなたが1996年生まれであり、今年が2017年である場合、「2017-1996」で「21」という数字が出ます。もし、あなたが今年の誕生日をすでに迎えている場合は、この数字があなたの満年齢となります。つまりあなたの満年齢は「21歳」です。
一方、もしあなたがまだ今年の誕生日を迎えていない場合、「出てきた数字-1」があなたの満年齢になります。この場合、あなたの満年齢は「20歳」になります。ただし、履歴書を書く場合には、履歴書を書いている日の満年齢ではなく、「履歴書を企業に提出する日の満年齢」を計算する必要があるので注意してください。
満年齢はこのような計算で求められますが、満年齢の「早見表」がインターネット上に公開されていたり、満年齢や数え年を自動計算してくれるサイトもあります。これらを用いることもできますが、念のため、自分自身でも計算することをおすすめします。
早生まれは計算に注意
満年齢の計算をする場合、早生まれの人は特に計算に注意する必要があります。早生まれとは、「1月1日から4月1日までに生まれた人」です。早生まれの人も、満年齢の計算の仕方は先ほど紹介した方法と全く変わりません。
注意すべき点は、「その年に誕生日を迎えているかどうか」であり、「その年度(4月から翌年の3月まで)に誕生日を迎えているかどうかではない」という点です。あなたが1997年2月24日生まれの場合、「2017-1997」で「20」という数字がでます。
2017年10月1日時点の満年齢を出す場合、2017年の誕生日をすでに迎えているため、この時点での満年齢は20歳です。遅生まれの人(4月2日から12月31日までに生まれた人)は、同じ学年であっても1歳年上の人が多いため混乱しやすいですが、満年齢に学年は関係しないので、紛らわされないように注意しましょう。
満年齢はエクセル計算すると便利
ここまで、満年齢の計算の仕方を紹介してきましたが、実は満年齢はエクセルの計算式で簡単に出せます。最近はエクセルでの履歴書作成を指示する企業も増えてきました。その際、エクセルの関数を使えば満年齢が自動的に更新されるので便利です。
エクセルで満年齢を計算するには、「Datedif」という関数を使います。この関数を使うには、エクセルの任意のセルで「=DATEIF(“誕生日”,TODAY(),”Y”)」と入力してください(誕生日は”1997/2/24”のように入力します)。すると、満年齢が自動計算されて表示されます。
履歴書における生年月日の書き方
就職活動において履歴書を記入する際には、満年齢と数え年のどちらを書けばよいのでしょうか。答えは、満年齢の方を記入します。履歴書の右上にある「記入日」に履歴書を書いた日付を記入する欄がありますが、履歴書にはその記入日時点での満年齢を書きます。
例えば、誕生日が6月で、履歴書を記入するのが5月であれば、年齢の欄には、記入日である5月時点での満年齢を書きます。何ヶ月も前に記入した履歴書を使用すると、履歴書の使い回しのようなイメージを企業側に与えてしまい、好ましくありません。
その間に誕生日を迎えて年齢を重ねてしまい、履歴書の年齢と面接日の年齢が異なるケースもあるので注意しましょう。就職活動では、あまり月日が経過していない履歴書を提出するようにします。
西暦と和暦はどちらでもOK
履歴書に記入する生年月日は、西暦と和暦のどちらを記入しても問題ありません。ただし、記入する履歴書の書式が、「昭和・平成〇〇年〇月〇日生」とあらかじめ印刷されている場合は、和暦を使用した方が良いでしょう。この例の場合は、平成に〇を付けます。
特に和暦部分が印刷されていなければ、「西暦〇〇〇〇年〇月〇日」または、「平成〇〇年〇月〇日」のどちらかで記入します。必ず生まれ年の数字の前に、西暦か平成のどちらかを、自分で記入してください。生年月日を西暦・和暦のどちらかを選んで記入したら、その履歴書内で記入する日付は、選んだ方ですべて統一して書かなくてはいけません。学歴や職歴、資格取得年月も生年月日で記入した西暦・和暦のどちらかで揃えましょう。
こちらの記事では写真も合わせて詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
学歴の年号の書き方もそろえる
先ほど上で述べたように、学歴欄においても年号の書き方を生年月日の欄とそろえる必要があります。生年月日を「西暦〇〇〇〇年〇月〇日生」と記載した場合は、学歴についても「西暦〇〇〇〇年〇月卒業」とし、「平成〇〇年〇月〇日卒業」と書かないようにします。
転職経験のある場合は、職歴欄にも同様に注意が必要です。資格のある人は、資格欄の資格取得年月の年号も統一します。1枚の履歴書の中で、西暦と和暦の混在がないように気を付けて記入しましょう。履歴書の年号を正確に書くためにも、早見表などを利用して記入ミスを防ぐことが大切です。
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履歴書で年齢を書き間違えるとどうなるか
履歴書では年齢は意外に間違えやすいポイントですので、間違えないように慎重に書かなければなりませんが、それでもミスをしてしまうことはあります。履歴書は公的な書類ですので、ミスはないほうが良いとされます。年齢と言えどもミスがあるとマイナスの印象を与えてしまいますので、注意が必要です。年齢を書き間違えてしまうと、さまざまなマイナスの印象を与えますので、書き間違えるとどうなるのかを知って、間違えないようにしっかり確認しておきましょう。
注意力散漫に思われる
履歴書で年齢を書き間違えてしまうと、注意力散漫に思われてしまいますので注意が必要です。年齢は本来間違うはずのない部分ですし、最も基本的な情報でもあります。間違えるはずのない項目を間違えてしまうことで、注意力が足りないだけではなく、履歴書を急いで書いたと思われる可能性もあります。
履歴書を急いで書いた=雑に書いていると判断され、志望度を疑われてしまうので注意しなければなりません。落ち着いて丁寧に書いていれば年齢は書き間違えるはずのないものですし、余計な印象を与えないためにも注意深く記入しましょう。当たり前の部分だからこそ失敗してしまう場合がありますので、履歴書は細部までミスのないように丁寧に書き進めてください。
年齢詐称を疑われることもある
履歴書の年齢を書き間違えにより、年齢詐称を疑われる可能性もあるので注意が必要です。これは本人にその気がなくても年齢詐称だと判断されることもあります。年齢の誤魔化しにより、留年などの経歴を隠そうとしているのではないか、など不信感を与えてしまい、印象が悪くなってしまいます。
また仮にそのような事実がない場合でも、年齢詐称は嘘として判断されますので、信用度は一気に低くなり、それが原因で不合格になる可能性もゼロではありません。履歴書は公的な書類ですし、信用できるかどうかが重要視されています。履歴書に一部でも嘘の表記があると分かれば、履歴書の全体の信用度もなくなってしまいますし、場合によっては無効になることもあるので注意しましょう。
早見表を活用して間違いなく書こう
履歴書で年齢を書き間違えないためには、早見表を活用しましょう。手帳やネットにある早見表を利用すれば、正しく年齢を書けますので、少しの確認の手間も怠らないことが大切です。早見表などで一度確認しておき、履歴書の原本を作っておけば以降は確認する必要もありませんし、履歴書を素早く作成できます。
もちろん原本を作成した後に誕生日を迎えた場合は、年齢を書き変えなけばなりませんので、それだけは注意しておきましょう。履歴書を効率的に作成するためには、原本の作成が大切ですが、この時点で間違えていては意味がありません。最初の部分で間違えがないように、きちんと確認してから年齢も記入していきましょう。
履歴書の正しいマナーを身に着けよう
履歴書には「満何歳」「数え年」の違いなど、細かいマナーがたくさんあります。一つのミスだけで落とされることは少ないですが、ミスが積もっていけば、落とされてしまう可能性もあるのです。
マナーは知ってさえいれば、失敗しません。履歴書の書き方の正しいマナーを身に着け、書類選考を突破しましょう。
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満年齢を理解して履歴書を書こう
満年齢と数え年の違い、計算方法を紹介してきました。企業に提出する履歴書は、あなたの採用の判断に使われる大切な書類です。満年齢を正しく理解し、間違えのない履歴書を作成してください。計算に不安がある人は、念のために複数の方法(自分で計算、早見表を使う、エクセルで計算するなど)で確認するようにしましょう。