履歴書

履歴書のセールスポイントを魅力的にするコツ|5段階の作成法も紹介

目次

  1. 履歴書のセールスポイントは徹底した企業研究で魅力的になる
  2. 履歴書に書くセールスポイントとは
  3. なぜ聞かれる? 企業が履歴書のセールスポイントで確認しているポイント
  4. 売り込む要素だからこそ! 企業に刺さるセールスポイントにするには企業研究が重要
  5. 履歴書のセールスポイントを魅力的にするための企業研究方法5選
  6. 活かせる仕事も紹介! 履歴書に書けるセールスポイント9選
  7. 就活生に聞いた! 履歴書のセールスポイントで書いたこと
  8. 魅力的な履歴書に! 志望企業にあったセールスポイントの書き方5ステップ
  9. 就活生に聞いた! 履歴書のセールスポイントを書く際に意識したこと
  10. 強み別9選! 履歴書でアピールできるセールスポイントの例文
  11. こんな内容は企業に響かない! 履歴書のセールスポイントの例文NG3選
  12. 履歴書のセールスポイントを魅力的にするには志望企業の入念な下調べが大切

履歴書のセールスポイントは徹底した企業研究で魅力的になる

志望企業を決めたら、企業に提出する履歴書を書く必要があります。しかし、就活で提出する履歴書にはどのようなことを書けばいいのか疑問を感じる人もいますよね。特に、履歴書の自己PR部分であるセールスポイントは、企業に自身をアピールする項目であることから、採用担当者の印象に残る内容にしたいと考えている人も多いでしょう。

結論としては、印象に残る履歴書のセールスポイントを書くためには、企業研究に力を入れることが大切です。

そこでこの記事では、就活の履歴書に書くセールスポイントに悩んでいる人に向けて、セールスポイントを魅力的にする方法や例文などを紹介します。履歴書のセールスポイントを書類選考突破の決め手にするためにも、参考にしてください。

履歴書に書くセールスポイントとは

履歴書に書くセールスポイントとは

履歴書に書くセールスポイントとは、あなたを採用することで志望企業にどのようなメリットをもたらせるかを伝える項目です。そのため、志望企業の業界や職種によって、魅力的なセールスポイントは異なります。

また、セールスポイントは入社後の活躍をアピールする項目なので、長所や特技といった項目で書く内容と区別を付けることが大切ですよ。

ここでは、履歴書のセールスポイントに書く内容について解説するので、的外れなことを書かないためにも、しっかりと確認しておきましょう。

「スキル」と「技術・資格」の2つに分かれる

履歴書のセールスポイントには、自身の性格的なスキルと、学校で学んだ技術や取得した資格といった2つのテーマを書くことができます。そのため、志望企業の仕事内容などを参考にし、どちらのテーマでアピールするかを決めましょう。

たとえば、銀行などを志望する場合は、お金に関する仕事であることから、誠実さや規律性などの性格面をアピールできますよね。また、技術や資格をテーマにする場合は、経済学部や商学部で学んだお金に関することや、「ファイナンシャル・プランナー」などの資格をアピールできるでしょう。

このように、履歴書のセールスポイントでは「性格的なスキル」と「技術・資格」の2軸からアピールできるため、志望企業に活かせる自身の強みを探してみてください

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入社後の活躍イメージを示すことが重要

履歴書のセールスポイントは、入社後にどのようなメリットをもたらせるのかを企業に伝える項目です。そのため、セールスポイントを書く際は、入社後の活躍イメージを具体的に示すことが求められます。

また、セールスポイントと似た意味として、長所や特技が挙げられます。長所は、自身が考える自分の魅力であり、特技は自身が得意だと思っていることです。セールスポイントは、これらの言葉と間違えて解釈してしまうこともあるため、覚えておきましょう。

セールスポイントと長所・特技との違いは、以下のとおりです。

たとえば、長所の場合、自分視点で「○○のような性格が強みだと考えています」といった回答をするのに対し、セールスポイントの場合は客観的な視点から「自身の○○を貴社の○○の仕事で活かせます」と回答します

このように、履歴書のセールスポイントは志望企業の具体的な仕事内容と自身の強みを結び付けて、客観的な視点から活躍イメージを伝える項目であることを覚えておきましょう。

なぜ聞かれる? 企業が履歴書のセールスポイントで確認しているポイント

なぜ聞かれる?企業が履歴書のセールスポイントで確認しているポイント

履歴書のセールスポイントを考える際は、企業がセールスポイントで確認しているポイントを知っておきましょう。そうすることで、どのようなポイントを意識して内容を考えれば良いのかを把握することができますよ。

ここでは、企業が履歴書のセールスポイントの中でチェックしているポイントを紹介するので、どのようなポイントを意識しながら書けば良いのかを知るためにも確認しておきましょう。

採用するメリットのある人材かを確認するため

履歴書のセールスポイントからは、その人が自社のどのような仕事で活躍できるのかを判断できるため、採用するメリットのある人材かを確認しています。

たとえば、将来は海外支社に勤務してもらいたいと考えている企業の場合、履歴書のセールスポイントで語学力を活かせるとアピールした応募者は海外勤務を任せられるメリットのある人材だといえるでしょう。

また、営業実績の出せる人材を探している場合、目標達成意欲やコミュニケーション能力が高いことがセールスポイントに書かれた応募者であれば、採用するメリットがあると認識できますよね。

このように、履歴書のセールスポイントは応募者自らが自社のどのように活躍できるかを伝えていることから、採用するメリットのある人材かを即座に確認できるのです

応募者の価値観を知るため

履歴書のセールスポイントからは、応募者の価値観を知ることもできます。たとえば、仕事に取り組む際にどのようなことを大切にするのか、どのような働き方をしてくれるのかを把握できるでしょう

たとえば、介護関連の仕事を志望する際のセールスポイントとして、大学時代に経験した福祉施設のボランティア経験を盛り込むとします。

この場合、自立した生活が困難な人に対してどのように接することができるのか、福祉施設ではどのような行動を意識しているのかなど、応募者の仕事に対する行動や考え方を知ることができるでしょう。

このように履歴書のセールスポイントには、これまでの経験なども盛り込まれていることから、仕事に対する応募者の価値観も採用担当者は確認しているのです。

売り込む要素だからこそ! 企業に刺さるセールスポイントにするには企業研究が重要

前述したとおり、履歴書のセールスポイントは、企業に自分自身を売り込むための項目です。そのため、自分が自信のある強みやスキルをアピールしても、企業が魅力に感じる内容でないとアピールにはつながらないでしょう。

企業が魅力に感じる内容にするためにも、志望企業の仕事内容や社風などに関連したセールスポイントにすることが大切です。そのためにも、セールスポイントを考える際は徹底した企業研究が重要であることを覚えておきましょう

次からは、企業に刺さる履歴書のセールスポイントを書くための企業研究の方法などを解説するので、しっかりと確認しておいてください。

セールスポイントを魅力的に伝える方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

履歴書のセールスポイントを魅力的にするための企業研究方法5選

履歴書のセールスポイントを魅力的にするための企業研究方法5選

履歴書のセールスポイントを魅力的にするには、志望企業の仕事内容や社風などを把握し、どのようなスキルが求められるかを把握することが大切です。

ここでは、志望企業をより深く知れる企業研究の方法を5つ紹介するので、履歴書のセールスポイントを魅力的な内容にするためにも、一つずつ確認していきましょう。

①会社説明会で担当者に仕事をするうえで大切にしていることを聞く

志望企業を深く知るためには、会社説明会に参加して担当者に話を聞くことが効果的です。特に、仕事をするうえで大切なことを聞くことで、どのようなスキルや考え方が志望企業の仕事で活かせるのかを把握できますよ。

履歴書のセールスポイントは、どのように貢献できるかをアピールする項目であるため、会社説明会でその企業の社員に仕事内容に活かせるスキルや性格を聞くことで、より具体的にアピールできるようになります

会社説明会はその会社の社員とコミュニケーションを取ることができる貴重な機会なので、絶局的に質問をして企業が求める人物像を把握しましょう。

説明会に参加する予定の人はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。参加する際のマナーについて詳しく紹介しています。

②インターンシップに参加して仕事内容を把握する

インターンシップでは、志望企業の実際の仕事を直接体験できることから、仕事を通じてどのような考えやスキルが必要とされるのかを肌で感じられますよ

たとえば、マーケティング職のインターンで市場調査や顧客理解をする際にどのようなスキルが求められるのかを理解できたり、製造職のインターンでは品質の高い製品を製造する際に求められるスキルを理解することができるでしょう。

インターンは多くの企業が開催していて、おもに大学3年生時の夏と冬に開催される傾向にあります。しかし、秋や冬にもインターンを開催している企業もあるため、志望企業がインターンを開催しているかを確認してみてください。

インターンについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

③OB・OG訪問で入社後に感じたことを聞く

OB・OG訪問では、志望企業に入社した卒業生から直接話を聞けるイベントであるため、企業文化や仕事内容など入社後に感じたことを聞けますよ。

たとえば企業文化を聞くことで、志望企業で働いている社員はどのようなことを大切に仕事を進めているのかを把握でき、仕事内容について聞けば入社前には感じられなかった課題や大変さなどを把握できるでしょう。

OB・OG訪問では、学校の先輩・後輩という立場で志望企業の話を聞けるため、良いことばかりではなく、大変なことや想像とは違ったことなども教えてくれるかもしれません。より深い企業情報を知るためにも、OB・OG訪問はおすすめですよ。

OB・OG訪問でのおすすめ質問についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

④企業のSNSから職場の雰囲気を確かめる

企業によっては、企業の公式アカウントをSNSで運用している場合もあります。そのため、志望する企業がSNSアカウントを運用していないかを確認してみましょう。

企業によって発信している内容は異なりますが、社員紹介といった職場の雰囲気を投稿している企業もあるため、どのような雰囲気の企業であるかを確認できる可能性があります。また、SNSは新卒などの人材採用で活用される場合もあるため、採用情報を確認できる場合もありますよ。

企業のSNSアカウントで確認できる可能性のある情報は、以下のとおりです。

また、企業研究の際に企業のホームページや会社説明会などでその企業の研究をする学生は多いです。一方、SNSアカウントまで確認している学生は限られているので、ほかの学生よりもより具体的な企業の魅力を把握できる場合もありますよ

⑤社員紹介で活躍している人の特徴をつかむ

企業のホームページを確認すると、一部の社員が紹介されている場合があります。その企業を代表して掲載されていることも多いため、その企業で活躍している人が抜擢されている可能性が高いでしょう。

そのため、社員紹介で活躍している人の特徴をつかむことで、どのような人材がその企業で活躍できるのかを把握することができますよ

たとえば、紹介されている社員のコメント欄に、「日々あきらめずに努力した」や「顧客に寄り添った提案を心掛けた」などのフレーズが合ったとします。この場合、その企業では日々の努力や顧客を考えた訴求が活躍するためのスキルだと考えられますよね。

このように社員紹介で活躍している人の紹介文やコメントなどを確認し、その企業で活躍するためのスキルを探してみましょう。

活かせる仕事も紹介! 履歴書に書けるセールスポイント9選

選択肢は豊富!履歴書に書けるセールスポイント9選

履歴書のセールスポイントは選択肢が豊富であることから、どのようなセールスポイントを書こうか悩んでいる人もいるでしょう。履歴書のセールスポイントを考える際は、志望企業の仕事内容とあなたの強みを照らし合わせて、アピールポイントを考えることが大切です。

ここでは、履歴書でアピールできるセールスポイント9個と活かせる仕事を紹介します。志望企業や自分の強みを考えながら自分がアピールすべき内容を考えてみてください。

①リーダーシップがある

リーダーシップがあるということは、多くの人をまとめられる力があるということです。そのため、プロジェクトを管理する仕事や社員研修をする仕事などで活かせるスキルだといえます

リーダーシップを活かせるおもな仕事例は、以下のとおりです。

たとえば、人事であれば採用活動だけでなく、新人社員の研修を担当するため、新人社員を管理するリーダーシップが求められます。そして、インストラクターや店長などの仕事も、受講生徒やアルバイトなどの管理をする必要があるため、リーダーシップを活かせますよね。

リーダーシップについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

②コミュニケーション能力が高い

コミュニケーション能力が高い人は、顧客のニーズを聞き出せることや、周りと協力して迅速に問題を解決できることなどのスキルを持っています。そのため、顧客を相手にする仕事やチームで取り組む仕事などでアピールできますよ

コミュニケーション能力を活かせるおもな仕事例は、以下のとおりです。

これらの仕事は、おもに顧客のニーズやトラブルに対して取り組む仕事です。したがって、仕事内容とコミュニケーション能力を交えてセールスポイントにすると、入社後の具体的な活躍をアピールできますよ。

コミュニケーションのアピール方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

③実行力がある

実行力とは、計画した目標や目的を達成させるために、行動できる力のことです。

たとえば、計画・実行・測定・改善を繰り返しおこなうPDCAサイクルを意識して効果的に目標を達成できたり、指示されたことに対して迅速に取り組むことができます。

実行力を活かせるおもな仕事例は、以下のとおりです。

営業職は、毎月決められた目標実績を達成するために試行錯誤しながら仕事に取り組む必要があり、実行力が問われる仕事です。そのため、実行力を履歴書のセールスポイントでアピールすると、実績向上に向けて自分から積極的に行動できると採用担当者に伝えられます

また、企画職やWebデザイナー、エンジニアは、企画や成果物の納品に対して細かく納期が定められているケースが多く、実行力があると期限内にタスクを終わらせられる人材であることをアピールできますよ。

実行力について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

④向上心が高い

向上心が高いと、仕事に取り組むうえで新しい情報や知識を自分から学びにいけることから、日々インプットし続けたり成長することが求められる仕事で特にアピールにつながります。

向上心を活かせるおもな仕事例は、以下のとおりです。

たとえば、研究開発職やエンジニアは、常に最新の情報や知識を把握しておく必要があり、最新の情報をもとに自身の仕事を進める必要があります。また、コンサルタントもその分野における最新のトレンドや傾向などを常に把握しておかなければいけません。

そのため、これらの仕事では、新しい情報を取り入れ続けられる向上心を履歴書のセールスポイントとしてアピールできるのです

向上心のアピール方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

⑤目標達成意欲が高い

目標達成意欲が高いと目標に向かってまっすぐに突き進めるため、数値などで実績を求められる仕事に向いています。

目標達成意欲を活かせるおもな仕事例は、以下のとおりです。

たとえば、営業職や販売職では、毎月の売上ノルマが定められている場合が多く、ノルマ達成を目指して毎月仕事に取り組むことが求められるでしょう。ほかにも、マーケティング職はブランディングに取り組む際に売上額や来場者数などの目標となる件数を決めます。

このように、数値などの目標が求められる仕事では、目標達成意欲を積極的にアピールすると良いですよ。

⑥相手の気持ちを考えて行動できる

相手の気持ちを考えて行動できるスキルがあれば、相手に寄り添った対応ができるほか、顧客のニーズを理解できます。そのため、サービス業など人とかかわる仕事内容と結び付けられますよ。

相手の気持ちを考えて行動できることを活かせるおもな仕事は、以下のとおりです。

販売職や営業職は、相手が求めていることを理解して仕事に取り組むことが求められます。また、介護職や教員であれば、相手の気持ちを理解して相手に寄り添ったサポートが必要とされますよね。

このように、人とかかわる仕事を志望する場合は、相手の気持ちを考えて行動できるスキルが自身にあるかを考えてみましょう

相手の立場に立って考えることをアピールしたい人はこちらの記事を参考にしてみましょう。

⑦パソコンスキルが高い

履歴書のセールスポイントには性格面だけでなく、技術や資格などについてもアピール可能です。パソコンスキルの高さはその一例で、たとえば事務仕事などで使われるマイクロソフトの「Office」やブラインドタッチなどのタイピングスキルが挙げられます。

パソコンスキルなどの技術に関係するセールスポイントを伝える際は、性格面よりも具体的にアピールすることが大切です。自分が持っている技術や資格をアピールするだけなく、それをどのように仕事に活かせるのかを考えてみてください

パソコンスキルを活かせるおもな仕事例は、以下のとおりです。

たとえば、Webライターは、おもにタイピングをして文章を書き上げるため、ブラインドタッチなどのパソコンスキルを活かせます。また、パソコンスキルの一つである「Office」が使えれば、事務職での書類作成やデータ入力などで活かせるでしょう。

パソコンスキルのアピール方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

⑨語学力に自信がある

語学力があれば、国外でも活躍できるポテンシャルを秘めていることを採用担当者にアピールできますよね。そのため、海外企業と取引をしている企業や、これから海外進出を考えている企業で特に魅力的に映るセールスポイントとなります

語学力を活かせるおもな仕事例は、以下のとおりです。

たとえば、商社やメーカーなどの業界であれば、海外企業と取引している企業も多く、海外に拠点を構えている企業も珍しくありません。この場合、国際営業や貿易事務などの仕事とからめながらアピールできるでしょう。

ほかにも、観光ガイドやホテルスタッフなどの外国人とかかわるような仕事でも語学力を活かせますよ。

就活生に聞いた! 履歴書のセールスポイントで書いたこと

就活生に聞いた!履歴書のセールスポイントで書いたこと

履歴書のセールスポイントは、人それぞれ異なります。

どのようなことを履歴書のセールスポイントに書こうか悩んでいる場合、ほかの学生が書いたセールスポイントを参考にすることで、自分では気付けなかった強みやスキルを見つけられる可能性もあるでしょう。

そこで、学生の皆さんに履歴書のセールスポイントに書いた内容を質問してみました。

人との付き合い方という回答が多数

アンケートの回答には、人との付き合い方という回答が多くみられました。

履歴書のセールスポイントは、志望企業で活かせるスキルを伝える項目であることから、気配りや相手の立場に立って考える力など、人との付き合い方についてアピールした学生が目立ちました。

社会人になるとさまざまな人とかかわることになるため、人との付き合い方は仕事で活かせるスキルだといえますね

やり切る力という回答も

アンケートの回答には、やり切る力という回答もみられました。

新卒採用で採用担当者が不安に感じるポイントの一つに、入社後にすぐに退職しないかという不安が挙げられます

そのため、履歴書のセールスポイントでやり切る力をアピールすることで、長期的に活躍できる人材であると伝えることができ、採用担当者の印象にも残りやすいといえますね。

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魅力的な履歴書に! 志望企業にあったセールスポイントの書き方5ステップ

魅力的な履歴書に!志望企業にあったセールスポイントの書き方5ステップ

履歴書に書くセールスポイントは志望企業で活かせる内容にすることが重要なので、適切な手順でセールスポイントを考え、志望企業にあったセールスポイントを見つけましょう。

ここでは、志望企業にあったセールスポイントの書き方を5ステップで紹介するので、採用担当者から魅力的に映るセールスポイントを見つけるための参考にしてください。

ステップ①企業が求める人物像を把握する

志望企業にあったセールスポイントを考えるには、志望企業がどのような人材を求めているのかを把握することが必要不可欠です。そのため、まずは企業が求める人物像から考えてみましょう。

企業の求める人物像を把握する方法はいくつかあるため、複数の方法を併用して企業が求める人物像のイメージを膨らませていきましょう

企業研究の方法についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

ステップ②自己分析で自分の強みやアピールできるスキルを洗い出す

履歴書のセールスポイントは、自身の強みを入社後にどのように活かすかをアピールする項目であるため、自己分析で自分の強みやスキルを洗い出しておく必要があります。

自己分析には、次のような方法が挙げられますよ。

たとえば、マインドマップであれば自身の強みや得意なことをクモの巣状に広げ、セールスポイントとなる強みを深掘りして見つけられます。一方でジョハリの窓は、自己分析に加え、他力分析も組み合わせることでより精度の高い分析ができる方法です。

これらの自己分析を組み合わせ、自分だけの強みを見つけてみてください。

マインドマップについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

ジョハリの窓について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

性格診断ツールについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

ステップ③企業が求める人物像に合った自分のセールスポイントをピックアップする

自身の強みを見つけられたら、企業が求める人物像と照らし合わせて、重なっている強みや特徴をピックアップしましょう。

たとえば、公務員として志望している自治体の求める人物像に「人のために働くことが好き」「自分から行動できる」などの特徴があるとします。そして自己分析で「人の世話にやりがいを感じる」「積極性がある」などの特徴を見つけられたら、それぞれの特徴は一致しているといえますよね。

このように、自己分析で見つけ出した強みと志望企業が求める人物像の特徴を照らし合わせ、履歴書に書くセールスポイントの候補をいくつかピックアップしてみてください

ステップ④入社後にどのように活かせるかを考える

履歴書のセールスポイントを書く際は、自身の強みを活かせる業務内容を伝える必要があります。そのため、企業が求める人物像と合致した自身の強みを伝えるだけでは、魅力的な内容とはいえません。

志望企業の仕事内容を挙げ、具体的に自身の強みを入社後にどのように活かせるかまで伝えることが大切です

このように、志望企業の仕事内容を例に挙げ、自身のスキルをどのように活かせるのかを具体的に考えてみましょう。

ステップ⑤文章にわかりやすいくまとめる

志望企業に合ったセールスポイントや、具体的に活かせるシチュエーションを整理できたら、採用担当者にわかりやすく伝える文章に仕上げる必要があります。

セールスポイントを履歴書に書く際の文章校正は、以下のとおりです。

セールスポイントを伝える際は、結論としてセールスポイントを最初に伝え、自身の強みの根拠となるエピソードを一つ盛り込みます。たとえば、コミュニケーションスキルであれば、アルバイト経験などです。

そして、締めの文として入社後にどのように活躍できるかをアピールします。そうすることで、採用担当者に伝わりやすい魅力的なセールスポイントを履歴書に書くことができますよ。

自己PRの構成について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

就活生に聞いた! 履歴書のセールスポイントを書く際に意識したこと

就活生に聞いた!履歴書のセールスポイントを書く際に意識したこと

履歴書のセールスポイントを考える際は、どのような点に注意して書けばいいのか気になりますよね。この場合、ほかの学生が意識したポイントを参考にすることで、自分では気付けなかった注意点を見つけられる可能性もあるでしょう。

そこで、学生の皆さんに履歴書のセールスポイントを書く際に意識したことを質問してみました。

エピソードに力を入れたという回答が多数

アンケートの回答には、 エピソードに力を入れたという回答が多くみられました。

セールスポイントを充実させるには、自身の強みやスキルの根拠となるエピソードを盛り込む必要があります。そのため、自身のエピソードに力を入れている人が多く見られました。

また、エピソードを盛り込む際は、企業の仕事内容に結び付くような内容にすることも意識しましょう。

わかりやすく伝えることを意識したという回答も

アンケートの回答には、わかりやすく伝えることを意識したという回答もみられました。

セールスポイントを書く履歴書の枠は、限られているため、わかりやすく簡潔に書くことが大切だと感じる学生もいるようです。

また、採用担当者は一度に多くの履歴書を確認します。そのため、内容がまとまっていない読みにくいセールスポイントであると、読みにくく、きちんと読んでもらえない可能性もあります

自分の魅力をしっかり伝えるためにも、わかりやすく書くことは重要であると言えますね。

強み別9選! 履歴書でアピールできるセールスポイントの例文

履歴書のセールスポイントに書くべき内容を理解しても、実際にどのように書けばいいのか疑問を感じる人もいますよね。そこでここでは、履歴書のセールスポイントの例文を9つの強み別で紹介します。

あなたがアピールしようと考えている強みがあれば、どのようにアピールするかを参考にしてみてください。

例文①リーダーシップがある

リーダーシップを強みとしている場合、入社後の短期的な目標としてリーダー的存在として活躍できることをアピールしましょう。新卒として入社した場合、最初からリーダーに抜擢されることはめずらしいため、将来的にリーダーとして活躍できることを伝えることが大切ですよ。

例文②コミュニケーション能力が高い

コミュニケーション能力が高い場合、社内での仕事を円滑に進められることを採用担当者にアピールできます。そのため、チームでプロジェクトを進める仕事内容などで活かせる強みと言えますね。

ただし、コミュニケーション能力は多くの学生がアピールしやすい強みであるため、自分だけの特別な経験をセールスポイントに盛り込むことが大切ですよ。

例文③実行力がある

実行力を履歴書のセールスポイントでアピールする際は、締めとして「○○したいです」よりも「○○します」と断言したほうが採用担当者からの印象は良いでしょう

なぜなら、実行力があることは、言い換えると自分の考えたことに怖気せずに行動できることだからです。そのため、志望企業の仕事内容に合った体験談を交えつつ、入社後の活躍も自信を持って伝えてみてください。

例文④向上心が高い

向上心が高いことをアピールする際に、何かしらのスキルを集中して学んだ経験を盛り込もうとしている人もいるでしょう。

その場合は、そのスキルを交えながら向上心をセールスポイントでアピールすることで、身に付けたスキルもアピールできるのでおすすめですよ

例文⑤目標達成意欲が高い

目標達成意欲が高いことは、営業職などの目標を追うような仕事でセールスポイントとなります。また、「目標を達成させられる人材として活躍したい」とただ記入するのではなく、どのような方法で目標を達成していきたいのかまで書いており、より具体的な活躍イメージがわきますね。

例文⑥相手の気持ちを考えて行動できる

相手の気持ちを考えて行動できることは、履歴書のセールスポイントに盛り込みやすい内容です。ただし、さまざまな職業でアピールできることから、志望企業の仕事内容に合った体験を盛り込むことが大切です

例文では、販売職の履歴書を想定し、アルバイト経験を盛り込んでいます。このように志望企業の仕事内容に合った体験談を盛り込むことで、採用担当者は入社後の活躍をより具体的にイメージしやすくなりますよ。

例文⑦パソコンスキルが高い

パソコンスキルを履歴書のセールスポイントでアピールする場合は、具体的なスキルを伝えることが大切です。例文ではExcelやPowerPointといったoffice関連のスキルをアピールしており、入社後の活かし方もイメージがしやすいですね。

例文⑧プログラミングスキルがある

プログラミングスキルは専門的な知識であるため、エンジニア職を志望している企業には魅力的なセールスポイントとなるでしょう。また、プログラミングスキルにはさまざまなスキルがあるため、具体的なスキルや成果を伝えることが大切ですよ。

例文⑨語学力に自信がある

語学力のセールスポイントは、海外企業と取引をしている企業から魅力的に映りやすいです。また、語学といってもさまざまな言語があるため、抽象的に「語学力がある」と伝えるのではなく、習得した具体的な言語を伝えることが大切ですよ

こんな内容は企業に響かない! 履歴書のセールスポイントの例文NG3選

履歴書のセールスポイントを書く際は、いくつかの注意点を知っておく必要があります。もしも、注意点を把握しないままセールスポイントを書いてしまうと、企業に響かない内容になってしまう可能性も考えられます。

そのため、ここでは履歴書のセールスポイントのNG例文を3つ紹介するので、企業が魅力的に感じるセールスポイントを作成するためにも、しっかりと確認しておいてください。

NG例文①志望企業に活かせない強みが書かれている

私のセールスポイントは、運動能力の高さです。

小学生の頃からバスケットボールを続けており、高校ではキャプテンを務めました。そしてキャプテンとしてチームをまとめ、県大会で優勝した経験もあります。また、大学ではフルマラソンにも挑戦し、自己ベストを更新し続けました。

貴社に入社後は、営業職としてこれまでのスポーツで培った運動能力を活かしたいと考えています。

この例文では、運動能力の高さに焦点を置き、営業職を志望する際のセールスポイントとしてアピールしています。たしかに、営業職は外回りなど体力を使う場面もありますが、どちらかというとコミュニケーション能力や協調性などが重視される仕事です。

そのため営業職を志望する場合は、チームとして活動した際の協調性などをアピールするほうが効果的だといえますね

NG例文②具体的な経験が盛り込まれていない

私のセールスポイントは、努力を惜しまないことです。

私はどんなに難しい課題でも、最後までやり遂げることを常に心掛けています。そして、これまでの人生で、さまざまな困難に直面しましたが、常にポジティブな姿勢で取り組み、乗り越えてきました。

貴社に入社後は、このような前向きな努力を活かし、どんなに厳しい状況でも諦めずに前向きに取り組みたいと考えています。

この例文では、努力を惜しまないことをセールスポイントとしていますが、信ぴょう性を高めるためのエピソードが抽象的過ぎるため、あまり説得力のない内容となっています。

具体性に欠ける内容を避けるためにも、具体的な経験を盛り込みながらそのときの考えや学びなどを交えることが大切です

NG例文③簡潔に書かれていない

私のセールスポイントは、問題解決能力があることです。

たとえば、大学時代に参加した学内プロジェクトでは、学内のITシステムを改善することを目的としていましたが、初期段階で多くの技術的な問題に直面した経験があり、特にデータベースの設計においては多くの問題が発生し、チームメンバー全員が頭を抱える状況でした。

その際、私は率先して問題の原因を分析して解決策を提案したことで、プロジェクトは無事に完了し、システムのパフォーマンスが大幅に向上したのです。さらに、この経験から問題解決能力を学び、日々の課題に積極的に取り組む姿勢も身に付けました。

貴社に入社後は、この問題解決能力を活かし、業務上のさまざまな課題に対処してチーム全体のパフォーマンスを向上させることに貢献したいと考えています。

この例文では、学内プロジェクトについての具体的な経験が盛り込まれています。しかし、一文の文字数が多く、イマイチ内容が頭に入ってこないですよね。

採用担当者から読みにくい内容だと思われてしまうと、どんなに良い内容でも伝わらなくなってしまいます。そのため、1文は多くても60文字ほどを意識し、適切な箇所で句読点を付けることを意識しましょう

履歴書のセールスポイントを魅力的にするには志望企業の入念な下調べが大切

履歴書のセールスポイントは自分の強みを伝えるだけでなく、入社後どのように力を発揮して貢献できるかを伝える項目です。そのため入社後をイメージしながら作成することが求められますよ。

企業に魅力的に感じてもらうためには、その企業が求めている人物像に沿ったセールスポイントがあることを伝えることが重要です。そして志望企業に合った内容を考えるためには、その企業の入念な下調べが欠かせません。

この記事で紹介した企業研究の方法やセールスポイントを書く際のコツ、例文などを参考に、志望企業ならではセールスポイントを考えてみましょう。

【セールスポイントの履歴書に関する調査】

調査方法:ポートが運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
調査日:2024年6月14日~19日
調査元:「就活の未来」を運営するポート
調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の50人

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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