面接対策
おもしろエピソードで好印象をGET【例文アリ】面接官を唸らせるテクニックや注意点などを大公開
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目次
おもしろエピソードのあるなしでは印象も大違い
就活ではおもしろエピソードを語ることで、選考を有利に進めることができます。就活は真面目な場であり、緊張度が高くもあるため笑いとは無縁にも思えますが、だからこそ、くすっと笑わせることができれば印象に残りやすいです。
それまで真面目な印象を与えていたとしても、おもしろエピソードを話すことで大きく印象を変えることができますし、ギャップがあるものに人は惹かれやすいです。おもしろエピソードがあれば就活を一気に華やかに進めることができ、エピソードの有無で印象も大きく変わります。
おもしろエピソードはいざという時に役立ちますし、自身を強く印象付けることもできます。自分だけのおもしろエピソードで就活を有利に進めていきましょう。
「おもしろい話をしてください」と言われるケースがある
面接では就活生の人間性を見るために、予想もしないような質問を急に投げかけられることがあります。その中には「店員の気持ちになって、お金を払わないお客様に声掛けをしてください。」というようなロールプレイング面接や、わざと就活生に嫌な思いをさせて対応を見る圧迫面接と言われるものまであるのです。
「おもしろい話をしてください」「最近あったおもしろエピソードを教えてください」など、無茶ぶりとも思えるような指示をされることもあります。しかし、年齢も立場も違う人を笑わせるには、卓越した話術とネタ(エピソード)が必要です。
面接官は爆笑ネタでが聞きたいのではなく、予想外の出来事に対していかに機転を利かすのかという姿勢を見ようとしています。臨機応変な対応に不安を感じる就活生は、「おもしろい話をしてください」と言われた時の対応を事前に練っておきましょう。
面接官は人間性を見ようとしている
面接で緊張しているときに、いきなり「おもしろい話をしてください」と言われると、頭が真っ白になり、何も言えずに困ってしまうかもしれません。面接官は一体何を知りたくてこのような質問をしているのでしょうか。それは、いきなり思わぬ場面に遭遇した時のその人物の反応から、その対処法や、切り抜け方を見ているのです。
社会に出て仕事をしていると、全てが自分の思い通りに仕事が運ぶわけではありません。いきなりトラブルが勃発したり、急なスケジュールが入ってしまったりといったケースはよくあります。面接官は、おもしろい話をするように就活生に話題を振ることで、その人物の臨機応変さや問題解決能力を見ているのです。
この質問は、ユーモアのある人物かどうかを判断するきっかけにはなりますが、決して話の内容のおもしろさに優劣をつけるための質問ではないことを理解しておきましょう。
明るい表情や大きな声を意識する
自分の想定していない質問が飛び出した時でも、うつむいたり小声になることは避けましょう。おもしろい話を求められているのですから、話の内容ばかりに気を取られず、その場の雰囲気に合うように、明るい表情で、大きな声ではっきりと明瞭に受け答えをすることが最も重要です。
どのような場面でも逃げ出すことのない堂々とした姿勢は、社会人としても必要とされる資質です。面接官の目をしっかりと見ながら、ゆっくりはきはきと答えましょう。そうすることで、話の内容そのものよりも、面接での質疑応答の姿勢について着目され、面接官に好印象を残すことができます。
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おもしろエピソードのメリット3選
おもしろエピソードを話すことでギャップを演出し、自分のことを強く印象付けることができますがメリットはそれだけではありません。おもしろエピソードを話すことには他にもさまざまなメリットがあり、上手に伝えることができれば、一気に評価を高めることができます。
笑えるエピソードを話すのは難しく、勇気が必要ですが、メリットを考えれば挑戦する価値は充分にあります。おもしろエピソードのメリットを知って積極的に挑戦していきましょう。
①楽しい人物を印象付けて必要な人材と思わせる
おもしろエピソードを話すことで、楽しい人物を印象付けて必要な人材と思わせることができます。就活は自分の能力をアピールし、それがいかに優れているか、仕事で役立てることができるかをアピールすることが大切です。
しかしどれだけ優れていて、企業に役に立ちそうでも人間性が悪ければ、採用するのをためらってしまいます。就活では能力のアピールだけではなく人柄をアピールし、一緒に働きたいと思わせることも重要です。
おもしろエピソードを話すことで、豊富な経験を持っていると同時に楽しい印象をアピールでき、自身の人柄を印象よくアピールすることができます。誰しも一緒に居て楽しい人と働きたいと思うので、おもしろエピソードを話すことは採用にもつながる可能性が高いです。
②周囲を和ませる
おもしろエピソードを話すことのメリットとしては、面接などの緊張した雰囲気を融和させ、周囲を和ませることが挙げられます。面接は緊張度の高い場所であり、緊張したままでは本来の力を発揮することはできません。
おもしろエピソードで場の空気を和ませることで自分自身も落ち着くことができますし、本来の力を発揮して面接に臨むことができます。また企業も面接を通してその人の人間性、素の部分を知りたいと考えています。
場が和み、緊張が解けることでより素の自分を出すことができ、お互いにとってもメリットは大きいです。面接の空気が和むことで面接官も気軽に質問がしやすくなり、お互いに会話のように面接を進めることで好印象を与えることができます。
③おもしろエピソードでコミュニケーションが深まる
人は共感することでコミュニケーションを深めることができますが、おもしろエピソードを話し、笑いを共有することでもコミュニケーションを深めることができます。コミュニケーションはビジネスにとって非常に大切なことで、それは社内外どちらにも言えます。
社外の人であれば適切なコミュニケーションを取って仕事を進める必要がありますし、社内であっても連携して仕事を進めることが大切です。おもしろエピソードを話すことで楽しい印象を与え、職場でのコミュニケーション力がアップし、作業が円滑に進むことを面接官にイメージさせることができます。
職場で楽しく働く姿をイメージさせることができれば、一緒に働くことの実感が湧き、採用へと一歩前に進むでしょう。
おもしろエピソードはどうやって生まれるのか
面接でおもしろエピソードを話すメリットは非常に大きく、高評価を得られる可能性も高いので挑戦を考える人も多いです。しかしおもしろエピソードを話そうと思っても自身にエピソードがなければ話すことができません。
他人に話せる、ましてや就活で話せるエピソードは中々ありませんし、エピソードがないために話すのを諦める人も多いです。おもしろエピソードを見つけるためには、おもしろエピソードはどうやって生まれるかを考えることが大切になります。
そもそもおもしろエピソードとは
おもしろエピソードはどうやって生まれるのかを考える前に、そもそもおもしろエピソードとは何か、その定義を考える必要があります。おもしろエピソードはその場にいる人を大爆笑させるようなものである必要はありません。
くすっと笑える程度で、場を和ませることができればそれでOKです。目的は笑いを取ることではなく、場を和ませる、楽しい人であることを印象付けることですので、それを忘れないようにしましょう。少し笑えればいいので、ちょっとした失敗や恥ずかしいと感じたハプニングがエピソードになりやすいです。
失敗を開示することで好感を持たれやすいですし、相手に信用してもらうこともできます。難しく考えずに気軽に考えてみましょう。
家族以外の他人を中心にした出来事はおもしろエピソードではない
おもしろエピソードを考えるにあたって重要なのは、登場人物です。どれだけおもしろくても登場人物次第では、マイナスの評価になる可能性もありますので注意しましょう。就活で話せるおもしろエピソードは基本的には自分、または家族の話です。
家族以外の他人を中心にした出来事はおもしろエピソードではないので注意しましょう。家族以外の他人の失敗やハプニングを題材にしていると、人を馬鹿にしている印象を持たれやすいのです。
おもしろエピソードで大切なのはいかに自分を楽しい人間に思わせるかですので、人を馬鹿にした印象を与えてしまっては逆効果です。たとえ、どれだけ笑いが起きたとしても最終的にはマイナスの評価になる可能性が高いので、自分や自分の家族を中心にエピソードを考えましょう。
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おもしろエピソードを賢く見つけるテクニック
おもしろエピソードは見つけることが難しいですが、実は日常の中にはおもしろエピソードはたくさん眠っています。普段から身の周りにあるものに気づいていない、あるいはおもしろエピソードとして認識していない場合が多いです。
見つけ方を知れば、すぐにでもおもしろエピソードを発見することはできます。おもしろエピソードは賢く見つけるテクニックがありますので、それを参考に就活で使えるエピソードを発見していきましょう。
①過去の出来事でおもしろいと感じるものを思い出してみる
おもしろエピソードを見つけるテクニックとしては、過去の出来事でおもしろいと感じたものを思い出すことが挙げられます。過去を振り返ればおもしろいと思ったことは必ずあるはずです。子供のころや学校、電車の中など過去にあった出来事を書き出してみることで、エピソードの手掛かりを見つけることができます。
過去にどのようなことを経験したのか、印象的なことを書きだすことでおもしろエピソードを見つけることができますし、自己分析にもなり一石二鳥です。おもしろエピソードは日常の中に必ず存在していますので、自身の印象的な出来事を細部まで掘り出していくことが大切です。自身の過去を徹底的に洗い出して、エピソードを見つけていきましょう。
②おもしろエピソードが思い当たらないときはネットでチェックしてみる
自身の過去の経験からおもしろエピソードを見つけることが難しい場合はネットでチェックしてみることで見つけることができます。ネットにはさまざまな話題やエピソードが転がっていますので、サイトにあるおもしろエピソードで気に入ったものを選んでみるといいでしょう。
もちろん完全に嘘をつくのはNGですので、あくまで自分の経験に照らし合わせてエピソードを選ぶことが大切です。全くの嘘でなければ多少の脚色や誇大表現は問題ありません。ネットでおもしろいと思うものを見つければ、それを参考に自身のエピソードへと作り替えていきます。
エピソードを深堀りされても困らないように最低限の脚色に留め、無理のない範囲でエピソードを考えていきましょう。
③日記を毎日つける
おもしろエピソードを見つける方法としては日記をつけることもおすすめです。おもしろエピソードは身近なところに転がっていますので、その日におもしろいと思ったことを書き留めておくことで就活で使えるネタ帳にもなります。
またエピソードを確保できるだけではなく、日記をつけることによって小さな出来事でもおもしろくまとめる力がつきます。おもしろエピソードは内容も大切ですが、簡潔に伝えることも大切です。
エピソードが長すぎると飽きられてしまいますし、長すぎる話は面接官に不快感を与えてしまう可能性があります。面接では時間も限られていますので簡潔に伝えることが大切です。毎日の日記でエピソードのストックを作り、まとめる能力も養いましょう。
おもしろエピソードを賢く使うには
おもしろエピソードにはさまざまなメリットがありますが、それは正しく使えた場合の話です。いかにメリットが大きいおもしろエピソードであっても、正しく使うことができなければ良い評価を得ることはできません。
せっかく見つけたエピソードを正しく使うことができれなければ、非常に勿体ないです。おもしろエピソードは賢く使えば自分の存在を大きくアピールすることができますので、その方法を知ってアピールにつなげていきましょう。
面接ではおもしろエピソードを複数用意しておく
おもしろエピソードは一つ見つけだすのも難しいですが、面接で上手に使うのであれば複数必要です。もちろん一つでもあれば面接を有利に進めることはできますが、必ずしもそれを発表できる場があるとは限りません。
おもしろエピソードは面接の受け答えの中できっかけを探して話すものなので、面接中にチャンスが巡ってこないことも多々あります。おもしろエピソードをいくつか用意しておくと、とっさの場面でもうまく立ち回ることができますし、発表できるチャンスも増えます。
面接ではどんな状態でパスが回ってくるか分らなく、突然ピンチが訪れる場合もあります。おもしろエピソードが複数あれば、ピンチも切り抜けることができますので、さまざまな状況に対応できるようにしておきましょう。
おもしろエピソードの活用には注意も必要
おもしろエピソードは上手に使えば自分の存在を大きくアピールすることができますが、使い方を間違えれば当然マイナスの評価になります。下品な種類のおもしろエピソードや空気を読めない活用はNGです。エピソード選びや話すタイミングには、細心の注意を払いましょう。
おもしろエピソードを話すのは、就活の場であることを忘れてはいけません。就活の雰囲気にそぐわないものは、社会人としての自覚がないと思われますので絶対にNGです。また自分の存在をアピールしようと考えるあまりに突然、おもしろエピソードを語るのも良くありません。
面接には流れがありますので、流れを無視すれば自分勝手だと思われます。質問とは関係ないエピソードを話せば、質問の意図を理解していないとも思われますので注意しましょう。
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おもしろエピソードを伝える際は注意が必要
おもしろエピソードを話す際のポイントは「共感」です。人間性を見るための質問ということを念頭に置いて、面接官から共感を得るような内容や話し方を心掛けるように注意しましょう。
例えば面接官が年配の方ばかりなのに「アイドルグループの○○君のものまねが得意です。」と言っても理解されにくく、共感を得るのが難しいでしょう。しかし「スティーブ・ジョブズのプレゼンを完全コピーできます」と言ったらどうでしょうか。
ビジネスマンとして興味を持っている面接官は多いと考えられ、クオリティが低くても「おもしろい」と評価されやすいです。
嘘をつくのはNG
「共感がおもしろエピソードの肝」と考えれば、面接官の共感を裏切るような嘘が嫌われるのは予想できるでしょう。ネットなどのおもしろエピソードのネタをたくさんの就活生が見て、同じようなことを考えている可能性があるということは意識するべきです。
同じ面接グループにはいなくても、前の集団で先に誰かが使っているかもしれません。その時におもしろいと評価した面接官は、同じようなことを言う就活生に「なんだネットに書いてあるネタか」とがっかりするでしょう。
実体験に基づいたアレンジでも内容が被るとがっかりされるのですから、完全な作り話では信頼性を失くしてしまいます。たくさんの就活生を見てきた面接官には、嘘をついても簡単に見破られてしまうのです。ネットのネタは参考程度にとどめ、共感してもらえるようなエピソードをオリジナルで用意したほうが効率的といえるでしょう。
自虐ネタは避ける
いくらおもしろい話だからといって、面接の場で自虐ネタを披露するのは感心しません。面接は自分のことをよく評価してもらおうとアピールする場です。自虐ネタで面接官の笑いをとることができるかもしれませんが、その内容によっては、自分の評価を落としてしまうことにもなります。
自虐的な内容は、周囲がどのように反応してよいのか困ってしまう可能性があります。あまりにもネガティブなエピソードであれば、企業の担当者が引いてしまうこともあるでしょう。あくまで、この質問で答えるおもしろい話は、この人物を採用したいと思われるような受け答えでなければなりません。また、自分のみならず、他人の名誉を陥れ、悪口に繋がってしまうような話をすることも避けましょう。
おもしろエピソード集
私の趣味はカラオケで、歌うことが得意です。カラオケの採点では90点台を何度も出したことがあります。採点の点数を自慢しようと友人と一緒にカラオケに出かけ、一曲目から力いっぱい歌いました。しかし採点のモードに切り替えるのを忘れていて、ただ熱唱しただけで終わり、しかも力いっぱい歌ったせいで喉が枯れてしまいました。点数をアピールすることはできなかったものの、友人も上手いと褒めてくれましたし、うっかり採点を忘れたことで二人で大笑いしました。
例文では自身の趣味と一緒に、おもしろエピソードが語られています。面接では趣味を聞かれることも多いですし、趣味は自己紹介の延長でも話すことができますので、おもしろエピソードを話す場としてはおすすめです。
エピソードでは歌が得意であり、特にカラオケの採点が得意だと語られています。友人に自慢するために熱唱したものの、採点ができていないかったことで笑いを誘うことができますし、自慢するためとあえて言うことで、憎めないキャラクターがアピールできています。
また張り切りすぎたため、声を枯らしてしまっている点も好印象です。エピソードの最後では二人で笑いあう様子が語られており、面接の空気を上手く和らげることができています。
例文②
私は、自分はチャーミングな人間であると自負しておりますが、残念ながら、これまで容姿に関して異性からほめられたことはあまりありません。しかし半年ほど前、人生ではじめて異性に熱烈に賛辞をいただきましたので、少し自慢させてください。大学のテニス部で張り切りすぎて左足首を痛め、近所の整骨院に診ていただいたときのことです。ご高齢の整骨院の先生が私の足の裏を見て「なんと素晴らしい土踏まずだ」と嬉しそうにおっしゃったのです。「土踏まずがしっかりしていると疲れにくい、これはいい足だ」と足首をつかんだまま何度もほめていただき、私は「捻挫してよかった」と姫気分を味わいました。お医者さんが太鼓判を押す土踏まずを装備している私は、御社に入っても疲れ知らずで役に立てると思います。ぜひ採用していただいて、私の隠れた魅力を見ていただけたらと思います。
この例文では、自分の身体的特徴を使って、おもしろエピソードを語っています。出会いの場で相手に一番初めに伝わる情報は、見た目です。見た目の印象を上手に覆すことで笑いをとりつつ「どのような人間なのかもっと知りたい」という相手の興味を引き出します。
この例文のポイントは次の4点です。
①明るい人間であることをアピールしている。
②容姿をほめられないなど残念なところを見せて共感を得ている。
③土踏まずという予想外の言葉を使って話に引き込んでいる。
④エピソードを無理やり採用の材料になるようアピールすることで、話全体に目的を持たせている。
自分の身体的特徴で笑いをとるときは、本当に悩んでいることはやめるべきです。狙い通り笑わせたことで自分が傷付かないように、「ネタ」として使える程度のコンプレックスであるかを考えましょう。
例文③
私は料理が得意です。先週末の昼食は、私がペペロンチーノという唐辛子をきかせたパスタを家族のために作りました。様子を見に来た父が、ダイニングテーブルに置いてあった買ったばかりのブーツの携帯用消臭スプレーを手に取りました。「興味があるのかな」と思って料理しながら横目で見ていたのですが、父はなんと口臭スプレーと勘違いて喉にシュッとかけました。のたうちまわる父に悪いと思いつつ、涙が出るほど笑った私は思わず唐辛子をたっぷり刻んだ指で目尻をぬぐってしまいました。私ももちろんのたうち回るはめになって、口が閉じられない父と目が開けられない娘でお互いに本当に辛い思いをしました。
例文では、生活の中で誰にでも起こりうる「生活あるある」を使っておもしろエピソードが語られています。
この例文のポイントは3点です。
①「生活あるある」で共感を得ている。
②家族のために料理をする家族思いの人間であることをアピールしている。
③父と娘の関係が明るく良好なものであることを示唆している。
「生活あるある」は年代や性別を問わず理解しやすく笑いにつながりやすい上に、誰も傷つけないので「おもしろエピソード」のネタにはもってこいのジャンルです。話す際には、動作や話しぶりで臨場感も伝えるようにしましょう。
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おもしろエピソードの鉄板をひとつは持っておくべし
就活は緊張してしまうことも多く、特に面接は緊張度が高いです。適度な緊張であれば問題ありませんが、緊張を感じすぎると実力を発揮できずに面接が終わってしまいます。せっかく能力があっても、それが充分に発揮できなければ意味はありません。
実力を発揮するためには緊張を和らげる必要があり、そこでおもしろエピソードが役に立ちます。おもしろエピソードは、面接の緊張感を緩和することができますし、楽しい人間であることを印象付け、評価を上げることもできます。
他にもさまざまなメリットがあり、正しく活用することができれば、就活を有利に進めることができるでしょう。おもしろエピソードは一つでもあれば身を助けますので、鉄板のエピソードを用意して面接を攻略していきましょう。