面接対策
【面接マナーの基本】受付や入退室時のやり方をご紹介
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目次
面接マナーを身に付けたい就活生は多い
【39点以下は要注意】あなたのマナー力は何点?
「めんどくさいな」と思われがちな就活マナーですが、いざという時にできないとそれが原因で選考に落ちてしまう可能性があります。
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面接マナー①会社訪問時
面接当日は、面接のときだけしっかり対応しておけばよいというものではありません。その前段階である、「訪問時の対応」も判断材料に含まれていることは少なくありません。
当日は、いつ・どの段階の振る舞いも「採用担当者に見られている」という意識を持つようにしましょう。ここでは、会社を訪問する際のマナーについて紹介していきます。以下で登場する情報を参考にしたうえで、本番ではしっかりと注意しましょう。
早く到着しすぎるのはNG
服装や身だしなみ以外に、悩むことが多いのは時間に関するマナーです。もちろん就活では、どんなシーンでも遅刻厳禁です。時間ギリギリに着くことを想定していると、交通機関の遅れなどで想定外に到着時間が遅れてしまうこともあるため、時間には余裕を持って行動しましょう。しかし、早ければよいというものでもありません。
時間前には面接会場や担当者の準備が終わっていないことも考えられるため、10分前を目安に会場に着くとよいでしょう。会場に入ったあとの待機中は、すでに面接が始まっているようなものです。服装や髪型が整っているか最後の確認をして、気持ちを落ち着けて面接に挑みましょう。
建物に入る前に携帯の電源を切る
会社内あるいは面接会場の建物に入る前には、携帯電話やスマートフォンなどの電子機器の電源を切っておくようにするというのも大切です。携帯電話やスマートフォンは、担当者の指示がない限り手にしてはいけません。面接が終わって会場を出るまでは電源を入れないようにしましょう。
というのも、控室などでこれらの機器を触ることに関して嫌悪感を示す採用担当者が少なくないからです。仕事中に業務以外の目的で携帯電話を使わないというのはビジネスマナーであり、試験の合否にも関わる可能性があります。
面接マナー②受付
面接会場に入ったら、受付を済ませましょう。受付では名前の確認のほか、エントリーシートなどの書類を提出することもあります。いざその場に来たときにバタバタしてしまわないためにも、事前に準備をしておきましょう。
ここでは、受付を済ませる際に知っておいてもらいたいマナーを紹介していきます。以下で登場する情報を参考にして、当日はスマートな行動が取れるように荷物を整理するなどのことをしておきましょう。
書類の準備と担当者の確認をしておく
受付を済ませる前に、まずは「担当者の名前の確認」と「書類の準備」をしてください。担当者の名前を確認しておかなければならないのは、当日の受付の方が誰が担当者かを把握していない可能性があるためです。伝えるべき情報はすべて自分で把握しておきましょう。
「書類の準備」は、受付で履歴書やエントリーシートなどの書類を提出する際にもたつかないようにしようということです。クリアファイルや封筒など、すぐに取り出しやすいものに入れて、提出を求められたときにさっと出せるように準備しておきましょう。
用件と氏名をはっきりと伝える
受付では自分の名前と、用件を伝えます。これらの情報は必ず伝えなければならない重要なものですので、はっきりと話しましょう。とくに「自分の名前」を伝えないと、企業側からみればただの不審者です。
「面接に来たんですけど」というだけでも就活生なんだなということは伝わるでしょうが、本当に通してよいのかという気持ちにさせてしまいます。受付をする際は、まず名乗ってください。また、受付時にかかわらず、社内で誰かにすれ違った場合には、会釈でも構わないので挨拶しましょう。
面接マナー③入室
受付で手続きを済ませた後は、控室で順番を待ちます。そして、自分の名前が呼ばれれば、いよいよ多くの人がイメージする「面接」です。面接本番では、入室の段階から退出時まで気を抜いてはいけません。多くの場合、面接官の目に最初に入るのは入室時の立ち振る舞いです。第一印象にも関わってきますので、くれぐれも粗相のないようにしましょう。ここでは、面接官が待つ部屋に入室する際に知っておいてほしいマナーを紹介します。
3回軽くノックしてドアを開ける
面接を受ける部屋のドアが閉まっていた場合、ノックして開けますが、その際のノックの回数は3回です。2回ではありませんので、くれぐれも注意してください。
4回は正式な場所をノックする場合に使うのですが、ビジネスマナーでは省略できることになっているため、就活では「3回」ノックが正しいとされています。2回ノックは、面接の場においては失礼なものと覚えておきましょう。
椅子の横に立ち大学・学部・氏名を伝える
部屋に通された後は、面接官の指示に従って動きます。そのため、名前をいうタイミングなどは企業によって異なります。とくに何も指示がなければ椅子の横に立って「大学名」、「学部名」、「学科名」、「自分の名前」を伝えましょう。このときに大切なのが、「情報をはっきりと伝える」ことです。
緊張しているとつい早口になってしまったり、ぼそぼそと聞き取りづらい声になったりするものですが、それでは何をいっているのか相手に伝わりません。意識してはきはきと明るい声で話しましょう。また、相手の目をみて笑顔で話すことも大切です。慣れていない方は、鏡をみて練習しましょう。
かばんは椅子の横に置く
面接官からの指示があれば、椅子に着席します。この際、かばんは椅子の横に置くようにしましょう。置く位置に関しては、「絶対にこっち側に置かなければならない」というものはありません。面接中にかばんが倒れないように、「自立式」のものを選ぶようにしてください。リュックは就活にふさわしくないため、ビジネスバッグを使用するのがおすすめです。底に鋲があるものだと安定します。スーツや靴などの小物と一緒に揃えておくといいでしょう。
面接マナー④退室
面接が終わるとプレッシャーから一気に解放され、ふと脱力したくなるところですが、退出時も面接官にみられていることを忘れてはいけません。「完璧な面接だった」といえるようにするためにも、部屋を出る最後の一瞬も気を抜かないようにしましょう。
ここでは、面接が終わって部屋を退出する際のマナーを紹介していきます。以下で登場する情報を参考にしてください。
終了の合図後に椅子に座ったまま挨拶する
面接が終われば後は退出するだけですが、「これで面接を終わります」などの合図があれば、まずは座った状態で「本日はありがとうございました」と挨拶をします。このときも入室時の挨拶と同様に、はっきりと話すことを忘れないようにしてください。
「面接がやっと終わった」という解放感・脱力感に気を取られてしまって、退出時のマナーが非常に悪い就活生も毎年ちらほらみられます。面接官からしてみれば「これが本性なのか」と捉えられかねません。退出時もきちんとした対応を心掛けましょう。
起立後とドアの前でも挨拶する
前の見出しでは、「座ったまま挨拶する」ということをお伝えしていましたが、起立した後、そして部屋を出る際にも「ありがとうございました」、「失礼いたしました」と挨拶をします。少々やりすぎと思うかもしれませんが、これらをしないと「マナーがなっていない」と感じる面接官もいるため、きちんと対応しましょう。
この際、挨拶の言葉と同時にお辞儀もしますが、このときの角度は「45度」と比較的深めです。またこれは、言葉と動作を分ける「分離礼」にすることも大切ですので、「~ありがとうございました(失礼いたしました)」といった後にお辞儀をするという流れを忘れないでください。
面接マナー⑤終了後
退出時のマナーにのっとって部屋を出れば、面接自体に関してすることはもう終わりました。しかし、部屋を出たとはいえまだそこは面接会場内です。採用担当者以外の社員の目があります。だらしない行動はとらないようにするのが無難です。
ここでは、面接が終了した後のマナーを紹介していきます。以下で登場する情報を参考にして、最後まで気を抜かないようにしてください。
すぐに携帯の電源を入れない
面接が終わって、誰かから連絡があったかどうかをすぐに確認したり、誰かに連絡を取ったりしたいという方もいるでしょう。しかし、会場内ですぐに携帯電話やスマートフォンなどの電源を入れるのは好ましくありません。というのも、先述したように、これらの機器を触ることに関して嫌悪感を示す採用担当者が少なくないからです。
仕事中に業務以外の目的で携帯電話を使わないというのはビジネスマナーであり、試験の合否にも関わる可能性があります。なお、すぐに電源を入れる必要のある方は、面接終了後すぐに会場を後にするようにしましょう。会場を出てすぐ電源を入れるというのは好ましくありませんが、ある程度離れてからなら使用しても大丈夫です。
身だしなみを崩さない
就職活動における正装はリクルートスーツですが、着慣れていない就活生のほうが多いでしょう。ネクタイを緩めたり髪型を崩したりしたいと考える方もいるでしょうが、すぐには身だしなみを崩さないようにしてください。少なくとも、会場がみえなくなるほどの距離まで移動してからにした方がいいです。
面接会場に近いところで身だしなみを崩すと、採用担当者でなくても社員の誰かに見られてしまう危険性があります。合否のボーダーラインに立たされていた場合、そのときの態度などが原因で通過できないことも起こりえます。
面接で気を付けるポイント
- 質問への回答は結論から伝える
- 身だしなみや髪型は清潔感を意識する
- 正しい言葉遣いを身につけておく
- 表情や姿勢にも気を配る
面接では、基本的なマナーだけではなく上記のポイントにも気をつけましょう。
マナーが守れていても、これらのポイントを意識していないと評価が下がる場合があります。面接では細かいところまでチェックされているため、細部まで気を抜かずに取り組むことが、選考を突破する秘訣です。
質問への回答は結論から伝える
面接官からの質問には、すべて結論から答えることが大切です。最初に結論を伝えることで、何をアピールしたいのかが明確になり、よりスムーズに自分の意見をわかってもらえます。
例えば志望動機なら「御社を志望した理由は○○です」、自己PRなら「私の強みは○○です」のようにしましょう。結論を後回しにしてしまうと、結局何を伝えたかったのかがわからず、評価してもらえない場合があります。
話が回りくどくなってしまい、飽きられてしまうこともあるでしょう。どのような質問でも最初に結論を提示し、その後に根拠を述べることが大切です。結論、根拠、最後にまとめとしてもう一度結論を提示するという構成が、質問に回答する際の基本の構成となります。
身だしなみや髪型は清潔感を意識する
見た目の印象も面接での評価に含まれるため、身だしなみや髪形も整えてから面接に臨むようにしましょう。ビジネスでは第一印象が重要視されており、見た目の印象が悪いと、それだけでマイナスの評価になってしまうことも多いです。
見た目の印象はその人の評価に直結しやすく、かつ信用できるかどうかの指標にもなるため、面接では特に注意しましょう。身だしなみや髪型は清潔感を意識することが重要であり、相手に不快な印象を与えないことが大切です。
スーツは正しく着用できているか、しわや汚れがないかなど、面接の直前にトイレなどで確認しておくとよいでしょう。また、髪型は顔のパーツがすべて見えるように意識し、男性は短髪、女性で長い場合はまとめておくことが大切です。
正しい言葉遣いを身につけておく
言葉遣いも面接で評価されているポイントのひとつです。同じ内容でアピールしていても、言葉遣い次第で評価がよくも悪くも変動することは理解しておきましょう。正しい言葉遣いとは、基本的な敬語ができていることや、言葉を誤用していないなどがあげられます。
また、若者言葉やいわゆる流行り言葉などは就活やビジネスの場では適さないため、これにも注意しましょう。言葉遣いでその人の印象は大きく変わり、正しい言葉遣いだと真面目で誠実な印象を与えられ、選考での評価もアップしやすいです。
反対に間違った言葉遣いをしていると、不真面目やだらしない印象を与えてしまうことも少なくありません。言葉遣いは一朝一夕で身につくものではないため、就活中は日常生活から正しい言葉遣いを心がけて生活するとよいでしょう。
表情や姿勢にも気を配る
表情や姿勢にも注意が必要であり、これらによっても面接官に与えられる印象は大きく変わります。にこやかな表情だと、元気があり、はつらつとした印象を与えられ、高評価にもつながりやすいでしょう。
反対に暗い表情をしていると、暗い人だと思われ、マイナス評価になることも少なくありません。緊張すると表情が硬くなりやすいため、面接では意識的に笑顔を作ることも大切です。また、印象よくみられるには、背筋を伸ばして姿勢を正しておくことも重要です。
姿勢が悪いとそれだけで暗い印象を与えたり、だらしないと思われたりすることも少なくありません。同じ内容を話していても、表情と姿勢で与えられる印象は違ってくるため、意識的に矯正するようにしましょう。
【39点以下は危険度MAX】
本番前に、面接偏差値を診断しておこう
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面接ではその場に応じてお辞儀の角度を変える
面接当日は、あらゆる場所で「お辞儀」をする機会があります。そのお辞儀ですが、シチュエーションによって適した角度が異なるためここで覚えておきましょう。入退室時の挨拶でするのは、「敬礼」と呼ばれる30度のお辞儀です。敬礼はごく一般的な挨拶の角度で、就活以外の場面でも使えるので覚えておいてください。
面接開始時・終了時の挨拶では「最敬礼」と呼ばれる45度のお辞儀をします。最敬礼は、感謝やお詫びなどを改まって伝えるときの挨拶の角度となっています。最敬礼の際は、男性は手を体の脇にそろえ、女性は体の前に揃えます。
面接では受付と入退室のマナーを守って好印象を与えよう
この記事では「面接マナー」に焦点を当て、会社訪問時から面接が終わって会社を出るまでの流れと基本の所作をまとめて紹介していきました。とくに注意しておいてほしいのが、受付と入退室時のマナーです。これらの各段階における立ち振る舞いは採用担当者の目に直接触れやすいため、なにか粗相があればマイナス評価を受けやすくなってしまいます。
面接の内容以外で判断されてしまうのは非常にもったいないため、緊張する面接の最初から、プレッシャーから解放されて脱力したくなる退室まで、一貫して気を抜かないように強く意識してください。