面接対策
【面接に遅刻した際の対処法】マイナス印象を覆すお詫びの仕方を紹介
- 114697 views
目次
誰でも遅刻する可能性はある
面接の日は遅刻をしないよう、誰でも細心の注意を払うでしょう。しかし、何が起こるか分かりません。どれだけ気を付けていたとしても、遅刻してしまうことがあります。
遅刻になり得るケースとして、よく起こるものは「電車遅延」です。数分の遅延で済めばよいですが、1時間以上の大幅な遅延に巻き込まれてしまう可能性もゼロではありません。
また、「早く起きすぎて二度寝し、寝坊してしまった」「面接の前に入っていた予定が延びてしまった」「会場までの道のりで迷ってしまった」「会場・開始時間を間違えてしまった」など、自分では想定していなかった事態で遅刻してしまうケースもあります。
上記のようなトラブルや、思いがけないミスは突然起こります。誰にでも遅刻をする可能性があるということは頭にいれておきましょう。
遅刻が分かったらまずは企業に連絡する必要がある
面接に遅刻しそうと思ったとき、まずすべきことは、企業に連絡を入れるということです。遅刻するかしないかギリギリの状態であっても、遅刻する理由が何であっても、とにかく連絡をするということを覚えておきましょう。
面接官は普段の仕事の間をぬって、面接に時間を割いています。つまり、スケジュール通りに面接を行うことができないと、その後の業務にも支障をきたしてしまうのです。
5分~10分前に到着するのがベストです。しかし、面接の開始時間ぴったりに到着するようなら迷わず連絡しましょう。
さらに、連絡がないまま遅刻すると「遅刻が当たり前の人」「時間にルーズな人」というイメージも与えかねません。遅刻の可能性が出てきたら、その時点で企業に連絡を入れるようにしましょう。
遅刻で電話連絡する際の3つの重要ポイント
遅刻してしまう可能性が高い場合は、速やかに企業に連絡をしましょう。連絡手段としては、直接話ができる電話が良いでしょう。
メールは相手がいつ読むか分からないため、遅刻の連絡を企業が確認できないかもしれません。最悪、無断欠席だと認識されてしまう恐れがあります。
そして電話を掛ける際は、名前、要件、お詫びの言葉を簡潔に述べ、面接を受けたいという意思を伝えるようにしましょう。
非常に焦る状況でしょうが、落ち着いて丁寧に対処すれば大丈夫です。ここでは、連絡をいれる際に最低限おさえるべき重要なポイントをお伝えしていきます。ポイントを覚えて万が一の場合に備えておきましょう。
①遅刻が分かった時点で電話連絡をする
お世話になっております、××大学の〇〇です。
電車の遅延に巻き込まれてしまったため、
本日〇〇時からの面接に30分程度遅れてしまう見込みです。
もし機会をいただけるようでしたら、
面接を受けさせていただきたいのですが可能でしょうか。
遅刻することが分かった時点で速やかに企業へ連絡をいれましょう。事前に連絡をいれるのはビジネスにおいて基本です。連絡が遅れれば遅れるほど企業にも迷惑がかかります。
余裕をもって連絡できれば、その際は「面接の時間に間に合わない可能性がある」ということと「間に合わない理由」を正直に伝えてお詫びをしてください。
その後、どのように対応したらよいかの指示をもらいます。時間に遅れてもその日に面接をして貰えるのか、もしくは日にちを変更して貰えるのかを確認します。担当者が不在の場合は伝言を残し、伝えてもらうようにしましょう。
②到着時刻は余裕をもって伝える
到着予定時刻は余裕をもって企業に伝えましょう。「できるだけ早く到着して迷惑を掛けないようにしたい」という気持ちは分かりますがギリギリの時間を言って再度間に合わないのは、電話の意味がありません。
最悪、面接の機会を失ってしまう可能性もあります。到着時刻は適度に余裕をもった時間を伝えるようにしましょう。
駅から会場までは徒歩でどのくらいなのか、会場はビルの何階なのかなど、おおよそ頭に入っていないと到着予定時刻を正確に算出できません。冷静に対応するためにも事前に会場までの地図を眺めておいて、感覚をつかんでおくことが大切です。
事故や大幅な電車遅延など、状況によっては到着時間が読めない場合もあります。その時はきちんと状況を説明して、到着時間が未定であることを伝えましょう。
③面接日が変更の場合はさらにお詫びをする
企業によりますが、遅刻の場合は面接日を再調整するケースもあります。その場合も企業の人事や面接官のスケジュールに影響を及ぼしてしまったことになるため、お詫びを述べましょう。
「ご迷惑をおかけしたので、お詫びだけでも伝えにお伺いいたします」や、「本日の遅刻のお詫びに伺ってもよろしいですか」と一言確認するとよいです。直接お詫びすることができれば企業にも熱意が伝わるでしょう。
ただ、企業側も突然訪問されては困る場合もあるため、企業の回答に応じて臨機応変に対応してください。大切なのは、誠意を伝えることです。
面接に遅刻したときに就活生がすべきこと
前述したとおり、面接に遅刻してしまったときは、どうして間に合わなかったのか正直に企業に伝える必要があります。嘘をついてもばれてしまうので、誠実に伝えるようにしましょう。
まずは、お詫びの言葉を述べるようにしましょう。面接での遅刻は、人事や面接官はもちろん、周りの就活生のスケジュールに影響し迷惑をかけてしまっているかもしれません。
また、お詫びをするときは声のトーンや表情に注意が必要です。横柄な態度、感情のない態度での謝罪は逆効果です。ここではお詫びをする上で、どのようなことに気をつけたらよいのか解説していきます。誠意をもって謝罪するためのポイントを確認していきましょう。
面接に遅刻した理由が寝坊でも正直に述べる
「寝坊」や「日程・会場の認識ミス」など、遅刻の理由が個人の過ちであっても、正直に理由を述べましょう。第一印象はよくないかもしれませんが、苦し紛れに理由を繕うよりも正直に話した方が、人事や面接官からの信頼が得られます。
遅刻しただけで合否がすべて決まるわけではありません。面接が始まったらしっかり気持ちを切り替えて、その後の面接で挽回できるよう努めることが大切です。
企業にとって、いい人材に出会える・採用できることほど嬉しいことはありません。面接で良いアピールをして「遅刻をした人」というより「いい人材である」という印象を残せるようにしましょう。
嘘をつくことのリスクについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
正当な理由がある場合はしっかり伝える
「電車遅延に巻き込まれてしまった」「学校の授業が延びてしまった」「事故に遭ってしまった」などの正当な理由がある場合はしっかりとその旨を伝えましょう。やむを得ない事情があることは、企業側も理解しています。きちんと説明をすれば問題ありません。
ただ、正当な理由だからといって遅刻をしてもいいというわけではありません。理由を強調しすぎると言い訳をしていると捉えられてしまう可能性もあります。
どんな理由であれ、遅刻によって採用スケジュールの進行に迷惑を掛けていることには変わりないため、誠実な態度でお詫びを伝えるよう心がけてください。
【39点以下は要注意】あなたのマナー力は何点?
「めんどくさいな」と思われがちな就活マナーですが、いざという時にできないとそれが原因で選考に落ちてしまう可能性があります。
そこで「マナー力診断」を活用しましょう。数分で終わる就活マナーの問題に答えるだけで、あなたの就活マナー力と改善点を把握することができます。
またメール例文や電話での模範回答例などもついているので、そのまま就活に役立てることができます。
今すぐ診断して、自信を持って就活に臨みましょう
面接に遅刻した場合は後で謝罪のメールを送る
面接に遅刻してしまった場合は、後日お詫びのメールを送るとよいでしょう。改めてメールで謝罪をすることは丁寧な対応になります。遅刻してもその日に面接を受けさせてもらえた場合は、面接のお礼も一緒に述べましょう。
謝罪のメールを出す場合は、当日もしくは翌日の午前中までに送信することをおすすめします。ただし、企業の営業時間内に送るようにしてください。
遅刻をしてしまった数日後にメールを送ると、「この人は何事も対応が遅いのかな」というイメージをもたれてしまします。謝罪の気持ちを伝えるのは、早いに越したことはありません。また、営業時間外の連絡は、メールであっても非常識だと捉える人もいるため、避けた方が無難です。
面接に遅刻した後の謝罪メールの例文
件名:遅刻のお詫びと面接のお礼(○○大学 ○○○○)
○○株式会社
人事部 ○○様
本日面接をして頂きました、○○大学○○学部の○○と申します。
本日は、面接の機会を設けていただき、誠にありがとうございました。
しかし、貴重なお時間を頂戴したにも関わらず、
面接に遅刻をしてしまい大変申し訳ございませんでした。
今回は○○様のご厚意で面接時間を調整をしていただき、
誠に感謝しております。
今回の面接でさらに志望度が上がったため、
また次回選考のご連絡をいただけるよう願っております。
末筆ながら、貴社のますますのご発展とご多幸をお祈り申し上げます。
===========
○○大学○○学部○○科○年 ○○○○
Email:*****@****
電話:○○○-○○○○-○○○○
===========
謝罪メールでは、遅刻したことへのお詫びはもちろん、時間を調整していただいたことへの感謝の気持ちも伝えるようにしましょう。また、簡単に面接の感想も述べると印象的な内容になります。
謝罪メールを作成するのであれば、メールのマナーにも注意する必要があります。宛名や署名は、もれなく記載できているかよく確認してから送信するようにしましょう。
メールのマナーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
遅刻しそうでも面接の辞退はしない
面接に遅刻しそうな時、企業への連絡も会場に向かうのも億劫になってしまい、「そのまま辞退してしまえばいいや」という考えが頭をよぎる人もいるでしょう。しかし、選考を辞退するのは避けるべきです。
当日の面接辞退は、理由が何であれ「ドタキャン」や「無断欠席」とやっていることは同じです。就活生ひとりひとりのために時間を作っている企業に対して、それらの行為は大変失礼にあたります。
一度辞退してしまうと、再度エントリーするのは不可能な企業も多いです。もしかしたら受かるかもしれないチャンスを逃すことのないように、辞退せずに面接を受けましょう。
【39点以下は危険度MAX】
本番前に、面接偏差値を診断しておこう
今年はweb面接を行う企業も増えていますが、自分の弱点を把握し適切に対策しなければ、どんな形式であれ面接を突破することはできません。
そこで活用したいのが、面接偏差値診断ツールの、「面接力診断」です。
24の質問に答えるだけで、自分の強みと弱みをグラフで見える化できます。
ぜひ活用して自分の弱点を効率的に対策し、志望企業の面接を突破しましょう。
面接で遅刻すれば不合格になるのか
面接では、遅刻せずに時間通りに到着するのが最低限のマナーです。しかし、さまざまな理由から、やむを得ず遅刻をしてしまうことはあります。遅刻をすることで企業にも迷惑がかかりますが、一番気になるのは遅刻をしたことで、選考にどのような影響があるのかということでしょう。
「遅刻をした時点で不合格になってしまうのではないか」と不安に思う学生も多いです。面接では遅刻をすることでどのような評価になるのかを知り、遅刻が及ぼす影響を理解しておきましょう。
遅刻をした時点で不採用にする企業はある
企業によっては、いかなる理由があろうとも、遅刻をした時点でNGというところもあります。そのような企業は、「志望度が高いのであれば、ある程度はトラブルを想定したうえで、余裕をもった行動を心がけるべき」という考えをもっています。
そのため、公共交通機関の遅れといった事情があっても、認めてもらえない可能性が高いです。
就活中は体力を削られることも多いため、面接に向かう途中で急な体調不良に見舞われることもあるでしょう。
また、初めての会場へ向かう場合は、道に迷ってしまうことも考えられます。遅刻によって採用の可能性を無くしてしまわないためには、あらゆるトラブルの可能性を考慮したうえで、余裕をもって家を出る必要があります。
場合によっては遅刻を許す企業もある
面接に遅刻してしまうと、その時点で不合格になると考えている人は多いでしょう。しかし、必ずしもそうではありません。
遅刻をしたとしても、そこから挽回できれば、内定を獲得できる可能性もあります。もちろん、すべての企業で挽回が可能であるとは限らないため、注意が必要です。
礼儀やマナーに厳しい企業であれば、いかなる理由でも遅刻をすればその時点で不合格になってしまうことはあります。そもそも面接が受けられなくなることもあります。
そのように、遅刻をすることで不合格になる企業は少なからずありますが、すべての企業に当てはまるわけではないと覚えておきましょう。遅刻をしても合格のチャンスは残っているため、諦めずに挽回を図ることが大切です。
選考で不利になるのは確か
遅刻したことで絶対に不合格になるわけではありません。しかし、不利になってしまうのは確かです。いかなる理由であっても、遅刻は許されることではありません。企業に迷惑をかけ、信用を損なう行為であることに変わりはないためです。面接のスタートが0からではなく、マイナスから始まることは理解しておきましょう。
遅刻をすることで、基本的なマナーやルールが守れないことはもちろん、ここ一番で失敗してしまうなどの印象も与えてしまいます。挽回は可能ですが、努力が必要であることは覚えておきましょう。
面接には遅刻しないように気をつけよう
企業に謝罪をいれるというのはとても気を遣う行為ですが、「誠意を持った対応を心がける」ということさえ意識すれば、難しいことではありません。
企業も就活生の皆さんに会うことを楽しみにしています。ほとんどの企業が就活生のために忙しい合間を縫って面接の時間を作り、何日も前から準備をしているのです。
ただし、謝ればいいというわけではありません。ビジネスの世界において、時間を守ることは当たり前のことです。企業によっては、遅刻をすると面接が受けれない場合もあります。もちろんやむを得ないケースもありますが、できる限り遅刻をしないように、あらゆる事態を想定して準備と行動をしていきましょう。
人はだれでも失敗をします。大切なのはそれを成功のためのバネにすることです。可能な限り、失敗を防ぎ、失敗したとしても引きずることのないように、就活を成功させましょう。