ニチバンの平均年収と生涯賃金｜年齢別・役職別の年収・月給・ボーナス推移と業界比較

ニチバンにおける最近の平均年収推移

ニチバン株式会社は東京都文京区に本社を置く、セロハンテープや医薬品の製造、販売を手掛ける企業です。大正7年に歌橋製薬所として絆創膏類、軟膏、硬膏類を製造する企業として創立しました。昭和22年に製造開始したセロハン粘着テープは「セロテープ」の登録商標を取得しています。昭和36年に現在のニチバンに社名を変更しました。そんなニチバンの初任給や年収などを企業が公開している情報を元に調べてみました。

ニチバンとは

正式名称：ニチバン株式会社
所在地：東京都文京区関口二丁目３番３号
従業員数：747人
平均年齢：40.1歳
平均勤続年数：16.8年
※//www.nichiban.co.jp/
※有価証券報告書を参照

ニチバンは愛知に研究所と工場、埼玉に製品開発センターと工場、大阪に工場を持ち、全国主要7都市にオフィスが点在しています。グループ会社が埼玉、愛知、福岡、タイにあります。主な製品は絆創膏などのヘルスケア製品、テーピングなどの医療従事者向け製品、セロテープなどのステーショナリー、産業向けのテープ製品を取り扱っています。

近年の平均年収推移

ニチバンの近年の平均年収の推移を調べてみました。

年度	平均年収
平成28年	683.0万円
平成27年	659.0万円
平成26年	629.0万円
平成25年	628.0万円
平成24年	629.0万円

※有価証券報告書を参照しています。

ニチバンの平均年収は600万円台です。平成20年に発生したリーマンショックの影響で平均年収は約40万円落ち込み、平成26まで横ばいが続きましたが、その後、急上昇してわずか2年で50万円以上の増加となっています。

ニチバンにおける年齢別平均年収

各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。

平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション

各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。

年齢	年収	月給	ボーナス
20~24歳	430.9万円	27.4万円	102.1万円
25~29歳	561.2万円	35.7万円	133.0万円
30~34歳	638.5万円	40.6万円	151.3万円
35~39歳	690.9万円	43.9万円	163.7万円
40~44歳	747.5万円	47.5万円	177.1万円
45~49歳	808.5万円	51.4万円	191.5万円
50~54歳	842.5万円	53.6万円	199.6万円
55~59歳	837.3万円	53.2万円	198.3万円
60~64歳	587.9万円	37.4万円	139.3万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション

ニチバンの1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。

年齢	月給	ボーナス	平均年収
22歳	27.4万円	102.1万円	430.9万円
23歳	29.1万円	108.2万円	456.9万円
24歳	30.7万円	114.4万円	483.0万円
25歳	32.4万円	120.6万円	509.1万円
26歳	34.0万円	126.8万円	535.2万円
27歳	35.7万円	133.0万円	561.2万円
28歳	36.7万円	136.6万円	576.7万円
29歳	37.7万円	140.3万円	592.1万円
30歳	38.6万円	143.9万円	607.6万円
31歳	39.6万円	147.6万円	623.0万円
32歳	40.6万円	151.3万円	638.5万円
33歳	41.3万円	153.7万円	649.0万円
34歳	41.9万円	156.2万円	659.5万円
35歳	42.6万円	158.7万円	670.0万円
36歳	43.3万円	161.2万円	680.5万円
37歳	43.9万円	163.7万円	690.9万円
38歳	44.7万円	166.4万円	702.3万円
39歳	45.4万円	169.0万円	713.6万円
40歳	46.1万円	171.7万円	724.9万円
41歳	46.8万円	174.4万円	736.2万円
42歳	47.5万円	177.1万円	747.5万円
43歳	48.3万円	180.0万円	759.7万円
44歳	49.1万円	182.9万円	771.9万円
45歳	49.9万円	185.7万円	784.1万円
46歳	50.6万円	188.6万円	796.3万円
47歳	51.4万円	191.5万円	808.5万円
48歳	51.8万円	193.1万円	815.3万円
49歳	52.3万円	194.7万円	822.1万円
50歳	52.7万円	196.4万円	828.9万円
51歳	53.1万円	198.0万円	835.7万円
52歳	53.6万円	199.6万円	842.5万円
53歳	53.5万円	199.3万円	841.5万円
54歳	53.4万円	199.1万円	840.4万円
55歳	53.4万円	198.8万円	839.4万円
56歳	53.3万円	198.6万円	838.3万円
57歳	53.2万円	198.3万円	837.3万円
58歳	50.1万円	186.5万円	787.4万円
59歳	46.9万円	174.7万円	737.5万円
60歳	43.7万円	162.9万円	687.6万円
61歳	40.6万円	151.1万円	637.8万円
62歳	37.4万円	139.3万円	587.9万円
63歳	29.9万円	111.4万円	470.3万円
64歳	22.4万円	83.6万円	352.7万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

ニチバンの役職者の年収

役職者の年収について

役職	平均年収
部長	1,282.6万円
課長	1,003.2万円
係長	764.0万円
20~24歳の一般社員	430.9万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

ニチバンの大卒・大学院卒初任給について

学歴	初任給
大卒	19.74万円
修士了	21.04万円
博士了	22.95万円

※リクナビ2018より参照しています。

ニチバンの初任給は、一般企業の平均的な金額です。高専(専攻科)は大卒と同額、高校は163,400円、高専(本科)は179,400円です。上記の金額は基本給で、その他に諸手当として6,550円〜8,250円が別途、支給されます。

化学業界における年収の傾向と生涯賃金

化学業界とは

化学業界は世界シェアでは中国が27％、中国を除くアジアが25％、北米・中南米で24％、欧州で24％とほぼ4分割されています。日本は化学メーカーが多く、国内で価格競争が激化しています。中国でもメーカーが多く需要が減少傾向にあります。

化学業界の平均年収推移と生涯賃金

年齢	ニチバン	化学業界
20~24歳	430.9万円	405.2万円
25~29歳	561.2万円	506.0万円
30~34歳	638.5万円	580.1万円
35~39歳	690.9万円	622.0万円
40~44歳	747.5万円	678.6万円
45~49歳	808.5万円	727.3万円
50~54歳	842.5万円	772.7万円
55~59歳	837.3万円	750.3万円
60~64歳	587.9万円	519.7万円
生涯賃金	3.07億円	2.78億円

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※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

ニチバンと化学業界全体の平均年収と比較すると、全ての年齢層でニチバンのほうが上回っています。差額は若年層では25万円程度ですが、年齢と共に広がり50代後半で90万円近い金額です。

まとめ

ここまでニチバンについて調査してきました。絆創膏を開発した粘着テープの技術をセロハンテープなどに活かした横展開の成功の背景が見えてきました。世界市場では商品が出回っているため、需要が停滞していますが、今後、高品質のニチバンの製品が世界市場で認知され業績が伸びることを期待します。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

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