面接対策

【働くとは何か】目的10個と就活で答えるときの例文3選

就活生が働くとは何かを考えておくことは大切

「働く」とは何でしょうか。就活を前にしているあなたは、そんなことを考える余裕がないと感じるかも知れません。しかし、働くことについての自分なりの考えを持っておくことは、就活や社会人生活で自分の支えになる可能性が高いです。

就活中は忙しくて考える余裕がないという人も、実際に働き始める前までに一度考えておくことをおすすめします。この記事では、あなたが「働くとは何か」を考えるためのヒントを見ていきましょう。

働くとはどういうことか

働くとはどういうことでしょうか。働くスタイルはさまざまですが、ここでは就職して働く場合を考えてみましょう。就職して働くということは、企業に所属し、その企業の目的を達成するための労働力を提供することを意味します。

その結果、対価として給与をもらうことができ、その給与によって生活が成り立ちます。少なくとも現在では、生活をするにはお金が必要です。お金は基本的に働くことによって得ることができるため、生きていくためには働く必要があると言えます。

働く目的10個

生きていくためには働くことが必要だと書きましたが、働く意味は「生きるため」だけなのでしょうか。世の中には、「寝ていても暮らしていける」だけのお金を稼いでいる人もいます。しかし、彼ら全員が実際に寝て暮らしているかというと、そういう訳ではなさそうです。

例えばソフトバンクグループ創始者の孫正義さんのように、莫大な資産を持っていながらも働き続けている実業家は世界にたくさん居ます。働くことの意味は、「生きるため」だけではありません。では一体、世の中の人たちは何のために働いているのでしょうか。

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①収入を得て生活するため・自立するため(生きるため)

お金がないと生きていけない以上、これは働く目的の基本になると言えるでしょう。また自分で働いて収入を得ることは、誰かに頼らず「自立する」上でも必須条件です。1人の人間として社会で自立していく上で、働くことは避けては通れません。

②やりたいことを実現するため

やりたいことは、仕事に関することの場合もあれば、仕事以外の場合もあります。例えば、「営業成績で社内トップになりたい」という場合もあれば、「ボーナスをアップさせて新車を買いたい」という場合もあるでしょう。いずれにせよ、何らかの目標達成のために働くというケースが考えられます。

③仕事をすること自体が楽しい

「仕事自体にやりがいがある」、「やりたい仕事だから楽しい」というケースです。この場合は、働くことが他の目的の手段ではなく、それ自体が目的になっていると言えるでしょう。1日の大半を仕事をして過ごすため、「楽しい」というのは大切にしたい基準です。

④将来の不安を解消したい

将来病気や事故で働けなくなる可能性があるから、働ける今のうちにたくさん働き、貯蓄しておきたいという人もいます。また、仕事を通して手に職を付けておくことで、もし今の仕事を失うようなことがあっても、何とか生きていく方法を身につけたいと考える人もいます。

⑤社会的ステータスを得たい

仕事でキャリアを積むことで、社会的ステータスを得たいと考える人もいます。知名度の高い人気企業で働きたいという人や、出世を望んでいる人は多いです。仕事をする上でもモチベーションになりやすいでしょう。

⑥仕事を通して成長したい

仕事をしていると、仕事のスキル面だけでなく、人との関わりなどさまざまな場面で問題に直面します。その都度、自分で精一杯努力して乗り越えることで、自己成長することができるでしょう。そのように自分を成長させていくことで、自分の人生を豊かにしていきたいと考える人もいます。

⑦人と関わりたい・社会とつながりたい

仕事は一人では進めることができません。協力してくれる人が居て、お金を払ってくれる人もいます。仕事を通してそれらさまざまな人と関わり、社会の中で自分の役割を果たすということを、働くことの目的と考える人もいます。

⑧社会に貢献したい

仕事を通して社会に貢献したいと考える人もいます。世の中の仕事は誰かから対価をもらって成り立っていますが、それは対価を払う人に貢献しているからです。仕事を通して誰かに貢献したいという想いを業務に反映させることで、熱心に取り組むことができるでしょう。

⑨理想のライフスタイルを実現したい

働くことで、プライベートを充実させたいという人ももちろんいます。親元を離れて一人暮らしをすると、住む家や過ごし方、お金の遣い方を自由に決められます。例えば理想の部屋を作り出すためには、インテリアを揃えなければなりません。居心地のいい住環境を整えるためにはお金が必要なので、仕事をする意味に繋げている人も多いでしょう。

⑩働くことで色々な経験を積みたい

働くことで、学生時代とは違う色々な経験が積めます。業界や企業はもちろん、所属する部署によっても取り組む業務は様々です。配属先でも新しい挑戦を重ねることができますし、異動があればまた新たに色々な出会いがあります。人生において、色々な経験をしたいというのも働く目的といえるでしょう。

 働く目的を明確化させておくことが重要

働く目的は人それぞれ異なっていますが、どのような目的で働くにせよ、自分の「働く目的」は明確にしておくことが重要です。なぜなら、社会に出て仕事をしていくと、大きな困難に遭遇し、心が折れそうになることもあるからです。そんなとき、もし自分の働く目的が明確であれば、その目的のために努力して乗り越えられるかもしれません。

逆に、自分の進もうとしていた方向が、働く目的に反した方向だと気づき、方向転換をするきっかけになるかもしれません。いずれにせよ、人間が困難を乗り越えていく上で、明確な目的を持つことは大きな糧になります。また、明確な目的を持つことで、同じ目的を持つ人たちが共感したり、助けてくれることもあるでしょう。

働くことによって得たいものを決めておくといい

自分が働くことによって得たいものが何であるのかも、決めておくことが大切です。まずは、生活していく上で必要最低限のお金が必要でしょう。しかしそれ以外にも、働くことによって得たいものはあるはずです。それが何であるかは、働く目的によって違ってくるでしょう。

大切なことは、自分が得たいものを明確にしておくことです。得たいものを明確に思い描くことは自分のモチベーションを高め、生き生きと働く好循環を作り出すきっかけになるからです。

将来がどう変化するのか想像しておく

仕事で得たいものを思い描く際、「将来がどう変化するのか」ということもある程度想像しておく必要があります。なぜなら人間は成長する生き物であり、今のあなたの価値観と、10年後、20年後のあなたの価値観が同じであるとは限らないからです。例えばあなたは今学生で、独身かもしれません。

しかしこの先、結婚や子育てをしていく可能性があります。最初は自分自身の自立や、生活の充実を求めて働くかも知れません。しかし結婚して家庭を持つことで、今度は自分のためだけでなく、家族のために働くという価値観に変化する可能性があります。さらに、定年退職後の「第二の人生をどう送りたいか」ということも先読みしておかなければ、退職した後、思い通りに人生を送れなくなってしまう可能性もあるでしょう。

将来のことは誰にもわかりません。しかし、ぼんやりとでも将来の変化を思い描いておくことで、「今すべきこと」、「今、仕事で何を求めるのか」がつかみやすくなるはずです。将来を見据えて「今すべきこと」が明確になれば、いたずらに迷ったり悩んだりすること無く、仕事に全力で打ち込めるのではないでしょうか。

自己分析をしておくと具体化できる

自分の「働く目的」や「仕事で何を得たいのか」を具体的にするには、何より自己分析が必要です。今、働く目的について考えるための情報は巷にあふれています。もちろんこの記事もその中の1つです。しかし、どれだけ働く目的についての情報を収集したところで、あなたの「働く目的」の答えは、あなた自身の中に探す他ありません。

仕事で成功した人の発言などを聞くと、ついその通りにするべきだと思いがちですが、それはあくまでその人の場合の正解であり、あなたに当てはまるという保証はありません。今まで何に価値を感じてきたのか、今どう考えているのか、将来どうなりたいのかといった自己分析を深めていくことが、自分の「働く目的」を知るための近道です。

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明確にしておくと自己PRに自信がつく

自分が「働く目的」や「仕事から何を得たいか」を明確にしておくことは、自己PRでも役に立ちます。なぜなら自己PRで企業が知りたいのはあなたの「人柄」や「仕事への姿勢」であり、仕事への価値観が明確であることであなたの伝えることに一貫性が生まれるからです。「何のために働くのか」が明確になっていれば、これまでの自分の経験を自己評価し、今後どう活かしていくべきなのかがわかります。

また、漠然と「頑張ります」というのではなく、より具体的に、自分の価値観に沿って抱負を伝えることができるので、説得力も生まれるでしょう。このように、働く目的を明確にしておくことは自己PRでも非常に役立ちます。

「働くとは」の回答例文3選

ここでは「あなたにとって働くとは」という質問への解答としての例文を載せますが、同じようなタイトルで小論文を課せられる場合もあるでしょう。面接で「あなたにとって働くとは何ですか」という質問をされることも多いにあり得ることです。

この記事で繰り返し述べたように、自分にとって「働くとは」何なのか考えるには自己分析が欠かせません。これからの就活に必ず必要なプロセスですから、ぜひ自分なりに「働くとは」何なのか考えてみましょう。

例文①

私にとって働くことは、人の役に立つことで社会との繋がりを実感する為に欠かせないものです。学生時代ボランティアで、お年寄りが家庭で困難が生じる時に、買い物やお迎えなどを手伝うという経験をしました。それまで私の世界は言ってみれば自分中心でした。
生きている以上自分の利益を追求するのは当然ですが、ただ自分だけが得をするのではなく、相手にも喜びを与えることが更なる喜びを産むことを知りました。これは、これから社会人として生きていく上でも自分にとって欠かせないことです。貴社の〇〇という商品のようにお客様に笑顔を届けられるものを広めることに貢献することで、社会の役に立つことを実感していきたいです。

例文①は人の役に立ち、社会との繋がりを持っていたいという気持ちを具体的なエピソードで示し、且、実際喜ばれた経験を話すことでより印象的な文章にできています。さらに志望企業の商品を具体的に絡めることで企業研究ができていることもアピールできています。

例文②

私は働くことで成果を上げたいと考えています。大学生になり上京してまず、どの駅の繁華街も大きく、どの店もオリジナリティがあることに感銘を受けました。この1軒1軒が「誰か」の成果です。学生時代アルバイトをした居酒屋では季節ごとにメニューが変わり、覚えるのは大変でしたが、そうした変化をしながら実際に収益を上げ続ける苦労を知ることができました。
貴社のコンサルティング対象のどんな業種にも苦労があり、成果が待っていると思います。私は貴社でこの「街で実際に見ることのできる成果」をぜひ自分でも上げていきたいです。

例文②では「成果を上げたい」という自分の働く目的を、志望企業の業種に合わせて、業種独特の成果に絡めてうまくアピールできています。自身のアルバイト経験からも、コンサルティングの何たるかを学ぼうとしている姿勢が表れており印象付けられています。

例文③

私は働くことでこれまで育ててくれた家族だけでなく世の中に恩返しをしたいと思っています。私は兄弟が多く、大学まで出してもらった家族に苦労をさせてきたことに、恩返しができていないという思いがあります。働くことで、今度は自分が人の役に立ち社会に貢献したいという思いが強いです。特に貴社の〇〇という保険商品のように困っている人を助けるものに携わって働くことで企業の利益を上げながら、社会に役立てることを嬉しく思います。

例文③は働くことで世の中に恩返ししたい、という気持ちから志望企業を選んだことが、無理なく語られている点が好印象です。また真面目な人柄が滲み出ており、保険業界で必要とされる人材に自分が合っていることもアピールできています。

「働くとは」の答えを出すには目的を持つことが大切

ここまで、人それぞれの働く目的や、仕事から得たいものを明確にしておくことの大切さなどを紹介してきました。働くことに限らず、社会に出ると「目的を持って取り組む」ことがこれまで以上に大事になります。なぜなら、誰もが限られた時間の中でそれぞれの責任を持ち、支え合って生きていくのが社会だからです。

与えられた機会を無駄にせず、周囲に協力してもらいながら進んでいくためには、目的を持つことはとても大事です。ぜひ目的を持って就活に臨み、社会人生活を送っていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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