面接対策
面接に落ちる人の特徴14選|ケース別に落ちる理由と対策を紹介
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目次
- 面接に落ちる人には特徴がある! 原因に合わせた対策が重要
- まず確認! 企業が面接で見ている3つのポイント
- 就活生に聞いた! 面接で落ちた際の失敗談
- 面接に落ちる人の特徴3選:第一印象
- 面接に落ちる人の特徴4選:受け答え
- 面接に落ちる人の特徴4選:面接の内容
- 思わぬ落とし穴! オンライン面接で落ちる人の特徴3選
- 面接に受かるのはどんな人? 特徴を把握して参考にしよう
- 就活生に聞いた! 面接に受かるために特に意識したこと
- 要因別! 面接に落ちる人がすべき対策14選
- 第一印象に問題がある人向け! 面接に落ちる人がすべき対策3選
- 受け答えが苦手な人向け! 面接に落ちる人がすべき対策3選
- 内容に不安がある人向け! 面接に落ちる人がすべき対策3選
- オンライン面接で落ちる人がすべき対策3選
- マインドも大事! 面接に落ちる人が持っておくべき2つの意識
- 面接に落ちる人は原因の把握から! 理由別の対策で選考突破を目指そう
面接に落ちる人には特徴がある! 原因に合わせた対策が重要
書類選考には通るものの、面接を突破できずに落ち続けてしまう人には、必ず何かしらの原因があります。特に一次面接で落ちる場合は、第一印象や受け答えなどに問題があるケースが多いです。
自分では第一印象にも問題なく、きちんとした態度や話し方ができていると思っていても、第三者から見ると意外にきちんとできていないケースは少なくありません。面接に落ちる人は、まずは原因を突き止め、適切に対策を講じることが大切です。
この記事では、面接に落ちる人に見られる特徴や対策について詳しく解説します。落ちた面接を振り返って自分に当てはまる特徴を見つけ、対策し、面接の突破を目指しましょう。
面接に落ちて自信をなくしてしまったという人はこちらの記事もあわせて参考にしてくださいね。
まず確認! 企業が面接で見ている3つのポイント
通過率を上げるためには、企業が面接でチェックしているポイントを知っておくことが大切です。事前にチェックポイントを知り、自分が求められる水準に達していないと感じたら、重点的に対策しましょう。
ここでは、一般に企業が面接でチェックしているポイントを3つ紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
①基本的なマナーが身に付いているか
面接では、基本的な就活のマナーが身に付いているかどうかがチェックされます。基本的なマナーとは、以下のようなものです。
いずれの場合も、自分ではできているつもりで傍から見るとできていないケースも珍しくありません。また、面接の場では緊張してしまい「つい挨拶を忘れてしまう」といったことが起こる可能性もあります。
そのため、事前に面接の練習をしてその場での振る舞いに慣れておくことも大切です。
面接は、入退室だけでなく受付や終了後も守るべきマナーがあります。以下の記事では面接における基本マナーを解説しているので、自信がない人は一度読んでおきましょう。
②コミュニケーション能力があるか
コミュニケーション能力がどの程度あるのかも、採用担当者がチェックしているポイントです。企業が求めるコミュニケーション能力とは、「相手の言うことを正しく理解し、自分の考えを正しく伝える力」を指します。
働き始めると、年齢も立場も異なる人と連携して仕事をしなければいけません。円滑に業務を進めるためには、周囲の人間と気持ちよく適切な会話ができる力が必要です。
そこで面接では、質問に対する就活生の回答内容や答え方から求めるコミュニケーション能力があるかどうかを判断しています。
ただしコミュニケーション能力といっても、学生が思うような「誰とでもすぐに打ち解けられる」「楽しい話ができる」といったスキルでない点に注意しましょう。
コミュニケーション能力は向上させることができます。こちらの記事で詳しく解説しているので、コミュニケーション能力に自信がない人は目を通してみましょう。
③入社意欲があるか
面接では、入社意欲や志望度の高さもチェックされます。意欲の高い学生のほうが、入社後の活躍が期待できるためです。また、入社意欲が高いほど企業のビジョンや事業内容もきちんと理解したうえで志望している可能性が高く、ミスマッチが起こりにくいのも理由の一つです。
企業は、以下のような質問に対する回答から志望度の高さを判断しています。
また、話し方や姿勢からも意欲的かどうか判断されます。「意欲がある」と思われるのは、たとえば以下のような場合です。
背を丸め、下を向き、ぼそぼそ話すと、意欲があるように見えません。姿勢を正し、はきはきと答えるようにしましょう。
逆質問は入社意欲をアピールする絶好の機会です。以下の記事では質問例を挙げて解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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就活生に聞いた! 面接で落ちた際の失敗談
入念に準備をしたつもりでも、面接ではうまくいかないときもあります。では面接での失敗にはどういったものがあるでしょうか。
ここでは、就活生の皆さんに、落ちた面接でやってしまった失敗エピソードについて聞いてみました。
緊張してうまく対応できなかったとの回答が多数
最も多かったのは、過度に緊張してしまい受け答えがうまくできなかったという意見です。
面接では誰しも緊張するものです。ただ、緊張してうまく話せずに落ちるのはもったいないですね。緊張がひどいときは深呼吸する、ゆっくり話すことを意識するといった対応が効果的ですよ。また、事前に面接練習を重ねて慣れておくと良いでしょう。
企業研究が足りていなかったとの回答も散見
企業研究が不足していたとの回答も見られました。
面接では、理念や資本金、代表者の氏名といった会社の基本情報を聞かれたり、企業の事業について突っ込んだ質問をされたりすることがあります。たとえば「弊社の事業における課題点は何だと思うか」「弊社の○○サービスの魅力を述べてください」などです。
うまく答えられなければ「企業研究をしていない」「志望意欲はそれほどなさそうだ」などと思われ、評価が低くなる可能性があります。
志望度の高くない企業でも事前にしっかり研究しておきましょう。企業研究の方法については、のちほど解説します。
面接に落ちる人の特徴3選:第一印象
面接に落ちる人の特徴としてまず挙げられるのが「第一印象が良くない」です。第一印象が悪ければ「客先や取引先との応対を任せられない」「既存社員とうまくいかなさそう」と判断され、落ちる可能性が高くなります。
いったんマイナスの印象を持たれてしまうと、面接の短い時間でくつがえすことは簡単ではありません。相手への第一印象は姿勢や表情、話し方などから出会って数秒~数分で形成されるので、会場に入室する前から気を付ける必要がありますよ。
ここでは、面接官の第一印象が悪くなる要因を3つ解説します。
①身だしなみに清潔感がない
第一印象が悪くなる大きなポイントとして「清潔感がない」が挙げられます。清潔感のある・なしは、実際に清潔かどうかとはあまり関係ありません。
きちんとお風呂に入って身体や頭髪を洗い、洗濯したシャツを身に着けていても、以下のような状態では清潔感がないと思われてしまいます。
基本的な身だしなみが整っていない人は「だらしない」「TPOに合わせた格好ができない」と判断され、マイナスの印象になります。
②覇気が感じられない
全体的に覇気が感じられないときも、面接官からの第一印象はあまりよくありません。たとえば、以下のような状態のときです。
「表情が明るく、きちんと目が合う人」と「表情が暗く、目を合わせない人」のどちらと働きたいかといわれれば、ほとんどの人が前者を選ぶでしょう。覇気のない人からは、仕事に対する意欲ややる気も感じられません。
緊張して表情が硬くなることはしかたないものの、うつむいたままで目も合わせないのはよくありません。意識的に顔を上げる、背筋を伸ばすなどを意識するだけでも、印象は変わりますよ。
③基本的なマナーや言葉遣いができていない
基本的なマナーや言葉遣いができていない場合も、マイナスの印象を持たれやすいです。以下のようなケースでは基本的なマナーが身に付いていないと判断されるので、十分注意しましょう。
また、二重敬語やくだけた言葉を使うなど、正しくない言葉遣いも面接の場では避けましょう。
「あの~」「えーっと」といった意味のないつなぎ言葉も極力使わないようにしましょう。
正しい言葉遣いができているか自信がない人もいるでしょう。以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
面接に落ちる人の特徴4選:受け答え
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面接の質問に対する受け答えが適切でない場合も、コミュニケーション能力が求める水準にないと判断されて面接に落ちやすくなります。
ここでのポイントは、回答の中身ではなく、態度や話し方です。練習次第で改善できるポイントなので、自分に当てはまっていると思う場合は、意識して直しましょう。
①声が小さい
面接では、声が小さくぼそぼそとした話し方は評価が良くありません。熱意が感じられず、自信がないように見えるためです。相手が聞き取れる声量で話さないことで、配慮に欠けると思われる可能性もあります。
また職場で円滑にコミュニケーションを取るのが難しそうだと判断され、面接で落ちやすくなりやすくなりますよ。
もともとの地声が小さかったり緊張して声が出づらいとしても、相手が聞き取りやすいようゆっくりはっきり話す、声を出すよう意識するなど工夫する姿勢を見せることが大切です。
②面接官と目を合わせない
面接に限らず、人と話すときは相手と目を合わせることが基本です。面接中に質問に回答しているときでさえ、面接官とまったく目を合わせずにいるのはよくありません。
かたくなに目をそらしていると、自信がないように見えます。また、「正直に話していないのではないか」「話したくないのか」といった印象も持たれかねないでしょう。
とはいえ、常に面接官と目を合わせ続ける必要はありません。日ごろ、仲の良い友人や家族と話しているときのように、適度に視線を合わせたり外したりすれば問題ありませんよ。
③回答が質問の意図からずれている
質問に対する回答の内容が面接官の意図からずれている場合も、マイナスな印象を持たれやすいです。たとえば、以下のような例が挙げられますよ。
面接の質問は、基本的に採用して良い人材かどうかを判断するために聞かれています。そのため、仕事を想定して答えることが必要です。
上記の例で言えば、面接官には「業務上の目標を知りたい」との意図があるにもかかわらず、就活生はプライベートで実現したい夢を答えています。ここでは「複数の部署で多くの経験を積み、5年を目途にエリアマネージャーとして活躍したい」など、業務上のプランを答えることが求められていますよ。
ずれた回答ばかりしていると、適切な受け答えができないと判断されて面接に落ちる可能性が高くなるので、質問されたら意図を考えて答えるようにしましょう。
④結論ファーストの話し方ができていない
面接の回答は「結論ファースト」で話す必要があります。結論ファーストとは、先に結論を述べてから根拠や経緯を話し、最後にもう一度結論を述べる話し方です。
結論を先に持ってくることで、面接官には要点が理解しやすくなります。反対に根拠や理由を先に述べると、面接官は「なんの話がしたいのだろう」と疑問を感じ、話への関心が薄れる可能性もあります。
たとえば、長所を問われた際に以下のような答え方では、結論ファーストになっていません。
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結論ファーストになっていない回答例
私は、大学の2年生のときに合格率20%の難関資格である○○取得に挑戦しました。その際、必要な学習項目とそれにかかる時間、勉強にあてられる時間を洗い出し、いつまでにどれだけやるかを決め、スケジュールを立てました。その結果、見事一度の挑戦で合格しました。このように、私の長所は計画性があることです。明確なゴールを設定し、逆算して必要な物事を計画し、順序だてて取り組めます。貴社でも計画性を活かし、業務に貢献したいと思います。
- 上記の例では最初にエピソードが述べられ、そのあとに結論である強みを伝えていて、途中まで何をアピールしたいのかが伝わりません。最初に「私の長所は計画性があることです」と述べれば、そのように思うことはありません。回答するときは、先に結論を述べることを常に意識しましょう。
面接に落ちる人の特徴4選:面接の内容
第一印象や受け答えに問題がなくても、回答の内容が評価されるものでなければ、残念ながら面接に落ちやすくなります。
とはいえ、どのようなときに面接の内容が良くないと判断されるかを知っておけば、事前に対策することは可能です。
そこで、ここでは面接の内容に問題があると判断される4つの要因について解説します。自分に当てはまる項目があれば、事前にしっかり対策しましょう。
①企業への理解が浅い
質問に対する回答から、自社についてあまり理解していないことが伝わると、評価が下がり面接で落ちる可能性が高くなります。
志望度や入社意欲の高い企業であれば、よく研究してビジョンや事業内容などについて深く理解していることが一般的だからです。そのため企業についてあまり知っていないということは、あまり志望度が高くないと判断されてしまうでしょう。
たとえば、以下のようなケースでは理解が浅いと思われます。
自分に合った企業を見つけるためにも、企業研究はしっかりおこないましょう。
②自己PR・ガクチカ・志望動機の内容が薄い
面接では、多くの企業で聞かれる質問があります。特に以下の5つはほとんどの企業で聞かれる頻出質問です。
よく聞かれる質問にもかかわらず、具体的で説得力のある回答ができない場合、「準備不足で熱意が感じられない」「自己分析ができていない」などの印象を持たれますよ。
ライバルとなる就活生も、頻出質問については事前に回答を練って用意していることが一般的です。そのなかで、自分だけが浅いと感じられる回答をしてしまうと、面接官の印象にも残らず落ちてしまうでしょう。
③入社後の活躍イメージが伝わらない
企業は採用後に活躍してくれる人材を求めています。そのため、「入社したらこのように強みを活かして活躍したい」「こういった形で企業の利益に貢献したい」とアピールすることで、入社意欲の高さや熱意が伝わりやすくなりますよ。
反対に、入社後のイメージがまったく伝わらない場合は、面接を通過することは難しいでしょう。たとえば、以下のような言い方では、面接官が採用後のイメージを描けません。
入社後の活躍イメージがわかない例
- 無遅刻無欠席でがんばります
- 精一杯努めます
- 強みである協調性を活かして業務に取り組みます
上記のような伝え方だと抽象的過ぎて、入社後の姿をイメージしづらいでしょう。入社後にどのように活躍したいかをアピールするときは、具体的な内容を伝えることが大切です。
④社風とのマッチ感が伝えられていない
企業は自社の社風やカルチャーとマッチする人材を求めています。社風や企業理念にマッチする人材であれば、長く勤めて貢献してくれる人材である可能性が高いからです。
面接で落ちる人の場合、うまくマッチしている点をアピールできていないケースがあります。たとえば、以下のようなケースです。
企業の求める人物像 | 学生がアピールしたい強み |
リーダーシップを重視する社風で、主体的に行動できる人材 | ルールや期限をきちんと守り、与えられた仕事にコツコツ取り組む真面目 |
面接では、社風とマッチしている点をうまくアピールすることが大切です。
ただし、自分の性格とは正反対の社風の企業に入社しても働きづらくなる可能性があります。あまりに自分とはマッチしない社風の企業であれば、無理にアピールできる点を探すよりも、ほかの企業に挑戦するのも一つの方法ですよ。
思わぬ落とし穴! オンライン面接で落ちる人の特徴3選
近年は、オンライン面接を実施する企業が増えてきました。日程を調整しやすく、面接にかかるコストを抑えやすいなど、企業にも就活生にもメリットがあるためです。
対面面接でもオンライン面接でも、面接で落ちる人の特徴に違いはありません。ただし、対面での面接は通過するのにオンライン面接では落ちる人もいるでしょう。その場合は、オンライン面接ならではの特徴を理解していないことが原因です。
ここでは、オンライン面接に落ちる人の特徴を3つ紹介します。
就活生がオンライン面接を受ける際に押さえておいたほうが良いポイントを、以下の記事でも詳しく解説しています。オンライン面接に慣れていない人、落ちる人はぜひ参考にしてください。
①面接官の画面にどう映っているかを意識していない
オンライン面接は互いにWebカメラを通した相手を見ながらおこなうので、「自分がどう映っているか」を意識することが大切です。
たとえば、以下のような点に注意する必要があります。
画面を見て話すと、面接官からは顔を伏せて目を合わせずに話しているように映ります。また、目線よりも下の高さにカメラが来ると、面接官からは見下ろしているように見え、あまり印象がよくありません。
オンライン面接は画面が暗かったりタイムラグが発生したりするため表情や雰囲気が伝わりづらいという特徴があります。そのため、熱意や気持ちを伝えるためには意識的に大げさに話す必要があるでしょう。
このようなオンライン面接特有のクセを押さえて対応しないと、面接で落ちやすくなることを覚えておいてください。
②緊張感に欠ける様子が伝わる
対面での面接は、髪型を整えたりいつもは着ないスーツにそでを通したりと準備をするうちに、気持ちが面接モードに切り替わります。会場に到着すれば、慣れない雰囲気で気持ちも引き締まるでしょう。
ところが、自宅でオンライン面接を受ける場合は、自室に置いた端末の電源を入れるだけです。気持ちが切り替わるきっかけがないため、どうしても緊張感に欠けてしまうケースが少なくありません。
そのため、以下のような失敗をしがちです。
オンライン面接でありがちな失敗例
- 気が抜けてだらしない座り方をしてしまう
- 上半身はスーツ、下半身はジャージやスウェットなどで面接を受け、立って挨拶した拍子などに全身が画面に映る
- 回答する様子に適度な緊張感や張りが感じられない
また、アカウント名やアイコン画像がプライベートなもののままという失敗もみられます。ビジネスシーンにふさわしくないと判断されて評価が下がる可能性があるので、面接前に以下のように変更しておきましょう。
緊張感のない様子が伝わると、評価が下がってしまうため、オンライン面接だからといって気を抜かずに臨みましょう。
③カンニングペーパーを見ている
面接でよく聞かれる質問に対しては、模範解答を事前に作って練習するケースは少なくありません。それでも、さすがに対面の面接の際に作った回答をチラ見する人はいないでしょう。
ところが、オンライン面接の場合は気付かれないと思うのか、回答を紙に書いて壁などに貼り、面接中にちらちらと見る就活生もいます。
カンニングペーパーを見ていることは、目の動きや話し方などから、かなりの確率で面接官にばれてしまうものです。当然、自分の言葉で話さない怠惰な姿勢は低評価につながり、面接に落ちやすくなりますよ。
面接に受かるのはどんな人? 特徴を把握して参考にしよう
就活では、面接にスムーズに受かり、早い段階でいくつも内定を取れる人もいます。面接に受かる人には以下のような特徴がありますよ。
受かる人の特徴を把握して、面接時の参考にしましょう。とはいえ、ただ真似るだけではうまくはいきません。面接に受かる人は、事前準備や対策もしっかりしているからです。
面接に落ちる人がするべき対策については、後半で詳しく解説しています。ぜひ実践してくださいね。
新卒の段階では就活生同士でスキルや能力には大きな差がないことがほとんどのため、しっかり対策すれば受かるようになるでしょう。
面接の定番である逆質問で、何を聞いて良いかわからず悩む人もいるでしょう。以下の記事では面接で評価を上げる逆質問の例を紹介しているので、不安な人は目を通してみてください。
就活生に聞いた! 面接に受かるために特に意識したこと
面接の通過率を少しでも上げるためには、どういった点に注意すればいいのか気になりますよね。
ここでは、就活生の皆さんに面接に受かるために意識したポイントについて聞いてみました。
「笑顔ではきはき答える」が大多数
非常に多く見られたのが、笑顔で明るくはきはき答えるという意見でした。
企業はともに働く人を求めているので、笑顔ではきはき話し、明るくコミュニケーションが取れる性格であると示すと良い印象につながります。
面接では緊張して笑顔が出ないという人は、口角を上げることを意識してみましょう。面接前に鏡を見ながら笑顔の練習をし、表情筋をほぐしておくのも有効です。
「自分の言葉で話す」との意見も散見
回答を覚えるのではなく、自分の言葉で伝えるようにしたとの意見もみられました。
面接官は就活生の人となりも見ているので、自分の言葉で思いを伝える姿勢には好感を覚えます。
志望動機や自己PRなどの頻出質問では事前に回答を用意することが一般的ですが、文章を丸覚えするよりも、要点のみしっかり覚えるようにするのがおすすめです。そのほうが面接で自分の言葉を使って語りやすくなりますよ。
C評価は要注意!
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要因別! 面接に落ちる人がすべき対策14選
面接に落ち続ける場合は、どこかに問題があります。何が要因かを特定し、それに応じた対策をすることが大切です。
とはいえ、なかには自分ではきちんとできているつもりで、考えても問題点がわからない場合もあるでしょう。そのようなときは、以下の対策が有効です。
セルフ模擬練習は、面接官が目の前にいるつもりで、入室から退室までの一連の流れを一人で実際におこなう方法です。面接官からの質問に答える想定で、自己紹介や志望動機などの頻出質問について回答します。これをスマホなどで録画しておきあとで見返せば、問題点が見つかるでしょう。
次の章からは、面接に落ちる特徴ごとに具体的な対策を紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
第一印象に問題がある人向け! 面接に落ちる人がすべき対策3選
第一印象が面接の合否に及ぼす影響は少なくありません。第一印象が良くなくて面接に落ちるのは非常にもったいないので、早急に対策しましょう。
きちんと対策すれば、面接で悪い印象を持たれることはありませんよ。ここでは、3つの対策を紹介します。
①身だしなみを整える
面接では、基本的なマナーとして身だしなみを整えることが欠かせません。ポイントは清潔感があるかどうかです。
また、きちんと身なりが整っていると、清潔感だけでなく、健康的でフレッシュな印象にもなります。
ここでは、服装と髪型に分けて身だしなみのポイントを解説するので、面接前にちゃんとできているか確かめましょう。
服装
特に志望企業からの指定がない限り、面接ではスーツを着用します。スーツは以下の点に気を付けましょう。
服装 | 注意点 |
スーツ |
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シャツ・ブラウス |
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ネクタイ |
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メイク |
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シューズ |
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小物 |
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爪も整え、伸びっぱなしになっていたり汚れていたりしないよう注意しましょう。
髪型
髪はきちんと整え、すっきりまとめることが大切です。くしも通さずぼさぼさだったり、寝癖がついたままだったりするのはやめましょう。髪が長い場合はすっきりまとめます。
ただし、髪をまとめようとして整髪料をつけすぎると、清潔感が損なわれるので注意しましょう。
身だしなみは印象を大きく左右します。心配な人は、以下の記事もあわせてチェックしてください。
②笑顔や聞き取りやすい声を意識する
面接での印象を良くするためには、笑顔と聞き取りやすい声を意識することが大切です。入室する際は、意識的に口角を上げて明るい表情を浮かべ、相手に届く声でハキハキ挨拶しましょう。
とはいえ、退室までずっと笑顔でいなければならないわけではありません。本気でアピールしたいときは真剣な表情で話し、面接官の様子や会話の流れに応じて笑顔を浮かべると自然です。
なお、笑顔といっても、無理に笑う必要はありません。口角を少し上げた品のある笑顔を心掛けましょう。
③入退室や言葉遣いなど基本的なマナーを確認する
面接には、入退室時などに守るべきマナーがあります。知らなければできないので、事前に確認し練習しておきましょう。
また、言葉遣いも大切です。社会人になってからも正しい言葉遣いが必要になるので、しっかり勉強して覚えておきましょう。
ここでは、特に注意したい入退室のマナーと基本の言葉遣いについて解説します。
入退室のマナー
入室時のマナーは以下のとおりです。
「失礼いたします」と言い忘れて入室したり、「どうぞ」といわれる前に座ったりすることがあります。うっかりミスしないように気を付けましょう。
退室時のマナーは以下のとおりです。
面接の流れやマナーについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせて確認してください。
基本の言葉遣い
言葉遣いが悪いと、どれほど良いことを言っていても評価が下がる可能性があるので、十分な注意が必要です。
面接では、以下のポイントに特に注意しましょう。
また、以下のような言葉はNGです。うっかり使わないように注意しましょう。
NGワード | 適切な言い換え |
なるほどですね! /確かに! | おっしゃるとおりです |
了解しました | 承知しました/かしこまりました |
すみません/ごめんなさい | 申し訳ありません/申し訳ございません |
大丈夫です | 問題ありません |
受け答えが苦手な人向け! 面接に落ちる人がすべき対策3選
入念に準備し、内容自体は適切なことを答えていても、受け答えに問題があると面接で落ちる可能性が高くなりますよ。受け答えの問題を改善するのは、実はそれほど難しくありません。
しっかりと対策し、次の面接では突破を目指しましょう。ここでは、受け答えがうまくできない人がするべき対策を3つ紹介します。
①姿勢を正して話すことを意識する
挨拶や会話の際に声が普段より小さくなる場合、姿勢を正して話すことで改善する可能性があります。
うつむいている、猫背ぎみになっているなど姿勢が悪いと声の通り道が狭くなり、大きな声がうまく出ません。また、顏が下を向いているので声も下に向かってしまい、対面に座る面接官には届きにくくなります。
そこで、まっすぐ背筋を伸ばし、姿勢を正すことを意識しましょう。肩甲骨を閉めるようにして胸を張るのがコツです。姿勢がきれいであれば、声が前に出るようになるだけでなく、見た目から受ける印象も良くなりますよ。
②面接の練習をして慣れる
声が小さかったり面接官と目を合わせられなかったりするのは、面接の場に慣れず過度に緊張している可能性が考えられます。質問の意図をくみとれず、ずれた答えをしてしまうのも、慣れていないことが原因の一つでしょう。
そこで、事前に面接練習を重ねるのがおすすめです。面接を練習するには、以下のような方法があります。
なお、練習するときもスーツを着用し、入室から退室まで本番通りに進めるのがおすすめです。練習しておくことで、面接の際に意識せずにスムーズに動けるようになります。
面接の練習をするため、セミナーやキャリアセンターの模擬面接を活用したいという方には、以下の記事も参考になるでしょう。
③回答は結論ファーストを意識する
回答するときは常に「結論から述べる」ことを意識しましょう。結論ファーストの回答をするコツは、以下のステップで進めることです。
まずは何について聞かれているのかをつかむこと、そしていきなり話し始めず結論を考えることが大切です。
ただし、結論ファーストの話し方は面接で急にできるようにはなりません。同じ就活生の友人などに頼み、以下のような手順で結論から答える練習をするのがおすすめですよ。
なお志望動機やガクチカなど、あらかじめ結論ファーストで回答を用意している質問をすると練習になりません。「100万円あったら何に使いますか」「自分を動物に例えるとなんですか」といった想定していない質問がおすすめです。
内容に不安がある人向け! 面接に落ちる人がすべき対策3選
第一印象が良く、質問の意図を読み取って結論ファーストで適切に答えられたとしても、回答の内容そのものが浅ければ面接官の興味を引くことはできません。
企業に対する理解が浅かったり自己分析が十分にできていないなどで、説得力のある回答ができない場合は、基本的な準備を入念にやり直すことが必要です。
ここでは、面接の内容に不安がある人が特にやるべき対策を3つ紹介します。
①企業研究を徹底する
まずは企業研究をしっかりとおこないましょう。企業への理解を深めることで自分がしたいこととの接点も見いだせ、ほかではなくその企業を志望する説得力のある理由が答えられます。
入社後にしたいことや数年後のビジョンを問われたときもスムーズに答えられ、熱意や意欲が伝わるでしょう。
収集した情報はノートなどにまとめ、強みや特徴を整理すると良いでしょう。他企業と比較すると、より特徴がわかりやすくなりますよ。
企業研究のやり方については、こちらの記事でも詳しく解説していますよ。あわせて参考にしてみましょう。
②自己分析する
自分自身の強みや弱み、したい仕事、業務を通して実現したいことなどを詳らかにするためには、自己分析も不可欠です。十分に自己分析ができれば自分自身を客観的に把握でき、自己分析やガクチカ、長所や短所を問われたときも自信を持って回答できるようになります。
自己分析にはさまざまな方法があり、どれが正解というわけではありません。ここでは、自分史を作る方法を紹介するので参考にしてくださいね。
縦軸は小学校・中学校・高校・大学の各学年を記し、横軸に印象的だった出来事・感じたこと・経験から学んだことなどを並べ、表を作ります。あとは印象的な出来事を思いつくまま書き出しましょう。
出来事 |
取り組んだこと |
経験から学んだこと | ||
中学校 | 1年 |
美術部に入部したが、顧問が忙しく、部員は1年生だけで、誰も真面目に来なかった |
顧問に相談し、部員一人ひとりにどうしたいか話を聞いた 結果的に真面目にやる数人だけが残り、真摯に活動に取り組めるようになった |
すぐに諦めずに話し合うことの大切さを学んだ |
2年 | ||||
3年 |
一通り書き上げて俯瞰することで、自分がどのようなときにどういった行動を取る人間かがわかり、強みや価値観が見えてきます。
自己分析には上記で説明した以外にも方法があります。以下で説明しているので、自分に合った方法を見つけて実践してくださいね。
③頻出質問の回答を用意する
面接に不安がある人は、以下の頻出質問は事前に回答を用意しておきましょう。
ただし、文章を作成して丸暗記してはいけません。丸暗記してしまうと、面接で答えるときに不自然な話し方になるうえ、緊張すると丸ごと忘れて何も話せなくなる恐れがあります。
「自己PRでは○○の強みについて話そう」「○○のエピソードについて説明しよう」など、要点を中心に覚えておきましょう。そうすれば、その場の流れに応じて自然に自分の言葉で話すことができますよ。
オンライン面接で落ちる人がすべき対策3選
対面でもオンラインでも、面接に落ちる人の特徴に大きな違いはありません。ただし、対面の面接は通過するのにオンライン面接になると落ちる場合、Webの特性を理解していないことが原因の可能性があるため、対策が必要です。
ここでは、オンライン面接になると落ちてしまう人がするべき具体的な対策を紹介します。
①自分がどう映るかを確認し場所や機材を調整する
オンライン面接を受けるときは、事前に自分がどのように映るかを確かめておくことが重要です。特に以下の点についてチェックしてください。
事前に確かめておくことで、面接の時間になってからうまく起動できなかったり手順がわからずにもたもたすることも避けられますよ。
なお、オンライン面接を受けるならパソコンがおすすめですが、スマホしかないときは特に高さには注意しましょう。小さいスマホでは高さをうまく調整しないと面接官を見下ろす角度で映ってしまい、威圧的に見えてしまう可能性もあります。
また、背景はなるべく何もない壁にしましょう。部屋が散らかっていたり、派手なポスターが張られているとマイナスの印象になったり、面接官の気が散ってしまう可能性がありますよ。
②通常の面接と同じとの気持ちを持つ
自室で受ける面接は、どうしても会場に出向いて受ける面接よりも緊張感が和らぐものです。気が抜けていると、Webカメラ越しでもその様子は伝わります。
「真剣さが足りない」「それほど志望度は高くないのかも」などと思われる恐れがあるので、通常の面接と同じ気持ちで面接に臨むことが大切です。
面接前に以下のような方法を試し、気持ちを引き締めましょう。
自分の将来を決める大切な面接であると考え、気持ちを引き締めましょう。
③対面よりも意識的に明るくハキハキ話す
Webカメラを通した映像では、対面ほど表情の変化や声のトーンの違いなどが伝わりません。対面であれば熱意が伝わるシーンでも、オンライン面接ではいまひとつ伝わらないこともあります。
そのため、オンライン面接は、対面面接のときよりも、努めて明るくハキハキと話すことが大切ですよ。
特に以下のような点を意識しましょう。
伝えたいことがきちんと相手に届くように熱をこめて話しましょう。
マインドも大事! 面接に落ちる人が持っておくべき2つの意識
面接で落ちる日が続くと、このままどこにも受からないのではとの不安にとらわれて落ち込む場合もあるでしょう。
しかし、落ち込んだ気持ちをひきずったまま就活を続けると、覇気がなく第一印象が悪くなってより落ちやすくなるといった悪循環が生じる恐れがあります。
就活を成功させるためには、準備だけでなくマインドを整えることも大切です。ここでは、面接で落ちる人が持っておくべき2つの意識について解説します。
①面接の合否は企業との相性もある
入念に準備したにもかかわらず面接に落ちると、まるで人格や存在を否定されたかのように感じてショックを受ける人もいるでしょう。しかし、言うまでもなく、不合格は人格の否定ではありません。あくまで企業が一緒に仕事をしていく仲間として合わないと判断しただけのことです。
優れた能力がある人でも、企業との相性が合わないと判断されれば落とされることはもちろんあります。相性の部分は、努力すればどうにかなるものではありません。
不合格は「ただ企業との相性が悪かった」と考え、悩みすぎないことが大切ですよ。
②振り返りを次の面接に活かすことが重要
面接に落ちてショックを受けることは当然のことですが、いつまでもひきずらないようにしましょう。早めに気分を切り替え、落ちた面接の内容を振り返り、反省点を次に活かすことが重要です。
振り返りでは、以下のような項目をチェックしましょう。
良かった点は次にも活かし、悪かった点は改善するよう努めましょう。面接に落ちることがあっても諦めず振り返りと改善を続ければ、自分に合った企業から内定を得られるでしょう。
気持ちを切り替えたいと悩んでいる人は、こちらの記事もあわせて参考にしてみましょう。おすすめの気分転換の方法などを詳しく紹介していますよ。
面接に落ちる人は原因の把握から! 理由別の対策で選考突破を目指そう
面接に落ちる人には、「第一印象が悪い」「受け答えがうまくできていない」「面接の内容に問題がある」といった特徴があります。対面の面接でもオンライン面接でも、落ちる人の特徴に大きな違いはありません。ただし、対面の面接は通過するのに、オンライン面接では落ちてしまう場合は、オンラインの特性を理解していない点が原因です。
面接に落ちないようにするためには、まずは原因を特定する必要があります。自分で模擬面接をしてスマホなどに録画して見返したり、友人と面接練習をおこない、何が問題なのかを確かめましょう。そして、原因に応じて適切な対策をしてくださいね。
なお、どれだけ入念に準備しても、企業との相性が悪くて落ちることはあります。面接に落ちると気持ちが沈むものですが、前向きに切り替えることも大切です。振り返りをおこなって改善点を見つけ、次回の面接で活かしましょう。
【面接に関する調査】
- 調査方法:ポートが運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2024年6月14日~6月20日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート
- 調査対象者:25卒・26卒の就活会議会員の50人