グループディスカッション

【 グループワーク必勝マニュアル】勘違いしている就活生が多い役割とメンバーの重要性について解説

就活で避けては通れないグループワーク

就職活動をしていると、どうしても立ちはだかる壁の一つであるグループワーク。テーマは始まってみないと分からないし、まとめ役になるのも緊張するし、と苦手に思っている就活生も多いのではないでしょうか。しかし、ある就活サイトが17年卒に聞いたアンケートによれば、理系文系を問わず5割以上がグループワークを経験しているそうです。

50パーセントの確率で、グループワーク式の選考に当たる可能性があるのです。そこでこの記事では、グループワークの基礎から役割ごとに求められているもの、採用担当者が見ているポイントなど、グループワーク対策をじっくりご紹介します。グループワークに参加する前に確認しておき、実践に備えましょう。

グループワークの基礎知識

では、まずグループワークの基礎知識について確認しておきましょう。基本的なグループワークでは、まず複数人(多くは4~6人)が1つのグループになります。まずテーマが採用担当者から発表されます。

次に役割決めがあります。司会、書記、タイムキーパーと言った役割があり、立候補制で決まる場合もあれば、採用担当者から割り当てられる場合もあります。そして本題の ディスカッションです。どのようなテーマ・ディスカッションの方法だったとしても、その時間内に発表する内容をまとめるところまで到達しなければなりません。

最後に、ディスカッションで決まった内容を発表する場が設けられます。採用担当者の前に出て発表することもあれば、その場で立ち上がって発表することもあります。

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グループワークで心掛けるポイント

グループワークは事前にテーマがわからないため、何を準備すればよいかわからないでしょう。複数の人の意見が飛び交う中で、自分の意見を発言することに対し、苦手意識のある人もいるでしょう。おかしな意見を言って場を混乱させてしまうのではないかと萎縮してしまったり、気の利いた発言ができなからといって自分の殻にこもっていては、面接官に対し自分をアピールすることはできません。

グループワークは、人の意見を聞き、それに対し自分の意見をきちんと述べることができる人物かどうかの判断材料にもなっています。企業においては、どの業務でもコミュニケーション能力が重要視されます。ここでグループワークをする上で心掛けておくべきポイントをお伝えします。

自分の意見を分かりやすく伝える

グループワークの中で自分の意見を発表することは、面接官に対して自分をアピールする絶好のチャンスとなります。グループの人数にもよりますが、発言できる機会は限られていますので、タイミングを見計らって積極的に発言しましょう。発言する内容は、その時の状況に見合った内容にします。

的外れな発言や、グループ内を混乱させるような発言はマイナスポイントになりかねませんので注意しましょう。話す内容を整理して、グループ内のメンバーに明確に伝えることが重要です。自分が発言していないときでも気を抜くことなく、メンバーの発言にも関心を持ちましょう。

周囲の発言にきちんと耳を傾ける

人の話を最後まで聞くことは、社会人として当然のマナーです。自分の意見と異なるからと言って、途中で人の話を遮って話し始めたりすることは厳禁です。たとえグループメンバーの意見が自分の価値観とは異なっていたとしても、1つの貴重な意見としてきちんと認め、尊重する気持ちで話を最後まで聞きましょう。

人の意見を聞いた上で、その人がなぜそのように考えたのか、疑問に思えば質問をするなどし、それから自分の意見を発表するようにします。グループ内でテーマに対する議論が煮詰まってしまったときは、それまでに出てきた意見をまとめたり、どのように着地したらよいかアイデアを募ったりして、グループワーク自体を有意義なものにするような、質を高める質問をするようにしましょう。

グループワークでの役割

グループのメンバーが決まったら、いよいよグループワークの始まり。グループワークが始まって最初に決めなければならないのが、グループ内での役割です。主に司会、書記、タイムキーパーの3つが用意されています。

グループワークで選考に通るためにはいずれかの役割をしたほうがいいと言われていますし、会社や選考によっては採用担当者から指定の役割を割り当てられることもあります。自分たちで役割を決められるのであれば、一番やりやすい役割に真っ先に立候補しましょう。

ただし、実際グループワークが始まると、何が起こるか分かりませんから、どんな役割をすることになっても対応できるようにしておくのがベストです。

司会

司会は、そのグループディスカッションの流れを調整したりまとめたりする役割です。自分の意見を出すよりは、全体の流れを進め、時に方向転換させます。

ただ単に司会を務めればいいというわけではなく、いろいろな意見を引き出すためにグループのメンバーにあえて反対意見をぶつけたり、違う視点で意見を出したり、あるいはディスカッションの最終的なまとめをしたりと、広い視野を持つことが求められます。ディスカッションの主導権を握ることができますが、公平・公正さを失うと、一方的で独裁的な司会に見えてマイナス評価になってしまうことも。努めて謙虚に役割を果たしましょう。

書記

書記は、ディスカッションの内容をメモする役割です。メモをする際に重要なのはディスカッションの内容をメモするだけでなく、まとめにつなげられるように見やすくまとめておくということ。メモはディスカッションの要であり、書かれたメモから新しい意見が出ることもありますので、要点を簡潔にまとめたり似た意見のものをまとめたりと、工夫して書くことを心がけましょう。

とはいえ、メモをするだけではあまり評価にはつながりません。メモをうまくまとめつつ、自分の意見を出すことも求められます。メモを通して気づいたことを発言し、議論を深められる役割であると認識しておきましょう。

タイムキーパー

タイムキーパーは、時計を見て時間を管理する役割です。ディスカッションに集中して時間を忘れないようにしましょう。

ただし、タイムキーパーは司会や書記よりも簡単な仕事です。タイムキーパーをしているからといって採用担当者の印象に残ることは決してない、ということを忘れないでください。タイムキーパーの仕事しかしなかった場合、せっかく立候補してタイムキーパーになったとしても意味がありません。きちんとディスカッションに参加しつつ、タイムキーパーの仕事を通して時間を軸にディスカッションをまとめることで、ようやく初めて評価の土台に乗ります。

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採用担当者が見ているポイント

採用担当者は、役割決めの時から就活生を見ています。では、一体どんなポイントを見ているのでしょうか。そもそもどんな目的でループワークを就活生に課すのでしょうか。

グループワークを行う目的は、面接を行う目的とは全く異なります。就活生の人となりを見る面接に対し、グループワークでは「グループワーク=仕事」と考え、そこで就活生がどのように振る舞うかを見ます。採用担当者にどんなポイントが見られているのか把握しておき、それを踏まえてグループワークにのぞみましょう。把握しているのといないのとでは、振る舞い方は全く違ってくるはずです。

仕事での再現性

グループワークで、は見ず知らずの人と協力して問題を解決していく必要があります。それは会社に入って社会人になっても同じで、どんな業種であれ他人や職場の同僚とともに協力し、問題解決していくことになります。採用担当者はまず、それが初対面の人ともできるのかどうかを見極めています。

ですのでやる気のない態度を取ったり、このテーマは苦手だからと言ったりと、非協力的な姿勢を示すことは全くの論外であり、真っ先に選考を落とされる対象になります。実際に仕事をする際のことを想定し、協力して問題を解決することを意識しましょう。

適切な配属先の分析

次に見ているのは、もし会社に入った場合どの配属先に向いているか、あるいはどの配属先に配属されたとしても役割を果たせるかということです。

グループワークでは役割がおのおの割り振られますので、その役割に沿って自分の能力を最大限に発揮することが求められます。会社でも同様に仕事を割り振られますが、最初は自分の希望の仕事かどうか、希望した仕事だとしても自分に適しているかどうか、誰にも分かりません。自分に適していると思っても、うまく行かないこともあります。大切なのは、どんな役割を与えられても、最低限その役割を果たす、あるいは果たそうとする態度。そこを前もって見られるのがグループワークなのです。

グループディスカッションに必要なコツ5つ|就活の選考でおこなわれる種類・分担される役割

どの役割も重要

司会や書記などの役割に自ら就いた方が選考を通過しやすいという話をよく聞きます。確かにその積極性は評価されることもあるでしょうが、もし独りよがりでグループのディスカッションに貢献できないようならば、そんな積極性は逆に低評価につながるでしょう。

大切なのはどの役割に就くかではなく、どの役割になってもグループワークのために最大限努力できること、そして自分の能力を発揮してグループワークに貢献できることです。「グループワーク=実際の仕事」と考えてみれば分かると思いますが、役割を得る、つまり役職や配属先が決まっただけで、仕事をしないということはありえません。その先の実際の仕事をどうこなすかが、グループワークでも実際の仕事でも評価の対象となります。

グループ内での採用人数は決まっていない

グループワークに参加する際、グループワーク内での採用人数が気になっている就活生はいませんか。はっきり言うと、採用人数のためにあえて非協力的な態度をとったり、相手を蹴落とそうとしたり自分だけが目立とうとしたりする必要もありません。グループ内での採用人数は決まっておらず、グループ全員が落ちることも、全員が合格することもあり得るからです。

採用担当者が何を見ているかというと、「グループワーク=仕事」を協力してやり遂げるその姿勢。ですのでメンバーと協力していい仕事を成し遂げた方が、スタンドプレイよりもはるかに印象に残ります。もし非協力的な人がグループ内にいたとしても、それをチャンスと思い、その人から意見を引き出してみましょう。グループワークのメンバーは、敵ではなく仲間なのです。

どの役割もこなせるよう事前準備をしよう!

グループワークは、始まってみなければテーマも自分の役割も分かりません。その点はグループワークが始まる次点で、誰もが同じスタートラインに立っています。ですので苦手だと思っていても、そう思っているのならなおさら、役割ごとの仕事内容や求められているものを把握し、どの役割になってもこなせるよう事前準備をしておきましょう。心構えができているだけで、結果は大きく違ってくることもあります。

最近では大学でグループワーク対策をしてくれたり、就活サイトが無料でグループワーク対策講座を開いてくれたりします。実際にやってみなければ分からない、何度かやっておいてグループワークが実際どんなものか知っておきたいという就活生は、そうしたものを利用するのも一つの手です。

監修者プロフィール

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吉川 智也 (よしかわ・ともや)
1988年2月、北海道生まれ。小樽商科大学卒業。 2010年4月に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。 IT・小売・外食など幅広い業界にわたって300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学の就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を行なう。 現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。