面接対策

【公務員試験の面接】よくある質問と事前に準備しておくべきポイント

公務員試験の面接の特徴を知っておく

人生において就職活動は、大きな転機です。そんな転機となる就職において、民間企業とは違う公務員を目指す学生も増えています。それは年々安定を求める学生が増えていることが理由であるといえるでしょう。

そんな公務員の試験ですが、最近は面接を重視する傾向が高まってきています。だからこそ一次試験の筆記に受かることができたが、面接を通過することができず、内定をもらえることができなかったということもしばしばあります。公務員試験の面接は、民間企業とは違う特徴があることを知っておきましょう。

ここではそんな民間企業とは違う特徴について紹介していき、民間企業とは違う意識を持って取り組んでいきましょう。

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民間企業の面接との違い

年々安定を求める学生が増えています。それにより公務員を志す学生が増えているのですが、そういった公務員試験には対策が必要です。まず公務員と民間企業の違いについてですが、民間企業は会社の利益を追求するために仕事をしますが、公務員は公共の利益のために仕事をします。

ですので、民間にできないことを公務員が役割を担っているところがあります。だからこそ仕事の仕方や、考え方においても、民間企業と公務員は違うと言えるでしょう。

公務員の面接官は慣れていないことが多い

民間企業の面接と公務員の面接の違いについて触れますが、公務員の面接官は慣れていないことが多いです。その理由は公務員の部署の特徴が出てきます。民間企業は人事や採用担当がプロとして長年勤続していくことが多いですが、公務員は部署移動が当たり前になっています。

ですので、人事を経験している年数が短い事が多いです。人事の経験年数が短い公務員の方が面接をするので、面接に対して慣れていない方が担当する傾向があります。学生としても、そのことを認識して公務員試験の面接を受けることをお勧めします。

知っているか知っていないかにより、面接に対する気持ちの持ちようが変わってくることでしょう。緊張しないよう堂々と取り組むことができます。

面接内容がマニュアル化されている

公務員の面接官は先ほども言った通り人事の経験年数が少ないことが多いです。部署移動が多いと、その分早く仕事を覚える必要が出てきます。そのため面接内容がマニュアル化されていることが多くあります。

経験の浅い面接官が行うマニュアル化された面接は民間企業とは違い、意表を突く質問はほぼ出てきません。そのことを知っておくと、面接に対する対策も変わってきます。オーソドックスな質問は必ず練習し、前もって公務員試験で質問されることが多い質問をチェックするようにしておきましょう。

また、オーソドックスな質問が多いため、いかに熱意と意欲を伝えることができるかがポイントになります。落ち着いて、面接官に思いを伝えることを意識しましょう。

減点方式

公務員試験の面接は減点方式を採用していることも大きな特徴です。これは民間企業とは大きく違うところではないでしょうか。その理由は民間企業では面接において優秀な人材を採用することに力を入れています。

しかし、公務員はミスのない人材を採用することを目指しているため、減点方式を採用しています。公務員は公共の仕事と言うこともあり、その場所での見本となる必要があります。だからこそ、一般の方から見ても見本とされるためにはミスのない仕事することが必要になってきます。

減点方式だからこそ、小さな言葉遣いや振る舞いを細かくチェックされますので、特に意識を向けて面接に臨むようにしましょう。

公務員試験の面接の種類

公務員試験の面接はひとつだけでなく、個別面接、集団面接、集団討論の3種類に分けることができます。この中で一番多く採用されているのが個別面接です。個別面接は、1人の就活生に対し、3~4人程度の面接官によりおこなわれます。一般的な面接時間は、15~20分程度です。

集団面接は、3~8人程度の就活生に対して3~4人の面接官によっておこなわれます。面接の形式として、面接官が指名して質問するか、挙手を求める形式が一般的です。

集団討論では、就活生複数人のグループに対し、課題が提示されて討論をおこないます。1グループ5~10人程度で、課題に対してひとつの意見を導き出します。面接官は討論を観察し、就活生の考え方、協調性、社会性をチェックします。

面接カードで気をつける点

面接カードというものが存在します。これも民間企業とは違うポイントではないでしょうか。面接カードとは面接の前に受験生のデータを書かせる書類です。面接前に行われる筆記と言うこともあり、気を抜いてしまう就活生もいるかもしれませんが、ここでアピールすることにより面接をうまく進めることができます。ですので、ここでは面接カードにおける気をつける点について焦点を当てて紹介していきます。

面接カードとは?

主に一次試験の筆記試験を合格した方は二次の面接試験の前に面接カードを書かされます。そのカードには趣味や特技や自己PRなど様々な筆問が書いており、そのカードを面接カードと呼びます。民間企業で言うエントリーシートにあたります。

場所によれば、面接の当日に書き、その日に提出することを求められます。ですので、前もって自分の志望動機や自己PRなど質問項目に対しての対応の準備をすることが重要になってきます。また当然のことですが、ここでは嘘を欠かないようにしましょう。

その後、口頭の面接で質問されます。そこで自分の確信がない言葉は面接担当者に見抜かれるということを覚えておきましょう。面接カードについては前もって準備をしておき、第三者にチェックしてもらうことをおすすめします。

面接は始まっている

面接カードは参考資料と書かれていることが多いです。しかし、実質ここから面接は始まっているということを意識しておきましょう。ここで重要なのは面接カードに書いた内容を必ず覚えておくと言うことです。

もし、口頭の面接の場面で面接カードに対して書かれたことを質問されて覚えてなかった場合、面接官からしても一貫性のない就活生と判断されてしまいます。ですので、書いている段階で、面接で質問されるということを意識しながら記入していきましょう。面接カードは公務員独自の特徴となります。

採用担当者も、だからこそ、より意識してチェックすることでしょう。記入している段階から誰かに見られていると言う緊張感を持ち取り組んでいきましょう。

コピーを取っておく

面接カードを実際に記入する前に、注意しておきたいことがあります。それは面接カードの欄の幅をきちんと認識して記入する必要があるということです。だからこそ、記入する前に面接カードのコピーを取り、そのコピーに何度も練習することをおすすめします。そうすることにより、字のバランスや、大きさなどを調節することができます。

また、記入した後の面接カードもコピーをとっておくようにしましょう。それは先ほども触れた通り、実際の面接において質問された際に、面接カードに書いた内容を答えることができるようにする必要があります。

ですので、本番の面接前に確認を行い、記載した内容を再確認できるように準備しておくことが必要になります。

証拠を残す

当然のことですが、面接カードは採用に関わる超重要な書類に当たります。就職活動を行う上で非常に重要な書類となるので、郵送する際には注意しましょう。郵送した後に、紛失してしまうという、もしもの場合があります。ですので、紛失したときのことを考えコピーをとっておくことをおすすめします。

また、郵送の際には書留もしくは簡易書留を使用して送付するようにしましょう。このように書類を送付した証拠を残すことが重要になります。もし、なくしたとしても自分が送付したという証拠を残しておくことにより、採用側も対応してくれることがあることを覚えておきましょう。

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公務員の面接試験でよくある質問

・志望動機を教えてください
・地方公務員ではなく国家公務員を選んだ理由は?
・リーダーシップを発揮した経験はありますか?
・ストレスを感じるのはどんな時ですか?
・専攻分野や学部について教えてください
・自己PRをしてください
・アルバイトの経験はありますか?
・長所と短所を教えてください
・サークル活動について教えてください
・友人について教えてください

公務員試験でよくある質問ですが、国家公務員と地方公務員、共通する質問と共通しない質問があります。共通しない質問として、例えば国家公務員だと「どうして地方公務員ではなく国家公務員を選んだのか?」という質問をされることがあります。

国家公務員と地方公務員に共通する質問として、ストレスに関する質問などもあります。友人とのつきあいなど人間関係に関する質問をされることも少なくありません。「学校で何を勉強したか」「サークル活動は何をしていたのか」など大学生活に関することもよくある質問です。

志望動機では、面接を受けた自治体限定の「どうして◯県なのか?」「どうして◯市を志望したのか?」という質問をされることもあるため注意しましょう。

公務員試験までにしておきたい面接対策

 公務員試験をスムーズに突破するには、面接対策が必要不可欠です。何も考えず、ぶっつけ本番で挑むと、面接官の質問にうまく答えられません。面接で質問される内容は、国家公務員でも地方公務員でも共通することはたくさんあります。少なくとも、出てくる可能性が高い質問に対し、事前に答えを用意するだけでも、自信を持って面接に挑むことができるでしょう。

質問内容の中には、事前準備や勉強をしていないと答えられないものもあります。ぶっつけ本番で大丈夫と過信しないようにして、準備しておきましょう。

民間企業ではなく公務員を選んだ理由を明確にしておく

公務員試験の面接でよくある質問のひとつに、民間企業ではなく公務員を選んだ理由という内容があります。一見、簡単に答えられるような質問に思う人もいるかもしれません。しかし、深く考えれば考えるほど具体的に答えることが難しくなる質問です。

公務員を志望する人の中には「倒産がないから安心」「定時で帰れるから」という本音を持っている人も多いでしょう。ただ、現実的な本音を正直に答えるとまず採用されません。結果として「社会を支える仕事がしたいから」という無難な答えになりがちです。

ただ「民間でもその希望は叶えられる」と思われるような答えでは高い評価を得られません。公務員を志望する人は公務員でなければならない理由を考えておきましょう。そのためには、志望する自治体がどんな業務をおこなっているのか、何をすることができるのかを深く勉強してください。その点を深く掘り下げれば、公務員でなければならない理由がみえてくるはずです。

その自治体でなければならない理由を具体的に考える

地方公務員では「どうしてその自治体を選んだのか」という質問をされることが多いでしょう。一般的によくある答えが「生まれ育った県や市だから」というものです。ただ、そのような理由だと、他にもいるたくさんの志望者と回答がかぶってしまう可能性が高いです。

また、県や市の取り組みに共感できたという理由も、よくある答えといえます。ただし、「観光地として発展させて地方から日本を元気にしたい」といっても、他の県や市も似たような活動をおこなっています。

そのため、その自治体でなければならない理由はもっと具体的に答える必要があります。自治体の取り組みに関して共感したのはどのような点なのか、その自治体に対する思い入れや、公務員になることで具体的にどんなアプローチをしていくのかも考えましょう。

自治体について分析・研究をしておく

志望する自治体について、分析し、研究して誰よりも深く知ることは大前提です。インターネットや書籍などから、志望する自治体の情報をとにかく集めてください。よいことだけではなく、問題点まで幅広く理解することが大切なのです。

ただし、それだけだと他の志望者と差をつけられません。公務員試験に合格する人の中には、現場までいき、たずさわる人の意見を聞いて回る人もいるぐらいです。観光から市や県の発展にたずさわりたいと考えたなら、実際に観光地のお店などへいけば観光に関する生の声を聞くことができます。

また、市や県の企画課など志望する部署の人と実際に会って話を聞くという方法もあるでしょう。生の声を踏まえ、自分なりの意見を構築すれば、他の志望者と差をつけることができますし、行動力なども面接官に高く評価される要素となります。

1冊の面接対策本を繰り返し読み込む

1冊でよいので、面接対策本を繰り返し読みましょう。面接対策本のメリットは、過去からの面接に関する情報が詰まっていることです。よく出る質問はどんな面接対策本にも記載されていることが多い内容ですが、事前に知っているのと知っていないのとでは、本番への準備に差が出ます。

また、内定者から聞いた実例が書かれている面接対策本も有効です。内容をチェックすることで、面接官がどのように質問を展開されるのかが把握できます。他にも、どのような会話構成をすればよいか、自分の考えを正確に伝える方法など、テクニックの面も解説していることが多いので参考になるでしょう。

「これだ」という面接対策本を1冊、隅から隅まで読めば、内容は頭の中に入るはずです。それだけでも、面接力はアップするでしょう。

模擬面接をおこなう

模擬面接も重要です。よくある質問内容を頭の中に叩き込んでも、本番に弱い人の場合、うまく答えられない場合があります。模擬面接では、本番と同じく実際に声を出さなければなりません。声を出すことで、書いたり読んだりするよりも内容を身につけられるというメリットがあります。

また、模擬面接をすることで本番での緊張を小さくすることができます。ぶっつけ本番だと、うまく伝えられるのか不安で、緊張によってしどろもどろになることもあります。模擬面接をしていれば、本番でも落ち着いて自分の意見をいえるでしょう。

また、自分の話し方をチェックすることもできます。家族や友達など第三者にも感想を聞いて、問題点があれば改善もできるのです。スピードや話の内容、口調など客観的に確かめられるので、模擬面接は積極的におこなってください。

自己分析をする

自己分析は、面接に限らず就活全般で重要です。自己分析は自分を客観的に知ることです。自己分析をしないで面接をおこなっても、不採用の可能性が高くなってしまうでしょう。

自己分析ができていないと、たとえ面接でイメージのよい回答をしても、小さな矛盾点が生まれてしまいます。その矛盾について深くつっこまれてしまえば、上手く答えられずボロが出てしまうでしょう。

自己分析をしなければ、公務員をどうして志望しているのかさえ説得力のある回答はできません。このような理由から、自己分析はしっかりおこなったほうがよいのです。

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面接時に注意すること2つ

これまでは実際の口頭の面接を受ける前の話を紹介してきました。ここからは本場の面接において注意することを紹介していきます。本番は緊張することもあるでしょう。

しかし、前もって準備をしていくことにより、その緊張和らげることができます。面接を受ける際に基本とするべきことと、民間企業とは違う公務員ならではの面接において注意する点を紹介していきますので、参考にしていただけたらと思います。

①服装

面接において重要な事は第一印象です。第一印象で気をつけるべきことは清潔感でしょう。その清潔感に大きく関わるのが服装です。基本的にスーツに白ワイシャツが一般的です。そのスーツ白ワイシャツのサイズが合っている、そして清潔であることを確認しましょう。シワやシミが付いていないかなども、前もって鏡でチェックすることが必要です。

また髪型にも注意しましょう。髪が長い女性はまとめるようにし、男性も清潔感のあるセットをしましょう。これらは外見から清潔感をアピールすることにより良い印象を与える意図があります。

面接の前から努力をすることができるので、面接の直前にトイレに行くなどして、鏡で必ず確認してください。そのような細かい配慮が内定を近づけるポイントとなります。

②一貫性

面接で話す一字一句に関しては必ず配慮して話すことを意識しましょう。特に公務員試験の面接で問われる事は信頼性です。信頼や信用をつかんでいくには、一つ一つの言動・行動・身振り手振りを意識する必要があります。

また、一貫性を非常に重視されます。必ず面接前に事前に提出していた面接カードをチェックするようにしましょう。そこで面接カードに記入していた内容を暗記し、本番の面接で質問された際面接カードに記入していたことと相違がないように回答しましょう。

事前に記入している面接カードの内容とは違う内容を話すことにより、一貫性がないと判断され信用されないことにつながります。おのずとそういった就活生は、内定を掴むことが厳しくなることでしょう。自分の話す言葉に責任を持つことを意識してください。

公務員試験の面接は事前に準備しておくと安心

民間企業であっても公務員の面接であっても緊張する事は当然です。特に公務員の面接はミスをすることにより減点されるという緊張感がミスを誘ってしまいます。また、公務員を目指す人間として日ごろの生活から人間性を意識する必要があります。

それが、面接カードを送付する前にコピーをとっておく習慣などに出てくることでしょう。面接においてもあらかじめ対策を準備しておくことが重要になってきます。しかしそういった事前準備や対策が、本番の面接において安心や自信につながることでしょう。

その自信が面接においての振る舞いに関わってきます。採用担当としても一緒に仕事をする仲間を見つけることを楽しみにしています。落とすことを目的にしているわけではないので、まず自分ができるという自信を持ち面接に臨んでください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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