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「TG-WEB」のテスト対策方法|出題傾向や採用企業も紹介

「TG-WEB」とは

TG-WEBとは、SPIや玉手箱と並ぶWebテストの一種です。TG-WEBはSPIや玉手箱など、他のテストに比べ内容が独自と言われています。そのため、どのように対策したら良いのかわからず不安を感じている人が多いでしょう。

そこでまず始めにTG-WEBというテストが一体どんなテストなのか、その概要に迫りたいと思います。

「ヒューマネージ社」開発のWebテスト

TG-WEBは、「ヒューマネージ社」という会社が開発したWebテストです。ヒューマネージ社は1988年に設立された会社であり、人材の可能性を引き出すことを事業内容としています。

これまで新卒採用やキャリア採用のための応募者管理システム、従業員の適性チェックやストレスチェックのシステムなどを開発してきました。TG-WEBも、応募者の能力や性格を把握し、採用後のパフォーマンスの良し悪しが判定できるテストになっています。

また、企業ごとに評価の仕方をカスタマイズできるため、その企業で既に高いパフォーマンスを発揮している人や求める人材像を基準に評価が可能になっています。企業側からすれば、自社に合っている応募者を的確に判断できるシステムと言えるでしょう。

WEBテストの目的は面接に進む人を絞るため

テストの目的

そもそもなぜ企業はWEBテストを実施しているのでしょうか。企業がWEBテストを実施する目的は2つあります。

1点目は応募者の絞り込みを行う目的です。TG-WEBは大企業や有名企業で多く導入されていますが、これらの企業には応募者が毎年数万人単位で集まります。難易度の高いテストは応募者を絞り込むのに有効と考えられています。

2点目は応募者が「どれだけ準備を行っているかを見る」ことです。対策なしで突破できないテストを課せば、選考のために準備をしてきた応募者とそうでない応募者の見分けが付きます。準備をしたかどうかで応募者の熱意も計れると言えるでしょう。

TG-WEBは対策が必須の高難易度テスト

TG-WEBは高難易度のテストと言われています。そのため対策なしで合格するのはほとんど不可能です。実際に「これまでに馴染みのない問題で戸惑った」と感じる就活生も多いです。ではどのような点が「馴染みのない問題」なのでしょうか。

例えば読解問題では、文章を並べ替えて段落を作らせる問題などがあります。計数分野の図形問題では、立体に描かれた模様と展開図の相関関係、推論の問題では嘘つきを特定する問題などが出題されます。

これらは暗記では対応できない問題であり、それぞれの解法をトレーニングによって身につけておかないと解答できません。公務員試験に似た形式で難易度も高いため、SPI試験の対策しかしていないと歯が立たないと言えるでしょう。

知っておきたい「TG-WEB」のテスト詳細

では、TG-WEBのテスト内容は具体的にどのようになっているのでしょうか。TG-WEBで良い結果を出すためには、テストの詳細を把握し内容ごとに有効な対策を行っていく必要があります。

先に書いた通り、TG-WEBは馴染みのない問題が出されると言われています。逆に言えば、テストの詳細を把握し内容ごとに十分な対策を行うことで、大きく差を付けることが可能なはずです。そこでここからは、TG-WEBのテスト詳細について紹介していきます。

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テスト形式は3種類


TG-WEBのテスト形式

TG-WEBには3種類のテスト形式があります。「Webテスト」・「テストセンター」・「筆記テスト」です。「Webテスト」は企業の指定するURLに自宅のパソコンでアクセスし、受験する形式です。「テストセンター」もWebでのテストですが、自宅ではなく専用の会場に出かけて受験します。

「筆記テスト」は企業で行われるペーパーテストです。Webテストの場合、指定されたURLに「assessment.c-personal.com」もしくは「assessment.e-gitest.com」が入っていればTG-WEBだとわかります。URLでテストの種類を見極め、本番で焦らないようにしましょう。

出題内容は大きく分けて4

TG-WEBの出題内容は、4つの科目に分類されます。

TG-WEBの出題形式4つ

1:「言語」
2:「計数」
3:「英語」
4:「性格」

    「言語」は、長文読解問題や空欄補充問題、並べ替え問題などで言語能力を問う内容の出題となっています。文章の抽象度が高く、難易度が高いです。

    「計数」は、展開図や暗号、推論などの問題が出題されています。特に推論は高校までの数学の内容を超えた難易度の高い内容が出題がされています。

    「英語」は、長文を読んで設問に答える問題2題の出題です。

    「性格診断」には7種類があり、その内の1種類もしくは複数種類を受けることになります。受ける種類とその数は企業によって異なります。

    従来型と新型があるので注意

    TG-WEBテストには、「従来型」と「新型」があります。「従来型」と「新型」があるのは「言語」と「係数」の科目であり、設問数や時間、問題傾向が異なります。企業によってどちらを採用しているかも異なるため、注意が必要です。

    「従来型」の方が長文問題などがある分、問題数は少ないですが、難易度は高めです。「新型」は短い時間で大量の設問が問われるタイプであり、SPIなどの勉強をした人であれば比較的馴染みやすいかもしれません。しかし、現状では「従来型」が主流であり、「新型」を採用している企業はそれほど多くありません。志望する企業がTG-WEBテストを実施しているのであれば、それが「従来型」なのか「新型」なのかを確認し、適切な対策を打ちましょう。

    従来型の特徴

    従来型の「言語」では、12の設問を12分の制限時間内に答える形式となっています。長文読解・空欄補充・並べ替えなど難易度の高い問題が出題されます。対策本などで問題を解き傾向を掴むことに加え、日頃の読書で筆者の意図などを考えなが読み読解力を養うことも、TG-WEBテストのトレーニングになります。

    従来型の「計数」では、9の設問を18分の制限時間内に答える形式となっており、暗号や展開図、推論などが出題されます。こちらも難易度は高く、多くの人にとって高校までの数学の知識では馴染みのない問題かもしれません。一方でここで点を稼げれば周りと差をつけることができるチャンスでもあります。問題を把握し、類似問題を解くトレーニングを積むことで、万全な状態で本番を迎えましょう。

    新型の特徴

    新型の「言語」では、34の設問を7分間で答える形式となっています。一見、従来型と比較して、かなりタイトに見えますが、一問一答のような形で対義語、同義語、ことわざなどが出題される形式です。従来型と比べて難易度はそれほど高くありませんが、短時間で大量の問題を解く必要があるため、テンポの良さが重要になってきます。

    新型の「計数」では36の設問を8分間で答える形式となっています。「言語」と同様テンポ良く短時間で大量の問題を解くことが求められます。出題内容は方程式や図表がメインであり、SPIや玉手箱など他のテスト対策が応用可能な問題が多いです。ただ、新型を実施している企業はあまり多くなく、特に大手ではより学生を絞り込むことができる従来型を採用している企業が多いです。

    以下ではTG-WEBの出題形式をまとめています。確認してみてください。

    TG-WEBのテスト形式

    WEBテスト 受験者のパソコンにて自宅で受験する方法
    従来型
    ・言語( 空欄補充、並べ替え、長文読解) 12問/12分
    ・計数( 暗号、展開図) 9問/18分
    ・英語 10問/15分

    新型
    ・言語(同義語、対義語、ことわざ) 34問/7分
    ・計数(方程式、図表) 36問/8分
    ・英語 10問/15分

    テストセンター形式 TG-WEBテスト専用会場でパソコンを使い受験する方法
    従来型
    ・言語( 空欄補充、並べ替え、長文読解) 12問/12分
    ・計数( 暗号、展開図) 9問/18分
    ・英語 10問/15分

    新型
    ・言語(同義語、対義語、ことわざ) 34問/7分
    ・計数(方程式、図表) 36問/8分
    ・英語 10問/15分

    I9 TG-WEBテスト専用会場で筆記テストにて受験する方法
    従来型
    ・言語( 空欄補充、並べ替え、長文読解) 12問/12分
    ・計数( 暗号、展開図) 9問/18分
    ・英語 10問/15分

    新型
    ・言語(同義語、対義語、ことわざ) 34問/7分
    ・計数(方程式、図表) 36問/8分
    ・英語 10問/15分

    受験前にできる「TG-WEB」テスト対策法

    データ

    それでは、TG-WEBを受けるに当たり、事前にどのような対策を行っておけば良いのでしょうか。選考が始まる前に対策をしておきましょう。選考が始まるとESや自己分析などに時間がかかる可能性があります。余裕をもって対策することができる、大学3年の11月前後〜説明会・エントリー開始直前の2月までがおすすめです。是非参考に対策を進めてみてください。

    事前に確実な対策を行うことで、自信を持って就活を本格的にスタートさせていきましょう。ここからは、具体的なTG-WEBのテスト対策法を紹介します。

    秋冬インターン前には"自己分析"が必須!
    ツールで"サクッと"自分の強みを知ろう!

    インターンの選考を突破するためには、自己分析で自分の強みや適性を理解しておく必要があります。しかし、自己分析の正しいやり方を知らない学生も多いでしょう。

    そこでオススメしたいのが、無料の自己分析ツール「My analytics」です。 簡単な質問に答えるだけで、自分の強み・弱み、適性をすぐに診断できます。

    活用して自分の強みや適性を把握し、インターンの選考を突破しましょう!

    まずは問題に慣れるのが必須

    TG-WEBの対策でまず大切なのが「問題に慣れる」ことです。先に書いた通り、TG-WEBは馴染みのない問題が出題されるとよく言われています。

    つまり、独自の問題が出題されるため、それまでにいかに問題に慣れておくのかで差が付きます。問題に慣れるためには、パターンを知り、解き方を覚えておくことが効果的です。

    【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター対策用】Webテスト完全突破法2という本が、TG-WEBの問題形式を忠実に再現しており、短期間で問題パターンに慣れるのに最適です。是非活用してみてください。

    志望企業の出題傾向を調べる

    続いて必要なのが、自分の志望する企業の出題傾向に合わせた対策を行うことです。企業によって、SPIや玉手箱、TG-WEBなど、採用しているテストの種類が異なります。そのため、自分の志望企業の傾向に合わせてどのテストの対策に比重を置くのかを決めておくことが必要です。

    この業界・企業でこの「採用テスト」が使われている!2019年度版という本には、業界・企業ごと、これまでに実施されてきたテストの傾向が紹介されています。まずはこの本で志望業界・志望企業の出題傾向を調べ、その上で対策勉強の計画を立てることをおすすめします。

    「TG-WEB」の注意点

    TG-WEBで注意すべきは、対策に時間がかかることです。解法を覚えるためには繰り返し問題を解く方法しかありません。

    新型であれば、SPIや玉手箱対策を取っていれば十分対応できるでしょうが、従来型が出る可能性があるのなら、より難しい問題に対応できるよう対策した方が良いです。

    TG-WEBを解説した本は少ないですが、上で紹介した本を用いて注意点を参考に、対策を進めましょう。

    科目ごとに制限時間が設けられている

    TG-WEBは出題内容ごとに制限時間があります。言語の従来型は12問で12分です。新型だと34問で7分です。計数の従来型は9問で18分、新型は36問で8分です。

    計数の従来型では暗号や展開図、推論が出題されるのに対し、新型では方程式や図表問題が大量に出題されます。英語は今のところ新型はなく、10問で15分という1種類のみになっています。制限時間に注意して解き進めましょう。

    設問数はかなり多い

    制限時間に対しての設問数は多めに設定されています。従来型では一問あたり1〜2分ほど、新型になると一問あたり12〜13秒というスピードが求められます。悩んでいる暇はありません。このスピードについていくためにも、やはり早くから問題に慣れておくための準備が必要不可欠です。参考書でただ問題を解くのではなく、実際の制限時間を意識して解くトレーニングをしましょう。おすすめの方法はタイマーで制限時間を設けることです。是非試してみてください。

    また、「性格検査」でも制限時間内に多くの設問に回答しなければなりません。性格検査の回答に不正解はないですが、首尾一貫した回答が得られないと異常値となり、これが原因で弾かれてしまう可能性もあります。自己分析をしっかりと行い、性格検査の設問にもスピーディに答えられるよう準備をしておきましょう。

    テストセンター方式では電卓が使えない

    TG-WEBをテストセンターでも受ける場合があることは、まださほど有名ではありません。テストセンターで受ける時と、自宅などのパソコンで受ける場合の大きな違いは、テストセンターでは「電卓が使えない」ことです。このことからも、テストセンターでTG-WEBを受ける可能性がある場合は、早めの準備が必要になることがわかると思います。

    TG-WEBの従来型は「落とす為のテスト」です。ここで受かるには何といっても早めの準備が重要になります。3年生の1月頃までには、参考書を手に入れ勉強を始められるようにしましょう。『2017最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』この本で更に難しい問題に慣れておくことをお薦めします。

    採用している大手企業紹介

    それでは実際にこれまでTG-WEBを使用してきた大手企業にはどのようなところがあるのでしょうか。実はこれまで、業界を代表するような大手企業で実施されてきました。

    ここからは、これまでにTG-WEBを用いた採用を行ってきた一部の大手企業の概要と出題科目について紹介します。該当する業界やその企業を志望している人はぜひ参考にし、対策を進めてください。

    資生堂

    資生堂は日本を代表する化粧品メーカーとして知られています。日本国内の化粧品のシェアではトップを誇り、全世界でも5番目です。創業は明治時代であり日本の化粧文化やライフスタイルを創り出してきた老舗です。同時に世界進出も果たし、現在は世界88か国で事業を展開しています。

    これまでに100以上のブランドを作り出しており、現在国内ではエリクシールやマキアージュ、TSUBAKIなど数多くのブランドを展開しています。

    資生堂ではTG-WEB従来型の「言語」、「計数」、「性格」の3科目が出題されました。従来型は難易度が高いため、事前に十分に問題に慣れておくことが必須です。

    TOTO

    トイレや洗面器などの衛生陶器メーカーとして、日本でトップシェアを誇る企業です。国内のシェアはなんと6割にものぼります。ウォシュレットやトルネード洗浄など、これまでたくさんの新しい技術を開発してきたほか、ユニットバスを国内で初めて販売したことでも知られています。

    大正時代に東洋陶器株式会社として創立され、90年目の2007年にTOTO株式会社に商号が変わりました。日本国内だけでなく、海外にも17か国に拠点があり、事業を展開しています。TOTOでは過去、TG-WEB従来型の「言語」・「計数」・「性格」の3科目が出題されました。

    ライオン

    ライオンは歯磨き、石鹸、洗剤、医薬品や化学品を手がける日本の大手メーカーです。明治時代に創業された老舗であり、「獅子印ライオン歯磨」という名前の粉歯磨きを発売しました。

    代表的な商品である歯磨きでは国内トップシェアを誇っています。それ以外の品目は国内シェア2位のものが多いですが、「ママレモン」や「ライポン」など、過去に有名商品を多数開発しているのも特徴です。現在はアジア諸国にも拠点があり、事業展開を行っています。

    ライオンではTG-WEBの新型の「言語」・「計数」・「性格」が出題されました。新型の問題は従来型に比べ、平易であるものの問題数が多いので、速く正確に解くトレーニングを事前に十分積んでおくことが必要と言えるでしょう。

    その他のTG-WEBを採用している企業一覧

    その他、TG-WEBを導入した実績のある企業を紹介します。ただし、企業の採用方式は年度ごとに変更されることがあります。下記情報はあくまでも参考程度に留めておきましょう。

    TG-WEB導入企業一覧

    <コンサル系>
    ・デトロイトトーマツコンサルティング
    …会計事務所のノウハウを生かした経営コンサルティングをグローバルに展開。

    ・日本総合研究所
    …システムインテグレーション、コンサル、シンクタンク手がける。

    <金融系>
    ・三菱UFJ銀行
    …三大メガバンクの中でも最大規模の店舗数を有する日本を代表する金融機関。

    ・三井住友銀行
    …三大メガバンクの一角。メガバンクの中でも高い給与水準から就活生にも人気。

    <メーカー系>
    ・サントリーホールディングス
    …日本を代表する飲料メーカーで、売上は飲料業界トップレベル。

    <広告/マスコミ系>
    ・テレビ朝日
    …日本のマスコミを牽引するキー局。スポーツの放送やインターネット放送が強み。

    <不動産系>
    ・東急不動産
    …東急電鉄のインフラを生かした都内の高級宅地の開発に強み。

    TG-WEBはしっかり対策をして就活を乗り切ろう

    この記事では、最近の新卒採用で多くの企業に使われているTG-WEBというテストについて紹介してきました。TG-WEBは難易度が高く、独自の問題が多いため、事前に対策しているかいないかで大きな差が付きます。

    テスト形式は「Webテスト」「テストセンター」「筆記テスト」の3つがあり、「言語」「計数」「英語」「性格」の4科目構成です。「言語」「計数」には高難易度で問題数が少ない「従来型」、難易度が低く問題数の多い「新型」があります。

    対策方法は、まず自分の志望業界や志望企業の出題傾向を調べ、就活スタート前に十分な時間をかけて問題に慣れることです。対策の有無で差が付きやすいテストのため、しっかり対策すれば大きなチャンスになります。しっかり対策を行い、就活を乗り切りましょう。

    監修者プロフィール

    ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
    吉川 智也(よしかわ・ともや)
    1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
    現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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