履歴書

【履歴書の電話番号はどう書くのが正解なのか】携帯や方呼出などの正しい記入法を伝授

履歴書は細かい部分まで丁寧に

就職活動をする上で、履歴書の記入は必須です。アルバイトの採用などで履歴書記入の経験のある人は多いでしょう。しかし、実は履歴書には書き方があり、就職活動の際にはそれらを正確に把握することが必要です。

履歴書に記入する氏名や住所、電話番号などについては、特別注意を払わないという人も多いのではないでしょうか。しかし、「なんとなくこれで正しい」と思って記入した結果、採用担当者から「正しい書き方を調べていない」と判断され、悪印象を与えてしまう可能性もあるのです。

そこで本記事では、履歴書記入で見落としてしまいがちな電話番号の正しい記入方法について、ご紹介します。基本的な内容であるだけに、ここで評価を落とさないよう、細かい部分まで丁寧に記入していくことが大切です。

履歴書における電話番号の書き方とは

実は履歴書には「正しい電話番号の書き方」があります。「電話番号がわかればどんな書き方でも大丈夫だろう」と思う人もいるかも知れません。しかし、正しい書き方を把握し、その書き方をすることには大きなメリットがあります。

なぜなら、企業はあなたの履歴書から「書かれた情報」だけでなく、「あなたの姿勢」を知ろうとしているからです。つまり、正しい書き方で履歴書を書くことは、ただ情報を伝えるだけでなく、「私は正しい方法を事前に調べて書いています」ということをアピールできるのです。それでは正しい書き方を具体的に見ていきましょう。

番号はハイフンで繋いで記載

履歴書にはさまざまなタイプのものがありますが、電話番号は「ハイフンで繋いで記載」が基本です。これは、固定電話であっても携帯電話であっても変わりません。「XXX-XXXX-XXXX」という形式で記入しましょう。

履歴書にもともと「( )カッコ」の記載がない場合、あえて自分で「( )カッコ」を書く必要はありません。

「( )カッコ」は、固定電話が主流であった時代の名残です。固定電話同士の通話の場合、市内の通話であれば、市外局番を押す必要はありませんでした。そのため、「市内からの通話であれば不要」という意味合いで使用され始めたとされています。

現在は固定電話よりも携帯電話が主流となっているため、あえてこのような書き方をする必要はありません。

「( )カッコ」の位置に注意する

しかし、もし履歴書にあらかじめ「( )カッコ」が記載されている場合には、履歴書の形式に従った書き方で電話番号を書きましょう。その場合、記載されている位置によって書き方が変わるので気をつけてください。

「( )カッコ」が欄の中央にある場合は、「XXX(XXXX)XXXX」のように記入します。記入の仕方は固定電話でも携帯電話でも同じです。

もし左端にある場合、「(XXX)XXXX-XXXX」という記入の仕方になります。この場合、「( )カッコ」とハイフンを、両方使う表記になるので注意しましょう。

固定電話がない場合は「なし」と記載

履歴書によっては、電話番号を書く欄に「固定電話」と記載されている場合もあります。その場合、そこに携帯電話の番号を記載するのは不適切です。

しかし、最近は携帯電話のみで固定電話を持っていない人がほとんどです。携帯電話しか持っていない場合はどうするべきなのでしょうか。その場合、固定電話の欄には「なし」と率直に書きましょう。そして携帯電話の連絡先を携帯電話の番号の欄に記載すれば問題ありません。

以前は固定電話を持っていないと信頼性が薄いと評価されていました。しかし今ではそういった考えの人は、ほとんどいません。携帯電話のみでも印象が悪くなるということはないので、固定電話の欄には迷わず「なし」と書きましょう。

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電話番号を記載する上での2つの注意点

履歴書への電話番号の基本的な書き方を紹介してきましたが、実は電話番号を記載する上で注意するべき点があります。どのような場合でも、ここまで紹介してきた書き方で電話番号を書きさえすれば良いのかというと、そうではないのです。

電話番号を書く上で、基本の書き方以外にも注意すべき点はあります。ここからは、履歴書に電話番号を書く上で特に注意して欲しい2つの点についてまとめます。

1番連絡が取りやすい番号を記載

まず、最も基本的な注意点として、「1番連絡が取りやすい番号を記載すること」が重要です。今は昔と違い、メールでの連絡も可能です。メールでの連絡は、お互いが後から内容を確認しやすいため、非常に便利です。

それにも関わらず、なぜ企業は電話での連絡をするのでしょうか。連絡をする場合、企業は「重要な内容」や「すぐに返事が欲しい内容」について連絡したいのだと考えましょう。企業の採用担当者にとって、面接の日程調整などは「すぐに返事が欲しい内容」です。

しかし、企業は営業時間内しか電話をかけることはできません。あなたが日中出ることのできない固定電話の番号を書いた場合、企業側の仕事が遅れ、迷惑がかかります。その場合、配慮が足りないということであなたの評価は下がるでしょう。履歴書には、日中確実に連絡がつく電話番号を書くのが基本であることを覚えておきましょう。

履歴書の書式を優先して記載

もう1点気をつけなくてはならないのが、「履歴書の書式を優先して記載する」ことです。履歴書の書式はさまざまです。例えば電話番号欄に「固定電話」の記載がある場合や「緊急連絡先」を書く欄がある場合などがあります。

必ず履歴書の書式に合った正しい書き方をするよう気をつけましょう。例えば、「現住所以外の連絡先」の指定があり、そのような連絡先がない場合には「なし」と記入すべきです。ところが、「現住所以外の連絡先がある場合は記入」となっていた場合、「なし」と記入せずに空欄にするのが正解になります。この場合、現住所以外の連絡先がない場合には記入は不要だからです。

このように、履歴書の書式に合わせた書き方をしないと、企業側からは「きちんと確認をせずに書いている」と見なされる場合があります。特に企業が独自の履歴書を指定してきた場合、書き方を慎重に確認した上で書くようにしましょう。

その他の対応

履歴書の電話番号欄を書く上での基本は、ここまで紹介してきた通りですが、これ以外にも配慮すべき点はあります。気を配る点がたくさんあり、大変だと感じる人もいるでしょう。

しかし、これらの配慮がなぜ必要かと言えば、企業があなたにスムーズに連絡をとれるようにすることで、あなたの就活自体をスムーズに進められるようになるからです。細部まで配慮の行き届いた書類作成は、社会に出てからも評価もされます。そのような履歴書は選考でも好印象となるでしょう。次は、電話番号欄の配慮について見ていきます。

「方呼出」の場合

履歴書によっては、電話番号欄に「方呼出」と記載されている場合があります。また、もし記載されていない場合でも、自分で書く必要があるケースもあります。「方呼出」は、「自分では固定電話を持っておらず、他の人の固定電話から取り次いでもらう場合」に記入が必要です。

例えば、親戚の家に滞在しながら就活をしていたり、下宿や寮生活をしている場合などです。これらの場合、「方呼出」の前に、固定電話の持ち主の名前を記載します。この時、その人の敬称は書かずに名字のみを記載します。例えば「佐藤さん」の場合、「佐藤方呼出」と記載しましょう。

日中は記載した電話番号に出られない場合

最も連絡を取りやすい電話番号を記載したものの、どうしても日中に電話を取れないことも考えられます。大学の講義やアルバイト、ほかの企業の就職活動などで、電話に出られそうにない場合はどうすれば良いでしょうか。

その場合は、「○○時〜○○時の間は電話に出ることが難しい状況でございます。△△時以降でしたら可能でございます」と書き添えましょう。日中電話に出られない旨だけを書くのではなく、出られる時間帯を書いておく方が丁寧で好印象になります。

ただし、自分で書いておきながら、指定の時間に電話に出られない状況が続いてしまうと悪印象になってしまいます。企業に連絡した時間には確実に電話に出られるよう注意しましょう。

携帯を複数所持の場合は1つの番号に絞って記載

携帯電話を複数持っている人の場合、履歴書には1つの番号だけを記載するようにしましょう。なぜなら、主要連絡先と携帯電話の欄に異なった携帯電話の番号が書かれていた場合、どちらに連絡した方がつながりやすいのか、企業側が迷ってしまうからです。

たくさんの就活生と連絡を取り合っている企業の採用担当者にとって、連絡がつながるまでに手間がかかることは負担になります。また、そのような負担に配慮せずに連絡先を書いたことで、履歴書自体の評価も下がってしまうでしょう。

履歴書に限らず、就活や社会に出てから人に渡すものは、「相手が使うシーン」を想定し、相手に都合の良い形で渡すのがマナーです。携帯電話が複数ある場合でも、最も連絡の付きやすい番号1つに絞り、その番号を主連絡先として記載するようにしてください。

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履歴書を書くときの注意点

これまで、電話番号を履歴書に記入する際の注意点をいくつか述べてきましたが、電話番号の記入以外にも、履歴書を書くときの注意点がありますのでこちらに列記します。まず、履歴書の記入日欄や、学歴・職歴欄・資格取得年月を記入する際には、年号を西暦か和暦どちらかに統一して記入しましょう。

現住所を記入する際、町名の後には、「〇ー〇―〇」とハイフン繋ぎで書くのではなく、「〇丁目〇番〇号」と正式な住居表示を記入します。集合住宅に住んでいる場合は、建物の名前と棟や号室まで正確に記入します。取得資格の名称も略さずに合格証などを確認しながら、正式名称を書くのが原則です。その他、履歴書を記入する際の基本的な注意事項を以下で解説していますので、参照してください。

修正液は使用NG

履歴書は、IT企業や、企業側から指定されていない限り、パソコンで作成するのではなく、手書きで作成します。手書きの履歴書の場合は、誤字脱字があった場合や、書き損じた場合、汚損した場合は、その履歴書を破棄し、最初から書き直す必要があります。

修正液やホワイトテープを使用して修正個所を白く塗りつぶし、その上から書き直すことは厳禁です。履歴書を記入する際には、誤字脱字に気を付けるだけでなく、自分の手と、机の周りがきれいな状態で書き始めることをおすすめします。

最後に顔写真をのり付けする際にも、のり部分がはみ出て履歴書が汚れないように気を付けましょう。写真がはがれないように注意しながら、両面テープを使うときれいに貼ることができます。

見やすい文字の大きさで書く

就活生なら誰もが、企業に提出する履歴書は当然採用担当者が目を通すことを前提として、記入します。誰が見ても読みやすい文字で書くことは必須です。人それぞれ文字の癖があるのは仕方ありませんが、丁寧に書かれた文字かどうかというのは、読む側に伝わるものです。

殴り書きや走り書きのように、文字を乱雑に書かず、丁寧に書くことを心掛けましょう。そして、たくさんアピールしたいからと言って、限られたスペースに小さな文字でぎっちり記入していたのでは、誰が見ても読みやすい履歴書とは言えません。細部にいたるところまでアピールするのは面接の機会にして、ポイントを絞って分かりやすい文章で記入することが大切です。

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履歴書の電話番号は企業から連絡をもらう大事な情報

履歴書の電話番号欄は、非常に大切な箇所です。企業は履歴書の電話番号欄を見て、連絡をするため、不備があったりスムーズに連絡が取れなかったりすれば、選考に大きくマイナスになるリスクもでてきます。

履歴書の電話番号欄には一般的な書き方があります。ただし、履歴書の書式によっては書き方を変える必要もあるでしょう。特に企業が独自のフォーマットを指定した場合、注意が必要です。それぞれの履歴書の書式に合わせ、適切な記載をするようにしましょう。

また、企業からの連絡をスムーズに受けられるようにするには、方呼出や、連絡可能な時間帯の記入が必要な場合もあります。携帯電話を複数持っている場合には、電話番号を1つに絞り、企業側の無用な混乱を避けましょう。配慮のある履歴書に仕上げ、就活をスムーズに進めていきましょう。

監修者プロフィール

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吉川 智也 (よしかわ・ともや)
1988年2月、北海道生まれ。小樽商科大学卒業。 2010年4月に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。 IT・小売・外食など幅広い業界にわたって300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学の就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を行なう。 現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。