履歴書

【履歴書に書いてある○○方呼出の意味とは】知っておくと便利な知識をまとめて大公開!

「○○方呼出」の意味を理解しよう!

履歴書では連絡先で「○○方呼出」と書く場合があり、正しく意味を理解しておくことが大切です。履歴書には書かなければならない項目がさまざまあり、それらすべてを正しく記入していかなければなりません。

履歴書はビジネスでは公的な書類として扱われるものですので、間違いが許されるものではなく、万が一ミスがあればマイナスの印象を与えてしまいます。履歴書におけるミスとしては誤字脱字などが多いですが、そもそも書き方自体を間違えてしまっている場合もあります。

「○○方呼出」の項目は普段使い慣れていない学生も多く、ミスが起こりやすいポイントの一つです。細かい部分についても正しい知識を身に付け、間違いのない履歴書を作成していきましょう。

「○○方呼出」とは

「○○方呼出」の意味を理解するためには、そもそも何のために使われる項目なのかを知っておく必要があります。「○○方呼出」は履歴書の連絡先の欄にある項目の一つであり、電話を取り次いでもらう相手を示す項目です。

方呼出は電話を持たない人のために使われる項目であり、誰に電話を取り次いでもらうのかを記入します。履歴書では連絡先の記入は必須ですし、企業から学生に連絡をすることも多いので、電話番号は必ず書かなければなりません。

しかし電話番号を書こうにも、電話を持っていない人もいます。方呼出は電話を持っている人の名前を書き、その人の電話番号を持って連絡先とするものです。電話が一般的に広く普及するまではよく使われていた項目です。

「○○方呼出」が必要なケース

「○○方呼出」は必ずしも記入が必要な項目ではなく、一定の条件に当てはまる人だけ記入が求められます。すべての人に対して記入が求められているわけではなく、必要なケースがいくつかありますので、それを知っておくことが大切です。

今は方呼出が必要ではなくても、今後必要になる場合もゼロではありませんし、それぞれ必要なケースは覚えておきましょう。どんな人が書かなければならないのか、どんな場合で書く必要があるのかを正しく理解することが大切です。

①携帯電話を持っていない

「○○方呼出」が必要なケースとしては、携帯電話を持っていないことが挙げられます。携帯電話は多くの人が持っていますが、それでも全員が持っているわけではありません。就活生で持っていない場合は「方呼出」への記入が必要ですので、注意しておきましょう。

携帯電話があれば履歴書にその番号を書けば本人に直接つながりますが、持っていない場合は別の人が出る可能性があります。企業からの連絡はすぐに対応しなければなりませんし、取り次ぎが必要な場合も企業にその旨を伝えておくことが大切です。

正しく伝えることができていないと、履歴書に書く電話番号を間違えてしまったのかと思われ、連絡が上手くいかなくなる可能性もありますので注意しましょう。

②実家や下宿先に滞在している

携帯電話を持っていない、かつ実家や下宿先に滞在している場合も「○○方呼出」の記入が必要です。実家の電話番号を書いておけば本人が連絡を受けられる場合もありますが、必ずしも電話がかかってきたタイミングで家にいるとは限りません。

電話がかかってきたときは外出中であり、家族が電話に応対する可能性も充分にありますので、実家であっても「方呼出」の記入は必須です。また寮などに下宿している場合も理由は同じで、寮にも電話がある場合が多いですが、必ずしも本人が出られるわけではありませんので記入が必要です。

実家や下宿の場合に「○○方呼出」が必要になる場合が多いですが、あくまで携帯電話を持っていない場合のみですので、それも注意しましょう。

③そのほか第三者に取り次いでもらう必要がある場合

携帯電話を持っていなかったり、実家や下宿先に滞在している場合以外で、そのほか第三者に取り次いでもらう必要がある場合も「○○方呼出」の記入が必要です。第三者に取り次いでもらわなければならないケースは非常に稀ではありますが、携帯電話をシェアして持っている場合はこれに該当します。

また住み込みで働いている、ルームシェアをしているなども理由としては考えられ、さまざまなケースがありますので注意しなければなりません。「○○方呼出」が必要なケースに共通しているのは、本人に直接連絡ができない、かつ連絡した場合は他の人が電話に出る可能性があることです。

それらに該当しない場合は「○○方呼出」は必要ありませんし、そもそも携帯電話があれば基本的には記入することのない項目です。

「○○方呼出」の正しい書き方

「○○方呼出」が必要なケースを知れば、正しい書き方も知っていきましょう。「○○方呼出」は書き慣れていない人も多く、そもそも書き方そのものを知らない人もたくさんいます。

「○○方呼出」であっても書き方を間違えればマイナスの印象につながりますし、場合によっては企業と上手く連絡が取れなくなってしまう可能性もあります。連絡先の欄は評価だけではなく、きちんと企業と連絡を取るためにも重要な欄ですので、間違いのないように丁寧に書いていきましょう。

姓が違う場合

電話の持ち主と姓が違う場合は、『方』の前に電話の持ち主の姓を書きましょう。ここでミスをしてしまいがちなのが、誰の姓を書くかですが、必ず電話の持ち主の姓を書かなければなりません。

自分の名前を書いてしまうと、電話の相手と履歴書に書かれている名前が違うことになってしまい、混乱を招いてしまうので注意しましょう。方呼出は様などの敬称は記入しませんので、○○方とそのまま書く必要があります。

電話の持ち主が田中さんの場合は、「田中方」と書くのが正解です。履歴書によっては自宅や方呼出など複数記載されている場合があります。そのときは呼出に○をつけ、その後に電話番号を記入していきます。自宅に○をつけてしまうと、これも混乱を招く原因になりますので注意しましょう。

実家の場合

実家に住んでおり、姓が同じ場合は名前を記入する必要はありません。「○○方呼出」で名前の記載が必要なのは、電話に出る人と履歴書の本人との姓が違う場合のみです。姓が同じであれば、企業が電話をかけたときにもかけ間違いを心配することはありませんし、そのまま本人につなげば用件を伝えることはできます。

ただ実家の番号の場合は、その旨を履歴書に記載しておく必要があります。履歴書に自宅や方呼出など複数の記載されている時は、自宅に○をつけて、その旨を企業に伝えましょう。

また実家にも就活関係の電話がかかってくると伝えておくことが大切です。きちんと伝えておかなければ実家内での情報伝達が上手くいかなくなる場合もありますので、注意が必要です。

履歴書への記入例

【電話の持ち主が田中さんの場合】
田中方 電話番号○○-××-△△ 呼出に○

【実家の場合】
電話番号××-△△-○○(番号は市外局番から書く) 自宅に○

履歴書の記入例は上記のようになります。電話の持ち主と本人の姓が違う場合は、電話の持ち主の名前+方、電話番号をつけて呼出に○をつけます。名前を書く時には「様」などの敬称は必要ありません。

実家の場合で電話に出る人の姓が同じ場合は、名前を記載する必要はありません。電話番号を書き、自宅に○をつけます。自宅など固定電話の電話番号を書くときは、市外局番は必須です。これがないとつながらない場合も多いので、市外局番から忘れずに書くようにしましょう。

取次相手に敬称は必要ない

方呼出には取次相手の名前を記入しますが、取次相手に敬称は必要ありません。例えば、取次相手が田中さんの場合は、田中方呼出として問題はありませんし、田中様方呼出としてしまうと間違いになってしまいます。敬称を使用するのは敬語が必要な相手だけであり、基本的には企業に対してのみ使用することになります。

方呼出の場合は取次相手は身内として考えられますし、敬称をつける対象とはなりません。実際の関係では目上の相手の場合でも、履歴書に記載する際には敬称は必要ありませんし、間違いやすいポイントですので注意しなければなりません。お互いの関係性に関係なく、履歴書の方呼出に記入する取次相手の名前には敬称は使用しないようにしましょう。

現代では使用しないことが多い

「○○方呼出」はさまざまなケースで必要となりますが、現在はそれらに該当することはほとんどありません。「○○方呼出」が必要とされていたのは、携帯電話などがなく、本人と直接連絡を取ることが難しかったからです。

現在は携帯電話が普及していて、記載する必要がないケースがほとんどです。履歴書に「○○方呼出」という項目がある場合は、空欄もしくはに二本線で消すようにしましょう。

空欄でも二重線で消しても基本的には問題はありませんが、履歴書に空欄があると必要のない項目であっても目立ちます。少しでも埋めたい場合は二重線で消すのがおすすめです。二重線を引くことで空欄を埋めることができますし、正しいマナーを理解できていると好印象になる可能性もあります。

使用しない場合は二重線で消す

方呼出は現代では使用しないことがほとんどであり、使用しない場合は二重線で消す必要があります。消していないからといって、必ずしも間違いではありませんが、正しいマナーとしては消しておく必要がありますので覚えておきましょう。必要のない項目がきちんと消せていることで、細かいマナーが身に付いていることがわかりますし、好印象につながる場合も多いです。

二重線で消す場合は、線が雑にならないように注意が必要であり、定規などを使用して線を引くのがおすすめです。せっかく二重線を引いて消していても、引かれている線が曲がっているなどすれば、がさつな印象を与えてしまいます。線の引き方ひとつにも人柄は表れますので、少しでも好印象を与えるためにも、二重線は丁寧に引くようにしましょう。

「○○方呼出」と緊急連絡先との違い

履歴書の連絡先の欄には○○方呼出意外に緊急連絡先があります。○○方呼出は取次相手がいることを示したものですが、緊急連絡先は取次相手かどうかに関係なく、緊急時に連絡できる連絡先です。基本的には連絡先として記入された電話番号やメールアドレスに連絡をしますが、それらにかけてもどうしてもつながらない場合のみ、緊急連絡先が使用されます。また本当の緊急時の連絡先でもありますので、本人に何が重大なトラブルなどがあった際にも、緊急連絡先に連絡がいくこともあります。

事故などに遭い、緊急で身内への連絡が必要な場合などに、緊急連絡先に連絡されることも多いですし、家族などの連絡先を書いておくのが一般的です。○○方呼出と緊急連絡先は目的が違っていますので、それぞれ正しい意味を理解しておきましょう。

履歴書を提出する前に確認したいポイント

履歴書に書いてある〇〇方呼出の正しい意味を理解したら、自分がこの部分を記入する必要があるかを確認し、必要な場合は正しく記入しておきましょう。その他にも、履歴書を記入する上で大切なチェックポイントとして、学歴欄や資格欄に書く年号を和暦か西暦のどちらかに統一することや、ふりがなを正しく書けているかどうかという点などがあります。

履歴書を記入する際には、書き方の細かい部分まで気を配ることが大切です。これらのポイントに気をつけて履歴書を書き上げたら、いよいよ企業に提出することになります。その前に、書き上げた履歴書について再度確認しておきたいポイントを2点挙げましたので紹介します。

誤字脱字はないか

履歴書は企業に提出する公的な書類です。履歴書を記入する際に、誤字脱字をしないように気をつけるのはもちろん、提出する前に再度内容に不備や漏れがないか、確認をするようにしましょう。自分に関する情報は誤字や脱字をすることは少ないものです。

よく間違えるポイントとして、企業名や学歴欄に書く学校名、資格欄に書く資格名などを正式名称で書かず、省略して書いているケースがあります。株式会社を(株)、社団法人を(社)とするなど、企業の名前を略して記入することはNGです。

学校名に関しても、正式には高等学校のところを高校と記入している人がいます。資格も、合格証などを参照し、検定試験の主催者から正しく記入するようにしましょう。

修正液などを使わずに丁寧に書けているか

先程も述べたとおり、履歴書は公的な書類です。その公的書類に、書き間違えがあったからと言って修正液やホワイトテープなどを使用するのは厳禁です。履歴書は、1度書き間違えたら上から修正することはせず、最初から書き直しましょう。

また、書き間違えるのが怖いという理由で、消せるボールペンを使用して履歴書を書くことも社会通念上認められていません。安易に上から書き換えている書類や、それが可能な状態である書類には、信頼性が無いのです。

書き間違えた個所をどうにか修正しようとして、二重になぞり書きをしても、履歴書を見る側には伝わってしまいます。履歴書を企業に提出する際には修正液などを使わず、書いた内容に間違いがないよう丁寧に書かれているか、客観的な視点からチェックしましょう。

連絡先が複数ある場合

履歴書では電話番号など連絡先を間違いなく記入することが大切ですが、連絡先が複数ある場合はどの番号を記入するかも考えておかなければなりません。人によっては複数電話番号を持っている場合もありますし、履歴書では記入する番号もきちんと考えておくことが大切です。

就活ではとりあえず連絡がつけばいいわけではなく、企業とスムーズにやり取りができることが重要視されています。複数の連絡先の内、どれを履歴書に記入すべきか、理由も併せて知っておきましょう。

最も連絡がつきやすいものを記入する

連絡先が複数ある場合は、最も連絡がつきやすいものを記入するようにしましょう。連絡先はただ連絡がつけばいいわけではなく、素早くやり取りができることが大切です。電話やメール自体はできるものの、なかなか繋がらない、返信が返ってこないのでは意味がありません。

連絡は一方的にできればいいわけではなく、双方向でやり取りができることが大切であり、電話はすぐに出られること、メールはすぐに返信できることが大切です。連絡へのレスポンスは早ければ早いほど好印象になりますし、反対にいつまでも連絡がつかないと印象は悪くなってしまいます。最も連絡がつきやすいものを選び、履歴書には企業からの連絡に素早く対応できる連絡先を記入しましょう。

留守番電話の設定をしておこう

履歴書では最も連絡しやすい番号を記入することが大切ですが、それだけではなく留守番電話の設定をしておくことも大切です。企業からの電話には素早く出なければなりませんが、いつでも出られるとは限りません。就活中は他の企業の選考や説明会などで忙しいですし、それらのタイミングで電話がかかってきても出られないことが多いです。

企業としてもそれは理解しているため、必ずしも一発で出なければならないわけではありません。出られないことは仕方ありませんが、その対策をきちんとしておくのは大切なことです。留守番電話を設定していれば、電話に出られなくてもメッセージを吹き込んでもらうことができます。企業からの連絡は基本的には日中ですので、日中に出られないことが多い人は特に留守番電話の設定は必須です。

知識として持っておくと便利

「○○方呼出」は主に携帯電話を持っていない人が記入する項目ですが、ほとんどの人が持っているため記入が必要な場合はそれほど多くはありません。「○○方呼出」を書かずに就活を終える人がほとんどですが、どんなことでも知らないよりは知っている方がよいでしょう。

「○○方呼出」の記入が必要になるケースは少ないですが、場合によっては当てはまる可能性もありますし、今は必要なくても今後必要になる可能性はゼロではありません。知識は一つでも多い方がよいです。

今は必要なくてもどこかで、何かの拍子に必要になる可能性はありますし、覚えておくことがプラスに働くこともあります。「○○方呼出」の意味や正しい書き方は、知識として持っておけば便利ですので、しっかりと理解しておきましょう。

監修者プロフィール

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吉川 智也 (よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。