目次
イトーキにおける最近の平均年収推移
株式会社イトーキは、オフィスをクリエイティブな空間に変えるというのをモットーに、空間の企画や内装を設計するデザイン業、機能的な家具・セキュリティ機器の販売・開発、生産ラインの設計・整備の改良をおこなうなど多岐に渡った事業を展開しています。ここではイトーキにおける年収分析を中心に取り扱います。
イトーキとは
正式名称:株式会社イトーキ
所在地:大阪市城東区今福東1-4-12
従業員数:1,951人
平均年齢:41.5歳
平均勤続年数:15年
※//www.itoki.jp/
※有価証券報告書を参照
従業員数からわかるように2,000人弱とかなり大きな規模の会社なのがわかります。平均年齢41.5歳、平均勤続年数15年は上場企業の平均年齢40.44歳、平均勤続年数14.7年とほとんど変わりありません。
近年の平均年収推移
イトーキの近年の平均年収の推移を調べてみました。
年度 | 平均年収 |
平成28年 | 618.0万円 |
平成27年 | 608.0万円 |
平成26年 | 612.0万円 |
平成25年 | 589.0万円 |
平成24年 | 566.0万円 |
※有価証券報告書を参照しています。
上は過去5年における平均年収の推移表、グラフです。業績はおおむね好調なようで、平成24年から平成28年までほぼ毎年増加を続けています。平成24年と比べると平成28年の平均年収は約50万円ほど上昇しています。
イトーキにおける年齢別平均年収
各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。
平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション
各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。
年齢 | 年収 | 月給 | ボーナス |
20~24歳 | 372.1万円 | 23.2万円 | 93.3万円 |
25~29歳 | 504.6万円 | 31.5万円 | 126.5万円 |
30~34歳 | 582.3万円 | 36.4万円 | 145.9万円 |
35~39歳 | 636.2万円 | 39.7万円 | 159.5万円 |
40~44歳 | 686.9万円 | 42.9万円 | 172.2万円 |
45~49歳 | 744.2万円 | 46.5万円 | 186.5万円 |
50~54歳 | 780.0万円 | 48.7万円 | 195.5万円 |
55~59歳 | 751.2万円 | 46.9万円 | 188.3万円 |
60~64歳 | 502.8万円 | 31.4万円 | 126.0万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション
イトーキの1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。
年齢 | 月給 | ボーナス | 平均年収 |
22歳 | 23.2万円 | 93.3万円 | 372.1万円 |
23歳 | 24.9万円 | 99.9万円 | 398.6万円 |
24歳 | 26.5万円 | 106.5万円 | 425.1万円 |
25歳 | 28.2万円 | 113.2万円 | 451.6万円 |
26歳 | 29.9万円 | 119.8万円 | 478.1万円 |
27歳 | 31.5万円 | 126.5万円 | 504.6万円 |
28歳 | 32.5万円 | 130.4万円 | 520.1万円 |
29歳 | 33.4万円 | 134.3万円 | 535.6万円 |
30歳 | 34.4万円 | 138.2万円 | 551.2万円 |
31歳 | 35.4万円 | 142.1万円 | 566.7万円 |
32歳 | 36.4万円 | 145.9万円 | 582.3万円 |
33歳 | 37.0万円 | 148.7万円 | 593.1万円 |
34歳 | 37.7万円 | 151.4万円 | 603.8万円 |
35歳 | 38.4万円 | 154.1万円 | 614.6万円 |
36歳 | 39.1万円 | 156.8万円 | 625.4万円 |
37歳 | 39.7万円 | 159.5万円 | 636.2万円 |
38歳 | 40.4万円 | 162.0万円 | 646.4万円 |
39歳 | 41.0万円 | 164.6万円 | 656.5万円 |
40歳 | 41.6万円 | 167.1万円 | 666.7万円 |
41歳 | 42.3万円 | 169.6万円 | 676.8万円 |
42歳 | 42.9万円 | 172.2万円 | 686.9万円 |
43歳 | 43.6万円 | 175.1万円 | 698.4万円 |
44歳 | 44.3万円 | 177.9万円 | 709.8万円 |
45歳 | 45.0万円 | 180.8万円 | 721.3万円 |
46歳 | 45.8万円 | 183.7万円 | 732.7万円 |
47歳 | 46.5万円 | 186.5万円 | 744.2万円 |
48歳 | 46.9万円 | 188.3万円 | 751.3万円 |
49歳 | 47.4万円 | 190.1万円 | 758.5万円 |
50歳 | 47.8万円 | 191.9万円 | 765.7万円 |
51歳 | 48.3万円 | 193.7万円 | 772.9万円 |
52歳 | 48.7万円 | 195.5万円 | 780.0万円 |
53歳 | 48.3万円 | 194.1万円 | 774.3万円 |
54歳 | 48.0万円 | 192.6万円 | 768.5万円 |
55歳 | 47.6万円 | 191.2万円 | 762.7万円 |
56歳 | 47.3万円 | 189.7万円 | 757.0万円 |
57歳 | 46.9万円 | 188.3万円 | 751.2万円 |
58歳 | 43.8万円 | 175.8万円 | 701.5万円 |
59歳 | 40.7万円 | 163.4万円 | 651.8万円 |
60歳 | 37.6万円 | 150.9万円 | 602.2万円 |
61歳 | 34.5万円 | 138.5万円 | 552.5万円 |
62歳 | 31.4万円 | 126.0万円 | 502.8万円 |
63歳 | 25.1万円 | 100.8万円 | 402.2万円 |
64歳 | 18.8万円 | 75.6万円 | 301.7万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
イトーキの役職者の年収
役職者の年収について
役職 | 平均年収 |
部長 | 1,107.6万円 |
課長 | 866.3万円 |
係長 | 659.7万円 |
20~24歳の一般社員 | 372.1万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
イトーキの大卒・大学院卒初任給について
学歴 | 初任給 |
大卒 | 20.6万円 |
修士了 | 22万円 |
※リクナビ2018より参照しています。
上の表は事務職・技術職を総合的におこなう総合職コースのもので、事務のみをおこなう事務職コースでの初任給は、大卒者が183,000円、短大卒者が171,000円となります。受けられる手当として、通勤手当(全額)・生活手当(世帯主、扶養家族)・東京地区若年層社員住宅手当補正があります。
文房具・事務用品業界における年収の傾向と生涯賃金
文房具・事務用品業界とは
文房具・事務用品業界とはその名の通り、オフィスで使われる家具や道具、文房具を設計・開発・販売する業界です。近年の文房具業界の特徴として、円安や株価の上昇による景気の回復の影響を受け、おおむね好調だといわれています。しかし、少子化や職場のIoT化などで、必ず国内における市場は縮小するだろうと考えられています。その対策として、各社とも東南アジアなど市場の拡大が今後見込める海外へのビジネス展開を見据えているのが、この業界のトレンドだと言えます。
文房具・事務用品業界の平均年収推移と生涯賃金
年齢 | イトーキ |
文房具・事務用品業界
|
20~24歳 | 372.1万円 | 356.1万円 |
25~29歳 | 504.6万円 | 444.6万円 |
30~34歳 | 582.3万円 | 509.7万円 |
35~39歳 | 636.2万円 | 546.6万円 |
40~44歳 | 686.9万円 | 596.3万円 |
45~49歳 | 744.2万円 | 639.1万円 |
50~54歳 | 780.0万円 | 678.9万円 |
55~59歳 | 751.2万円 | 659.2万円 |
60~64歳 | 502.8万円 | 456.7万円 |
生涯賃金 | 2.78億円 | 2.44億円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
イトーキにおける平均年収と、文房具・事務用品業界での平均収入を比較シミュレーションした結果です。全年代において、イトーキの平均年収が文房具・事務用品業界を上回っていることがわかります。最終的に3400万円の差が出る予測で、50代前半では約100万円も上回る予測が出ています。
年収以外の魅力
就職先の企業を選ぶときは、年収だけでなく、他の魅力的なポイントも考慮して、自分に合う企業を選定する必要があります。そのためには、1つの企業を様々な角度から見られる広い視点が必要となります。イトーキへの就職を志望している学生のために、今からイトーキの年収以外の魅力を2点ご紹介します。
その2点とは、社員の多様な働き方を可能にする職場環境と、新しく高品質な価値を生み出す製品力です。他の文房具・事務用品業界と比べて、高い年収が期待できるイトーキですが、年収以外にもたくさんの魅力があります。今回の記事をきっかけに、年収以外の面から企業の長所を見つけられるようにしましょう。
イキイキと働ける職場環境
イトーキの魅力のひとつ目は、職場環境です。イトーキでは、まずは社員一人ひとりがやりがいを持ってイキイキと働き、自身の持つ力を発揮できる職場環境と社内制度を整備しています。出産、育児、介護に伴う休業や休暇を用意し、短時間勤務などに関する社内制度を設けています。さらに、テレワーク勤務を試験的に導入しています。時代に合った新しい働き方にチャレンジすることで、社員が長く働きやすい環境を提供しています。
また、人材育成にも力を入れて取り組んでいます。ビジネスの基礎スキルの他、コンプライアンス内部統制などのテーマで全社研修を設けています。営業向けの研究や、海外で活躍できる人材育成のための海外トレーニー制度もあります。
新しく高品質な価値を生み出す製品力
イトーキの魅力の二つ目は、製品力です。イトーキでは、長年培ってきた技術力を活かし、オフィス家具に留まらず、さまざまな製品を作り出しています。内装建材や各種専門施設の設備機器などの製品が新たに開発されています。
さらに、創業時から引き継がれている「旺盛な開拓精神」と「創意と工夫」により、市場のニーズを的確にとらえた製品を生み出し続けています。多様化するワークスタイルの変化をつかみ、先端技術を駆使して開発された製品は、デザインも洗練されています。イトーキはこの製品力を活かし、海外進出にも力を入れています。海外向けブランド「joyten」を展開し、中国、ASEAN、北米、欧州を中心に市場を開拓しています。
文具・事務用品業界の動向
国内市場に目を向けると、人口の減少、少子化、IT化による電子端末導入の影響により、国内の文具・事務用品の需要は減少傾向にあるといえます。そのため、新たな商品を生み出すか、新しい市場開拓が成長の鍵になります。多くの会社では、海外へのビジネス展開に力を入れています。
日本の高品質な製品に対して海外からの需要が大きいこと、アスクルやイトーキなど文具・事務用品業界の枠を超えてビジネスをおこなっている会社もあることから、まだ成長が見込まれる業界です。また、販売規模が小さくても、アイデアやデザインが優れていれば、メディアやSNSなどを通じてヒット商品となる可能性も秘めています。そのため、規模の小さい会社にも大きなチャンスがある業界です。
あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう!
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事を見つけたい人
・簡単に自己分析をしたい人
まとめ
文房具・事務用品業界に属するイトーキの会社の簡単な紹介、年収分析をおこなってきました。上の分析からもわかるように、同じ業界の平均を上回っており、文房具・事務用品業界の中でも上位にいることがわかります。また、海外展開が必要といわれているこの業界ですが、イトーキも海外向きブランド「joyten」を作るなど、いち早く準備を整えているようです。
※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。