筆記試験

【SPI対策の問題集6選】選考突破のための勉強法を紹介

自分に合ったSPI問題集を見つけよう

就活生が頭を悩ませるものの1つに、「SPI対策」があります。現在では、採用していない企業がないといっても過言ではないくらいに、選考にSPIが入っているからです。当然、SPIで企業が気に入る結果を出さなくては次へ進むことはできないわけですから、就活生側も必死になります。

しかし、ここで悩ましいのが「一体どの問題集を選んだら良いのか」ということです。誰しも学生時代に一度は「この問題種は自分には合わなかった」という経験があるかと思います。

問題集を変えた途端、試験に受かったという話しも聞いたことがあるのではないでしょうか。それと同じで、SPIの問題集も自分にあったものを選ぶ必要があるのです。ここでは、どうすれば自分に合った問題集をいつけられるかを、詳しく説明していきます。

そもそもSPIとは

就活をする時に必ずと言って良いほど話題になるのが「SPI対策」です。書店の就職関連コーナーへ行けば、ずらりとSPI対策の問題集や参考書が並んでいます。しかし、そもそも「SPI」とはなんなのでしょうか。

具体的にどんな試験なのかを見ていくとともに、関連する用語についても、詳しく紹介していきたいと思います。

選考に含まれているwebテスト

採用試験として多く活用されているSPIですが、実際にはどのように受けるものなのでしょうか。もともとはペーパーテストとして実施されることが主流でしたが、現在はWEBテストがメインになっており、専用会場のパソコンで受ける「テストセンター」と言われる受験方法が一般的です。

企業によっては、自宅のパソコンから受験する「WEBテスティング」を採用しているところもあり、複数の受験方式があります。試験科目は「言語」と呼ばれる国語に相当するものと、「非言語」と呼ばれる数学に相当する基礎能力検査と、性格検査の2種で構成されています。

これも企業によっては、英語検査や構造的把握検査を追加してくる場合もあるので、自分が受験をするのは一体どの分野なのかは、しっかりと把握しておくことが大切です。

その他の用語について

SPIは、2013年からSPI3と名称が変更されています。内容もSPIとは変わっており、性格検査の項目に「性格特徴」「社会関係的側面」「組織適応力」が追加されています。

また、SPIに次ぐテストとして「CAB(キャブ)」と「GAB(ギャブ)」というものもあります。CABはコンピュータ適職適正テストで、暗算・法則性・命令表・暗号の4種類の能力テストとなっており、情報処理やシステム関連企業で採用されています。

一方、GABは言語と係数の能力テストと、性格テストで構成されています。能力テストが「係数」「言語」でそれぞれにつき3種類、英語は2種類の問題形式があります。大手人気企業で広く採用されているテストですので、対策を欠かすことのできないものとなっています。

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SPI性格テストの対策

SPIテストの対策を立てる時に、頭を悩ませるのが「性格テスト」なのではないでしょうか。性格は非常に繊細な物であり、一概に「これが正解」という答えがないからです。

A社では望ましい性格が、B社では望まれない性格であるというケースも実際にあります。しかし、何より難しいのは、就活生の中には「企業に良く思ってもらいたい」という気持ちがあるということです。

合格を手にしたいので当然な気持ちではありますが、よく見られるようとするあまり、回答に一貫性が無くなってしまうことがあります。回答に矛盾があると、「自分をよく見せようとする傾向がある」というような結果が出てしまいますので、回答には一貫性をもたせるようにしてください。

SPIの問題集は早めに取り掛かる

SPIの対策は、受験日の前日に徹夜でやれば大丈夫という類のものではありません。なるべく早く問題集に取り掛かる必要があります。対策を早めに始めておけば、自分に合った問題集を見つける時間的な余裕も生まれるでしょう。

就活生は、時間がいくらあっても足りない状況に追い詰められてしまうものです。焦った状態で対策をスタートさせても空回りしてしまうことが少なくありません。そうなれば本番でも実力を出し切れずに終わる可能性が高いです。また早めに取り掛かれば時間に余裕があるため、SPIとはどういうものなのか理解が深められます。時間は限られていることを頭の中に入れて、時間をかけてこつこつやっていけば問題に慣れることができます。慣れにより小さなミスを減少するでしょう。

SPI問題集には様々な種類と特色がある

書店やネットでSPI対策の問題集を買おうとしても、あまりに多種多様な問題集がならんでいるので、どれを購入すれば良いか解らなくなってしまうことも多いです。しかし、学生時代の勉強と同じように、実はSPIの問題集にもレベルがあるのです。

初心者がいきなり高難度な問題に取り組んでも、気持ちが折れてしまうだけですので、まずは自分のレベルに合った問題集を探すことが第一になってきます。そして自分のレベルに会う問題集が見つかったら、あとは繰り返し説いていくことで、SPIの特色を掴むことができるようになります。

SPI問題集には様々な種類と特色がありますので、自分が受ける起票の試験と自分のレベルにマッチしたものを選んでください。

繰り返し問題集を解く

SPIの問題集は、とにかく何度も繰り返して解きましょう。初めて問題を解いたときは簡単に感じられる問題もあるはずです。しかし時間が経過してから問題にチャレンジしてみると、以前、解けた問題なのに小さな部分で分からなくなって戸惑ったり、小さなミスを連発してしまうことも少なくありません。

これは精神的な余裕がなくなったり、スラスラと解いていたときの感覚を忘れてしまったために起きている可能性があります。SPIについては繰り返し問題集を解いて慣れることが大切なのです。慣れにより、精神的にも余裕を持って本番でも解けるようになります。また、勉強により自信がついていても、本番になると途端に緊張して上手くいかない人もいるでしょう。これも問題集を何度も解けば慣れてくるので、無駄に緊張はしなくなります。まずは問題集で練習を繰り返しましょう。

おすすめのSPI問題集

ネットで「SPI試験問題集」と検索をかけると、実に様々な問題集がヒットしてきます。先述したように、SPI問題集には様々な種類と特色がありますので、自分に合った問題集が見つけられるかどうかが、SPI試験突破の鍵となってきます。そのため、当然ですが問題集選びはしっかりと進めなければなりません。

ここでは、SPI試験対策に最適と言われている問題集を3冊紹介します。各問題集ごとの特色をしっかりとつかみ、自分にとっても最適な1冊を見つけてください。

①主要3方式 これが本当のSPI3だ!

正式名称は『主要3方式<テストセンター・ペーパー・WEBテスティング対応>これが本当のSPI3だ!【2019年度版】と、なります。テストのエキスパートである津田秀樹氏が著者です。

SPI対策の前におさえておくべきことという初歩的なことから、SPIの主要3方式に対応しているだけでなく、WEBテスティングにも理解が深まる内容となっています。更に、3方式の出題範囲が一目でわかり一覧も掲載されていて便利です。

実際の出題範囲や出題内容も再現されており、性格検査の解説も入っています。難易度の高い問題が、他の問題集に比べると圧倒的に少ないのが短所ではありますが、丁寧な解説がありますので理解がしやすい1冊と言えます。

②市場最強SPI&テストセンター超実践問題集

正式名称は『2019最新版史上最強SPI&テストセンター超実践問題集』と、なります。問題を解く事に注力した1冊となっていて、たったの40分で現在のレベル判定できる模擬テストが収録されています。

頻出問題を多く掲載し、最速での問題解釈や、メモの取り方、計算方法までを解説していて、「素早く確実に」解けるようになる作りです。また、練習問題や模試試験の回答が別冊となっているので、答え合わせがしやすいという親切さもあります。

SPI試験本番と同等レベルの問題が網羅されているので、この問題をマスターできれば完璧に近いと言われています。それゆえ、難易度が高く、初心者には難しい1冊と言えるでしょう。

③この業界・企業でこの「採用テスト」が使われている!

正式名称は この業界・企業でこの「採用テスト」が使われている! 【2019年度版】となります。1300社を網羅した一覧表から、自分の受ける企業でどの種類のテストが出るのかを調べて対策を立てるための1冊です。

受ける企業のSPI試験に、オプション科目があるかないかまでも調べることが可能となっています。2018年度版から大幅に改訂され、「eF-1G」「3E-IP」「BRIDGE」「タンジェント」の再現問題まで掲載されています。これらの再現問題を載せている問題集は他にはなく、就活生の貴重な情報源となっています。

しかし、タイトルの通り、どの企業でどのテストを使っているのかを知ることがメインになっていますので、実際に問題を解くという点から見ると、他の問題集と併用していくことが必要となってきます。

④ダントツSPI ホントに出る問題集

次に紹介するのが、『2019年版 ダントツSPIホントに出る問題集』です。最新のテストセンターやペーパーテスティング、WEBテスティングに完全対応して制度の高い最新の問題が収録されています。SPIではとにかく多種多様な問題への慣れが第一です。慣れによってミスの減少が期待できます。

この書籍では頻繁に出る問題が1064題も掲載されているので、数が少なくて物足りないという問題は防げます。さらに構造的把握力検査を再現して掲載しています。また、コンパクトですから外へ持っていきやすいのもポイントです。赤シートを用意して文字を隠すことができるので使い勝手も良いです。

⑤史上最強SPI&テストセンター超実践問題集

5冊目は『2019最新版 史上最強SPI&テストセンター 超実践問題集』です。復元されたテストセンター&ペーパーテストの最新頻出問題が豊富に掲載されており、解説も記載されていますから初めてSPIの練習問題を解く人の理解を深められるでしょう。

その解説ですが、問題の解釈、メモの取り方、計算方法と言った時間制限を意識した実践的な解説になっています。ただし解説はシンプルですので、他の問題集でやり方を身に付けて、別のもので実力を試したいと考えた人は、『2019最新版 史上最強SPI&テストセンター 超実践問題集』を試す順番がおすすめです。練習問題と模擬試験の回答は別冊になっているのもポイントの1つで、答え合わせを楽にする工夫もされています。また、本番と同じ感覚で40分の模擬テストも収録されているのもポイントです。

⑥必勝・就職試験!【WEBテスティング(SPI3・CUBIC・TAP・TAL対策)】

最後に紹介する書籍が『必勝・就職試験!【WEBテスティング(SPI3・CUBIC・TAP・TAL対策)】』です。WEBテストにも種類が非常に多くあります。志望者がたくさん集まる大手人気企業でもWEBテストが実施されているのですが、実は問題集であまり取り扱われない問題が出ている場合があるのです。SPI3などは他の問題集でも出ていますが、CUBIC・TAP・TAL・ESP・CASECが掲載されている問題集はSPIに比べ少ないです。

自宅受験型WEBテストとして就活生からの認知度も高くはないため、CUBIC・TAP・TAL・ESP・CASECなどをいきなり出題されて上手く解けなかったという場合もあります。また、解き方に対してもさまざまなテクニックを紹介しているのもポイントです。言語、非言語、論理、図形や、英語まで多種多様な問題対策を行いたい人はこの問題集で対策していきましょう。

自分に合ったSPI問題集を見つけて早めの対策を!

就活生が希望する企業に就職するには、SPI試験の突破が必須条件です。しかし、ただ闇雲に勉強するだけでは合格が見えて来ませんし、なによりも時間が無駄になってしまいます。就活生の貴重な時間を活かすには、しっかりとした「対策」を立てることが必要不可欠なのです。

そのためには、自分の希望する企業がどんな試験を実施しているのかを知り、それに向けて対策を立て、自分に相応しい問題集で勉強をしていくことが大切になってきます。対策を立てるのが早ければ早いほど、時間にも自分にも余裕が生まれます。

まずは、自分に合った問題集を見つけて早めの対策を立て、SPI試験突破に向けて進めて行きましょう。

監修者プロフィール

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吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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