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海外進出にも積極的なリース業界
「リース」という言葉を聞いたことはありますか。日常生活には馴染みの薄い業界ではありますが、海外進出にも積極的な注目の業界です。
リース業界に対して、「安定している」という漠然としたイメージから、志望する人も多いです。しかし、リース業界の仕組みや動向について理解できないまま、選考に進んでも落とされる可能性が高くなります。
業界の知識がなければ、自分がその業界に合っているかどうか判断できません。また、「なぜその業界で働きたいのか」という志望動機にも説得力がありません。リース業界を志望するのであれば、まずは業界の基本的な知識を学ぶことが大切です。
リース業界について
リースとは、借りたいものを長期的に貸借契約できることです。リース業界は馴染みが薄いかもしれませんが、就活では人気の高い企業も多いです。
リースは日常生活への馴染みが薄いため、その仕組みを理解し、業界の動向について知ることが重要です。また、法律・会計・法務も関与するため、難しく感じる就活生も多いです。まずは、基本的な知識から業界の理解を深めましょう。
人気が高い業界なので、志望する場合は徹底した業界研究が必要です。業界の基本的な知識や動向などを知り、リース業界についての理解を深めていきましょう。
リースとは
リースとは、リース企業が利用者が希望する物件を長期貸借するものです。リース企業は、契約期間が長いことが特徴です。リースの仕組みは、物件の価格を月々のリース料として分割します。そのため、契約が長期間になることで、月々の支払いが安価になります。
分割払いになるので、一括でその物件の価格を払う必要がありません。つまり、リースの利用者は、初期費用がなくても設備投資ができるメリットがあります。
また、リース企業は、メーカーから利用者が希望するものを購入し、貸し出す利用者からリース料を請求します。リース料金とは、商品代金に加えて毎月利子を上乗せしたものです。
利用者は、初期費用をはじめにリース企業から借り、契約期間中に物件の価格に利子を乗せたものを返済していくような仕組みです。つまり、リース企業にお金を借りて設備を整えることができるため、金融ビジネスともいえます。
契約期間中は、途中解約ができません。リースを利用すれば、購入して使用するのと実質的に変わらない効果をもたらすことができます。
利用者が希望したものをリース企業が購入するため、所有権はリース企業にあります。そのため、固定資産税などの手間の多い手続きが減るメリットがあります。リースは、法人向けサービスが多い傾向にあります。
このようにリースには、メリット・デメリットがあります。「所有」ではなく「使用」が目的の場合に、メリットがあります。リースを利用すれば、初期費用が抑えられ、設備を整えられます。その反面、所有権がなく、長期的な予算としてみると購入するよりも割高になる場合もあります。
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リースには大きく分けて2種類ある
ここでは、リース業界の分類について解説していきます。リースは大きく分けて、ファイナンス・リースとオペレーティング・リースの2種類に分けることが出来ます。
「そんな分類、聞いたことがない」という就活生も多いでしょう。しかし、リース業界を志望するのであれば、知っておかなければならない基本知識になります。
ファイナンス・リースとオペレーティング・リースについて知ることで、さらに詳しくリース業の仕組みがわかります。しっかりと理解を深め、その上でリース業界の業界研究を進めていくようにしてください。
ファイナンス・リース
ファイナンス・リースとはその言葉通り、金融取引におけるリースのことです。
仕組みは、まず利用者が選んだモノをリース会社が利用者に代わって購入し、利用者へ貸与します。そしてリース会社はそのことを通じて、利用者から購入代金と金利などを貸与期間の間に返済してもらい、収益を生み出すビジネスモデルになっています。
ファイナンスリースの代表的なものは、オフィス用品です。コピー機や、複合機などのOA機器から、パソコンやサーバー、デスクやロッカーまで、ファイナンスリースの対象は多岐にわたります。
実質的にはリース会社が利子込みでの返済を条件にお金を貸し、利用者がそのお金でモノを購入することと似た構図になっています。つまり、金融業と似ている業務形態だといえます。
初期費用が少なく、設備投資ができるメリットの反面、リース期間中、利用者は契約を中途解約できないデメリットがあります。
オペレーティング・リース
オペレーティング・リースとは、リース会社が既に保有しているモノを利用者へ貸与する取引のことです。リース企業は、契約期間を設定しリース後の資産価値を算出して、リース料金を設定します。
リースの対象となる代表例としては、航空機や自動車、工作機械、建設機械などが挙げられます。オペレーティング・リースの場合、お金の貸与ではなく、あくまでもモノの貸与となる分、どんなものでも貸与できるわけではありません。
オペレーティングリースでは、その企業が所有しているものしか貸出できません。しかし、お金による拘束がない分、リース期間中であっても中途解約を、ペナルティー無しで行えるなど、柔軟に対応しやすいメリットもあります。
リース業界の動向
リース業界の業界規模は拡大傾向にあり、業績も順調に推移しています。景気の悪化から一時業績の低迷や伸び悩みを見せる時期はあったものの、現在ではリース業界の業績は回復しています。業績回復の背景となっているのが震災復興需要です。
被災地での建設機械やトラックなどの需要が高まったことにより、リース業界は業界規模を拡大しています。しかし、すべての分野で好調なわけではありません。さまざまな分野で業績回復が記録されている中で、OA機器や土木建設機器などは伸び悩みを見せています。
コロナの影響で、テレワークが普及し、オフィスで需要があるOA機器の必要性が低下したことが、低迷の原因です。また、昨今は超低金利時代となり、銀行融資のハードルが下がったため、投資金額の大きい土木建設機器もリースの優位性が下がりました。
また国内市場でも頭打ちが見え、海外に市場を求めて動き出している企業も多いです。今後のリース業界では、いかに海外に事業を展開し、成長する分野を見つけることができるかが、明暗を分けると考えられます。
数字で見るリース業界
- 業界規模:9兆2,913億円(2020年データ)
- 平均年収:736万円
- 平均継続年数:14年
業界動向SEARCH.COMによると、リース業界の業界規模は9兆2,913億円です。業界規模としては大きく、160業界中上位20%に位置します。2016年にリーマンショックの打撃により業界規模は減少し、その後横ばいが続いていました。
2019年には景気回復とともに、若干の業績規模の増加がみられました。しかし、2020年のコロナウイルスの流行で、旅行者が減り、飛行機やレンタカーの需要の減少が原因で再び業界規模は減少しました。国内市場の見通しが厳しくなり、海外に目を向ける企業も増えています。
平均年収は736万円であり、160業界中30位に位置します。リース業界は金融業界にも属し安定しているため、他業界と比べても高い水準にあります。企業ごとに若干の差はあるものの、安定した年収を得やすい業界です。
リース業界の平均継続年数は、14年です。2019年時点で日本人の平均勤続年数は12.4年なので、リース業界は平均より少し高い水準にあります。年収の高さや金融業界ならではの雇用の安定などから、継続年数は長い企業が多いです。
リース業界の細かい職種分類について
- 営業
- 経理
- 審査・法務
- 資産管理
リース業界の職種としては営業、経理、審査・法務、資産管理が挙げられます。
営業はリース契約を販売する職種です。営業先は個人の場合も、企業の場合もあります。マーケティングとしての役割も果たし、市場で求められているものから新規リース商品の開拓などを行うこともあります。
経理はリースに関わる税務処理などを行う職種です。リース業では法律や税制についての知識が求められることも多く、経理には幅広い知識が必要です。
審査・法務はリース契約を結ぶにあたり、契約者が信用に値するかなどを審査します。また、契約書の作成や内容確認などを行う場合もあります。
資産管理はリースで使用する商品の契約の延長や終了、廃棄などを行う職種です。
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利用者がリースに対して感じるメリット3つ
実際に大企業・中小企業問わず、多くの企業でリースが導入されています。なぜ、リースはそこまで人気なのでしょうか。リースについて詳しく知るうえで、利用者目線のリースを利用するメリットを知っておくことは重要です。
利用者が感じるメリットは、リース業界の強みとその将来性です。特にリースを利用する、大きなメリットだといえる3つの項目をまとめました。リース業界に足を踏み入れる前に一度チェックしておきましょう。
①設備導入時に多額の資金が不要
リースの最大の特徴は、多額の初期投資を必要とせず、定額で設備を使えることです。例えば、建設業に必須のショベルカーやクレーン車を購入する場合、初期投資として数千万円かかります。しかし、建設機械のリースなら、1日数万円~数十万円で借りられます。
また、仕事が入ったときのみ借りれば、費用をさらに抑えることができ、整備も不要で維持費がかかりません。長期的の金額を考えると、初期投資として購入したほうがいい場合もあります。しかし、一気に多額のお金を用意できなくても、リースなら使用可能です。
特に初期費用の回収の目途がついていない場合や、多店舗の同時出店による多額の初期投資が必要な場合などは、リースは心強い味方だと言えるでしょう。
②事務管理の省力化が図れる
リースを利用すれば、利用者がすべき事務作業を削減できます。企業は、物を所有した場合に「固定資産の管理」をおこなう必要があります。固定資産とは、企業が長期間で保有するものや、1年以上にわたり現金化・費用化する資産を示します。
例えば、固定資産税の申告・納付や、減価償却計算などが当てはまります。減価償却計算とは、時間の経過にともない、耐用年数に応じて減少していく価値を計上する会計処理です。
また、物を購入するために金融機関からお金を借りる場合には、借入金の管理も必要となってくるでしょう。このように、ただ物を購入しただけでも、多くの事務管理が必要となってしまうのです。
しかし、リースであれば、唯一しなければいけないのが「リース料金の支払い」であり、購入時の事務管理は不要となります。
特に「税金の納付」「車検手続き」などの、手続きの手間の多い車や、一気に大量に導入が必要なパソコンなどの場合は、事務手続きの手間が削減できるため、メリットになります。
③コスト把握が容易
リースを使用すれば、月々にかかる費用が把握しやすいです。業務に必要な物の中には、初期投資に加えて、維持費がかかってくる物もあります。しかし、リースの場合、月々に支払うリース料金が定額のため、コスト把握が容易になります。
例えば車を所持する場合、自動車税に車検、メンテナンス代といった、多くの維持費が必要となってきます。もちろん、目に見える費用だけでなく、多くの手続きにより時間も取られてしまうことでしょう。
一方リースの場合は、定期的に同じ額を支払うことによって、設備を使い続けられます。リース料金を見るだけで、どれくらいのコストがかかっているのかを把握できます。
銀行からお金を借りる場合、金利変動のリスクが伴います。しかし、リース料金は常に固定のため、そういった金利変動のリスクを避けられるでしょう。
主要企業5選紹介
就活では業界研究だけではなく、企業研究を行うことが大切です。リース業界に馴染みのない就活生は多いですが、リース業を行っている企業はさらに知られていません。
名前自体は知っていても、その企業がリース業を行っているとは知らない人も多いです。入社したい意思を伝えるためには、その企業の特徴や強みを答えられなければならないため、徹底した企業研究が必要です。
リース業界の主要企業に絞って比較することで、基本的な事業内容の把握ができます。まずは主要な企業についての理解を深め、リース業界をさらに知っていきましょう。
①オリックス株式会社
- 企業名:オリックス株式会社
- 代表者名:井上 亮
- 従業員数:31,673名(2020年9月現在)
- 設立年月日:1964年4月
オリックス株式会社は、多角的金融サービス業を行っている企業です。リース業界では業界トップの売上高を誇り、シェア率は3割を超える業界をけん引する存在です。
リース業としては、ファイナンス・リース、オペレーティング・リース、レンタル、割賦などが挙げられます。これらは法人向けに行われており、ファイナンス・リースではIT関連機器、店舗設備、機械設備が、オペレーティング・リースでは計測器、建設機械などが対象です。
国内だけではなく、海外にも広く事業を展開しており、世界36の国と地域に700もの拠点を有しています。
オリックスではチャレンジし続けられる人材が求められています。新しいことに挑戦する社風なので、向上心の高い人におすすめの企業です。
②三井住友ファイナンス&リース株式会社
- 企業名:三井住友ファイナンス&リース株式会社
- 代表者名:橘 正喜
- 従業員数:連結 3,357名(2020年3月31日現在)
- 設立年月日:1963年2月(リース事業開始:1968年5月)
三井住友ファイナンス&リース株式会社は、設立から5年後にリース業を開始しました。主に、各種物品の賃貸・延払、営業貸付などの事業を展開しています。業界動向SEARCH.COMによると、シェア第2位の位置づけを誇り、業界を代表する企業の一つです。
航空機リース事業に強く、航空機の2大メーカーである仏エアバス社と米ボーイング社などの機材を確保しています。発注済みの機材を合わせた保有機は600機以上であり、事業規模は大きいです。
三井住友ファイナンス&リースでは、多様な個性が求められており、諦めない気持ちを持った人材が求められています。柔軟な発想と粘り強さが重要視されており、仕事に対しての強い責任感が求められています。
③東京センチュリー株式会社
- 企業名:東京センチュリー株式会社
- 代表者名:浅田 俊一
- 従業員数:7,365名(単体 927名)(2020年3月31日現在)
- 設立年月日:1969年7月1日
東京センチュリー株式会社は、賃貸、割賦販売、営業貸付などを展開している企業です。国内のリース業界を代表する企業の一つであり、高い売上高とシェア率を誇っています。
ファイナンス・リース、オペレーティング・リース、オートリース、購入選択権付きリース、AEDリース、不動産リースを始めとし、多岐にわたる商品展開が特徴です。
また国内だけではなく、海外でも活躍しているグローバルな企業でもあります。37の国と地域にネットワークを持ち、世界に事業を展開しています。
東京センチュリーでは、チャレンジすることが大切にされています。諦めずに粘り強く挑戦する姿勢が求められ、強い責任感を持って仕事に取り組める人材が求められています。
④芙蓉総合リース株式会社
- 企業名:芙蓉総合リース株式会社
- 代表者名:佐藤 隆
- 従業員数:単体760名 連結2,681名(2020年9月30日現在)
- 設立年月日:1969年5月1日
芙蓉総合リース株式会社は、リース事業、金銭の貸付、その他各種金融業務、各種コンサルティング業務の事業を行っている企業です。情報関連機器、事務用機器、産業・工作機械、医療機器を始めとして、幅広い商品展開が特徴です。
また、不動産リースなども行っており、対象商品だけではなくサービスの分野が幅広いことが強みでもあります。国内だけではなく、海外にも多くの拠点を持つグローバル企業です。アメリカ、アジア、ヨーロッパと世界中で事業を展開しています。
芙蓉総合リースでは挑戦することを大切にする社風があり、前例のないチャレンジもしやすい環境にあります。高い向上心が求められ、個性を発揮して働きやすい企業です。
⑤NTTファイナンス株式会社
- 企業名:NTTファイナンス株式会社
- 代表者名:坂井 義清
- 従業員数:7,374名
- 設立年月日:1985年4月11日
NTTファイナンス株式会社は、総合リース業を始めとして幅広い事業を展開しています。その他に展開する事業はクレジットカード業、金融商品の保有、管理、売買、仲介及び貸借です。リース業界内ではTOP10に入り、業界を支える企業の一つです。
リース業としては通信機器、電子計算機とその周辺機器、事務用機器・備品、産業工作機械などを扱っている企業です。リース業以外にも幅広く事業展開を行っている企業です。
NTTファイナンスでは、新しいことにチャレンジしていける人材が求められています。社風として革新、イノベーションを大切にしている企業であるため、挑戦しやすい環境にあります。向上心の高い人、好奇心旺盛な人に向いている企業です。
リース業界研究のおすすめ書籍紹介
業界研究を行う方法はさまざまありますが、リース業界についてさらに専門的な知識を身に付けるのであれば、書籍の利用がおすすめです。
書籍ではネットなどでは知ることができない情報が数多く記載されています。業界の情報が凝縮されていますので、効率よく知識を身に付けられるでしょう。
業界研究をどこまで徹底できたかによって、就活の明暗はわかれます。書籍を利用して、妥協することなく業界研究を行い、リース業界への理解を深めていきましょう。
①キーワードでわかる リースの法律・会計・税務
キーワードでわかる リースの法律・会計・税務 (第5版) は、リースを利用するメリットについて解説されています。リース業界は個人や法人に対してリース商品を提供する立場なので、利用者にどんなメリットがあるのかを知っておくことも大切です。
リースを利用するメリットを知っておけば、営業でもリースの説明をする際に役立ちます。そもそもリースとはどんなものなのか、どんな仕組みで行われているものなのかを知ることもでき、業界研究の入門書としてもおすすめです。
リースはなぜ必要なのか、利用するメリットはどんな点にあるのかを知っておくことで、業界についての理解も深まります。利用者の立場を知っておくことは仕事をする上でも役立ちますので、就職後にも知識を活かせます。
②図解即戦力 リース業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書
図解即戦力 リース業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書は、リースに関する基礎的な知識について解説しています。リースとはどんなものなのか、どんな法律や税務が関係しているのかなどについてわかりやすく解説しています。イラスト図解を交えて解説されていますので、予備知識がなくても分かりやすく、業界初心者にもおすすめです。
リースについて法律・会計・税務などの観点から解説されており、さらに貸す側・借りる側の取扱いや処理の仕方なども解説されています。貸す側・借りる側両方の観点から語られているので、業界についてより詳しく知ることができます。
リースには法律や会計、税務などが関与しますので難しいことが多いです。この本ではそれらが分かりやすく簡単に解説されており、おすすめです。この本は、リース業界の現在と将来を一冊で見通せる教科書になっています。
③図解入門ビジネス 最新リース取引の基本と仕組みがよ~くわかる本[第8版]
図解入門ビジネス 最新リース取引の基本と仕組みがよ~くわかる本[第8版]は、仕組みからメリット、実務、活用制作まで図解解説しています。イラストとかみ砕いた説明により、リースについて全く知らない人でも理解できる、リース業界初心者向けの本となります。
「リースとは」といったリースに関する基礎的事項はもちろん、税務や会計、法務などの専門的な分野に関しても、とても分かりやすくまとめられています。
さらに、リース会計基準や民法改正などの最新動向についても触れられており、リース業界に関する生の情報を多く入手できる本だといえます。リース業界の現状をしっかり把握できるため、リース関連の企業に入社したい就活生には特におすすめな本です。
リース業界については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
リース業界を深く知り就活を有利に進めよう!
リース業界は安定性もあり、国内だけではなく、海外でも活躍する企業が多いなど注目を集めている業界です。しかし、日常生活でリースを利用する機会は少なく、金融業界にも属するなど複雑な事業形態のため、業界理解に苦戦する人もいるでしょう。
まずは、リース業界の仕組みを理解し、基本知識を学ぶことで、就活を有利に進められるでしょう。業界のメリット・デメリットを把握し、リース業界の将来性を知ることが大切です。
自分の熱意を伝えるためには、その業界について答えられるようにしておかなければなりません。就活の攻略には業界研究を欠かすことはできませんので、徹底した業界研究を行い、リース業界への就職を目指しましょう。