業界研究

人材業界の志望動機に書く内容5つ|例文5選やNG例もご紹介

企業と人を結びつける魅力溢れる人材業界

人材業界は企業と人を結びつける業界であり、就職活動や転職活動をお手伝いする仕事をおこないます。企業に就職・転職するということは、少なくともその人の人生においては、新しいスタートを切る機会です。就活や転職を無事成功させた方からの感謝の言葉を聞き、それをやりがいに感じることができるのは、大きな魅力のひとつと言えるでしょう。

活躍している様子を見ることが出来ることは、大変魅力のある人材業界ならではの体験になります。企業に就職をする人もいれば退職する人もいるので、就活や転職を希望される方は、毎日顔ぶれも変わります。色んな人と出会うことができ、さまざまな人と接する機会があることも魅力のひとつと言えるでしょう。

人材業界とは

人材業界での就活を成功させるためには、志望動機を工夫して書くことが大切です。人材業界は就活生に人気が高い業界ですので、志望者は多く、倍率が高い企業も多いです。ライバルたちに負けないためには、採用担当者の記憶に残る志望動機の作成が必要です。

志望動機を作成するためには、業界についての知識を身に付けることも大切です。人材業界の動向や基本的な知識を身に付け、志望動機の作成に役立てていきましょう。

人材業界

人材業界は順調に業界規模を拡大しており、業績も好調に推移しています。好調の背景にあるのは景気の回復です。不景気時には業績の伸び悩みを見せていたものの、景気の回復に伴って業績は回復し、業界規模も順調に回復しています。

景気の回復によって、さまざまな分野の企業で幅広い事業展開が進められるようになったことも業績好調の理由のひとつです。事業拡大によって人手不足に悩む企業は多く、それが追い風となって人材業界は成長を続けています。

また、訪日外国人観光客が急増したことによって人材不足に悩む企業は多く、人材業界は今後も拡大が見込まれています。マッチングの効率化を図るためにAIを導入する企業も増え、さまざまな変化が起こっている業界です。

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人材業界の業績推移について

  • 業界規模:2兆9,658億円
  • 平均年収:503万円
  • 平均継続年数:5年

人材業界の業界規模は2兆9,658億円であり、国内の業界としてはそれほど大きくはありません。しかし今後もさらなる拡大が見込まれており、国内を代表する業界へと成長していく可能性は高いです。

平均年収は503万円であり、他業界と比べるとやや低い水準にあります。業界内でも企業によって年収の差は大きく、大手企業であれば900万円などの場合もあります。しかし高年収はごく一部であり、業界全体として年収はそれほど高くありません。

平均継続年数は5年であり、これも他業界と比べても低い水準にあります。企業によって継続年数に差はあるものの、どの企業も継続年数はそれほど高くありません。平均年収が低いことなどから離職率が高い業界でもあります。

人材業界の細かい職種分類について

  • 営業
  • スタッフ支援
  • アドバイザー

人材業界の職種としては営業、スタッフ支援、アドバイザーが挙げられます。営業は人材サービスを利用する企業に対して、さまざまな提案やヒアリングをおこなう職種です。サービスの提供だけではなく、その後のフォローなどをおこなう場合もあります。

スタッフ支援は、自社サービスに登録しているスタッフに対して教育・研修などを行う職種です。派遣先の企業でしっかりと活躍できるように、さまざまな職業訓練や働くためのサポートをおこないます。

アドバイザーは自社サービスの登録スタッフに対して仕事の紹介やアドバイス、相談などをおこなう職種です。単に仕事を紹介するだけではなく、その人の適性や要望などからマッチする企業を探し、企業への推薦などをおこないます。

人材業界の志望動機に書く内容5つ


志望動機を作成するためには、業界研究をおこなうだけでは不十分です。業界についての基本的な知識を身に付けることは最低限必要であり、それだけで選考を勝ち抜いていけるわけではありません。

選考を勝ち抜くための志望動機を作成するためには、志望動機の書き方をマスターすることが大切です。志望動機は書き方ひとつで印象が大きく異なります。採用担当者の心に残る志望動機の書き方をマスターし、人材業界を攻略できる志望動機を作成していきましょう。

①なぜ人材業界なのか

志望動機を作成するためには、その業界でなければならない理由をアピールすることが大切です。人材業界を志すのであれば、なぜ人材業界なのかを明記していきましょう。人材業界を志した理由を考えるためには、人材業界でなければならない理由を考えることが大切です。他の業界ではできない、人材業界でしかできないことを考え、それを志望動機へとつなげていきます。

人材業界は人と関わる仕事であり、企業と人をつなぐ仕事です。「企業と人材のマッチングを通じて双方のメリットを生み出したい」「雇用を創出することでより多くの人の幸福を実現したい」などさまざまな理由が考えられます。人材業界だからこそ実現できることを挙げ、業界を志望する理由を明確に伝えていきましょう。

②その中でもなぜ該当企業なのか

なぜ人材業界を志望するのか、その理由を伝えたら、今度はその中でもなぜ該当企業を志望するのかを明記しましょう。人材業界の中にも数多くの企業はありますし、それぞれに特徴や強みなどは違っています。人材業界の中でもどうしてその企業なのか、その企業でなければならない理由は何かを伝えることが大切です。

企業を志望する理由がしっかり伝えられていないと、人材業界であればどの企業でもいいと思われてしまう可能性があります。どの企業でもいいと思われてしまうと、志望意欲をアピールすることができず、選考でも不利になってしまいます。その企業ならではの特徴や強みを踏まえて志望理由を語り、企業への入社意欲が高いことをアピールしていきましょう。

企業のHPを読み込む

面接では「弊社のHPをご覧になりましたか」と聞かれることが多いです。企業にとってHPは、企業の宣伝でもあり顔でもあることから、試行錯誤の上で作成されているものです。企業のHPには会社の所在地はもちろんのこと、沿革や社長のメッセージ、また企業理念や社員の心得などが掲載されています。

中には人材募集をHP上でおこなっている企業もあります。その企業にはどのような歴史があり、どのような目標、目的を持って歩み、社員ひとりひとりがどのような心得で仕事に専念しているかがわかるでしょう。また、人材募集のページがあれば、求める人材が記載されていることもありますので、企業のHPを読み込むことはとても重要であると言えます。

会社説明会に参加する

企業の会社説明会は就活生にとっては、とても重要になるでしょう。会社説明会では、どのような仕事をしているのかということから始まり、何をモットーに取り組んでいるのか、どのような成果があるのか、売り上げや社員の雰囲気、何に力を入れているかなどさまざまなことを、生の声で聴くことが出来ます。

企業が伝えたいことを凝縮して就活生に伝えているため、志望動機にしやすい内容がたくさんあると言えるでしょう。会社説明会の中では、何人かの社員の方が実際に話をしてくれることもあり、社風を知ることが可能です。質問タイムを設けていることもありますので、参加しておくとプラスとなることが多いでしょう。

OB訪問で多くの話を聞く

HPや会社説明会は企業のPRしたいポイントや、企業側の気持ちに立って生の声を聴くことが出来るということが魅力になってきます。OB訪問では込み入った話を聞くこともできるため、就活生は早めに行動をし、OB訪問をすることをおすすめします。

OB訪問は大学などの先輩で、興味のある業界や企業に実際に就職している人を尋ね、どういった業界なのか、どのような企業なのか、働いている社員の言葉として、率直な意見を聞くことが出来ます。

もちろんその人によって感じ方は違いますが、企業が説明などで積極的に表に出す面とは違い、リアルな現場の声を聴けることが魅力的です。OB訪問で企業研究をするということも、現在ではよくおこなわれている方法となっています。

③志望する職種

人材業界の職種は、広告作成業務、人材派遣業務、人材紹介業務、コンサル業務などに分けられます。「広告作成業務」では、求人広告を作ります。企業が募集している求人情報を紙面やweb上にまとめ、仕事を探している人に情報を提供します。情報をまとめて一覧にしユーザーがいろいろな仕事を比べやすいように作る仕事です。

「人材紹介業務」は、企業から求人の依頼を受け、条件に当てはまる人材を紹介するサービスです。紹介するのは正社員がほとんどで、これが人材派遣との大きな違いになります。「コンサル業務」は、仕事を探している人の転職相談に乗ったりアドバイスをしたりと、企業との仲介をする仕事です。また、企業側の人材獲得や人材育成といった相談に乗ることもあります。

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志望動機作成ツールはもう試しましたでしょうか?ツールで実際に文章を作成してみてからブラッシュアップする方が効率的に受かりやすい志望動機を作成することができます。

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作った志望動機は選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される志望動機を完成させましょう。

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④どのように貢献するか

人材業界を志望する理由、その中でも該当企業を志望する理由を伝えたら、そこで自分に何が貢献できるのかも伝えていくことが大切です。志望動機では企業への入社意欲や仕事に対するやる気を伝えることが大切です。しかし、気持ちだけでは企業で活躍することはできません。

活躍するためには充分な能力が必要ですので、企業でどのように活躍できるのか、貢献できることは何かを伝えていくことが大切です。ここで注意が必要なのが志望動機は自己PRの場ではないということです。何が貢献できるかを伝えようとするあまり、自己PRになってはいけません。志望動機と自己PRは全く別物ですので、自身の能力をアピールすることばかりを考えず、仕事への意欲と貢献できることをバランスよく伝えていきましょう。

⑤入社後の展望

志望動機の内容に入社後の展望を書く場合は「入社後は○○の業務に携わって〇〇に貢献したい」など、どんな仕事をしていきたいか、入社出来たらどのように会社に貢献していきたいかを明確に書くことが大切です。また、自分の持つ能力を交えて入社後の展望を書くと、志望動機に説得力が生まれなおいいでしょう。

例えば、海外留学した経験がある場合、苦労したことや困難だったことを取り上げ、その克服のために努力したことを伝えます。そして、身に付けたスキルや英語力を入社して活かしたいと今後の展望を書くという流れです。

人材業界の志望動機例文5選

志望動機の作成のポイントが分かれば、いよいよ実際に就活で使う志望動機を作成していきましょう。志望動機は就活を通して必要なものですので、自身の納得がいくまで考えて書くことが大切です。

一度書き上げればそこで終わりにするのではなく、念入りな見直しをし、修正が必要なところは改善し、ブラッシュアップする必要があります。志望動機は改善を重ねることが大切ですので、例文を参考にしながら自分の志望動機と何が違うのかを見比べてみましょう。

例文①

私は人材派遣のサービスを通じて企業と人との架け橋のような存在となって活躍したいと考えています。御社は様々な業界、分野に精通しており、仕事を幅広く紹介することが出来ます。より多くの人に、幅広い可能性を提供したいと考え、御社を志望しました。
私は聞き役に徹することが得意で、傾聴力には自信があります。傾聴力を活かして企業が求める人材像を把握し、また登録スタッフの話もしっかりと聞くことで仕事に求めるものを聞き出し、お互いのメリットを創出したいと考えています。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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例文①では企業と人の架け橋となって活躍したいと志望動機が語られています。最初に結論からアピールすることで志望動機を明確に、印象深く伝えることができており好印象です。

また企業についての強みもアピールできており、企業研究ができていること、企業への志望度が高いこともアピールできています。自身の能力についてもどのように活かすかが具体的に記されており、企業で活躍している姿がイメージしやすくなっており、これも好印象です。

例文②

私は企業と労働者両方のメリットを生み出すことで経済を活性化させ、豊かな社会の実現に貢献したいと考えています。御社は企業と人材とのマッチング度が高く、離職率が低いことでも有名です。
それは人材紹介後のサポートサービスが充実しているからだと考えます。私は企業と人材両方のサポートをしっかりと行うことで、お互いのメリットを生み出したいと考えています。
大学時代はレストランで働き、細かいことにも気づき、視野を広く持つことを覚えました。御社でも企業と人材双方の求めるものをしっかりと読み取り、必要なサポートを行うことで、高い満足度を実現し、貢献したいと考えています。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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例文②では企業と労働者双方のメリットを生み出し、豊かな社会を実現することが志望動機として語られています。企業の強みを提示し、それを志望動機に絡めることで、その企業でなければならない理由としてアピールすることができています。

どのように活躍するのか、企業に貢献するのかが具体的に語られており、好印象です。大学時代に培った能力が仕事でどのように再現されるかが詳細に提示されており、企業で働き活躍する姿がイメージしやすくなっています。

例文③

私は相手の話に耳を傾け、相手が本当に求めているものを見つけ出すことで、最高のマッチングを生み出したいと考えています。私は大学時代に御社の人材派遣のサービスを利用してアルバイトをしていました。
アルバイトでも熱心に話を聞いて頂き、嬉しく感じました。また紹介されたアルバイトはどれも良いものばかりで、お金では買えない素晴らしい経験をすることが出来ました。
私は大学時代に様々な業界でアルバイトを行うことで、業界ごとに必要な能力などを知りました。実体験で培った知識を活かして人材のマッチングを行い、企業と労働者の双方が本当に満足出来るサービスを提供したいと考えています。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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例文③では相手が本当に求めているものを見つけ出すことで、最高のマッチングを生み出したいと志望動機が語られています。また志望する企業のサービスを利用していることで、企業への志望理由の高さが根拠付けられています。

企業を志望しようと思ったきっかけが原体験から語られており、好印象です。さらに、さまざまな業界でアルバイトをした経験があるのも大きな強みです。業界ごとに必要な能力や適性などを知っていることで、採用メリットが高いこともアピールできています。

例文④

私はコンサル業務を志望しています。現在、私は大学で経済学を専攻し勉強しています。また、毎日新聞やテレビはかかさず見ており、日々の経済の流れも把握しております。経済の流れや仕組みに関する知識を活かし、お客様に多くの情報を与えることができます。御社へ入社できた場合は、コンサルティング事業部において1人でも多くのお客様とコミュニケーションを取りながら経験を積んでいきたいと思っております。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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例文④では、自分を採用した際、企業側はどんなメリットがあるのかを志望動機に挙げています。企業は自社にいい影響を与えてくれる人材を採用したいと考えています。よって、ただ志望動機を伝えるだけではなく、採用した場合のメリットをアピールすると採用側も採用後のイメージを描きやすいでしょう。

例文⑤

私は〇〇ホテルで2年間、フロントスタッフのアルバイトをしていました。そこでは、お客様が滞在中に快適に過ごせる方法を常に考えながら勤務しておりました。このような姿勢がお客様に認められ、アンケート調査で高評価をいただいたことがあります。御社に入社できましたら、アルバイトの経験で培った「相手の気持ちを考えて行動する力」を活かして採用に悩むお客様の力になりたいと考えています。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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人材業界では、コミュニケーション能力は大切な要素です。接客や販売などの仕事経験があれば人材コーディネーターの実務経験がなくても、採用される可能性は大いにあります。これまでのアルバイトや仕事をする上で心がけていたことや、表彰された実績があればアピールするといいでしょう。

人材業界の志望動機NG例文選

優れた志望動機を完成させるためには、あえてNGな例文を見ておくことも大切です。NGな例文を見ることでどんな点が間違いなのかを知ることができますし、自身の志望動機と照らし合わせてみることで、間違った部分がないかを確認することができます。

志望動機は少しでもミスがあると一気にマイナスの評価となってしまう可能性がありますので、何がNGなのかを知っておくことが大切です。NG例文を参考にして、何が間違いなのかを確認していきましょう。

NG例文①

私は人材業界で活躍し、企業と人を繋ぐ架け橋として成長していきたいと考えています。仕事をする上では仕事との相性だけではなく、企業との相性が大切だと考えています。たとえ自身のやりたい仕事であっても企業との相性が悪ければやりがいを感じられない場合もありますし、続けるのが難しくなってしまうこともあります。
仕事にやりがいを感じ、長く続けるためには、企業との相性を欠かすことはできません。私は登録スタッフに対して相性の良い企業を紹介することで、企業と人双方の満足を実現させたいと考えています。

NG例文①では人材業界で活躍し、企業と人を繋ぐ架け橋として成長したいと志望動機が語られています。人材業界を志望する理由については語られているものの、企業を志望する理由については一切触れられていません。

人材業界であればどの企業でもいいと思われてしまう可能性がありますので、NGです。また企業に貢献できることについても触れられておらず、これもNGです。人材業界を志望する理由は語られているものの、それ以外は何のアピールにもなっていません。

NG例文②

私は昔から人の話を聞くことが好きで、小さい頃から聞き役に回ることが多くありました。相手の話を聞く時には相槌のタイミングを工夫したり、時には相手に質問をすることで話を促しました。話を聞く姿勢を工夫することで傾聴力が身に付き、その能力を活かして仕事がしたいと考え、御社を志望しました。
御社では企業や登録スタッフの要望をしっかりと聞くことで、相手が求めるものを引き出したいと考えています。お互いが本当に求めるものを引き出し、それぞれをマッチングさせることで満足度の高いサービスを提供したいと考えています。

NG例文②では業界や企業を志望する理由が冒頭で語られておらず、アピール力が弱くなっておりNGです。志望動機を印象付けるためには結論から伝えることが大切です。例文では結論が後回しになっており、最後まで読まなければ分かりません。結論が最後になってしまうと結局何を伝えたいのかが分かりづらくなってしまいます。

また、企業を志望する理由も自身の能力を活かせる仕事だからと弱いのもNGです。能力が活かせればどの業界、企業でもいいと思われてしまいますので、企業を志望する理由は明確に伝えなければなりません。

NG例文③

私は企業や人材それぞれに合ったマッチングを実現することで、日本の経済を支えたいと考えています。現在様々な業界で人手不足が叫ばれていますが、離職率が高いのは労働環境が悪いからではなく、企業と人材とのマッチングが上手くいっていないからだと考えます。
適材適所で人材を派遣することが出来れば、人手不足を始めとした様々な労働問題は解決することが出来ます。御社では幅広い業界に人材派遣を行っているのが強みであり、そのパイプを活かして完璧なマッチングを目指し、経済の活性化を目指したいと考えています。

NG例文③では企業や人材に合ったマッチングの実現によって日本の経済を支えたいと志望動機が語られています。例文では人材のマッチングによって労働問題は解決できるとアピールしていますが、夢ばかりを語りすぎるのはよくありません。

将来についてのビジョンを持つことは大切ですが、それがあまりにも現実的ではないとば場合によっては嘘をついていると思われる可能性があります。向上心が高いことは伝わりますが、再現性に乏しいものばかりですので、NGです。

人材業界の志望動機をマスターして選考を有利にしよう

人材業界は業績の好調な業界であり、今後もさらなる業界規模の拡大が見込まれています。業界規模の拡大によってさらに注目は集まりますし、志望者が多い業界でもありますので、他の人と差をつける志望動機を考えなければなりません。

人材業界での就活を成功させるためには、志望動機をしっかりと工夫して、採用担当者の心に残ることが大切です。志望動機の書き方にはいくつかポイントがあり、それらを踏まえて作成することで、アピール力の高い志望動機を作成することができます。

志望動機は書き方ひとつで印象が大きく変わり、企業からの評価も違ってきます。魅力的な志望動機の書き方をしっかりとマスターし、人気の高い人材業界の就活を攻略していきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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