ファイザーの平均年収と生涯賃金｜年齢別・役職別の年収・月給・ボーナス推移と業界比較

ファイザーの平均年収は840万円程度

ファイザーは医薬品企業の中でも大手に入る、世界規模の企業です。「患者さんの生活を大きく改善する革新的な治療法を提供する 」をスローガンに活動し、禁煙補助薬の開発や抗うつ薬の開発など、様々な健康に関わる医薬品を製造・開発を行っているのが特徴です。親企業は米法人ですが、日本でも別途法人が作られています。

ファイザーの平均的な年収事例は、営業職で800万円程度、研究職でも890万円程度になるようです。特に主要な職種でもあるMRに関しては、20代後半で500万、30代で900万程度という口コミがあります。

正式名称：ファイザー株式会社
所在地：東京都渋谷区代々木3-22-7新宿文化クイントビル
従業員数：4,935人
PfizerのHP

ファイザーにおける年齢別平均年収

各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。

平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション

各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。

年齢	年収	月給	ボーナス
20~24歳	505.9万円	31.6万円	126.8万円
25~29歳	686.0万円	42.8万円	172.0万円
30~34歳	791.7万円	49.4万円	198.4万円
35~39歳	865.1万円	54.0万円	216.8万円
40~44歳	934.0万円	58.3万円	234.1万円
45~49歳	1,011.8万円	63.2万円	253.6万円
50~54歳	1,060.6万円	66.2万円	265.8万円
55~59歳	1,021.4万円	63.8万円	256.0万円
60~64歳	683.6万円	42.7万円	171.4万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション

ファイザーの1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。

年齢	月給	ボーナス	平均年収
22歳	31.6万円	126.8万円	505.9万円
23歳	33.8万円	135.8万円	541.9万円
24歳	36.1万円	144.9万円	577.9万円
25歳	38.3万円	153.9万円	614.0万円
26歳	40.6万円	162.9万円	650.0万円
27歳	42.8万円	172.0万円	686.0万円
28歳	44.2万円	177.3万円	707.1万円
29歳	45.5万円	182.5万円	728.3万円
30歳	46.8万円	187.8万円	749.4万円
31歳	48.1万円	193.1万円	770.5万円
32歳	49.4万円	198.4万円	791.7万円
33歳	50.4万円	202.1万円	806.3万円
34歳	51.3万円	205.8万円	821.0万円
35歳	52.2万円	209.5万円	835.7万円
36歳	53.1万円	213.2万円	850.4万円
37歳	54.0万円	216.8万円	865.1万円
38歳	54.9万円	220.3万円	878.8万円
39歳	55.7万円	223.7万円	892.6万円
40歳	56.6万円	227.2万円	906.4万円
41歳	57.5万円	230.7万円	920.2万円
42歳	58.3万円	234.1万円	934.0万円
43歳	59.3万円	238.0万円	949.6万円
44歳	60.3万円	241.9万円	965.1万円
45歳	61.2万円	245.8万円	980.7万円
46歳	62.2万円	249.7万円	996.2万円
47歳	63.2万円	253.6万円	1,011.8万円
48歳	63.8万円	256.1万円	1,021.6万円
49歳	64.4万円	258.5万円	1,031.3万円
50歳	65.0万円	261.0万円	1,041.1万円
51歳	65.6万円	263.4万円	1,050.8万円
52歳	66.2万円	265.8万円	1,060.6万円
53歳	65.7万円	263.9万円	1,052.7万円
54歳	65.2万円	261.9万円	1,044.9万円
55歳	64.8万円	259.9万円	1,037.1万円
56歳	64.3万円	258.0万円	1,029.2万円
57歳	63.8万円	256.0万円	1,021.4万円
58歳	59.6万円	239.1万円	953.8万円
59歳	55.3万円	222.2万円	886.3万円
60歳	51.1万円	205.2万円	818.7万円
61歳	46.9万円	188.3万円	751.2万円
62歳	42.7万円	171.4万円	683.6万円
63歳	34.2万円	137.1万円	546.9万円
64歳	25.6万円	102.8万円	410.2万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

ファイザーの役職者の年収

役職者の年収について

役職	平均年収
部長	1,506.0万円
課長	1,177.9万円
係長	897.0万円
20~24歳の一般社員	505.9万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

役職ごとの年収差は約300万円

ファイザーの年収は役職がつくと金額はどのように変化していくのでしょうか。年齢や全体の平均年収の他に、役職ごとの年収を比較して予測のシュミレーションをしていきます。まず一般社員と係長を比較していきましょう。一般社員の平均年収が505.9万円で、係長職の平均年収は897万円となっていて、その差は391.1万円となっています。

次に係長と課長の比較をしてみると、課長の平均年収が1,177.9万円ですので係長とは280.9万円の年収差です。そして更に課長と部長の平均年収の比較では、部長の平均年収が1,506万円ですので課長と比較すると328.1万円の年収差となっています。このように各役職ごとの平均年収の差額は約280万円〜390万円ということが分かります。

ファイザーの大卒・大学院卒初任給について

学歴	初任給
大卒	22.7万円
修士了	25万円

※マイナビ2019より参照しています。

MRや研究職など、薬学に関する知識が必要とされている企業であるということもあり、大学卒よりも大学院卒の初任給の方が高くなっているようです。賞与は年3回用意されているのも特徴です。

医薬品業界における年収の傾向と生涯賃金

医薬品業界とは

医薬品業界の主な事業は、基本的に一般医薬品と医療用医薬品の研究と製造が主体となります。ですが、近年の保険適応などの変化や、医薬品の研究にかかる費用と時間が増えていくのにあわせて、企業年収へ還元することが難しくなりつつあるのも、ひとつの傾向となっているようです。

特に一般医薬品を販売している企業は、一般消費者向けの商品である程度安定こそしているものの、医療用医薬品主体の企業は、企業再編などもあわせて進めているようです。

医薬品業界の平均年収推移と生涯賃金

年齢	ファイザー	医薬品業界
20~24歳	505.9万円	476.7万円
25~29歳	686.0万円	595.2万円
30~34歳	791.7万円	682.4万円
35~39歳	865.1万円	731.8万円
40~44歳	934.0万円	798.3万円
45~49歳	1,011.8万円	855.6万円
50~54歳	1,060.6万円	908.9万円
55~59歳	1,021.4万円	882.6万円
60~64歳	683.6万円	611.4万円
生涯賃金	3.78億円	3.27億円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

ファイザーの平均年収のシュミレーション結果は、医薬品業界の平均年収と比較した場合、全体的に高いものと推測されます。生涯賃金においては、0.51億円の差が出るだろうと予測できるでしょう。ファイザーの平均年収は、40代後半のシュミレーション結果を比較した場合、156.2万円程差がつくだろうと予測されます。

ファイザーでは労働環境をよくするための取り組みが活発

ファイザーは会社の業績や競争力を維持して更に向上させるために、ダイバーシティ＆インクルージョンに取り組んでいます。ダイバーシティは一般的に「多様性を認めること」という意味で、インクルージョンとして「全員参加の環境づくり」を目指しているのです。ファイザーでは労働環境を良くすることが大切という考えから、実際に労働環境を良くするための取り組みが活発に行われているのです。

ファイザーでは人事制度の強化などのハード面と、文化の醸成などのソフト面の両輪を重視した制度が進められています。これはより良い製品やサービスを患者や顧客に提供することにつながるという理念がら推進されいるのです。

社員の個性・多様性を認めるキャリア支援

ファイザーでは社員一人ひとりの性別、年齢、職歴、キャリアやワークスタイルの違いを認めて多様性を活かすことで、社員それぞれがやりがいを持って働く職場創りを目指しています。それが社員と会社の両方を成長させ、両方の成功を目指しているのです。

具体的なキャリア支援として、社内研修、海外語学留学、MBAプログラム、ファイザービジネススクール、メンタリングなどの支援が挙げられます。OJTを成長の基本として、実際に仕事をしながら学んでいくシステムです。

また、多様な人材を活用する取り組みとして障碍者の雇用、多国籍の社員の雇用なども行っています。ファイザーは世界各国で事業展開していますので、さまざまな国籍や人種、文化や価値観をもった社員と一緒に働くことが増えてきているのです。

ワークライフ・マネジメントの促進

ファイザーが実施している「ワークライフ・マネジメント」とは、社員一人ひとりが仕事だけではなく家庭や地域生活を大切にし、休暇や自己啓発活動を通して心身ともに充実するように社員自らがマネジメントしていくことです。仕事の充実とプライベートの充実を図るために、各職場で上司と部下が仕事のやり方や優先順位などを話し合う機会を設けています。

勤務時間に関してはフレックスタイム制、ウィークエンド・フレックス制、裁量労働、時間外労働の削減などが具体的な取り組みです。また、勤務地に関しては結婚による勤務地選択制度、MR勤務地定住制度、在宅勤務制度などの制度があります。その他、休暇に関しては、チャイルドケア休暇、育児休業制度、リフレッシュ休暇など様々な種類の休暇の制度が整っています。

まとめ

医薬品業界は業界全体の需要こそ高まっているものの、研究を重ねて新薬を生み出す必要があることもあわせて、伸び悩む部分があることも事実です。その中でも、ファイザーは過去の医薬品をジェネリック医薬品として販売するなど、新薬開発以外の事業にも力を入れています。

今後の企業再編などの中、世界でも大手企業であるファイザーは、その地盤から立場を大きく揺るがせることなく、安定した地位を保てるものと思われます。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

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