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【就活でのキャッチフレーズ】良い例NG例から学ぶ自分の表し方

就活でキャッチフレーズを使う?

自分を一言で説明することができるキャッチフレーズはありますか?

就活では自分のことをどれだけアピールできるかが重要です。その中で、少しでも多く自分を知ってもらうために、多くの情報を伝えようとするでしょう。

しかし履歴書には文字数の制限が、そして面接では時間制限があり、伝えられる情報量は限られています。

そこで役に立つのがキャッチフレーズです。キャッチフレーズは自分の情報を一言に凝縮したものであり、上手なキャッチフレーズを作成すればそれだけで自身を説明できます

キャッチフレーズはインパクトやユーモアもあり、面接官の印象にも残りやすいので、上手に使えば面接を有利に進めることができるのです。

就活におけるキャッチフレーズについて一緒に考えていきましょう。

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そもそもキャッチフレーズとは

そもそも、就活におけるキャッチフレーズとはどんなものなのでしょうか。

前述した通り、キャッチフレーズは自分の情報を一言に凝縮したものです。よくテレビなどで、インパクトのあるキャッチフレーズをつけて、新人を紹介するシーンがあります。

キャッチフレーズがあると、相手に印象づけることができ、インパクトが残るため覚えやすいという利点があります

しかしここで気を付けておきたいのは、就活におけるキャッチフレーズということです。インパクトを残したいからといって、ウケを狙ったり大喜利をするのは、ふざけているように見えてしまいます。

あくまでも就活におけるキャッチフレーズは、自分の強みを表す一言として活用しましょう。

・消費期限のない接着剤
人と人とを繋ぎ合わせられるコミュニケーション能力の高さをアピール
・未来のスポンジ
知識・技術をスポンジのように吸収しアウトプットもできることをアピール
・人間LED
LED電球のようにいつまでも明るく周囲を照らせる存在であることをアピール
・日本生まれ情熱育ち
情熱に育てられたぐらいの情熱があり努力家なことをアピール
・伸縮自在の孫の手
痒い所に手が届く孫の手のように細かな気配りができることをアピール
・四番目の三英傑
天下統一を果たした武将の4番目ということで向上心や前向きな性格をアピール
・無限ポストイット
多くの知識を蓄えいつでも取り出せるように整理整頓ができることをアピール
・黒服のバックダンサー
バックダンサーのように主役を引き立てる縁の下の力持ちをアピール
・平成のリンカーン
リンカーンのように相手のことを考えて行動できるリーダシップがあることをアピール
・ツノが立派なカブトムシ
チャレンジ精神があることや短所をカバーできるぐらい長所を磨けることをアピール

キャッチフレーズが必要な理由とは

就活においてキャッチフレーズはなぜ必要なのでしょう。

履歴書では自身のキャッチフレーズを求められることはなく、面接でもキャッチフレーズがなくても自己PRなどを行うことはできます。

就活ではやらなければならないことが多く、キャッチフレーズ作りだけに時間をかけるわけにはいきません。

ここでは、キャッチフレーズはなぜ必要なのかを知るために、その重要性などを確認していきましょう。

面接の自己紹介やESの自己PRに使える

キャッチフレーズを決めておくと、面接の自己紹介やESに書くことができます。

自分のことを一言で伝えられると、残った時間で自分のアピールを進めることができます。自分がどんな人なのかを一言でまとめ、それに続くエピソードを話せると、相手にとって理解しやすい自己紹介、自己PRになるでしょう。

特にESの自己PRを書くスペースが小さいときは、具体的なエピソードを盛り込むことができるため、キャッチフレーズを使ってみましょう。

面接で問われることがある

そして、キャッチフレーズは面接で問われることもあります
面接官から、「キャッチフレーズを教えてください」と問われることもあれば、「自分を一言で表してください」「あなたはどんな人間か端的に言うと?」など、問われ方は様々ですが、聞かれることがあるのです。

その場合、とっさに考えるのは難しいでしょう。あらかじめ準備しておかないと、急に聞かれた際に黙りこんでしまったり、実際の自分とは矛盾のある答えを出してしまうかもしれません。

面接で急に聞かれたときにも対応できるように、キャッチフレーズを考えておくことは大切なのです。

ほかの就活生よりもインパクトを残せる

そして、キャッチフレーズはインパクトを残すこともできます

面接官は何十人、何百人と就活生と面接をしています。就活生の中には、「〇〇で日本一になった」「〇〇の資格を持っている」など特徴的な実績や経験がある人もいます。こういった人は面接官からも覚えてもらいやすい傾向にあります。

しかし、中にはそれほど特徴的な実績や資格はないといった学生もいるでしょう。なんとか覚えてもらうためには、このキャッチフレーズが役に立ちます。

面接官に求められていないのに、キャッチフレーズを自ら伝える就活生は少ないです。そのため、インパクトを残すことができるのです。

響きがいい、ユニークである、語呂がいいなど理由はいくつかあるかもしれません。キャッチフレーズは面接官にとってインパクトを残せる一つの武器になります。

キャッチフレーズの作り方

就活で役立つキャッチフレーズは、どのようにして作成できるのでしょうか。

自分を短い言葉で表し、採用担当者の方に好印象だと思ってもらえるようにします。そのようなキャッチフレーズは、いきなり作ろうと思ってもできるわけではありません。

思いつきで斬新なキャッチフレーズができたとしても、そこに自分自身の伝えたい内容や根拠が入っていなければ意味がありません。

そこで、ここからは、良いキャッチフレーズを作るための手順を紹介します。ぜひ参考にして作成してみましょう。

①自己分析をして自分のアピールポイントを見つける

まず最初に自己分析をしましょう。

キャッチフレーズは、自分を一言で相手に伝えるものです。そのため、キャッチフレーズがうまく作れるかどうかは自己分析の深さにかかっています。自己分析が浅いと、自分自身を客観的に把握できないため、自分を表せるキャッチフレーズは作れません。

ESの自己PRや面接での自己紹介のためにも自己分析は重要ですが、短いフレーズで自分を表現するキャッチフレーズだからこそ、より一層深く自分自身を分析し、数ある情報の中から伝えるべき情報だけを絞り込むことが必要になります。

自己分析をしたら、企業にアピールしたい自分の強み、努力してきた内容、経験を通して学んだこと、学生生活での勉学への姿勢、どんな風に働きたいかなどを列挙します。

自分で思いついたものが出切ったら、今度は今までに他の人から褒められた経験などを思い出して書き出してみましょう。周囲の人の言葉が、自分という人間の特徴を端的に表す場合
もあるからです。

自己分析についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

②企業研究をする

自己分析を充分に行うことができれば、次は企業分析して採用担当者が何を求めているかを考えていきましょう。

自分なりのキャッチフレーズで個性をアピールできても、それが評価されてなければ意味はありません。企業に求められない能力をアピールしたとしても、評価の対象にはならないのです。

志望する業界や企業の研究を行い、それらに合わせてキャッチフレーズを考える必要があります。そのため、自己分析をした後、どのような部分をキャッチフレーズにするかは業界・企業研究をして決めていきましょう。

その際、企業の求める人材像に合わせたいからと言って嘘をつくのはNGです。どのような場合であっても嘘は大きくマイナスの評価となります。また嘘でなくても誇大表現などもよくありません。嘘は悪いインパクトを大きく与えてしまいます。

自己PRと同様にキャッチフレーズも言葉の使い方や捉え方次第で、いくらでも変化させることができるので、自身の能力の中でキャッチフレーズを変化させるようにしましょう。

企業研究についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

③さまざまな表現でテンポよく表せる方法でまとめる

アピールしたいポイントが見つかったら、それをキャッチフレーズに変化させていきます。

キャッチフレーズを魅力的なものにするためには、さまざまなポイントやコツがあります。面接官に自分を覚えてもらうためにも、その表現方法やちょっとしたコツを学んで、オリジナルのキャッチフレーズを作成してみましょう。

比喩表現を使う

キャッチフレーズをさらに魅力的にするコツとしては、物で例えるなど比喩表現の使用が挙げられます。

「○○のような」というのが比喩表現あり、何かに例えて自身を表すと、より印象的に能力をアピールできます。

物で例える場合は、対象となるものの特性を理解したうえでのアピールが大切です。例えば柔軟性をアピールしたいのであれば、「こんにゃくのような柔軟性」などもともと柔らかいものを例に挙げましょう。

対象となるものと自身のアピールする能力はリンクしている必要があり、関係のないもので例えても良いアピールにはなりません。「大木のような柔軟性」など全く真逆の性質を持つもので例えても矛盾するだけです。自分の能力と対象物の特性がマッチしているかどうかが重要になります。

履歴書やESではカタカナや数字を使ってテンポよく

特に履歴書やESでキャッチフレーズを魅力的にするためには、カタカナや数字使うのもポイントです。

能力は協調性、柔軟性、積極性など漢字で表現されることが多く、前後に付けるものも漢字になってしまうと堅苦しく聞こえてしまいます。そうすると、印象に残りづらくなってしまうので、カタカナや数字を使用して全体にテンポを持たせましょう。

例えば吸収力をアピールする場合でも、「スポンジのような吸収力」とアピールすれば、全体的に軽やかな印象になり、記憶にも残りやすくなります。

カタカナと漢字、ひらがなと漢字などを組み合わせることで、キャッチフレーズはより魅力的に伝わりやすくなります

また数字を使うと明確なキャッチフレーズになります。キャッチフレーズでは、ニュアンスは伝わるものの、細部までイメージできないとなる場合があります。

「トライアスロンで培った忍耐強さ」ではなく「3年続けているトライアスロンで培った忍耐強さ」ともできます。またその3年間で5,000km泳いだり走ったりしたのであれば、その数字を使うことでまた違った表現ができるでしょう。

反対の意味の言葉を組み合わせる

そして、反対の意味の言葉を組み合わせるという方法です。これは、あえてミスマッチである対義語を組み合わせることで、違和感を与え、インパクトに残るキャッチフレーズにする方法です。

例えば、運輸業界の大手であるヤマト運輸のキャッチフレーズとして、「変わらないもののために、変わりつづける」と言うものがあります。対になる言葉が続くことで、ちょっとした良い違和感が頭に残りませんか。また、教育業界のZ会では「正解への近道なんて不正解です」と言うキャッチフレーズがあります。

このように否定的な言い方や対になる言葉は、もっと詳しく知りたいという心地よい違和感があり、インパクトが残せるのです。

上級者向けのキャッチフレーズの工夫の仕方ですが、うまくできると大きなインパクトを残せるものを作れるでしょう。

キャッチフレーズを作るときのNGポイント

キャッチフレーズを作成するときに注意するべきポイントがいくつかあります。
やってはいけないNGポイントを理解していないと、間違った方法で伝えてしてしまい、せっかくのアピールの場も逆効果です。

事前に気を付けておくべきポイントをおさえて、より良いキャッチフレーズを作成していきましょう

ありきたりな表現は避ける

キャッチフレーズを作る際、ありきたりなフレーズは避けましょう

どこかで聞いたことがある、ありがちだなと自分が感じるものは、大抵面接官も聞いたことがあるものです。せっかく覚えやすいキャッチフレーズを考えても、ありがちな表現であれば、人と被ってしまったり、面接官もさらっと流して覚えてもらえないかもしれません。

例えば、吸収力でのスポンジ、強調するための日本一や世界一、粘り強さの納豆など、安易にイメージできたり、聴き馴染みのあるものは避けましょう。

「粘り強さ」でも、言い方を変えれば「タフ」、「ガッツがある」、「諦めが悪い」、「肝がすわっている」などさまざまな表現が出てきます。同じ意味であっても、表現によって新しいキャッチコピーを作ることは十分可能なのです。

キャッチフレーズだけで多くを伝えようとしない

次に、キャッチフレーズの長さです。あまりに多くのことを伝えたいからといって、長くならないように気をつけましょう。一言と一文は違います。10〜20字程度で表せるようなキャッチフレーズにします。

キャッチフレーズはあくまでも相手に覚えてもらうためのきっかけになるものです。自分の特徴やアピールしたいところを一つに絞って、考えましょう。キャッチフレーズで全てを表そうとすると分かりにくくなり逆効果です。

魅力や長所を洗い出して、一つに選んでから考えましょう

インパクトとウケは違う

インパクトを与えることと、笑いを誘うことは違います。相手に覚えてもらう、インパクトをなんとかして与えることが目的になり、キャッチフレーズが大喜利のように脱線してしまうことがあります。

ありきたりな表現を避けようと試みた結果、ネタに走ったキャッチフレーズになるのはNGです。

ユーモアは良いですが、ネタになる内容は必ずしも面接官にささるとは限らず、失礼になってしまうこともあります。かえって逆効果にもなり得るため、笑いを追求するのではなく、端的に自分の強みを伝えるという目的を忘れないようにしましょう


長所別キャッチフレーズ集

ここからは、皆さんが伝えたい長所別にキャッチフレーズの例をご紹介します。

キャッチフレーズは言葉の被りはあったとしても、根拠となるエピソードは異なります。

自分の強みと例を照らし合わせて、自分なりのキャッチフレーズを作成してみましょう。自分の強みが複数ある場合は、キャッチフレーズも何パターンか用意できると良いでしょう。

協調性・思いやり

ドローンのような視野を持つ人間

この例は、「ドローン」という言葉で、様々な角度から物事をみることができる視野の広さを表しています。協調性を仕事で活かすためには、チームワークを大切にすることが必要です。そのため、物事を多角的にみられることを表現できるのはとても良いことでしょう。

私は「30人の母」です

この例は、「母」という言葉を使うことで、面倒見の良さや気配りができる様子を表現しています。「30人」という部分は、サークルや部活動の人数をあてはめ、そのまとめ役であったことなどのエピソードを話すことで、印象に残りやすいキャッチフレーズになります。

向上心

成長を止めない雪だるま

雪だるまは、小さな雪玉をどんどん大きくして作っていきます。そのため、良い・悪いなど様々な経験を糧に、自分自身をどんどん大きく成長していける人という印象が伝えられます。

出来ない理由よりも出来る理由を考える人間

これは、常に前向きに高みを目指せることを表しています。企業では毎月目標を定められることも多いです。その際に「目標に到達するには何が必要なのか逆算して考えよう」と前向きに考え、取り組むことが出来る人が目標を達成します。このキャッチフレーズは企業において活躍していくことが出来ると示しています。

リーダーシップ

人間LED

LED電球のようにいつまでも明るく周囲を照らせる存在であることをアピールできます。そして、一瞬照らすことができるのではなく、LEDは長く光を放つことができます。それは入社後ずっと輝き続け、リーダーとして目指される人材になることを表現することもできます。

サラダボウルの料理人

サラダボウルとは比喩表現で、それぞれの個性を活かしながら一つにまとまっている状態を示しています。そのため、料理人とはまとめる力を持っている様子を示しているため、リーダーシップもアピールできます。


NG集

ここからはNG集です。どこが良くないのか、そしてどのように修正すればよいのかをしっかりと確認しましょう。

NG①:ポジティブな人間

ポジティブは伝わりますが、安直になってしまい、キャッチフレーズである必要がなくなってしまいます。この場合、キャッチフレーズという枠組みにとらわれすぎてしまい、それ以外の正確な情報や本人の印象が伝わりにくくなってしまいます。

ただ、ポジティブであると伝えたいのであれば、「私は何があってもくじけずポジティブに考えられ、何度でも挑戦し、納得できるまで取り組みます。」というように文章として伝えた方がより効果的です。

また、ポジティブさを伝えたいのであれば、ポジティブな性格によってどのように作用するかを盛り込んだキャッチフレーズにすると好印象として捉えられ、また面接官の印象にも残るようになります。

修正案

年中無休の太陽
雨でも咲き続けるひまわり

NG②:寡黙な作業家

寡黙さはアピールする要素として、あまり良い意味を持ちません。必要な時に円滑にコミュニケーションを図りながら、作業をおこなえる人をアピールする方がより印象的になります。

また、少しネガティブに捉えられそうなワードをキャッチフレーズ内に入れる場合は、細心の注意を払いましょう。ネガティブな言葉を使用する場合は、プラスの言葉を加えるなどして強調するという使い方をしましょう。

修正案

積極的な名脇役
何があってもブレない作業家

NG③:世界一の努力家

このキャッチフレーズは、インパクトを追求するあまり曖昧で覚えにくいキャッチフレーズです。「世界一」はとてもインパクトのある表現ですが、努力家かどうかは誰も判断できないものなので、しっかりと自分を客観視できていないと思われてしまうかもしれません。

比喩表現を使わなかったり、言葉の意味の大きさだけでキャッチフレーズをなんとなく作ってしまうと、このような「世界一の〇〇」「日本一の〇〇」となりがちです。これらの言葉は本当の実績がない限り使わないようにしましょう。曖昧なキャッチフレーズになってしまいます。

修正案

限界を決めない「万年2位」の人間
逆境を一番の栄養剤にする努力家

魅力的なキャッチフレーズで好印象を与えよう

キャッチフレーズを使うことで採用担当者の印象に残り、「もっと知りたい」「どんな人なのかまた会ってみたい」などときっかけを作ることができます。さらに人数の多い企業では、キャッチフレーズでライバルと差を付けて覚えてもらえる可能性も高くなります。

自分のことを存分にアピールできても、面接官の印象に残らず、覚えてもらえないのでは意味がありません。また印象の残り方によっては、悪い印象になってしまいます。時間が限られている面接の中では、戦略的に面接を進めていくことも大切です。

事前にキャッチフレーズを考えて、本番の面接では採用担当者の心を掴んで覚えてもらえるようにしましょう

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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