就活その他

【働きたくない心理を徹底分析】ネガティブな気持ちから抜け出す方法4選もご紹介!

働きたくない心理を理解して楽になってみよう

上記タイトルでは「働きたくない心理」と書きましたが、「働きたくない」と考えるのはある意味当たり前です。もし誰もが働くことを大好きに思っているのなら、あんなに宝くじが売れることはないでしょう。「できることなら働かずにお金が欲しい」と思うのは学生でも社会人でも変わりません。

そのため、働きたくないと思ってしまう自分のことを社会不適合などと思って落ち込む必要はありません。とはいえ、よほど恵まれている環境でなければ働かないと日々の生活を送っていくことは困難になるでしょう。どうせ働くことになるのですから、自分の中の心理と向き合って就活に踏み出しましょう。その方法をご紹介します。

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学生が働きたくないと感じる心理

社会人の場合は、職場がブラックで疲弊していたり仕事のミスで落ち込むなどによって働きたくなくなるケースがあるでしょう。しかし学生の場合、まだアルバイト程度の経験しかないことがほとんどなので、働きたくないという心理が社会人のそれとは少し異なっています。

ただ、周囲の人は皆就活に熱心に取り組んでいるように見えるので、周囲とのギャップから不安な気持ちになってしまうこともあるでしょう。でも実は皆同じように考えていることも多いのです。それでは学生が働きたくないと感じる具体的な3つの心理を見てみましょう。

①学生時代が楽しすぎたから

アルバイトをしながら学費を稼いで必死になって卒業したというのでもなければ、大学に通えている以上そこそこ家計、資金繰りには余裕があるでしょう。恵まれた環境で、言ってみれば温泉に浸かる日々を過ごしていたようなものです。

とくに文系の学部出身者は学生時代が楽しすぎて社会人になるのが辛いという声が多いです。理系の学部では研究室に籠りきりで論文をいくつも出さなければ卒業できず、学生の中には入社後の方が楽という人すらいます。ですが、文系は講義やレポートで拘束される時間が比較的短い傾向にあり、好きなことをする時間を多く確保できるのです。

しかし、社会人になるということは多くの場合、週に5日、8時間は仕事に拘束されることになるため学生時代のように自由に過ごすことはできなくなります。それが就職することへ抵抗を生む大きな要因になってくるのです。

②就職に不安を抱いている

社会人も働きたくないとお伝えしました。そんな社会人たちがTwitterなどのSNSで吐きだす愚痴を見ている内に、働くのが怖くなってきた方もいるでしょう。

また、日本ではブラック企業が多く存在し、最近では有名な大手企業でも過労死のニュースが取り上げられています。本来「そういったことはない」と期待できそうな会社ですら法整備や管理体制がしっかりしていないことが明らかになってしまいました。

そして、90年代以降で生まれた人たちは一度も好景気を知らないまま世に出ていかなくてはならないので、明るい未来に希望をもって就職しろという方が無理な話です。あるいは、仕事に対して夢や希望を持っていても、その夢が大きすぎて仕事を上手にやれるかどうか不安になっている場合があります。

③とにかく意欲が湧かない

働く働かない以前に、就活そのものが面倒くさくなるパターンもあります。就活によるモチベーションの低下が原因となるケースでは、「第一志望の企業に落ちてしまった」「憧れていた企業の説明会に行ってみたら、いまいちピンとこなかった」など企業に関することが多く挙げられます。

ほかにも、移動が多くて面倒くさかったり、今まで天候に応じて外に出ないでいられたのに、暑くても雨でも出て行かなければならないなど理由はさまざまです。

あるいはプライベートがうまくいっておらず就活に挑めるメンタルではない場合もあるでしょう。その場合はプライベートの問題か就活を一旦放棄してどちらかを解決してからもう一方に取り組むのがおすすめです。

働きたくない状態から抜け出す方法4選

「できることなら働きたくはない」気持ちは変わらないので、「働きたくないけどお金は欲しい!」と叫んで誰かが恵んでくれるならそれに乗っかるに越したことはありません。しかし、残念ながらそんな状況はまず訪れません。

冒頭でも記載した通り、どうあがいても働かざるを得ないのですから、働きたくなさすぎるモチベーションから「とりあえず働いてみるか」くらいに考えると良いでしょう。そのように考えられるための方法を4つご紹介します。

①仲間と協力して就活に取り組む

これは周囲のモチベーションにつられる形で自分の考え方を変えていく方法です。他の人だって本音を聞けば働きたくないという人は多くいますが、それを口には出さずに頑張っているので真似してみるのです。

同じ企業や業種を目指す仲間でなくても構いません。とにかく就活をめげずに頑張っている人と話をしながら、どうやってモチベーションを保っているのか、入社後に何がしたいかイメージを膨らませる作業を一緒に行います。イメージできたことは実行しやすくなるのでおすすめです。

そしてもう一つの効果は情報収集ができるようになることです。働く気が起きていないといっても何かしらやりたいこと、あるいは絶対にやりたくはないことというのは誰しも持っています。周囲の人の業種や企業選びの観点、どんな情報を参考にしているかがわかれば自分に利用できる情報にすることができます。

②やりたいことを明確にしてみる

職業としてやりたいことが見つかればもちろんそれがセオリー通りですが、どうしてもその気にならなければ「絶対にやりたくないこと」を決めて、それ以外の仕事につければとりあえずOKと考えてみましょう。

また、実はこの方法、「働きたくない」がやりたいことでも良いのです。つまり、「働かなくても良い状況を目指す」という一見ネガティブに見えて最上級の夢を持っている状態になろうというわけです。現状が働かないといけなくても、将来的に働かずとも収入が得られるようにはどうすればいいのかを具体的に考えてみましょう。

具体的に考えていくと、不労所得を得るための方法が見えてくるはずです。その最終目標を果たすために働くことは、いわば資金調達の方法にすぎず、何歳までという期限を自分の中に設けることができるので気持ちが楽になります。

③一度就活のことを忘れてリフレッシュする

最終奥義です。就活のことは一旦自分の中の問題項目から削除して、旅行するなり友人と遊ぶなりして頭を空っぽにしてみましょう。脳はストレスでいっぱいになると心を平常に保ってくれるセロトニンという脳内物質の数が減少し、鬱になりやすくなるといわれています。

また、ストレスが溜まることで不眠になったり食欲が減ったりして、結果的に肌や内臓といった体全体へのダメージにもつながります。精神的に追い詰められて体まで影響が出るとよりモチベーションが下がるという悪循環です。手も足も出なくなる前に、一度思い切ってリフレッシュしてストレスを解放しましょう。

④とりあえずでいいので行動してみる

よく「やる気がないからできない」と言いますが、実は「やらないとやる気は出ない」のです。大学の課題でレポートを出す時、「とりあえず適当に書き始めるうちに文字数が埋まってきていける気がしてきた」という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

または、部活動などで、基礎練習ばかりで最初は嫌々やっていたとしても、体力が増えたりステップアップできたりして試合や発表でも良い結果だ出せたということもあるでしょう。

就活においても同じで、やる気満々で取り組まなくても、とりあえずやってみれば進むことがあり、経験にもなります。どこかに出す予定は決まっていなくてもとりあえず履歴書を書いてみる、ESを書いてみる、クイズ番組を見るような気持ちでSPIの問題を解いてみるなど、やれることはたくさんあります。

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しっかりと自分自身と向き合おう

どれだけ働きたくないと思っていても、これから先の人生を送るためには働かなければ生活ができません。働きたくないという気持ちが出てきたら、「なぜ自分は働きたくないと思うのか?」ということを自分に問いかけてみましょう。自分に問いかけて、自分自身と向き合うことで、働きたくない本当の理由が見えてきます。社会人になってから「働く意味が見出せない」ということにならないように、学生のうちから働くことについて考えることが大切です。

逃げ癖をつけない

特に理由もなく単純に働きたくないと思うことは、働くことから逃げたいと考えているということです。逃げるという行為は、最も簡単に楽な方向へと物事を進めることと言えます。これから先の長い人生で、自分がやりたくないことや嫌なことに直面したり、乗り越えられそうにない大きな壁にぶち当たって悩むことは必ず起こります。そのような場合に、物事から逃げずに立ち向かっていき、困難を乗り越えることで、やりがいや成長を感じられるのです。

物事から逃げる癖をつけてしまうと、逃げた直後は嫌なことから逃げられて気持ちが楽になりますが、将来的にはそのツケがすべて自分に返ってきます。逃げ癖をつけずに、嫌なことでも精一杯チャレンジすることが、豊かな人生を送るために大切なことです。

徹底的に自己分析してみる

働きたくないと思ったときには、自分のことを徹底的に分析してみましょう。働きたくないと考えるということは、自分が考えていた理想と現実にギャップがあるということです。徹底的に自己分析することで、理想と現実のギャップを見つけられます。理想と現実のギャップは、「自分がやりたいことはこの仕事ではない」「もっと別にやりたい仕事がある」など人によってさまざまです。

自分の理想と現実のギャップが何かを見つけるために、自分は何が得意で何が苦手かしっかりと自分に向き合ってみましょう。自分と向き合うことで、「得意なことを仕事に活かせない」「苦手なことを仕事でしなければいけない」といった、働きたくない理由がわかります。働きたくない理由がわかれば、理想と現実のギャップを埋める解決方法を見つけられるはずです。

まずは働きたくないと思う自分を肯定してみよう!

何度もお伝えした通り、「働きたくなくて当たり前!」です。大いに肯定しましょう。肯定すると気が楽になるだけでなく、働かなくて済むための方法を思いつくなどポジティブな視点も増えてきます。

他の人と違うように感じても、皆隠すのが上手いだけです。もしかしたら自分も、他人から見れば隠すのが上手くて、働きたくない人を不安にさせている一人かもしれません。

社会人になれば、たびたび働きたくない時期が訪れます。そのときに、就活の時点から働きたくない自分と向き合うことができていれば、それもまた経験として役に立つでしょう。自分の気持ちを否定せず気楽に進みましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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