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学童保育指導員とは?
学童保育は、学校等の授業が終了した小学生や幼稚園児が集まって、子供同士がコミュニケーションを取ったり、興味があることを勉強したりする場所です。未だ学校に通っていない子供を受け入れる場所でもあるので、子供の面倒をみる時間が無い共働きの夫婦にとっては、大変ありがたい場所となります。
また、子供にとっては、一人で家に居るよりも、親代わりとなる学童保育指導員がいるので安心して過ごすことができるでしょう。働き方が多様化する社会で、学童保育指導員の重要度が増しています。
仕事内容は主に小学生の保育
小学生の授業は午前中に終了することがあり、専業で主婦をしている親がいる家庭では、子供はそのまま家に帰ります。しかし両親が共に働いている家庭では、親は子供に鍵を持たせて、帰宅してからの子供の生活は子供自身で管理することになります。年齢的にまだ小さい小学生の子供が、一人だけで生活を管理することは大変です。親がいない場所に一人で生活するので、犯罪に巻きまれるリスクも高くなるでしょう。
学童保育指導員は、仕事で子供の面倒を見ることができない両親の代わりに、小学生の生活の管理を行います。家に一人で居て寂しいと感じる子供のメンタルケアを担当し、子供の成長に貢献する仕事です。小学校の担任先生とは異なり、さまざまな年齢の子供たちの面倒を同時にみるので、子供たちを公平に取り扱うことが必要とされています。子供と遊び、話をするのが好きな就活生に向いている仕事です。
学校との連携・学童保育職員に対する指導
学童保育指導員の仕事は、学校が終わった子供の生活をまとめて管理するめに、学童保育中におきた出来事を学校に報告する役割を担っています。同じ小学校に通う子供が、学童に一緒に参加することが頻繁にあります。学童での子供達の生活態度を学校と共有して、子供の正しい成長を促進していく重要な仕事です。
学童で指導を担当する職員には、学童保育指導員ではない人もいます。学童は小学校が終了してから子供たちが集まって来ますので、パート・アルバイトの職員は多くいます。子供が好きな気持ちがあるので学童で仕事をしている職員ばかりですが、学校教育と連携を取って、子供の能力を発揮させるような指導力の差が出ています。学童保育指導員の資格を持っていると、リーダー的な役割を務めることになります。
あなたが学童保育指導員に向いているか、確認してください
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学童保育指導員は正社員でも給料が安いことが多い
学童を利用するのは、両親が共働きの家庭が中心となります。また、3世代で生活する家族は、祖父や祖母が子供の面倒をみるので学童保育を利用しないことがあります。そのためすべての家庭の子供たちが学童に通うわけではなく、収入は限られてきてしまいます。学童保育指導員の月収は、正社員で20万円位の水準です。
しかし、都市部では学童に通う子供の数も多いために、地方に比べて収入が高く設定されることがあります。また、非正規紅雇用の学童保育指導員も増えています。小学校が終了した時間帯での勤務が中心になるので、時給制で働く学童の職員も増えてきています。
学童保育指導員の年収150万円未満が半数以上
学童保育指導員の場合、正社員でも20万円程度とお伝えしましたが、その金額に満たないケースも多くあり、年収150万円未満が半数となっています。厚生労働省の調べによると、半数以上(52.7%)が年収150万円未満となっています。
この調べによると、学童保育指導員で年収300万円以上の人は、全体の10%を切る9.0%であり、学童保育指導員の給与は平均的に低い傾向にあることが分かります。また、勤続年数ごとに昇給のある職種でもなく、勤続年数が増えても賃金があがっていないと答える人が半数以上(53.3%)いることも分かっています。
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非常勤雇用となるケースが大半
学童保育指導員は正規雇用は少なく、非常勤雇用(臨時職員や嘱託職員、パート雇用)となるケースが大半であることも把握しておくべきでしょう。雇用形態についても、厚生労働省の発表によると、公営での正規職員は全体の4.0%ほどです。民間運営でも正規職員は22.6%であり、全体的に少ないことが分かります。
このように、学童保育指導員の働く条件の整備はまだまだ遅れています。そのため、学童保育指導員を目指す人は、働く条件を十便に把握したうえでのぞむ必要があるのです。しかし、こどもが学校から帰って勉強やコミュニケーションをとる場所が必要であるため、条件整備がされるべき職種であることも事実です。
学童保育指導員に向いている人の特徴
社会的なニーズが高まる学童保育指導員も、実際の職場でかかるストレスに悩むこともあります。子供を預けている親のなかには、子供の取り扱いに細かく文句を言ってくる人たちもいます。
好きな子供に一生懸命接したいと希望を持っている職員も、日々の現実の仕事では苦労が絶えません。辛いことがあっても、前向きに乗り越えるために、学童保育指導員に向いている人の特徴を紹介します。自分に合っていると感じている就活生は自信を持ってください。
子どもが好きな人
学童保育指導員に向いていると思われる特徴の第一番目は、子供が好きな人であることです。大人と違って子供は、マイペースに自分が興味を持っていることに集中します。気をつけた方が良いことを注意しても、直ぐに行動に移すことは無く、学童の職員は根気強く子供と接することが期待されます。子供の成長を喜ぶことができる素直な気持ちを持った人が理想です。
また小さい子供の心は繊細で、大人が問題無いと考えていることでも、子供は真剣に考えることがあります。子供は興味があることのほかに、気にしていることを暫く考え続ける傾向にあるのです。悩みを抱え続けた子供の心には、大人が感じている以上の負担がかかっています。学童保育指導員はそのような繊細な子供たちに関わり、子供が大人に成長する手助けをするのです。子供に寄り添った対応ができる優しい気持ちが必要です。
全体を見て行動ができる人
学童に集まる子供達の年齢層が分かれており、取りまとめをする学童保育指導員は、一人の子どもだけを注意するのではなく、子供全体を観察して、問題行動が無いか把握することを求められます。子供の変化に素早く気付くことができる洞察力を備えた人が、学童保育指導員に向いている人の特徴です。
それぞれ個性が異なった子供たちに学童保育指導員は公平に接しなければいけません。子供の間でトラブルが発生したときも、問題の原因を分析し、子供の人格に配慮をした判断をしていきます。子供一人にかかりきりにならないで、学童に参加する全ての子供が円満に過ごせるために、全体を見て自分がいま何をすべきか把握して行動できる人が向いています。
体力に自信がある人
学童保育指導員に求められる能力として忘れられないのは、子供と本気で遊ぶことができる体力です。子供は遊ぶことが仕事でもあり、次々に子供達が考えつく遊びと付き合っていくことができなければ、学童保育指導員に向いているとは言えません。子供がまだ小さいと言って油断をすると、学童で遊ぶ子供たちのパワーに圧倒をされてしまいます。
学童に入る小学生は、一日ごとに体力がついてエネルギーに満ち溢れているからです。小学生より小さい子供はお昼過ぎに疲れて寝てしまうことがありますが、小学生は朝から夕方まで遊び続ける体力が身に付いています。また一人では無く、複数の小学生と遊ぶためには、走ることも増えてきます。そのため、元気な子供達と笑顔一杯で遊ぶことができる体力に自身がある人が望まれていると言えるでしょう。
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学童保育指導員になるには
学童保育指導員になるためには、絶対に資格が必要ということはありません。上記のように、子供に向き合うことのできる人や、夕方や土日の出勤が可能な人であれば働くことは可能です。しかし、持ってくといい資格はあります。詳しく以下で見んて行きましょう。
持っておくべき資格
2015年4月、学童保育の質を高めるために、放課後児童支援員という資格が新設され、学童保育に2人以上の放課後児童支援員を設置することが義務付けられました。放課後児童支援員になるためには、受験資格が必要となります。保育士や社会福祉士資格を有する人や、学校教育法の規定による大学、大学院または外国の大学院において、社会福祉学や心理学などを専修する学科の課程を修めて卒業する人に受験資格が与えられます。
受験資格者は、各都道府県で実施される2~3カ月の以内の研修を修了することが必要です。子供の発達についての基礎知識の講習や、安全対策などの幅広いカリキュラムを修了しなければいけません。放課後児童支援員の受験資格となる、学科の課程を修めている就活生が有利となります。
仕事内容などを理解して学童保育指導員になろう
共働きをする家族が増えていく社会情勢から、学童保育指導員の必要性がますます高まっています。親と学校が中心となり、子供が大人に成長をするためのサポートを実施しています。しかし共働きの家庭も多く、子供を安全に成長させていくには、親と学校以外の支援が必要となる場合もあるでしょう。子育てをするのに親と子供が安心して過ごす援助をする学童保険指導員に注目が集まります。
学童教育は、働き方が多様化する社会の中で、自分の子供を安心して預けることができる場所です。子供が好きな就活生には向いている仕事の一つと言えるでしょう。かわいく元気な、小学生くらいの子供たちが大人になるための手助けに喜びを感じることができるやりがいのある仕事です。学童保育指導員の仕事内容を理解して、大切な子供達を見守るやりがいがある仕事をしてください。