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【誠実性を企業へ伝える方法】選考を突破するための自己PRの作り方
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目次
誠実性を最大限に活かして自分をアピールしよう
自己PRの作成は就活を進める上で、重要な要素の一つになります。
そのため、「いかに自分の魅力を企業にアピールできるか」を考えながら作成しなければいけません。
自分の魅力を伝えるために「誠実性」という言葉を使いたい、と思っている人は多いです。
「誠実性」は企業側にもいい印象を与えます。自分は誠実であると思う人は自己PRとして取り入れるようにしましょう。
本記事では、誠実性の意味から自己PR作成に役立つ例文まで紹介します。一通り読み、「誠実性を活かしたアピール方法」を学びましょう。
誠実性の定義
誠実性といっても、人によって認識は異なります。
間違った認識のまま企業にアピールしてしまわないように、誠実性の意味を正しく理解しておく必要があります。
誠実性とは、「正直で真面目な性格である」ということです。
具体的には「責任感がある」「筋を通す」といった人の性質を総括して「誠実性」と言います。
誠実性の意味を正しく理解すれば、自分の意図が相手により伝わる自己PRを作成することができるでしょう。
一言で「誠実性がある」と言っても、さまざまな種類があります。
たとえば「真面目にコツコツ仕事をこなす」や「目標を確実に達成するためにストイックに取り組む」といった内容が挙げられます。
あなたの誠実性が企業に伝わるように、しっかり考えて自己PRを作成しましょう。
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自己PRは就活において必ずといっていいほど必要になります。自己PRが曖昧なまま就活がうまくいかなかったという就活生は多くいます。
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作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
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企業が求める誠実性のある人とは
単に「誠実性」と言っても、それだけでは抽象的な自己PRで終わってしまいます。
入社して仕事をするうえでその「誠実性」をどのように活かせるか伝えなければ、企業側は強みとして認識しません。
そのため、就活のアピールに使うのであれば、「企業から見た誠実性」を理解して自己PRを作成する必要があります。
企業が求める誠実性のある人とは「会社のために考えて行動できる人」「責任感があり信頼できる人」の主に2パターンです。
「誠実性を踏まえて自己PRを作成したい」と思っている人は、どのようなアピールの仕方が良いか考える参考にしてください。
会社のために考えて行動できる人
1つ目は「会社のために考えて行動できる人」です。
具体的には「自分の役割を全うできる人」とも言えるでしょう。
会社は「利益」なくして存続させることは不可能です。
社員それぞれが役割を持ち、「いかにして利益を得ることが出来るか」という同じ目標を目指し、チームで運営されています。
その中で自分の役割を理解し、全うできる人は「誠実性のある人」と言えるでしょう。
そのため、自己PRには「会社に貢献できる」ことをアピールするのが重要です。
責任感があり信頼できる人
2つ目は「責任感があり信頼できる人」です。
自分だけでなく、周りからの評価があって初めて見出せる特徴であり、具体的には「安心して物事を任せられる」とも言えます。
会社は「信頼」のもと成り立っています。「会社の信頼度=社員の質」によるといっても過言ではありません。信頼できる社員がいるから顧客が集まり、仕事が生まれるのです。
何事にも真面目に取り組む人は信頼されますし、より責任のある仕事も任せてもらえるでしょう。仕事をする上で必要不可欠な性質であると言えます。
つまり、「安心して仕事を任せられる人」こそが、企業が求める「誠実性」のある人物といえます。
「自分の強みがわからない」という人は、以下の記事を読んでみてください。自己分析をすることで、これまで気づかなかった自分の強みがわかるようになります。
誠実性をアピールする方法3選
「私には誠実性があります」と述べるだけでは、信頼性・具体性に欠けるでしょう。そのため、誠実性をアピールする方法を3つ紹介します。
ポイントは、「具体的なエピソードを交える」「客観的な視点を盛り込む」「仕事での活かし方を伝える」です。
これらを踏まえれば、誠実性に説得力を持たせた自己PRを作成することができます。
「誠実性が伝わる自己PRになっているか」を確認するためにも、これらのポイントを押さえて書きましょう。
①具体的なエピソードを交える
1つ目は、具体的なエピソードを交えることです。
「自分には誠実性がある」と思えたエピソードを踏まえると、よりイメージしやすく説得力のある自己PRにすることができます。
部活やアルバイトを通じて、「真面目に取り組んだ」「自分の役割を全うした」と言えるエピソードを思い返してみましょう。そのためにも、自身の過去を振り返る必要があります。
例えば、このようなエピソードがあったとします。
学生時代はサッカー部のキャプテンを務めました。
メンバーからもらった意見は都度取り入れてチームを引っ張り、関東大会で3位の結果を残しました。
このエピソードからは、メンバーからの信頼や、キャプテンという自分の役割を全うして結果を残している点から「誠実性」が伝わります。
また、このようなエピソードもあったとします。
学生時代はアルバイトを頑張りました。
また、常にお客様のことを思って取り組んでまいりました。
このエピソードからは、具体性が欠けているため「誠実性」は伝わりません。どのように頑張ったのか、どのように取り組んだのかをもっと深堀りする必要があります。
誠実性の根拠となるエピソードを見つけるには、自分史の作成が効果的です。自身の過去を振り返り、説得力のある自己PR作成につなげましょう。
②客観的な視点を盛り込む
2つ目は、客観的な視点を盛り込むことです。
前述の「信頼できる人」にもつながりますが、誠実性があるかどうかは周りからの評価があってこそ見出せます。
自分で誠実性があるとアピールしても、企業側からすると説得力に欠けうまく伝わりません。そのため、裏付けとして過去のエピソードを交えることが必要です。
学生生活で「周りからよく仕事を任せられた」「重大な仕事を任されることが多かった」といったエピソードがないか、振り返ってみましょう。
周りから信頼されていたからこそ、頼りにされていたと考えることができます。
例えば、このようなエピソードがあったとします。
学生時代はサッカー部でキャプテンに選ばれました。
キャプテンはメンバーの推薦で決定しますが、同級生・後輩問わず多くのメンバーが自分を推薦してくれました。
このエピソードからは、多くの人物が自分のことを信頼できると客観的に評価し、キャプテンという重要な役目を任せたことから「誠実性」が伝わります。
また、このようなエピソードもあったとします。
学生時代のアルバイトでは信頼されていました。
そのため、多くの業務に取り組みました。
これでは、客観的ではなく自分で評価しているだけです。
もっと深堀りして、取り組んだ業務はどんなことで、どのような人に任せられる業務かを明らかにしなければ、客観的な評価は伝わりません。
客観的な評価を裏付けるエピソードも、あくまで具体性が大切です。
また、自分では気づいていなくても、周りからの評価により「誠実性のある人」と初めて認識することもあります。
身近な友人や家族に「自分はどんな人間か」聞いてみるのも良いです。
③仕事での活かし方を伝える
3つ目は、仕事での活かし方を伝えることです。
「入社後にどう貢献できるか」を伝えることで、採用担当者にも自身の働くイメージをしてもらいやすくなります。
志望者の働くイメージができれば、「志望者は社風にマッチしているか」「自社への志望度が高いか」といった企業とのマッチ具合が採用担当者に伝わりやすくなり、高評価につながります。
また、「仕事に真剣に向き合える」「周りから信頼される」といった印象は、採用担当者にとっても「一緒に働きたい」と思える要素になります。
そのため、「自身の強みを仕事でどのように活用できるか」は、採用担当者が興味を持っているポイントです。
仕事に対してどのような姿勢で取り組むのかという面もあわせて、誠実性をアピールしましょう。
誠実性を仕事で活かす方法を伝える例
・常にお客様のことを考えたコミュニケーションで信頼を得る
・失敗や苦手なことにも向き合い成長につなげる
・責任感を持って仕事に取組み、報連相を忘れない
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作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
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誠実性をアピールした例文3選
面接で誠実性を用いた自己PRをするために、参考となる例文を見ていきましょう。
共通して言えるポイントは、「誠実性があることを相手にしっかり伝える」という意思です。
自己PRをする時は、結論から述べてエピソード、最後に「どう貢献するか」で締めます。
この文章構成はESで自己PRを書くときやそれ以外の場面でも使えるので、ぜひ活用して下さい。
例文①:責任のある仕事をやり遂げた
私の強みは誠実であることです。
アルバイトリーダーとして店長が不在の際、店舗日報を本社に提出する仕事を任されていました。
その際に、お客様からの些細なご意見も必ず報告していました。少し手間の掛かる業務なので、そこまで徹底する必要はなかったかもしれません。
しかし、頂いた貴重なご意見を大切に活かしていくことが、お客様との信頼関係につながると考えました。
ご意見を基に店舗の改善を行い、私がアルバイトリーダーに着任してから売上が前年比15%伸び、売上上位店舗として初めて表彰して頂きました。
今後も、どんな小さな出来事も必ず今後の成長の役に立つということを忘れずに、実直に業務に励みたいと思っております。
「頂いた意見を活かすのが、お客様との信頼関係に繋がる」と考え、その意思を貫き仕事をやり遂げたと伝えています。
仕事に真摯に向き合い、役割以上の成果を上げたのは「誠実性」があったからと言えるでしょう。
誠実性の根拠となるエピソードには、なぜ「そのような行動を起こしたのか」という理由も交えることが重要です。
例文②:課題と向き合い改善できた
私は5歳から続けている野球で、誠実に自分と向き合う力を身に付けました。
スランプに陥り、いくら練習しても全く結果が出せなくなった時期に、挫折してしまいそうになりました。その際、監督から「誠実に自分と向き合っているか?」と問われました。
それから練習に対する姿勢を振り返り、単純に練習メニューをこなし、「自分に今何が足りないのか」見つめ直していないことに気が付きました。
自分の欠点を認識するのは怖く感じていましたが、誠実に受け入れることでスランプから脱却し、レギュラーとして甲子園に行くことができました。
今後も、欠点やミスを素直に受け取ることが成長に繋がると信じ、実直に仕事に励んでいこうと思います。
目の前の課題に目を背けず、真正面から向き合って改善したエピソードは「誠実性」の裏付けとなるでしょう。
周りから言われたアドバイスを素直に聞くところも、素直さのアピールにつながります。
挫折経験や、失敗から得た強みエピソードは「その失敗から何を得て何を学んだのか」という部分が重要になり、「成長意欲」や「素直さ」のアピールにもなります。
例文③:周りから「信頼できる」と評価された
私の強みは誠実性であると思っています。
私は地域活性化ゼミナールに所属しており、2年次にイベントを企画していた際、3年生の先輩と意見が衝突してしまったことがありました。
同学年の仲間は「先輩だから意見を伝えづらい」と言っていましたが、私は気持ちがバラバラなまま当日を迎えたくないと考えました。
そこで意見交換の時間を作って頂き、率先して気持ちを言葉に出して伝えました。言葉に出すことでお互いの誤解が解け、最終的にイベントは大成功となりました。
その際に、友人から「嘘をつかないから信頼出来る」と言ってもらった経験が自信となっており、今後も誠実に人と向き合うことを忘れずにいようと心掛けています。
自身の携わる企画に真摯に向き合えたエピソードも、誠実性のアピールとなります。
真面目に取り組んでいたからこそ、意見を言いづらい先輩にも自分の意思を伝えることができたのです。
周りから「信頼できる」と評価されたことで自分の強みを認識でき、誠実性を裏付ける根拠として相応しいエピソードだと言えるでしょう。
誠実性を理解して自己PRに落とし込もう
自己PRでは「自分のアピールポイントを、いかに読んだ人に納得してもらえるか」を念頭に入れて作成することが大切です。説得力を高める上で、誠実性があることは大きなアピールとなります。
誠実さを持って仕事や社員、顧客と向き合うことは、働く上でも重要な要素です。自身の過去を振り返り、誠実性に結び付けられるエピソードがないか考えてみましょう。自己PRを読んだ人に「一緒に働きたい」と思ってもらえる内容か、考えながら作成してみてください。