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自己PRとガクチカは同じ題材でも大丈夫! 違いを作るコツを徹底解説
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目次
- 自己PRとガクチカで同じ題材を使う際は違いをどう生み出すかが重要
- 就活生に聞いた! 自己PRとガクチカで同じ話題を使った経験
- それぞれの特性を理解しよう! 自己PRとガクチカの違い
- 企業が自己PRとガクチカを聞く理由は?
- 自己PRとガクチカで同じ題材を使っても大丈夫?
- 就活生に聞いた! 自己PRとガクチカで同じ題材を選んだ理由
- 自己PRとガクチカで同じ題材を使う際に違いを生み出す方法
- 就活生に聞いた! 自己PRとガクチカで同じ話題を使うときに工夫したこと
- 高評価につながる! 自己PRとガクチカを同じ題材で一貫性を持たせる方法2選
- 見比べてみよう! 同じ題材で書いた自己PRとガクチカの例文
- 自己PRとガクチカの題材が被るときは話し方と着眼点を変えて違いを生み出そう
自己PRとガクチカで同じ題材を使う際は違いをどう生み出すかが重要
就活で自己PRとガクチカは、必ずといってよいほど聞かれる質問です。そのため、事前にエピソードを作っておく必要がありますが、このときに迷うのが「なんの題材を使うか」という点です。
「自己PRとガクチカで同じ題材を使うのはだめなのか」と疑問に思っている人もいるかと思いますが、自己PRとガクチカでは質問の意図が違うため、話の内容が被っていなければ、題材が同じでも問題ありません。
この記事では、自己PRとガクチカで同じ題材を使うときに、違いを生み出す方法を解説します。就活で話すエピソードが被ることに悩んでいる人は、違いを作るコツを押さえて、伝え方を理解しましょう。
就活生に聞いた! 自己PRとガクチカで同じ話題を使った経験
学生に、自己PRとガクチカで同じ題材を使ったことがあるかどうかを聞いてみたところ、以下の結果になりました。
半数近くの学生が、ガクチカと自己PRで同じ題材を使った経験があるようです。意外と同じエピソードを使っている人がいることがわかり、ホッとした人もいるのではないでしょうか。
部活動やアルバイトなど1つの経験に全力を注いだ人もいるので、ガクチカと自己PRで同じ題材を使っても問題はありません。しかし、話の内容までもが同じになってしまうと、ガクチカと自己PRでの区別が付かないですよね。
自己PRとガクチカで同じ題材を使おうと考えている人は、この記事を読んで違いを生み出す方法を押さえましょう。
それぞれの特性を理解しよう! 自己PRとガクチカの違い
自己PRとガクチカはどちらも自分の能力をアピールする質問であり、よく似ています。そのため、明確な違いがわからず同じような内容でエピソードを作ってしまう学生は少なくありません。
ガクチカと自己PRは別の質問であり、アピールするポイントも変わってきます。ここでは、自己PRとガクチカの違いを見ていくので、それぞれの質問で聞かれていることは何か、きちんと理解しましょう。
自己PRは自分の強みや長所を伝える
自己PRは、自分の強みや長所を伝える質問です。そのため、志望企業に自分の強みがどう活きるのか、具体的なエピソードを交えて伝える必要が出てきます。
業界や企業、志望する職種などによって求められる能力は変わっていくので、単に自分の強みをアピールするだけでは採用する決定打にはならないため、仕事でどのように活かせるのかまで話すことが大切です。
そのため、自己PRを考える際は、志望企業の業務内容や社風などをしっかり企業研究したうえで、考えていく必要があるということです。
自己PRにどのようなことを書いたらいいか悩んでいる人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
ガクチカは学生時代に最も打ち込んだことを伝える
ガクチカとは、学生時代に力を入れて取り組んだことの略称です。そのため、学生時代に最も打ち込んだことを伝えましょう。
部活やサークル、アルバイトなど打ち込んだ内容であれば、基本的に何を題材にしても大丈夫です。また、ガクチカでいう学生時代とは、大学時代のことを指しています。したがって、大学生になる前の昔のエピソードは基本的には控えてください。
ガクチカでは成果や実績だけでなく、エピソードに説得力を持たせるために打ち込んだ理由や背景を具体的に伝える必要があります。
自己PRとガクチカの違いを詳しく知りたい人は、こちらの記事もおすすめです。
企業が自己PRとガクチカを聞く理由は?
自己PRとガクチカで同じ題材を使う人は、企業がその質問から何を知りたいのかを把握する必要があります。質問の意図を理解することで、伝えるべきポイントがわかり、同じ題材を用いたとしても、違いを生み出すことができるからです。
質問の意図を把握しておかないと、何を評価対象として見ているのかわからないため、評価される自己PRやガクチカを書くことが難しくなります。それぞれ見ている点の違いを理解して、良いエピソードを作るための準備をしましょう。
自己PR:能力や性格が自社にマッチするか見たい
自己PRでは、自分を採用したときのメリットをアピールできる質問です。言い換えれば、企業はその学生を採用することでどんなメリットがあるのか知りたいと思っています。
強みや能力が企業が求める人物像にマッチしていれば、より魅力的な自己PRになりますよね。そのため、企業は自己PRからアピールする能力や性格が自社にマッチしているかどうかを見ているのです。
自己PRを話すときは、自分の強みやスキルを入社後にどうやって活かしたいかを伝えましょう。
ガクチカ:物事に取り組む過程を見たい
社会人は、自分の頭で考えて仕事を効率的に進め、結果を残していくことが求められるので、採用担当者はガクチカを通して物事に取り組む姿勢を見たいと考えています。
社会人になると、仕事を進めていく中で困難に陥ったり、思うように仕事が進まなかったりと苦労することがたくさんでてきます。そういった場面を乗り越えられる力があるかどうかも、ガクチカを通して確認したいと思っています。
そのため、ガクチカでは物事への取り組み方に加えて、困難を乗り越えたエピソードを入れるのが有効です。
企業がガクチカを聞く理由については、こちらの記事でも解説しています。
自己PRとガクチカで同じ題材を使っても大丈夫?
自己PRやガクチカを通して、企業は学生の人柄や考え方から自社へのマッチ度を図るために、さまざまな経験を知りたいと思っています。
このことから、自己PRとガクチカではそれぞれ違う内容のエピソードを伝える必要があります。つまり、同じ題材を使いたいのであれば、内容を変えていく必要があるということです。
ここでは、自己PRとガクチカで同じ題材を使っても問題ないケースと、良くないケースについて解説していくので、同じ題材を使うかどうかで迷っている人は参考にしてください。
アピールポイントで差別化できるならOK
自己PRとガクチカでは、企業が見ているポイントが違うため、話の内容が差別化できていれば、同じ題材を使っても大丈夫です。
部活動やアルバイトなど1つの経験に注力した人は、自己PRとガクチカのそれぞれでアピールポイントを変えましょう。
たとえば、飲食店のアルバイトの経験を取り上げる場合、自己PRでは「リーダーシップを取り、混雑時に臨機応変な対応ができるようにアルバイトメンバーをまとめた」、ガクチカでは「お店の評価を上げるために顧客に喜んでもらえる接客を考えた」などです。
このように伝えることで、同じアルバイトというエピソードであっても、話の内容で差別化ができますよ。
内容まで被ってしまう場合はNG
企業が自己PRとガクチカにわけて質問するのは、それぞれで見たいポイントがあるからです。そのため、自己PRとガクチカでまったく同じ話をしてしまうと、質問の意図がわかっていないと捉えられる可能性があります。
したがって、どちらの質問でも同じアピールポイントを話すのは避けましょう。たとえば、自己PRとガクチカの質問に対する回答が、「部活の大会で優勝を目指して頑張った」というエピソードだったら、差別化するのは難しくなりますよね。
面接官によっては、「そのエピソードしかアピールポイントがないのかな」と思われてしまうかもしれません。
就活生に聞いた! 自己PRとガクチカで同じ題材を選んだ理由
自己PRとガクチカで別のエピソードを話す人が周りに多いと、同じ題材で大丈夫と言われても、不安になりますよね
そこで、自己PRとガクチカで同じ題材を選んだ学生に、なぜ同じエピソードにしたのかを聞いてみました。
強みを伝えやすいと答えた人が多数
自分の強みを最もアピールできるものは何かと考えたときに、自己PRとガクチカの題材が同じになる人が多いようですね。
時間をかけて取り組んだものというのは、それだけいろんな経験を積みやすいといえます。そのため、自己PRとガクチカで同じ題材を使っても、違いを生み出せると考える学生は多いようですね。
それぞれの内容が濃く、自分の強みが明確に伝わるエピソードであれば、企業にしっかり評価してもらえるので、同じ題材を選ぶ選択肢は間違っていないといえるでしょう。
一貫性やつながりを持たせられるからと回答した人も
自己PRとガクチカで同じ題材を選ぶと、一貫性がもたせられると考えている人もいました。
両者の質問で同じ題材を選ぶことにより、つながりを作って話すことができます。
たとえば、部活の題材を話すときに、自己PRは「大会期間中のエピソード」で、ガクチカは「大会までに練習したエピソード」にしたら関連性があって、話の内容が入ってきやすくなりますよね。
このように話を整理しやすくなるという点も、同じ題材を使うメリットといえるでしょう。
自己PRとガクチカで同じ題材を使う際に違いを生み出す方法
同じ題材で違いを作るのは難しそうですよね。しかし、話し方と着眼点を変えることで違いは作れるため、そんなに難しいことではありません。
ここでは、話し方と着眼点に注目して、違いを生み出す方法を解説していきます。自己PRとガクチカで同じ題材を使おうとしている人は、違いを生み出すポイントを理解しましょう。
①話し方を変える
同じ題材を用いる場合、どうしても内容が似てしまう可能性がありますよね。そこで、同じ題材を使う場合には話し方が大切になってきます。
話し方を変えるだけで印象が変わるため、同じ題材であっても被っていることを感じさせなくなるので、自己PRとガクチカのそれぞれのおすすめの話し方を紹介します。
自己PRはPREP法
自己PRを話すときは、結論を強調するPREP法で話すのがおすすめです。最も伝えたいことである自分の強みや能力を最初と最後に述べることで、印象を残すことができるからです。
また、理由と具体例を加えることにより、すっきりとした文章構成ながら説得力をもたせられますよ。
自己PRはPREP法で話し、企業が求める強みをアピールしましょう。
上記のように、自己PRを作成するときに区分けをして書くと、スムーズに文章を書くことができます。
自己PRの書き方について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
ガクチカはSTAR法
ガクチカでは物事に打ち込んだ過程が重要視されるため、STAR法で話すのがおすすめです。
STAR法の流れに沿って文章を作ると、企業が知りたいと思っている、課題や困難に向かって工夫した点をわかりやすく説明することができます。
PREP法と同様に、4つに区分けしてエピソードを書いていくと、どこにどんな内容を入れれば良いのかがわかるので、実践してみてください。
②着眼点を変える
自己PRとガクチカでは、見られているポイントが異なるため、求められる回答が違います。
そのため、それぞれの質問に合わせて、アピールすべきポイントが変わります。同じ題材であっても、着眼点を変えることで、まったく違うアピールができますよ。
ここでは、「ファストフード店でのアルバイト」の経験を用いて、自己PRとガクチカのそれぞれの着眼点について解説します。
自己PRとガクチカで同じ題材を使おうと考えている人は、アピールポイントの違いを理解しましょう。
自己PRは強みを活かせた経験
自己PRでは、企業が求める強みや長所をアピールする必要があります。そのため、さまざまな経験の中から強みを活かせた経験に焦点を当てましょう。
しかし、ただ単に強みが活かせた経験の凄さをアピールするだけでは意味がありません。
仕事の場面でもその強みが活きることを想像してもらい、自社にマッチしている人だと思ってもらうことが大切です。
したがって、自己PRでは強みをアピールするためには、具体例に加えて、仕事での再現性を伝えましょう。
上記のように、自己PRでは自分の強みを活かしたことにより、どんな変化があったのかを具体的に話してください。
ガクチカは困難を乗り越えた経験
ガクチカでは、物事への取り組み方の中で、特に困難な場面での対応が見られています。
そのため、目標に向かって取り組む中で、困難な壁にぶち当たったエピソードに重点を置きましょう。
ガクチカを話すときは、成果や実績をアピールしがちですが、大事なのは結果に至るまでの過程です。したがって、必ずしも目標を達成した成功体験である必要はありません。
社会人になると、決まった仕事だけでなく突発的な仕事にも対応することが求められるため、問題解決に努めた経験が重視されます。そのため、ガクチカを話すときは、困難を乗り越えた経験や、問題解決に力を注いだ経験を取り上げましょう。
上記のように、課題に向かってどんなことをしたのか、工夫した結果どうなったのかをしっかり話せるようにしておきましょう。
就活生に聞いた! 自己PRとガクチカで同じ話題を使うときに工夫したこと
自己PRとガクチカで同じ題材を使うことを検討している人からすると、他の就活生がどんな工夫をしているのか気になりますよね
そこで、学生に自己PRとガクチカで同じ話題を話したときに工夫したことを聞いてみました。自己PRとガクチカで同じ経験を話そうとしている人は、他の就活生がどのような点で違いを生み出しているのか、ぜひ参考にしてみてください。
アピールポイントを変えると回答した人が大多数
アピールポイントが被らないようにした人がかなり多くみられました。
自己RPとガクチカのそれぞれでアピールしたいことを変えることで、話の内容が被らないようにできます。
自己PRとガクチカの両者で同じエピソードを使う人は、それぞれの質問に合った2つのアピールポイントを考えてみてください。
一貫性が崩れないことを意識した人も
少数ながら一貫性を意識しながら、話し方で差を付けている人もいました。
自己PRとガクチカで同じ題材を使うときは、違いを生み出す必要がありますが、矛盾を生じさせないことも大事なポイントです。
そのため、同じエピソードを取り上げるからこそ、一貫性を意識する必要があります。
自己PRとガクチカで同じ題材を使うときは、アピールポイントに矛盾が生まれないように注意しながら、話し方を変えてみましょう。
高評価につながる! 自己PRとガクチカを同じ題材で一貫性を持たせる方法2選
自己PRとガクチカは、話し方や着眼点を変えることで、同じ題材でも違いを生み出すことができます。しかし、違いを出すことばかりにフォーカスしてしまうと、自己PRとガクチカで矛盾が生じてしまうことがあります。
そこで、大切になるのが一貫性です。自己PRとガクチカの間に一貫性があると、説得力や信ぴょう性が上がるため、高評価につながります。
ここでは、自己PRとガクチカに一貫性を持たせる方法を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
①一貫性は逆算で作れる
多くの人は、一貫性のある文章を考えるとき、同じエピソードの中で共通点がありそうなアピールポイントを探しがちです。しかし、それだと一貫性を意識しすぎるあまり、質問の意図に合った回答ができなくなる可能性があります。
一貫性を持たせたいときは、それぞれの質問に対するアピールポイントを見つけたあとで、その中に共通する部分を考えてみましょう。2つのアピールポイントが明確になったうえで、逆算して共通項を探すことで、簡単に一貫性のある文章が作れますよ。
たとえば、強みがリーダーシップで、アルバイトメンバーに指示を出して売上を上げた経験をガクチカで使う場合、その経験から逆算して考えると、「率先してみんなをまとめられる」ことが共通項になります。
②一貫性は話に軸を持たせることで作れる
最初から一貫性を意識して自己PRとガクチカの内容を考えたい人は、話に軸を持たせましょう。就活の軸が決まっていれば、その軸に沿って話すことができるため、自然と一貫性が生まれます。
反対に、軸のない話は矛盾が生じやすいとも言えるでしょう。
就活の軸が決まっていれば、志望する企業も絞られるため、アピールポイントすべきポイントも似ますよね。自己PRとガクチカで同じエピソードを使う際は、話の軸を定めて一貫性のある文章を作ってみてください。
見比べてみよう! 同じ題材で書いた自己PRとガクチカの例文
同じ題材で自己PRとガクチカを書きたくても、イマイチ違いを出すのがイメージできない人もいるでしょう。そんな人は、同じ題材で書いた例文を見比べてみることで、違いを理解することができるはずです。
そこで、ここでは同じ題材で書いた自己PRとガクチカの例文を見比べていきます。文章構成やアピールポイントからどのくらい違いが生み出せるのか見てみましょう。
①アルバイト
アルバイトは、学生が社会に出て企業の中で働ける貴重な機会です。つまり、アルバイトへの取り組み方には仕事に通ずる部分があり、入社後の姿をイメージしやすい題材といえます。
したがって、仕事において企業が求める人物像を意識したアピールポイントを伝えましょう。しかし、アルバイトを長く続けただけでは高評価は得られないので、継続性以外を部分もアピールできるといいですね。
アルバイトの自己PR
自己PRでは、相手の立場に立って考えらえるという強みが、顧客への接客で活きたと伝えています。
また、最後に強みを強調し、仕事での活かし方を述べているため、企業にマッチする能力をアピールできています。
アルバイトを題材にした自己PRを書く人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
アルバイトのガクチカ
ガクチカでは、混雑時の臨機応変な対応が難しいことが困難なことであり、解決すべき問題となっています。
この問題を解決すべく取った行動や、結果が書かれているため、物事へ取り組む姿勢がわかります。
アルバイトのガクチカを書くコツについては、こちらの記事をご覧ください。
②部活
部活動は、チームで高い目標に向かって練習を積み重ねることが多いです。そのため、チームで仕事を進める姿勢を想像できるエピソードになります。
また、大勢の中でもポジションがわかる題材でもあるので、チーム内での立ち位置に触れられるといいですね。試合結果や得点など成果だけを自慢する話にならないように注意しましょう。
部活の自己PR
自己PRの例文では、部長として部の雰囲気を改善するために取った行動に、リーダーシップが発揮されていることがわかります。
部活動の自己PRを書くコツを知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
部活のガクチカ
ガクチカでは練習方法を一新するためにどのように動いたのかが伝えられていますね。また、この例文では先頭に立ってチーム全体のために行動を起こした点に一貫性があります。
③サークル
サークル活動は、顧問や監督がいる部活動よりも自主性が必要になるため、自己管理を徹底しなくてはいけません。そのため、責任感や管理力をアピールできると良いでしょう。
また、部活動と同様にチーム内でのポジションがわかるエピソードを取り上げることもおすすめです。
サークルの自己PR
自己PRでは、辞めていく人が多い中で責任を持って取り組んだことがわかります。責任感に加えて、メンタルの強さも伝わるような内容になっていますね。
サークルのガクチカ
ガクチカでは方向性がまとまっていなかったチームの問題点を解決しようと努めたことが伝わりますね。会社では複数人の意見をうまくまとめなければいけないケースも出てくるので、こういったエピソードは有効といえるでしょう。
④ゼミ
ゼミでのエピソードは、学業に対する姿勢をアピールできます。また、大学でどんなことを学んでいるのかを知ってもらえる題材です。
したがって、アピールポイントを伝えるのも大事ですが、研究内容にも忘れずに触れましょう。
ゼミの自己PR
自己PRからは、自分のスケジュールだけでなくチームの予定も管理していたことがわかり、管理力の高さが伝わっています。
管理力はマネジメントする力ともいえるので、将来的に管理職で活躍できることを連想させるようなエピソードになっています。
ゼミのガクチカ
ガクチカではゼミ全体の問題解決に取り組んでいるため、自主的な行動が取れることがアピールできますね。
ゼミの経験をガクチカにするとき、個人的な研究成果やチーム、ゼミ全体に対する行動などさまざまな視点からアピールポイントを探してみてください。
⑤ボランティア
ボランティア活動は強制されるものではないので、自主性をアピールできるエピソードです。しかし、成果や実績を図ることが難しいものが多いため、周囲の反応を取り込むと結果が伝わりやすいですよ。
ボランティア団体の理念や専門知識は、志望企業での業務と関係がないものがあるため、話しすぎには注意しましょう。
ボランティアの自己PR
この自己PRでは、チャレンジ精神をアピールするために、クラウドファンディングに挑戦したところが書かれています。なぜクラウドファンディングをしたのか、背景もしっかり書かれていて、わかりやすいエピソードとなっていますね。
ボランティア経験を自己PRに書くときは、こちらの記事もチェックしてみてください。
ボランティアのガクチカ
ガクチカではコミュニケーションで苦労した経験が書かれています。異国の地ならではの経験が書かれており、困難を乗り越えるために工夫した点が具体的です。
海外の人とやり取りすることが多い企業からみると、こういったエピソードはとても魅力的に見えるでしょう。
⑥インターンシップ
インターンは就業経験であるため、仕事での姿をイメージしやすい題材です。仕事の適性や進め方がわかるようなエピソードがあれば、仕事への取り組み方を知ってもらうため、その経験を話しましょう。
また、社員と同様の業務を任される長期インターンに参加したことがある人は、ほかの学生と差別化を図れる経験をしていることが多いため、長期インターンの話題を選ぶことをおすすめします。
インターンの自己PR
この自己PRは営業の長期インターン経験から、苦手なことでも努力をコツコツ積み重ねたことに粘り強さが表れています。
営業の実務を経験しているわけなので、営業職を志望する場合により活きてくるエピソードをいえるでしょう。
インターンのガクチカ
ガクチカでは、周囲とのかかわり方を大切に、仕事を進めていることがわかります。1人で進められる仕事が限られますので、周りと協力して問題を解決できるエピソードはとても有効です。
自己PRとガクチカの題材が被るときは話し方と着眼点を変えて違いを生み出そう
自己PRとガクチカは似ている部分がある質問ですが、企業が見ているポイントが異なります。そのため、自己PRとガクチカで同じ題材を使うときは、アピールポイントで差別化を図ることが大切です。
また、話し方や着眼点を変えることで矛盾に注意しつつ、違いを生み出すことができますよ。
自己PRでは強みが活きた経験を選び、ガクチカでは困難を乗り越えようと努力したことについて話しましょう。
【自己PRとガクチカの題材に関する調査】
調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
調査日:2023年9月26日~10月2日
調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の79人