面接対策

【模擬面接で内定に近づくポイント3つ】受ける方法とメリット

模擬面接とは

面接を攻略するためには、模擬面接でしっかりと練習をし、対策を立てておくことがおすすめです。就活ではさまざまな選考がありますが、面接を避けることはできませんし、面接が中心となって選考が進んでいく企業は多いです。

面接はハードルが高く、苦手意識を持つ就活生も多いので、しっかりと対策をしてから臨まなければなりません。事前準備なしで攻略できるほど面接は甘いものではありませんので、綿密に準備を進めておくことが大切です。

面接の対策方法はさまざまありますが、その中でも模擬面接はおすすめの対策方法です。面接に合格できるかはどこまで対策ができたかで決まります。模擬面接でしっかりと対策を行い、面接を攻略して就活を成功させましょう。

模擬面接をおこなう2つのメリット

面接の対策はさまざまな方法がありますので、必ずしも模擬面接をしなければならないわけではありません。模擬面接以外の対策をしっかりとおこなって面接を攻略する人もいますし、さまざまな対策方法から自分に合ったものを選ぶことが大切です。

しかし模擬面接には大きなメリットがあり、多くの人におすすめできる面接対策です。模擬面接をおこなうメリットは大きく2つですので、それらを正しく知って模擬面接とはどんなものなのか、理解を深めていきましょう。

①本番同様の緊張感を味わえる

模擬面接をおこなうメリットとしては、本番同様の緊張感を味わえることが挙げられます。模擬面接は本番の面接とおなじ形式で進み、入室から面接官との質疑応答、退室まですべてを経験することができます。

模擬面接をおこなってから本番に挑むと、頭の中でシュミレーションができるので多少余裕が生まれることが大きなメリットです。面接に慣れるためには場数を踏むことが大切であり、面接の形式に慣れることが大切です。

模擬面接は本番ではありませんが、本番さながらの緊張感で進みますし、面接に慣れることもできます。本番でも模擬面接の手順を思い出しながら進めていくことができますし、面接の経験値が上げれることは大きなメリットだと言えます。

②アドバイスをもらうことができる

模擬面接は本番同様の緊張感が味わえるだけではなく、良かった点や改善した方がいい点のアドバイスがもらえることもメリットの一つです。模擬面接では終了後にフィードバックをもらうことができ、そこから反省点を見つけ出すことができます。

面接本番でもしっかりと振り返りをして、反省点を洗い出すことが大切ですが、企業からフィードバックをもらえるわけではありません。評価は自己判断になってしまいますし、改善しようにも面接の結果次第では次の選考に臨むことができずに終わってしまう場合もあります。

模擬面接では次がありますし、良かった点は伸ばし、改善点を改めることでより面接の合格に近づくことができます。自身の面接のできについて、第三者からアドバイスがもらえるのは大きなメリットです。

模擬面接を受ける方法

模擬面接は友人などに頼んでもおこなうことができますが、それでは緊張感に欠けてしまいますし、完璧な面接対策とは言えません。模擬面接をおこなっているサービスはさまざまあり、それらを利用することで本番さながらの模擬面接を受けることができます。

模擬面接を受ける方法は一つではありませんので、さまざまな方法を試すことが大切です。模擬面接を受ける方法を知って、模擬面接に挑戦し、面接の対策をしっかりと進めていきましょう。

模擬面接の就活セミナーを受講する

模擬面接を受けるためには、模擬面接の就活セミナーを受講する方法が挙げられます。就活のセミナーはさまざまな場所で開催されていますし、模擬面接をテーマにしたセミナーも数多くあります。

セミナーは有料である場合も多いですが、初回受講だけなら無料のセミナーもありますし、上手に探せば無料で模擬面接を受けることも可能です。一回だけの受講が可能なセミナーも多く、模擬面接をおこなっているときだけ参加する方法もありますし、さまざまなセミナーを探してみましょう。

セミナーに参加するためには予約が必要であり、就活が本格化してくると予約が取りにくい場合も多いです。セミナーを見つければ、予約で埋まらないうちに素早く予約を入れることが大切になります。

大学のキャリアセンターを活用する

模擬面接は外部のセミナーを受講するだけではなく、大学のキャリアセンターの就活支援を活用することでも受けることができます。キャリアセンターの場合は無料で模擬面接をおこなってくれますので、料金の心配をする必要はありません。

大学によって流れが違う場合もありますが、模擬面接を受けるためには事前に予約が必要な場合が多いです。キャリアセンターに行けばその場ですぐに模擬面接をしてくるわけではありませんので、必ず予約をしておきましょう。

大学に行く用事があればキャリアセンターでの模擬面接は便利ですし、実際に利用している学生も多く、予約が取りづらい場合もあります。時期によっては予約でいっぱいであることも多いので、予約は早めに済ませておきましょう。

マイナビの模擬面接シミュレーターもおすすめ

手軽に模擬面接を体験してみたいなら、「マイナビの模擬面接シミュレーター」がおすすめです。模擬面接シュミレーターはマイナビに会員登録し、マイページにログインするだけで利用できます。登録も利用も無料であり、ナビサイトとしても使えるためアカウントを持っておいて損はないでしょう。

模擬面接シュミレーターでは、10,000通りの模擬面接が体験できるほか、自身が面接官となって学生の合否を決めるという疑似体験もできます。いつもは評価される側の面接官の立場に立ってみることで、何を評価すべきか、何が観られているのかが分かり、面接への理解も深められるでしょう。

シュミレーターといってもパターンが非常に多いため、何度もやり込んで練習できる点も魅力といえます。

模擬面接で聞かれる質問

模擬面接でより効率的な選考の対策をしたいなら、模擬面接に臨む準備もしておかなければなりません。何の準備もせずに模擬面接に臨んでしまうと、どこがよくてどこができていないのかが判断しづらく、結果的に何も得られずに終わってしまうこともあります。

事前に準備しておきたいのは頻出の質問に対する回答であり、特に聞かれることが多い3つの質問は、必ず対策が必要です。頻出質問の回答を考えてから臨むことで、アピール内容を正しく添削してもらうことができ、より充実した選考の対策がおこなえます。

自己紹介

自己紹介は業界や企業に関係なく必須の項目であり、模擬面接では最初の関門となります。自己紹介では氏名や大学・学部・学科名といった基本的な情報のほかに、1分程度自分のことを話す時間が与えられます。

基本的な情報を伝えるだけで終わってしまうと、アピール不足と判断されるため注意が必要です。必須の情報を伝えた後は、大学時代に取り組んだことや現在興味のあること、またこれだけは伝えておきたいことに触れ、簡単にアピールしましょう。

自己紹介はあくまでその後の面接での話を広げる布石であり、ここで全てを話す必要はありません。後で深掘りされても答えられるように、話題はさわりだけ伝えることを意識して、簡潔なアピールを心がけましょう。

自己PR

自己PRは単に自分の優れている点や得意なことを伝えるだけではなく、志望先の企業で活かせる内容を話さなければなりません。模擬面接でも志望先の業界や企業を想定し、そこで求められる能力や個性を意識してアピールしましょう。

スムーズに伝えるためには、結論→根拠→結論という順番を意識することが大切です。最初に「○○ができます」のように、自分が持っているアピールポイントを提示します。その後、それをいかにして身につけたか、身につけるために何をしたかといった根拠の部分を提示して、アピールの信頼性を高めましょう。

最後にアピールポイントが仕事でどのように役立てられるか、企業の利益に貢献できるかに言及し、仕事での再現性を含めて伝えると、高評価を獲得しやすいです。

志望動機

志望動機も自己PRと同じで、志望先の業界や企業を想定しておかなければなりません。上手に伝えるには、業界を志望する理由→企業を志望する理由→自分がどのように活躍できるかという順番でアピールすることが大切です。

まず他の業界ではなく、該当の業界を志望した、興味を持った根本的な理由を伝えます。志望のきっかけになったことを伝えると、志望度の高さが伝わりやすく、アピールの信頼性も高まります。

次に同業界内の他の企業ではなく、なぜその企業なのかを明確に伝えなければなりません。他の企業でもよいのではないかと思われないよう、志望企業ならではの魅力や特徴に言及することが大切です。最後に仕事でいかに活躍できるか、どのように成長して企業に貢献したいかを述べ、アピールを締めくくりましょう。

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模擬面接を受ける際の3つのポイント

模擬面接をおこなうことで面接の対策を進めることができますが、何も考えずに模擬面接を受けるだけでは効果は半減してしまいます。模擬面接でしっかりと面接の対策をしたいのであれば、受ける際に気をつけるべきポイントが3つあります。

それらのポイントが守れていないと模擬面接をしても効果が得られない場合がありますので、注意が必要です。模擬面接を受ける際のポイントを正しく理解し、それらを踏まえて模擬面接に挑みましょう。

①服装は本番で着用するものにする

模擬面接はあくまで本番を想定したものなので、服装もなるべく本番と同じものか同等のものを準備することが大切です。模擬面接は基本的には服装は自由である場合も多く、私服で受けても問題はありません。

しかし私服で受けてしまうと緊張感は半減してしまいますし、本番と同じ服装で緊張感を持たせることが大切です。面接本番と同様に、スーツを着たり、スーツ以外でもきっちりとした服装をしていることで気も引き締まりますし、より本番に近い環境で模擬面接を進めることができます。

面接では身だしなみも見られていますので、実際にスーツを着てみて、身だしなみに問題がないかを見てもらうのも大切です。模擬面接だからと油断せず、本番と同じ服装で臨みましょう。

②本番同様の事前準備をする

模擬面接では服装を本番と同じものにするだけではなく、その他の準備についても本番同様におこなうことが大切です。面接を攻略するためにはさまざまな準備をおこないますが、模擬面接を受ける場合も本番と同じだけの事前準備を進めるようにしましょう。

模擬試験だからといって何の準備もしないまま受けては、得られる成果が少ないです。自分なりにPRのポイントをまとめたり、問答集を読むなどの対策しておくことが大切です。

模擬面接で上手に答えられなければ本番で成功することはありませんし、改善点などのフィードバックをもらうことも難しくなります。模擬面接は面接として成立させることが大切ですので、スムーズに進められるように、しっかりと事前準備をしておきましょう。

③入室から退室までを練習する

模擬面接では面接官との受け答えだけを練習をするのではなく、入室から退室までを練習することが大切です。面接では受け答えだけではなく、入退室時のマナーも評価の対象ですし、面接を攻略するためにはトータルで対策をしておく必要があります。

ノックの仕方から着席などの一連の流れも間違っていないか見てもらうようにしましょう。入退室のマナーは非常に多く、ここで失敗してしまう学生は意外に多いです。受け答えで印象が良くても入退室のマナーができていなければマイナスの印象を与えてしまい、場合によっては不合格になってしまうこともあります。

模擬面接で面接の流れを一通り経験し、細かいマナーが守れているかなども確認してもらいましょう。

【39点以下は危険度MAX】
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模擬面接は本番により近い状態で行うのが効果的!

面接の対策としては模擬面接がおすすめですが、ただ漠然と模擬面接を受けているだけでは面接の対策を進めていくことはできません。模擬面接では本番同様の緊張感を味わうことができますが、緊張感を出すためには自分自身の気持ちを引き締めて臨むことが大切です。

私服で受けてしまったり、何の準備もせずに臨んでしまうと緊張感は薄れてしまいますので、本番と同じように準備を進め、緊張感を高めていく必要があります。模擬面接は本番により近い状態でおこなうことで、最も効果的な面接の対策となりますので、さまざまな工夫をして緊張感を高めていくことが大切です。

本番と同じ環境で模擬面接に臨み、しっかりと対策をしておくことで、面接を攻略していきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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