履歴書

【バイト経験の履歴書への書き方】アピールするコツと例文

バイト経験は履歴書でアピール可!

学生生活の中でバイト経験のある就活生は多いことでしょう。しかし就職活動において、「部活動とかの経験なら書きやすいけれど、バイト経験なんて大した経験じゃないし」と考えてしまう人は意外と多いです。バイト経験は部活動やサークル活動の経験より劣るものではありません。

バイト経験は使い方次第で、あなたの魅力を採用担当者に伝えるツールとなり得るのです。以下、バイト経験を履歴書でアピールするコツについて解説していきます。バイト経験の中では、苦労したことややりがいを感じたことなど、様々なことを体験してきていることでしょう。

せっかくの経験を活かすためにも、バイト経験のアピールするコツをしっかりと押さえておくようにしましょう。

バイト経験を職歴として書く必要はない

バイト経験を履歴書に記入するにあたって、「バイト経験は職歴に書くべき内容なのか」と疑問に思う就活生も多くいることでしょう。

採用担当者は、学生のバイト経験を職歴とはみなしません。学生の本分は学業にあり、学生がバイトをおこなう際、それはあくまでも「お小遣い稼ぎ」としての側面が強いとみているからです。

職歴に記入するものは、あくまでもそれを本業としておこなっていたものになるため、基本的にバイト経験は職歴として書く必要はありません。

バイト経験はなくても不利にはならない

ここまでバイト経験が就職活動において、自身を効果的にアピールするツールとして活用できることを述べてきました。では、バイト経験がないことは就職活動において不利に働くのでしょうか。

たしかにバイト経験は学生という立場ではありますが、社会の一部となって働くことの出来る貴重な経験です。しかしバイト経験はあくまでも、学生生活の中での経験の一つに過ぎないのです。

バイト経験があるのであればアピールに活用すれば良いでしょうし、無いのであればその分、他の経験を通じて自身をアピールすれば良いのです。一生懸命部活動に打ち込む中で、バイトをおこなう時間がなかったという就活生もいることでしょう。

そのようなことで採用担当者が、マイナスの評価をおこなうようなことはないのです。

人気企業内定者の「ガクチカ」を参考にしよう

バイト経験をはじめとする学生時代に力を入れたことは就活の中でも大切なアピール要素です。自己PRとの違いと学生時代に力を入れたことは、似ているようで異なります。学生時代に力を入れたことを正しくアピールして、学生時代の経験やそれによって得た能力を伝えましょう。

学生時代に力を入れたことを考えるときに活用したいのが『人気企業内定者の「ガクチカ」まとめ』です。作り方や例文18選を収録しています。無料でダウンロード出来るので、面接対策中の就活生にもおすすめです。

バイト経験を履歴書でアピールするコツ

就職活動において、バイト経験は活かすことが出来るということをこれまで述べてきました。では、具体的にどのような形で活かすのが効果的なのでしょうか。

バイト経験は履歴書の志望動機や自己PRを練り上げるのに活かすことで、大きな効果を発揮させることが出来ます。以下、バイト経験を活かす際のコツを3点挙げ、解説していきます。それぞれのポイントをしっかりと押さえ、より効果的にバイト経験を活用できるようにしておきましょう。

自分がどんな役割・立ち位置にいたのかを書く

バイト経験を述べる際には、自分がどんな役割・立ち位置にいたのかを書くようにしましょう。企業で働くにおいて、すべての仕事はチームでおこなわれます。その中で求められることは自分の功績のみを優先した単独プレイではありません。

仕事を進めるにあたり求められるものは、所属するチームが最大限、力を発揮するために自分は何をするべきなのか考え、その役割をしっかりとこなすことです。バイトとはいえ、その中においても、自分に期待された役割、与えられた立ち位置があるはずです。

それらに対してどう向き合い、チームのためにどのような行動をおこなうことが出来たのかを述べることで、バイト経験を効果的なアピールをおこなうツールにすることができます。

バイトで得た知識やスキルが仕事でどう活かせるかを書く

バイト経験を述べる際には、バイトで得た知識やスキルを仕事でどう活かすかまで踏み込んで書くようにしましょう。接客のバイトを経験する中で、接客の難しさとそれゆえのやりがいを感じる人は多いです。

そのような人がバイトで身に付いたスキルを活かして接客を極めていきたいと接客業を志望するのであれば、それは非常に筋が通っており、採用担当者にも伝わりやすい志望動機や自己PRにすることが出来ます。

バイト経験は学生という立場とはいえ、社会の一部で働いたことに変わりはありません。働く際に感じたこと、身につけたスキルをどう活かしていくかまで踏み込んで書いていくことで、説得力のある履歴書を作成することが可能になるのです。

できるだけ長く働いたバイトについて書く

バイト経験を述べる際には、出来るだけ長く続いたバイトについて書くようにしましょう。短期間でたくさんのバイトをおこなってきた人もいることでしょう。それ自体は決して悪いことではありません。

多くのバイトをおこなうことで様々な仕事を体験することが出来、自身の視野を広げることが可能になります。しかし就職活動で採用担当者に伝えるにあたっては、あまり良い印象を持たれない可能性があります。

短期間でたくさんのバイトをおこなっていると、「入社してもすぐに辞めてしまうのでは」と疑われてしまう恐れがあるのです。すぐに辞めてしまう恐れのある人材を企業は採用しません。

このような観点から、志望動機や自己PRを作成する際に活かすバイトの経験は、出来るだけ長く働いたバイトの経験を選び、それを用いて作成するほうが好ましいのです

バイト経験を履歴書でアピールする場合の例文

バイトの経験を履歴書に記載してアピールする場合に、どのような文章にしたら良いのか例文を見ていきましょう。先ほど紹介したバイト経験を履歴書でアピールするコツをしっかりと確認して、上手に自分をアピールできるようにしていきます。

今までの経験をただ書いていくだけでなく、そのバイトを通して何を学んできたのかを具体的に書くことが重要です。履歴書に書かれている文章を読んだだけで、どんな状況でどのようなアルバイトをしてきたのかがすぐ伝わるように、分かりやすい文章を心がけましょう。ここで紹介する例文もぜひ参考にしてみてください。

例文①:志望動機

私は〇〇という理由で貴社を志望しています。私は学生時代コンビニでアルバイトをしていたのですが、その中でお客様と接し、お客様のニーズに応えていくことにやりがいを感じました。コンビニには日々様々なお客様が来店します。
様々なお客様の多様なニーズに応えていくことで身に付いた対応能力を活かし、貴社においても個人のお客様に対するコンサルティング営業活動に従事し、個人のお客様の多様なニーズに応えていきたいと考えております。
貴社には〇〇という特徴があり、そのためよりお客様に寄り添い、お客様の多様なニーズに応えていくことが出来ると考え、それゆえ貴社に魅力を感じております。

この例文のポイントは、やりたい仕事が明確になっている点です。コンビニでの経験から多様なニーズに気付く能力、それらへの対応能力が身に付いたことがアピールされています。この例文ではそれだけではなく、その能力を最も活かせる分野がどこであるのかを調べ、その上で個人顧客へのコンサルティング提案活動という答えに行きついたことがわかり、深みのある志望動機となっています。

バイト経験を盛り込む際には、その経験が活かせる部分はどこにあるのか、企業研究を入念におこない、調べ、その上で作り上げていくのが有効なのです。

例文②:志望動機

私は〇〇という点に魅力を感じて貴社を志望しております。私は学生時代にレストランのホールスタッフとしてバイトをしていたのですが、その中でバイトリーダーとして他のバイトメンバーの育成、管理に関わりました。
店の売上に貢献するためにはバイトメンバーに対して、どのような働きかけをおこなうべきか考え、バイトメンバー向けの勉強会を企画し、実行していました。その中で自ら課題を考え、その解決に向け主体的に行動していくことに魅力を感じるとともに、そのためのスキルを身につけることが出来ました。貴社であれば自身の望む働き方が出来ると感じたため、貴社を志望しております。

この例文のポイントはバイトを通じて得たスキルをアピールしながら、それを志望動機に結び付けることが出来ている点です。志望動機は「〇〇がやりたい」と自身の希望を述べるだけでは採用担当者の心に刺さるものにはなりません。

企業にとっては「〇〇がやりたい」と単に述べる就活生より「〇〇を行う能力が自分にはある。その能力を活かして〇〇がやりたい」と、述べる就活生の方が魅力的に映ります。つまり採用することで、企業にメリットがあるということをアピールすることが重要なのです。

例文③:自己PR

私は学生時代に洋品店でアルバイトをしていました。職場には私のほかに、同世代のアルバイトが何人か働いていました。そこでは、スタッフ同士のチームワークを大切にして、販売の仕事を担当しました。売り場の違うスタッフともコミュニケーションを取り、情報共有や情報交換に努めました。
誰かがミスをしてしまった時にも同じ失敗を繰り返さないよう、皆でミーティングを開き、どのようにしていけば良いか話し合う機会を作るようにしてお互いにサポートし合える環境作りにも務めました。その結果、職場の人間関係は良好になり、売り上げも上昇しました。入社後もアルバイト経験で学んだ協調性を大切にし、貴社に貢献してまいります。

アルバイト先でスタッフ同士のコミュニケーションが取りやすい環境にするために工夫を凝らしてきた経験を述べています。ミスをしたら、繰り返さないようにお互いをサポートし合うという具体的な方法で分かりやすく伝えています。また、入社後の目標を書くことで、前向きな姿勢が感じられます。

例文④:自己PR

私は、目標に向かい貪欲に取り組むことができます。大学1年の時からアルバイトとしてコーヒー店で3年間勤務しました。その店舗のすぐ近くに競合店舗が開店したために、売り上げが下がりお客様が少なくなったことがありました。
その時には、店舗スタッフで改善策を話し合い、チラシの配布や会員カードキャンペーン、おすすめ商品をお客様におすすめするなどの工夫をしていき、売り上げをのばすことに成功しました。このことから、簡単に諦めずに、問題改善にむけて仲間と協力しながら組むことが、良い結果につながることを実感しました。

コーヒー店でのアルバイトから、困難な状況になっても目標に向かい、前向きに取り組んできた経験を述べています。問題が起こった時に仲間と協力しながら、解決策を考えて行動する力は、社会人で仕事をしていくうえでも大切です。すぐに投げ出さずに、努力して進めていける人材だということがアピールできます。

バイト経験は履歴書でも効果的にアピールしよう

ここまでバイト経験は就職活動において効果的に活用できるということと、その活かし方について、例文を交えて説明してきました。学生時代、何に打ち込んでいたのかは就活生によって異なります。部活動に力を入れていた人がいれば、バイトに力を入れていた人もいます。

重要なのはどの経験をしたのかではなく、「その経験の中でどのようなことを学び、どのようなスキルを身につけたのか」です。バイト経験は正しく活用することで、就職活動における大きな武器とすることができます。

これまで述べてきた正しい活用方法をしっかりと押さえ、採用担当者に対してより魅力的に自身を見せることが出来るよう、しっかりと準備しておくようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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