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履歴書の長所・短所の厳選例文10選|面接官の心を掴むコツも解説

履歴書の長所と短所が就活でのすべてアピールの基本になる

履歴書では長所や短所といった性格について問われます。自己PRをしていくうえでも、自分の性格の特徴を踏まえ、それを活かして企業に貢献できるということを示すことが大切です。

また、就活では短い時間の中で面接官に自分のことを深くまで知ってもらうことが大切であり、そのためには自分自身で長所と短所の両方を正しく理解することが必要です。

長所と短所を考えることは難しいですが、これをクリアできれば就活はぐっとスムーズになります。難しく重要な部分だからこそしっかりと取り組む必要があるので、自身の長所と短所に正しく向き合ってみましょう

面接官が長所と短所を知りたい3つの理由

面接官が長所と短所を知りたい3つの理由

面接官は長所と短所から何を判断しているのでしょうか。長所では学生の持つポテンシャルやスキル、人間性を、短所では自己分析力や短所に対する学生の考え方(思考力)を見ています。新卒の就活は基本的には人柄重視、ポテンシャル重視の採用であることが多いです。

また入社前とはいえ能力が全く必要ないわけではありませんので、現時点でどのようなスキルがあるのかも見られています。

長所はそこが仕事でどう活かされるのか、そして短所はどのように向き合っているかが大切です。特に短所は、しっかりと向き合うことができているか、またその短所をどのように捉え、どのように考えているのかなどが見られています。

①求める人物像とマッチしているか

面接官が面接で確認したいことの最も大切なもののひとつとして、求める人物像とマッチしているかということが挙げられます。

たとえどんなに優秀でも、企業が求めていない能力であったり、性格の特徴がミスマッチだと互いに大きなストレスを抱えて仕事を進めることになります。

長所と短所について質問することで、人柄や人間性を知ることができ、円滑に仕事が進められそうか、社員と良い関係を築くことができそうかを判断しています

②自分のことを客観的に見ることができているか

長所と短所についての質問を通して、自分のことを客観的に見ることができているかを知ろうとする企業の意図が考えられます。併せて自己分析をしっかりやっているかという就活への取り組み方もチェックできるでしょう。

自分のどんなところが良くてどんなところが良くないのかを把握できていることで、良い部分を活かし、良くない部分を改善することで成長が期待できます

また、物事を客観的に判断するというのは社会人としてどんな仕事でも共通なスキルであり、自分を客観視することができていればそのスキルが備わっていることの証拠にもなります。

③入社後に活躍できそうか

入社後に活躍できそうかも応募者の長所と短所の質問から判断されます。会社の社風や業務内容によっては、特に伸びる長所や改善しやすい短所などがあります。

そこで、活躍している社員に共通する特徴と応募者の特徴を比べて、活躍できそうかを見ることができます。さらに、似たような特徴でなかったとしても、現状チームに足りない能力・性格の人物を求めているという場合も考えられます。

パズルのピースをはめるように、配属先でフィットし活躍できそうかという視点で、既存の社員を念頭に置いて質問をしています。

長所と短所の見つけ方

履歴書で長所や短所を書くときに、自分の長所と短所をうまく見つけられない就活生は多いです。もちろん、自分の長所と短所を理解していなければ、履歴書に長所と短所を書くこともできません。

就職活動では、面接官に自分の良い部分をアピールして企業にとって戦力になる人物だと伝える必要があります。自分のことをアピールするためにも、自分の長所と短所を理解しておくことは大切です。

過去の経験を参考にする

長所と短所の見つけ方として、過去の経験を参考にするという方法があります。今までの人生を思い出して、過去にどのように考えて言動していたかということを考えることで、長所と短所が見えてくるのです。

過去の出来事を思い出し書き記すことを「自分史の作成」とも言います。以下の図を参考にして実際に書いてみましょう。
自分史の例

たとえば事前にルールやフォーム、セオリー、コツなどを調べてから実際に行動する人は、「計画性がある」「慎重に行動する」ことが長所だと言えます。

反対に、実際にスポーツなどをしながら体で覚えていくタイプの人は、「行動力がある」「チャレンジ精神がある」ことが長所になるでしょう。

自分史についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

他人に自分の長所と短所を聞いてみる

長所と短所の見つけ方として、他人に自分の長所と短所を聞いてみるという方法もあります。これは「他己分析」と言います。

自分の長所や短所は、自分では気づいていないことも多く、自分はこういう点が短所だと思っていたけど、他人からしてみればそれは長所だったということもあります。また、自分では当たり前だと思っていたことが、立派な長所ということもあるのです。

まずは長所と短所を自分で考えてみて、さらに他人に自分の長所と短所を聞くのがよいでしょう。

自分で考えた長所と短所が、他人から教えてもらった内容と違う場合は、新たな自分の長所と短所を知ることができ、同じだった場合は自分の考えにより一層の自信を持つことができます。他人に自分の長所と短所を聞いて、自分のことをより深く理解しましょう。

以下の注意点を確認して、他己分析も積極的に行いましょう。

【他己分析を依頼する際に気を付けるポイント】

① 人数は多い方が良い(2~3人だと回答が偏ってしまう)
② 年齢、立場、関係性にはばらつきを、男女比は均等に(様々な目線から意見が大切)
③ 正直に答えてもらうためにも、相手への配慮が大切
(アンケートは匿名、”就活で使うから正直に回答してほしい”と注意書きをするなどの配慮)
④ お願いをする時のマナーを大切に

まずは就活をしている友人と意見交換をしたり、家族や身近な人からは深い意見をもらえるかもしれません。面識が浅い人でも、第一印象を聞くことができるのでお願いしてみるとより多くの意見を得られるでしょう。

こちらの記事で、他己分析について紹介しています。併せて読んでみてください。

自己PRが書けない時は、自己PRジェネレーターを活用しよう

自己PRの内容が薄いと、人事に採用されません。選考を突破するには、自己PRを作り込む必要があります。

そこで活用したいのが「自己PRジェネレーター」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで、理想的な流れの自己PRが完成します。

無料でダウンロードできるので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。

就活生に聞いた! アピール内容の見つけ方

アピール内容の見つけ方

履歴書では基本的には長所や短所といった性格欄が設けられており、自己分析によるアピール内容の選定は必要不可欠です。今回は就活生の皆さんに聞いた、アピール内容の見つけ方について紹介します。

自分史やモチベーショングラフなど過去の自分を振り返る分析をおこなった就活生が多数

自分史やモチベーショングラフなど過去の自分について書き出す方法で、PRできる部分をみつけたという回答が多く寄せられました。

いきなり履歴書に向き合うのではなく、まず経験を可視化して、そこから長所・短所、自己PRの内容を選んで記入している就活生が多いようです。

この方法を取ることでエピソードや強みが複数用意できるでしょう。企業や職種の特徴に合わせてPR内容や話題を変えて効果的なアピールにつなげられそうですね。

自己分析ツールを使う就活生も多数

就活サイトなどが提供する自己分析ツールを利用し、それをもとに自己PRを記入したという声も多くありました。

気軽に長所や短所を把握できる自己分析ツールを活用している就活生も多いようです。ツールで確認できた特徴について、具体的なエピソードなどの肉付けを欠かさずに記入していくことが大切です

長所・短所の選び方のポイント

自己分析・他己分析をするなかで、長所も短所もそれぞれいくつか見つかったり、互いの置き換えとなる性格も把握することができます。

それぞれいくつか見つかった長所・短所の中から、企業の求める人物像に合ったものを選んでアピールすることで、企業とのマッチ度をより効果的に伝えることができます。ここでは長所・短所の選び方について解説していきます。

書く長所・短所は一つに絞る

いくつかある長所・短所はそれぞれ一つずつに絞ってアピールしましょう。長所は多く伝えたほうが評価につながると考えられるかもしれませんが、複数の長所をアピールすると、結局何を伝えたいのか、内容がブレて、伝わりにくくなってしまいます。

そのため、内容を一つに絞り、長所と短所も関連するものを選ぶことでわかりやすく、一貫性のあるアピールとなり、印象に残りやすくなります

短所は長所に置き換えられるものにする

短所を選ぶ際は、長所に置き換えられるものかを意識する必要があります。短所はただ短所のままだと欠点をアピールすることになり、マイナスのイメージになりかねませんが、長所として捉えられる側面を伝えることで、短所でも高評価につなげることができます。

もちろん短所を聞かれているので、明らかに長所であるものを選んでしまうと質問の意図を汲んでいないと判断されかねませんが、課題や改善点と絡めて、場合によっては長所とも考えられ、仕事にも活かせるというアピールを目指すことが大切です

長所と短所が矛盾しないようにする

長所と短所を選ぶ際、それぞれの特徴が矛盾したものになっていないかを確認することも重要です。ここで矛盾が起きると説得力がなくなるだけでなく、正確に自分の特徴を掴めていないと、自己分析が不十分だと判断されかねません。

そのため、長所と短所が関連し、回答全体に一貫性を意識することが大切です。そうすることで、深掘りの質問にもそれまでの回答からブレていないかで答えるべき内容を導き出すことができるでしょう。

長所と短所を書くときの6つのコツ

長所と短所を書くときの6つのコツ

まずは長所・短所を的確に示すことで、自分自身を客観的に分析できているということをアピールする必要があります。企業は会社の目指す方針を理解・納得・共感し、それに向けて努力ができる人を採用したいと考えています。

長所においてはその会社の目指す方針と近いところを示し、短所はその課題を改善していこうとする前向きさや向上心として活用すべきものになるでしょう。

①自己分析・他己分析の結果を盛り込む

履歴書で長所や短所を上手にアピールするためには、自己分析が必須です。企業側に正しく自身について伝えるためには、自己分析をおこなって自分を知ることが大切であり、これができていなければ上手なアピールはできません。

そして、自己分析・他己分析で確認できた性格の特徴をしっかり履歴書に書く内容に盛り込まなければ意味がありません。

自己分析や他己分析をおこない、自分自身についての理解を深めてからアピールすることで、正確に長所や短所を伝えていくことができます

自己分析についてもっとよく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

②誰が読んでもわかりやすく書く

長所や短所を上手に伝えるためには、誰が読んでもわかりやすく書くことが大切です。優れた長所が書かれていたとしても、それが相手に伝わらなければ意味がないので、まずは理解してもらうことを重視しましょう。

結論のわかりやすい文章・書き方を心がけることが大切であり、そのためには結論を最初に書くことを意識しましょう

最初に結論を書くことで何をアピールしたいのかを明確に示すことができますし、印象にも残りやすいです。最初に長所、あるいは短所を伝え、その後にそれらの裏付けとなる根拠を提示します。

根拠の部分で具体的なエピソードを交えるなどして具体的な説明をおこない、最後にもう一度結論と会社に貢献したいという想いで締めると伝わりやすいです。

分かりやすい長所と短所の伝え方

    ①結論
    「私の長所・短所は○○です」
    ②根拠(エピソード)
    「私が○○を感じたのは~~」
    ③結論
    「入社後は○○な長所を活かし、御社に貢献いたします」
    「入社後は○○な短所を改善するように努め、御社に貢献いたします」

    ③自分の言葉で表現する

    長所や短所を書くときには、自分の言葉で表現することが大切です。長所や短所を書くときに、就活の本やインターネットを利用して就活で使える長所や短所を考える就活生は多いです。

    就活の本やインターネットを利用して長所や短所を考えるのは問題ないですが、そのままの内容を書かないようにしましょう。面接官は多くの就活生の履歴書を見ているため、引用されたものか、オリジナリティのあるものかはすぐにわかってしまいます

    面接官の印象に残るためには、自分だけの言葉で表現することが大切です。キャッチフレーズやインパクトのある表現を使って、面接官の印象に残る表現をしましょう。

    面接官にインパクトを与えて、ほかの就活生と差別化したいと考えている方はこちらの記事を参考にしてみてください。

    ④一貫性を持たせる

    長所と短所で一貫性を持たせることも大切なポイントです。長所と短所を書くときに、双方で全く異なる特徴について書いていると一貫性がなくなってしまいます。

    長所と短所は正反対のように思えますが、見方を変えれば同じような内容になることが多いです。たとえば、「思いついたらすぐに行動する」と書くと長所ですが、「先のことを深く考えずに行動してしまう」と書くと短所です。

    長所と短所で一貫性がないと長所と短所の説得力がなくなり、面接官へのアピールも弱くなります。

    長所と短所は紙一重です。一見長所に思えることでも、見方を変えると短所にもなるのです。以下の「長所・短所変換表」を参考に、自分の長所と短所をもう一度考えてみましょう。

    長所・短所変換表

    大胆⇔大雑把
    丁寧⇔心配性
    優しい⇔気が弱い
    負けず嫌い⇔頑固
    好奇心旺盛⇔飽き性
    主体性がある⇔自己中心的
    行動力がある⇔軽率
    リーダーシップがある⇔我が強い
    コミュニケーション力がある⇔世話焼き
    協調性がある⇔人の意見に流されやすい
    積極性がある⇔自己主張が強い
    集中力がある⇔ひとつのことに没頭しやすい
    柔軟性がある⇔優柔不断

    ⑤企業が求める人物像を意識する

    長所を・短所を書くときに気をつけたいポイントが、企業が求める人物像と性格が合っているかという点です。採用選考は企業が求める人材を探す活動です。そのため、採用選考では企業が求める人物像を理解して、自分がそうであるとアピールする必要があります。

    どれだけいい長所があったとしても、その長所が企業の求めている人物像と違っていれば、採用したいと感じさせるアピールはできません

    たとえば、比較的新しい企業で新しい市場を切り開こうとしている企業を志望する際に、単純作業をコツコツ継続できたり、慎重で保守的な性格であることを長所と書いても、企業が求める人物像と合っていない可能性が高いです。

    企業が求める人物像を調べて、企業が求める人物像に近い自分の長所・短所を書くようにしましょう。

    マッチするような企業を見つけたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

    ⑥長所は具体的なエピソードを交える

    長所については最後に「自分の強みをどのように仕事に活かすか」を人事担当者に示すことが重要になります。そのため、抽象的な言葉ではなく具体的なエピソードを交えて書かなければいけません。

    たとえば「〇〇をやりました」といった表面的な事だけではなく、〇〇をやるきっかけや、成功・失敗の事例やそれに至ったプロセス、またその経験によって何を学んだのかなどを自分自身の経験として伝えるようにすることが重要になってきます

    長所に使える性格と例文5選とNG例

    長所と短所の正しい書き方を理解できたら、実際に履歴書を書いていきましょう。しかしポイントをおさえたからと言って長所と短所は簡単に作成できるものではありません。

    長所としてアピールできる性格はさまざまであり、伝え方次第では高評価を得ることも可能です。長所のアピールはとにかく自身を売り込むことを意識して作成していきましょう。

    長所例①好奇心旺盛である

    私の長所は好奇心旺盛なことです。新しい環境でも臆することなく飛び込み、成長することができます。私は大学時代にさまざまなボランティア活動に参加しました。もともとは地元の友人たちとボランティアをおこなっていましたが、より多くの人を助けたいと考え、他のボランティアにも参加しました。

    ネットで募集を見て、知らない人ばかりの環境でも飛び込みボランティアをおこないました。さまざまな人の下でボランティアを行うことで多様な価値観に触れ、視野を広げた考え方ができるようになりました。私は御社でもさまざまな仕事に挑戦して成長し、ゆくゆくは企業を引っ張る存在になりたいと考えています。

    この例文では好奇心旺盛であることがアピールされています。結論から語ることで自身の長所を印象付けることができ、アピールにもインパクトを持たせることができています。また結論の次にそれを裏付けるエピソードが語られています。

    好奇心旺盛だけではアピール内容が漠然としていますが、「新しい環境に飛び込み成長できる」と表現することで具体的なアピールになっています。

    知らない人の輪に飛び込んでボランティアをおこなったことで行動力がアピールできていますし、さまざまな人と交流することでコミュニケーション能力もアピールできています。

    締めの文章では能力を活かし成長したいとすることで向上心の高さがアピールできており好印象でしょう。

    長所例②社交的である

    私の長所は社交的であることです。相手の話をよく聞き、信頼関係を築くことができます。私は大学時代カフェでアルバイトをしていました。飲み物や食べ物の提供だけではなくお客様と会話をすることも仕事であり、アルバイト先では会話が重要視されていました。

    私はお客様との会話の中で話を聞くことを意識し、話を聞くときの表情や相槌のタイミング、質問をするなどを心がけました。その結果お客様に笑顔になってもらうことができ、私になら何でも話せると言ってくださるお客様もできました。私は御社でも顧客の話を聞くことで信頼関係を築き、粘り強い営業をしていきたいと考えています。

    この例文では社交的であることがアピールされています。社交的とすることでコミュニケーション能力の高さがアピールできますが、例文では相手の話を聞き、信頼関係を築くことができるとさらに具体的なアピールになっています

    コミュニケーション能力には話し上手と聞き上手があり、聞き上手である傾聴力もビジネスでは大事なスキルです。漠然とコミュニケーション能力をアピールするのではなく、傾聴力に絞ってアピールすることで自身の能力を印象付けることができています。

    エピソードを通じて社交的であることの裏付けがされており、締めの文章でも仕事に活かすための明確なビジョンが語られています。明確なビジョンを語ることで向上心がアピールされており、好印象です。

    長所例③何事にも情熱的である

    私の長所は何事にも情熱的であることです。情熱的に物事に取り組み、大きく成長することができます。私は大学時代バスケ部に所属しており、ポジションはシューターでした。私は3ポイントシュートが得意で、それを鍛えることでチームのためになるのではないかと考えました。

    私は練習前と練習後に自身にシュート練習を課し、どれだけ疲れていてもそれをやり遂げることでシュートスキルとやり抜いたという自信を身に付けることができました。シューターとして成長し、チームに貢献し、最後の大会ではベスト4に残ることができました。私は自分から進んで仕事に取り組むことで大きく成長し、企業に貢献したいと考えています。

    情熱的であることがアピールされています。エピソードの中ではシューターとしての自身のスキルを考え、それを活かすための練習に取り組むことでチームに貢献しようと考えたとあります。

    自身のスキルを把握することで自己分析ができていることがアピールできているでしょう

    さらに練習前と練習後のシュート練習を続けることで継続力と粘り強さがアピールできています。直接的な主張をしなくてもエピソードの中でさまざまな能力がアピールされていて好印象です。

    質問や会話の流れによって他の長所と組み合わせてアピールできたり、関連した短所も答えやすい回答だといえるでしょう。

    長所例④妥協せず追及する

    私の長所は一つの物事を深く掘り下げ、妥協せずに追及できることです。私は大学時代にキノコの研究をしていました。学内にはキノコの研究をしている人は少なく、ほとんど一人で研究を進めなければなりませんでした。文献で調べるだけではなく、気になるものがあれば実際に山に入ってサンプルを摂取しました。

    山でキノコを探すことは大変でしたが、目的のものを見つけたときには疲れを忘れるくらいの達成感がありました。どこまでも追求して研究した結果、学内でも高い評価を受けることができ、ゼミ内でも表彰されました。私は仕事でもとことん追求して働き、大きな成果が上げられるよう努力したいと考えています。

    この例文は妥協せずに追及することが長所として語られています。

    エピソードでは大学時代の研究について語られており、研究のために山に入ったことで行動力がアピールできているでしょう。

    ただ自身の好きなことを追求しているだけではなく、研究成果が評価され、高い評価を受けることができたことから、会社でも成果を上げるイメージにもつながります

    長所例⑤リーダーシップがとれる

    私の長所はリーダーシップがあることです。リーダーシップを発揮してチームを正しい方向に導くことができます。私は大学時代に居酒屋のホールでアルバイトをしていました。大学入学時から現在まで続けているためベテランとしてみんなを引っ張ることを心がけました。

    ホールは基本的には自由に動いていましたが、大きな宴会が入り、忙しいことが分かっているときには宴会担当を付けるように提案し、実行しました。宴会担当を一人つけることで全体がスムーズに回り、無事に宴会を終えることができました。私は御社でもリーダーシップを発揮してチームを引っ張り、ゆくゆくは企業を引っ張る存在に成長したいと考えています。

    この例文ではリーダーシップがアピールされています。リーダーシップと一口に言ってもその在り方はさまざまであり、例文ではチームを正しい方向に導くことができるとすることでより具体的なアピールができています。

    またアルバイトのエピソードではバイトリーダーなどの役職がないにもかかわらず、自らリーダーシップを執っていることもポイントです。

    リーダーシップは役職ではなく、自身の在り方ですので、自ら行動することでより強いリーダーシップがアピールできています

    締めの文章でも自身の能力を活かして活躍したいとし、ゆくゆくは企業を引っ張る存在に成長したいとすることで向上心の高さがアピールできており、これも好印象です。

    NG例

    私の長所は行動力があることです。行動力があるため、どのような物事にでも挑戦することができ、難しそうなことでも誰よりも先にチャレンジすることができます。

    大学時代はバックパッカーとして海外を回ることが先輩の間でブームになり、同学年では私が一番にそれに飛びつきました。また、湖でできるマリンスポーツが流行したときもすぐに挑戦し、誰よりも早く上達しました。

    何でも臆せず挑戦できるため、行動力と新しい物事を始めるための度胸には自信があります。

    NG例文では、行動力があることは示されているものの、流行に乗っているというだけで、自主性や自分の考えというのがみえません。がむしゃらに動いているだけで、行動の目的やそこから得られた成長などが見られない点が、NGである理由といえるでしょう

    就活生に聞いた! 長所を回答するときのコツ

    長所を回答するときのコツ

    長所は頻出の質問であるため、しっかり回答を用意している就活生も多く、良い回答をするには工夫が必要です。

    実際のところ就活生の皆さんはどのようなことを意識して回答しているのでしょうか。ここで、就活生の皆さんに聞いた長所を回答するときのコツを紹介していきます。

    大多数が長所が会社で活かせる強みになることを伝えるという回答

    自分の長所の仕事への活かし方を示し、会社に貢献できる強みであることをアピールしたという声が多く集まりました。

    長所が仕事に直結して活きるものを選び、即戦力となることをアピールしようとする就活生が多いようです。

    高評価につなげるためには、採用担当者に「この長所ならうちの会社で活きるし、もっと伸ばしてあげられそうだ」と感じさせることを意識した長所選びが必要です

    具体的なエピソードが用意できる長所を選んだという声も

    具体的なエピソードのある長所を選び、アピールしているという回答も多く寄せられました。

    企業が長所を聞く際、長所の種類だけで判断するのではなく、エピソードの中でどのように感じたのかや、その長所とどのように向き合い仕事に活かしたいかをチェックしています

    企業にマッチした長所を選んでも、エピソードに中身がなければ良いアピールにはなりません。具体的なアピールができるかという意識も回答するうえで必要になるでしょう。

    短所に使える性格と例文5選とNG例

    次は短所の回答の作成に取りかかりましょう。長所はもともとプラスの内容を伝えているだけに高評価を得やすいですが、短所は違います。短所はもとがマイナスの内容なだけに長所よりも注意深く作成しなければなりません

    短所はマイナスの要素をいかに消すことができるか、長所の要素を含めてどれだけプラスに転じることができるかがポイントです。プラスに転じることを意識して回答を作成していきましょう。

    短所例①注意力散漫

    私の短所は注意力が散漫なことです。注意力が散漫であるため簡単なミスを犯してしまいます。私は注意力を養うために何でも意識的に見直すようにしました。見直しを意識することでミスを減らすことができました。

    また注意力散漫であることは短所ですが、それを大胆な決断ができると捉えることで長所へと変えていこうと考えました。私は細部にこだわりすぎずに大胆に決断することで大きなチャンスを掴み取ることができると考えています。

    この例文では注意力が散漫であることが短所として挙げられています。ただ短所を挙げるだけではなく、自身の短所を認め、それを克服しようとしていることで向上心がアピールされています。

    注意力散漫という短所に対して意識的に見直しをすることで改善を図ろうとしているところがポイントです。実際の改善策を伝えることで短所と向き合い、それに対して誠実に取り組む姿勢がアピールできています。

    また注意力散漫を大胆な決断ができると長所に転じることでポジティブさがアピールできています。短所を認めたうえで自身の長所に転換しようとすることで明るい性格をアピールでき、これも好印象です

    短所例②一人を好む

    私の短所は内向的で一人を好むことです。私は内向的な性格を克服するためにできるだけ人と交流することを心がけました。知らない人が集まるところに出向くのは苦手なことでしたが、荒療治の成果もあり、現在では初対面の人とも気軽に話ができるようになりました。

    また短所として内向的ではありますが、それは一人で物事を深く考えられるという長所でもあると気づきました。物事を深く考え、相手の気持ちをしっかりと考えて接することができると考えています。

    例文では内向的で一人を好むことが短所の題材としてアピールされています。内向的であることを自覚し、それを克服するためにできるだけ知らない人と交流したとあります。

    荒療治であると自身は自覚していますが、それを乗り越えて短所を克服できたのは高評価なポイントです

    また内向的な短所の部分を、物事を深く考えることができるという長所に転換することで、ポジティブな印象を残すことができています。

    内向的という短所は暗い印象になりがちですが、ポジティブな言い回しを付けることでマイナスの印象を打ち消すことができてます。

    短所を克服し気軽に人と接することができるようになったこと、相手の気持ちを考えられることが上手くリンクしており、全体のアピールに一貫性を持たせることができているでしょう。

    短所例③人と意見がぶつかりがち

    私の短所は人と意見がぶつかりがちなところです。時に頑固になってしまい、他人と意見がぶつかることが多いです。私は人と意見がぶつからないように発言の前に一度頭でしっかり考えるようにしました。一度頭で考え、冷静な気持ちを持つことで感情的に人とぶつかることはなくなりました。

    また人と意見がぶつかることは短所ですが、素直であると長所に捉えることもできます。今では、相手の意見も必ず受け止めてから、自身の素直な気持ちを伝えるようにしています。

    例文では人と意見がぶつかりがちであることが短所の題材に挙げられています。例文では人と意見がぶつからないように発言の前に頭で考えるようにし、冷静な気持ちを持つことで感情的にぶつからないようにしたとあります。

    さらに気持ちをぐっと抑えることで忍耐力がアピールできており好印象です。

    人と意見がぶつかりがちな短所を素直と言い換えることで、柔らかい印象へと変えることができています。短所を長所に言い換えることでポジティブさもアピールできているため好印象でしょう

    短所例④器用貧乏である

    私の短所は器用貧乏であることです。さまざまなことに目移りしてしまい、一つのことで大成することができません。器用貧乏であることは短所ですが、私はそれをマルチに活躍できる長所と捉えるようにしています。

    私はさまざまなことに目移りしてしまいますが、挑戦した先できちんと結果を出し、そこで知識やスキルを身に付けています。器用貧乏を克服するために一つのことを長く続けるよう意識していますが、それよりも長所に転じさせるためにも幅広い知識や能力を身に付けることを大切にしています。

    器用貧乏が短所として挙げられています。器用貧乏は短所として語られるものですが、極めて長所に転じやすい短所のひとつです。

    器用貧乏は一つのことで大成することができないという意味がありますが、基本的な能力が高いことも多く、どんなことにでも幅広く対応することができます。

    例文にもあるように器用貧乏はマルチに活躍できる長所でもあり、長所に目を向け、それを伸ばそうとすることでポジティブな姿勢がアピールできています。

    幅広い知識とスキルをアピールすることができ、さまざまな経験をしていることで柔軟性の高さもアピールでき好印象です。短所を改善するだけでなく長所と捉えてそれを伸ばそうとすることで向上心の高さがアピールできています

    短所例⑤意見を相手に伝えるのが不得意

    私の短所は意見を相手に伝えるのが不得意なことです。意見があってもなかなか口に出して伝えることができません。私は短所を克服するため人の目を気にしすぎるのをやめました。考えすぎないことで気持ちを軽く持つことができ、自分の意見も言う事ができるようになりました。

    また意見が言えないのは短所ですが、それを長所として言える点は協調性があることだと考えています。私は意見が言える場でもあえて意見を言わず、協調性を発揮することもできます。

    例文では意見を相手に伝えるのが不得意であることが短所として挙げられています。例文の中では短所を克服するために考えすぎることをやめたとあります。周囲の目を気にしたり、周囲の意見や気持ちを考えることは大切です。

    しかし考えすぎれば身動きが取れなくなってしまいますので、考えすぎをやめることで短所を克服するやり方は正しいと言えます。また意見が言えない短所を協調性があると言い換えることで企業に求められる能力がアピールできています

    協調性は仕事をする上で重要な能力であり、短所から転じてアピールすることで好印象です。例文のように自身の意見をあえて言わないことで協調性を発揮できる場合もあり、短所と長所がリンクしたアピールになっています。

    NG例

    私の短所は協調性がないことです。いつも自分の主張が通らないとイライラしてしまい、誰かに八つ当たりをしていました。ゼミ活動では、自分の研究結果が認められず、教授と大喧嘩しました。周りのゼミ仲間にも呆れられるほど言い合いをしましたが、今では良い思い出です。

    あの喧嘩依頼、教授とは飲みに行く関係になり、今では友達のように親しい間柄です。協調性がないことで、仲間ともなじめない日々を送り悲しかったですが、得られることも多く、後悔はしていません。

    協調性がなく自分の意見を主張しがちな人は、自分の意思をはっきり表明できる強みも持っています。しかし、ありのまま素直にエピソードを伝えてしまうと、例文のように人間関係をうまく構築できない人だと思われ、悪い印象になります。

    特に「自分の主張が通らないとイライラ」「仲間にも呆れられるほど言い合い」といったように会社という組織で働くうえで大きく輪を乱しかねない要素は、面接官に採用すべきではないと感じさせるでしょう。

    さらに、締めで「後悔していません」と改善する素振りがないこともマイナスです。短所を聞かれる理由の一つに、自分の特徴とどのように向き合い、行動に移しているかという視点があるため、必ず改善する姿勢や特徴を活かせるアピールを入れましょう

    就活生に聞いた! 短所を回答するときのコツ

    短所を回答するときのコツ

    短所は特に伝え方で相手に残る印象は大きく変わってきます。そこで、就活生の皆さんに聞いた短所を伝えるときに意識していることを紹介しますので、ぜひ回答の参考にしてみてください。

    長所との結びつきや改善点も一緒に伝えるという回答が多数

    長所とどのようにつながっているかや、改善のための取り組みなど、ポジティブな側面を示すことを意識しているというのが多数派の回答となりました。

    ただ短所を言うだけだとマイナスイメージを伝えるだけになりますが、そこからの改善の姿勢や、長所とのつながりをアピールすることを意識している人が多いようです

    面接官は短所そのものよりも、向き合い方や改善のための行動を重視していることがほとんどなので、改善の取り組みの伝え方を準備することが大切になるでしょう。

    働くうえで致命的になる短所を選ばないことを意識するという回答も散見

    働くうえで致命的になる短所を選ばないことを意識するという声もいくつか集まりました。

    短所を聞かれたとしても、評価が下がるようなことをあえて言わなければいけないわけではありません。あくまで短所を答えるにしても自分の人柄をアピールし、好印象を得るための内容を用意しておくことが大切です

    アピールする長所と見比べながら、短所を選んでおくと良いかもしれません。

    自己PRが書けない時は、自己PRジェネレーターを活用しよう

    自己PRの内容が薄いと、人事に採用されません。選考を突破するには、自己PRを作り込む必要があります。

    そこで活用したいのが「自己PRジェネレーター」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで、理想的な流れの自己PRが完成します。

    無料でダウンロードできるので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。

    長所と短所を効果的にアピールして内定を勝ち取ろう

    就活において長所と短所は非常に重要なもので、これらをしっかりとアピールすることで就活を有利に進めることができます。

    長所と短所を問う質問はさまざまな業界や企業で共通してされる質問ですし、履歴書にも必ず登場します。どのような業界、企業であっても最初の選考は書類選考であり、履歴書を欠かすことはできません。

    履歴書は就活でも重要なものですので、しっかりと準備を進めて長所と短所を考える必要があります。長所と短所のアピールは難しいですが、上手にアピールすることができれば高評価を獲得することができます。

    長所と短所の正しいアピール方法を理解し、内定を勝ち取りましょう。

    長所に関する調査

    • 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
    • 調査日:2022年4月15日~18日
    • 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
    • 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の78人

    短所に関する調査

    • 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
    • 調査日:2022年5月13日~18日
    • 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
    • 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の123人

    監修者プロフィール

    ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
    吉川 智也(よしかわ・ともや)
    1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
    現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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