就活その他

人生設計シートの活用|作成方法や記入ポイントなどをご紹介

人生設計は大切

就職活動をきっかけにして、自分の将来を真剣に考えているという方も多いのではないでしょうか。長い長いこれからの人生を幸せに過ごすためにも、人生設計はとても大切です。しかし、「未来に何が起こるなんて現時点ではわからない」という方もいることでしょう。そんなときに役立つのが「人生設計シート」です。読んで字のごとく、人生設計に役立つツールなのですが、1枚作成しておくと何かと役に立ってくれることでしょう。

この記事では「人生設計シート」にフォーカスして、それを作成するメリットや作成方法をまとめてご紹介していきます。さらには、シートの中に設定しておくべきライフイベントも解説していきますので、自分のこれからを考える際の参考にしてみてください。

人生設計シートを作成するメリット4つ

冒頭でも述べたように、「人生設計シート」は自分のこれからを考える際に役立つツールです。面倒だと思う方も多いかもしれませんが、1枚作成しておくだけこれらかの人生の節目節目で良いことをもたらしてくれることは間違いありません。

そこでここでは、人生設計シートを作成するメリットを3つに分けてご紹介していきます。輝かしい未来を自分の手につかむための「投資」だと思って参考にしてみてください。

将来の自分が見えてくる

人生設計シートを作成することのメリットの1つ目が、「将来の自分の姿を見ることができること」です。人生設計シートでは、「就職」、「結婚」などさまざまなライフイベントがどのタイミングで発生するのかということを記入していきます。そのため、自分の理想の「将来の姿」を突き詰めて考えていくことができるのです。

その未来はあくまで「理想」ではありますが、将来をイメージするということは大切なことです。自分の将来のことは、面接においても有意義な話題、そして効果的な自己アピールにもなります。人生設計シートで自分の将来をはっきりさせることで、面接でも動じなくなるはずです。「老後の自分がどうなっていたいか」というところから逆算して設計していくと、さらによいものが出来上がります。

計画ができる

2つ目のメリットが、「計画ができる」ということです。これは自分の行動はもちろんのこと、お金の動きについてもある程度の計画を立てることができます。部活動や勉強と同じように、人生においても目標を立てておいたほうが豊かな生活を送ることができるでしょう。

人生設計シートでは、ライフイベントの発生のタイミングのほかにも、それに合わせて出ていきそうなお金も予測して計算しておく必要があります。例えば「結婚」「出産」のタイミングでは、規模にもよりますが何百万もの大金が一度に動くことになります。

現時点で浪費癖があるという方は、「お金」をメインにして人生設計を立ててみてもいいのではないでしょうか。無事に目標金額を貯められたときの達成感はきっとひとしおです。

何度も修正していい

人生設計シートは、都度修正するようにしてください。人生はどこで誰に何があるかわかりません。例えば、健康診断で重大な病気が見つかるかもしれません。また、やりたいことが突然変わることもあるでしょう。シートに記入した内容通りにことが進まないのは、ある意味当たり前のことだといえます。

大切なのは、それが分かったタイミングで自分と真剣に向き合う時間を作り、人生設計を立て直していくことです。人生設計シートを就活で作成して終わりにしてしまう就活生も少なくないでしょうが、それはいけません。社会人になってからも定期的に見直すようにしましょう。

時間を有効に過ごせる

将来の人生をある程度設計しておくことで、今後の時間の使い方がはっきりと見えてくるようになります。例えば、目標を達成するために人生設計をした場合、そのために必要な時間を先に確保することでしょう。そうなると、余った時間を余暇に使うことも簡単になってきます。目標がはっきりしないと時間の使い方も曖昧になってしまい、使いにくくなってしまいます。

結果、余暇にも目標にも使えなくなるということが起きてしまうこともあるのです。人生設計をしておくことで、目的のための時間とそうでない時間の区別をはっきりとつけられるようになります。結果として、人生の限りある時間を有効に過ごすことができるようになるのです。

人生設計シートの作成方法

前の見出しでは、人生設計シートを作るメリットをご紹介しました。自分の人生を充実したものにするためにも、節目節目に目標を立てていくというのは大切なことです。しかし、現時点で人生設計シートを持っていないという方もいることでしょう。そこでここでは、人生設計シートを作成する方法をご紹介します。自作もできますが、それ以外の方法ももちろんあります。以下に紹介する情報を参考にして、自分ならではの1枚を作成していってください。

エクセルなどで簡単に作成できる

1つ目の方法が、「エクセルでの作成」です。シートに必ず加えなければならない要素は「西暦」「年齢」「ライフイベント」「各時点で必要になるお金」の4つだけです。非常にシンプルなものなので、それらさえ入れていれば、また自分さえわかるものになっていれば、自作のフォーマットで作ることができます。

フォーマットを自作する際には、「結婚」「住居」「老後」の3大資金(出費)を組み込みましょう。結婚・出産によって、考えなければならない人数は増えますし、住宅を購入するのであればそれに向けて貯蓄をしていく必要があります。また、働かなくなったときにどれくらいのお金が必要かという見通しも立てておかなければ、生活はあっという間に破綻することでしょう。

ダウンロードもできる

人生設計シートですが、「自作は面倒」という方も少なくないのではないでしょうか。そのような場合は、インターネットを活用しましょう。シートのテンプレートが無料でダウンロードできるサイトも多くあるため、そのなかから自分に合うフォーマットのものを見つけて使うようにしてください。

また、人生設計シートのスマートフォン・タブレット用アプリもいくつか出ているようです。パソコンをいちいち引っ張り出してくるのは面倒だという方は、このような方法で試してみても良いのではないでしょうか。手段はどうであれ、まずは将来の理想を描く、人生設計を立てるということが非常に大切なことなのです。

人生設計をするポイント

実際に人生設計をする上で、気を付けておくべきポイントもいくつかあります。それらをしっかりと押さえて人生設計シートを作ることで、より充実した人生を送ることができるようになるでしょう。人生設計をするポイントは、「理想の人生設計をイメージ」した上で「できるだけシートに具体的に記載する」ことです。これらのポイントについて、以下で詳しく解説していきます。

理想の人生設計をイメージする

「人生設計は堅実でなくてはいけない」と思う人もいるかもしれません。しかし、せっかくの人生設計です。理想的なものを用意しても悪いことはありません。まずは、理想の人生を送れるように人生設計をするように心がけましょう。

もちろん、シートに書いたとおりの人生が送れるとは限らないのも事実です。そのようなときは修正をしていけばいいので、途中から堅実な人生設計に直すことも不可能ではありません。最初に人生設計をする場合は、自分の理想を形として残しておくところから始めましょう。

できるだけ具体的に記載する

人生設計には、具体的な将来の行動を記載するようにしましょう。具体的に記載しておくことで、目標とする人生に向けてどういった行動を取ればいいかも明確になります。人生の目標とそのための行動を具体的に記載しておくことで、人生の道筋が見通しやすくなります。そのとおりに行動できれば、自分の理想通りの人生が送れるということです。

また、具体的に記載しておくことで、上手くいかなかった場合の方向修正がしやすくなります。具体的な行動を書いてあるので、どの部分から修正すればいいかが明確になるのです。将来的に修正をする必要がでてきた場合に、具体的な記載が助けとなるでしょう。

人生設計をするうえで考えられるイベント

人は長い一生のなかでいくつもの節目を迎えます。しかし、それがいつ来るのかというのは人によってさまざまです。何も準備していないと、急にそれが起こってしまったときのダメージが深くなってしまうので、今からある程度の予測を立てておくようにしましょう。ここからは、シートの中に盛り込むべきである「人生設計をするうえで考えられるライフイベント」を5つご紹介いたします。

就職

まずは「就職」です。仕事選びは「収入」を左右する大切な要素だといえるでしょう。就活生の中にも、「〇年以内に~万円は稼ぎたい」という目標がある方は少なくはないでしょう。業界・職種によって給料は違ってくるため、どれくらい稼ぎたいという明確な目標を持っているのであれば、それに見合った仕事を選ばなくてはなりません。

また、仕事は生活の基盤になるものであるため、一年の多くの時間を職場で過ごすことになります。収入面はもちろんのことですが、仕事場の環境によっても人生は大きく左右されるものです。自分の意思を持たず、流されるままに進んでいるだけでは、いい未来にたどり着く可能性が低くなってしまいがちです。

結婚

2つ目の要素は「結婚」です。大切なパートナーを得る結婚は、人生の中でもっとも大きなライフイベントといっても過言ではないでしょう。結婚した時点で、2人はいわば「運命共同体」です。あらゆる面で、お互いがお互いのことを気にしなければなりません。収入に関しては、2人が共働きで基盤を作っていくのか、自分あるいはパートナーが専業主婦(夫)になるのかによっても環境は変わってくるものです。

また、結婚式や披露宴を希望するのであれば、規模にもよりますが、そのタイミングで大きな出費は避けられません。華々しいセレモニーの実施を夢見ているのであれば、それに向けてもコツコツと貯金をしていく必要があるでしょう。それも含めて「結婚」というものは、自分やその周りに影響を強く与えるのです。

子育て

3つ目の要素は、「子育て」です。子どもを持つことでも、人生は大きく変化します。子どもを持つ親には「子どもに教育を受けさせる義務」があります。自治体によっては補助金などのサポート体制が整っているところもありますが、最低でも義務教育にかかるコストは見て見ぬふりをしていられません。それ以外にも塾や習い事への出費もかさむことでしょう。

また、どれだけの子どもを持つか、あるいは複数の子どもをもつとしても、どのくらいの期間で何人もうけたいのかによって、確保しておかなければならない金額とそのタイミングは変わってきます。将来的に子どもが欲しいという場合は、そのような経済的事情も考慮に入れなければなりません。

住居の問題

4つ目の要素は、「住居」です。住む場所を「賃貸」・「購入」のどちらにするかによっても、生活は大きく変わってくることでしょう。家の購入を検討する際に収入が不安定だと、ローンが組めないこともあります。マイホームを手に入れるためには、それらを考慮した職選びや、入念な貯蓄計画などの準備が大切です。

また、住居の問題は金銭面の問題だけにとどまらず、環境面の問題にも少なからず影響を与えます。住居を購入すると、その地域に腰を据えられる一方で、稼ぎが多くない限りは引っ越しなどの自由度が下がってしまいます。賃貸は、引っ越しなどの自由度が高い反面、いつまでも家賃を支払い続けなくてはなりません。住居の購入を検討する際は、さまざまな面を多角的に見たうえで決めるようにしてください。

親の問題

最後にご紹介する5つ目が、「親の問題」という要素です。今は元気でも、介護が必要になる可能性もあります。人生設計を綿密に組み立てるのであれば、そのような「親」に関する問題も考えなくてはなりません。将来親と同居するのか、介護が必要になったときに仕事をどうするのかなど、親に関する問題は大きいものから小さいものまで多数あります。

現在は、元気で動いているかもしれません。しかし、人生はどこで誰に何があるのかわからないものです。想定するのはきっと難しいかもしれませんが、もしものときに自分がすぐに行動できるように計画を練っておきましょう。

人生設計シートのメリットを知って作成しておこう!

この記事では「人生設計シート」にフォーカスして、それを作成するメリットや作成方法、そしてシートの中に設定しておくべきライフイベントをまとめて解説してきました。

未来は誰にもわからないものですし、想像するのも難しいかもしれません。ですが、想定している段階では自分の理想ばかりを詰め込んでもいいのです。むしろ、そのようにして目標のようなものを持ったほうが、一定方向に向かって軸をブレさせずに頑張れるのではないでしょうか。

この記事でご紹介した人生設計シートの情報を参考にして、自分ならではの理想の未来を作り上げていってください。そして、それが現実のものとなるように、コツコツと取り組んでいきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ