面接対策

好きな言葉を面接で聞く意図とは?気を付けたいポイント5つと回答例

「好きな言葉はなんですか?」は面接でよく聞かれる質問

面接でよく出る質問の一つとして、「あなたの好きな言葉は何ですか?」というものがあります。一体、面接官は何を意図してこの質問をするのでしょうか。簡単に言えば、面接官は応募者の人間性を知りたいと思っているのです。企業が採用において最も重視する点は、学生の人柄だと言われています。ですから面接官としては、志望者がどんな人間かを知るために、さまざまな質問をしているわけです。

「好きな言葉」に関する問いもまた、就活生の素顔をうかがうという意図があります。好きな言葉を通じて、その人物が何を基準として行動し、どういうモットーを持っているかを知ろうとしているのです。そこで就活生としては、より企業側にアピールしやすい言葉を選んで提示することが大事になってきます。

「好きな言葉はなんですか?」という質問の意図

面接では、好きな言葉は何かと聞かれることがよくあります。定番の質問のひとつでもあり、面接の準備をする時には答えを考えておくと良いでしょう。用意しておかずにその場で考えても、答えに困ってしまうこともあります。

また、なぜそのような質問をするのか、面接官がどのようなことを知りたいのかを抑えておくのも、大切なポイントとなります。ありきたりの答えでは、他の就活生と差がなくなり、印象に残りにくくなってしまいますし、意図と大きく外れた回答でも、面接でアピールすることができません。どのような意図で質問をするのかもしっかりと理解しておきましょう。

就活生の価値観を知りたい

まず、好きな言葉を聞く理由として挙げられるのが、就活生の価値観を知るためです。好きな言葉は何かを知ることで、普段どのようなことに興味を持っているか、物事をどのように考えているのか、就活生のことが良く分かります。

たとえば、読書をよくしているのなら有名な作家の言葉や、小説のセリフなどを選んで答えるはずです。好きな作家や小説には、その人の価値観も反映されていますので、面接官は好きな言葉を知ることで、どのような本を読んでいるかなども分かります。

価値観は、これから企業で働く上でもとても大切なことです。企業が欲しいと思っている人材と同じ価値観、物の考え方があるかどうかは、面接官が知りたいと思っている項目のひとつです。

社風に合っているかを知りたい

企業によって、社風は様々です。チームワークを大切にして、仲間と一緒に仕事をすることを重視しているのか、個人のパフォーマンスを大事にしてそれぞれが個性を活かして働く職場なのか、企業はそれぞれの社風に合った人材を求めています。

面接官は、好きな言葉を聞くことで、企業の社風に合った人材かどうかを見極めています。企業の目指していくものとあまりにかけ離れているような答えでは、これから一緒に働いていくのは難しいと判断されてしまうこともあります。社風は、企業のホームページを参考にしたり、実際に働いているOB・OGがいたらどのような雰囲気の職場か聞いておくと参考になります。実際に働いている人の意見は、現場の生の声なので役立つはずです。企業の社風もよく理解して、適切な答えを準備しておきましょう。

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「好きな言葉」は、あなたの人柄・価値観に迫る質問です。上手く答えるには、自己分析を通じて、自分がどんな人間なのかを理解しておく必要があります。ただ、本番前でじっくり自己分析をする時間がない方も多いはず。

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好きな言葉を答える際のポイント5つ

上で述べたように、好きな言葉に対する問いは、自分という人間をアピールする上で大きなチャンスだと言えます。どんな言葉を選択するか、またどう答えるかによって、企業側に好感を与えられるかどうかも変わってくるのです。では、具体的にどういった点に気をつけて好きな言葉を答えれば良いのでしょうか。ここでは、好きな言葉を述べる際に注意すべきポイントを5つ挙げて説明していきます。

①自分の価値観の核になっている言葉を選ぶ

まず重視すべき点として、「自分という人間の核になっている言葉を選ぶ」ということがあります。ただなんとなく好きな言葉を言ったのでは、自分の人柄を面接官にはっきり伝えることはできません。そうした「漠然と好きな言葉」ではなく、自分を端的に表すような言葉を提示しましょう。前述したように、面接官は学生がどういう人間かを知りたいと思っています。

面接という限られた時間で自分を表すには、最も核心に近い言葉を選択しなければなりません。思いつきで選んだような言葉では、自分でもなぜその言葉を選んだのか説明できなくなってしまいます。自分が日々どういうことを考え、何を基準として行動しているかよく思い起こし、それを表すような的確な言葉を選びましょう。

②なぜ好きなのか理由も説明する

好きな言葉を伝えるだけでは十分ではありません。なぜその言葉を選んだのか、必ず理由も加えるようにしましょう。好きな言葉とその理由を簡潔に述べることで、自分自身を客観的に見れているということが伝えられます。自分の人柄に加え、冷静さや的確な判断力といった面もアピールすることができるわけです。理由を説明するには、具体的なエピソードを交えるのが効果的です。

自分の経験とどう関係したかを話すことで、その言葉に重みや説得力が加わります。エピソードとしては、部活やアルバイト、研究や趣味などなんでも構いません。努力した経験や学んだことなどを、好きな言葉に絡めて説明しましょう。そうすることで、面接官はより自分という人間がつかみやすくなるはずです。

③自己アピールに繋げる

面接で好きな言葉を答える際の注意点として、「自分をアピールすることを忘れない」というのも大切です。面接は、自分という人間を企業側に売り込むことが最大の目的です。ありのままの素の自分を見せるのは大切ですが、わざわざネガティブな側面や短所を見せても意味はありません。

好きな言葉の質問に対しても、自分のポジティブな面や長所を打ち出すよう心がけましょう。例えば努力家で勉強も苦にならないといった性格や、負けず嫌いで常に短所を克服しようとする姿勢、あるいは好奇心旺盛でどんな分野にも積極的に飛び込んでいく意欲など、ポジティブさをアピールできる言葉を選ぶことが大切です。

④仕事にも活かせることをアピール

さらに大事なポイントとして、「仕事の上でも役立つ言葉を選ぶ」ということもあります。企業側が欲しいと思っているのは、あくまでも自社で活躍できる人材です。そのため、いくら人間的に魅力があっても仕事に活かせないのであれば、残念ながら採用される確率は低いでしょう。そこで質問に対しては、どれだけ自分が仕事において貢献できるかをアピールする必要が出てきます。

好きな言葉の質問も同様で、例えば忍耐強さをモットーとする言葉を挙げるのであれば、仕事でも成果を出すまで我慢できるというメリットを添えることで、自分に対する面接官のイメージもぐっとよくなるでしょう。こうした点についても、回答の際は気をつけるようにしましょう。

⑤企業に合った言葉を選ぶ

最後のポイントは、「その企業に関連した言葉を選ぶ」ということです。上記のポイントでも触れましたが、面接はその企業において活躍できそうな人材を選ぶ場です。前述のように、いかに人間的に素晴らしい考えを持っていようと、自社の仕事にそぐわない人材は必要とされません。ですからなるべく、その企業にマッチした受け答えをすることが必要となります。

好きな言葉に関する質問では、例えば技術関連の企業であるのなら、知的好奇心や集中力、協調性がうかがえるような言葉を選ぶのも良いでしょう。サービス業であれば、献身やコミュニケーション、行動力などの面をアピールする言葉を選ぶといった具合です。もちろん、企業側に合わせるあまり本来のモットーと離れてしまうと無意味ですが、こうした点について注意しておくのも大切でしょう。

好きな言葉におすすめの座右の銘

面接で、好きな言葉を聞かれたときの答えの例を紹介します。座右の銘を中心にみていきましょう。好きな言葉には、ひとつの短い単語の他にも、ことわざや有名人の言葉など様々なものを使うことができます。いくつか、候補を出してからひとつに絞って決めていくと良いでしょう。

自分が自身のどんなことをアピールしたいのかもよく考えて、言葉を選ぶことをおすすめします。企業側はどのような言葉を求めているのか、どんな人材を欲しいと思っているのか、社風と合っているかどうかなど、色々な角度から考えていくことが大切です。

努力をアピールできる言葉

・為せば成る
・努力は裏切らない
・一生懸命
・努力は必ず報われる
・努力に勝る天才なし
・世界一になるには、世界一の努力が必要

辛いと思っていることでも、努力して取り組んでいけば必ず報われて良い結果になるという気持ちをアピールできる言葉です。どの言葉も、前向きに物事に取り組んでいく姿を印象付けることができます。

仕事では、結果を求められることが多くありますが、目標に向かっていくのには努力をして頑張っていくことが必要になります。自分がやるべき仕事を一生懸命にやっていける人材であるという印象を与えることができるでしょう。失敗したとしても諦めずに、再度挑戦して結果を出すために努力をしていきたい、という気持ちを表現するときに使うのがおすすめです。

継続をアピールできる言葉

・継続は力なり
・石の上にも三年
・急がば回れ
・栄光に近道なし
・千里の道も一歩から

ひとつのことを続けていくのは意外に難しいものです。やろうと決めても、3日坊主で終わってしまったという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。仕事をしていく上では、自分のやりたくないこともやらなければいけない場面が必ず出てきます。

そんな時でもすぐに逃げ出すことなく、努力してみるという前向きな気持ちが伝わるでしょう。就職してもすぐに辞めてしまうのでは企業側も非常に困るので、働き続けてくれる人を欲しいと思っているのです。

また、結果を出したいと思うとどうしても焦ってしまうものですが、そんな時こそ地道にコツコツを努力を続けていくことが大切だということも表現しています。遠回りのように思えても、続けていくことで成果を出せるというアピールになるでしょう。

感謝をアピールできる言葉

・一期一会
・ありがとう
・今を大切にする
・感恩報謝(かんおんほうしゃ)

人は、他の人の助けがなければ生きていけません。毎日の生活のなかで意識していなくても、人に支えられていることはたくさんあります。その人たちに対する感謝の気持ちを大切にしていきたい、という思いをアピールできる言葉です。

「ありがとう」はシンプルな言葉ですが、言われて嫌な気分になる人はいないはずですし、言葉に出すことで普段の感謝の気持ちを相手に伝えることができます。感謝の言葉を座右の銘としている人は、思いやりのある優しい気持ちの持ち主だという印象があるでしょう。

また、「一期一会」や、「今を大切にする」という言葉は、日常のなかで、同じ時間は二度と来ない、目の前のことを大切にしていこうという気持ちが表現されています。

行動力をアピールできる言葉

・諦めたらそこで試合終了
・人生一度きり
・笑顔は人を幸せにする
・行動なくして幸せはない
・思い立ったが吉日

仕事をしていく際には、すぐに実行できる行動力も重要となります。地道にコツコツと努力をしていても、行動に移すことができなければ、結果を残すことができません。行動力をアピールする言葉を使うことで、仕事でも素早く動ける、すぐに即戦力となれることを印象付けられます。

行動力があれば、自ら考えて動くこともできるので、仕事の現場では重宝されるはずです。企業としても、計画を実行する行動力がある人材を求めています。自分自身が実際に経験したエピソードも交えて好きな言葉を紹介すると、より具体的になり好印象を残せるでしょう。

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「好きな言葉」のベストな回答例

ここからは実際の回答例について見ていきましょう。いきなり「好きな言葉は?」と言われても、特に思いつかないという人も多いと思います。しかし、素直に「ありません」などと答えるのは、もちろんNGです。そこで、具体的にどう答えればよいかの見本をいくつか示していきます。面接で答えに困らないよう、回答を考える際の参考にしてみてください。

歴史人物・有名人の言葉

私の好きな言葉は、「私はあきらめないことの天才だ」というエジソンの言葉です。私は大学入学を期に独学でピアノを始めたのですが、それまで音楽の経験はほとんどなく、最初はまったく弾けませんでした。しかしこの言葉を胸に、あきらめずに毎日練習をつづけた結果、現在では譜面を見てすぐに曲が弾けるまでに上達しました。こうした継続力・忍耐力は、御社のような保険会社においても必ずお役に立てると考えております。

こちらはエジソンの名言を引用した回答例です。「目標達成まであきらめない」という信念の強さをアピールすることができ、あらゆる職種に適用できる言葉でしょう。上ではピアノを例に出しましたが、スポーツの技術や学生時代の研究など、困難にめげることなく結果が出るまで励んだ経験を添えることで、より説得力を増すことができます。

ことわざ・格言

私の好きな言葉は「為せば成る」です。私は小さいころから引っ込み思案な性格だったのですが、中学生のとき自分を変えようと演劇部に入りました。そこで自分を表現することを学び、控え目だった性格も明るく行動的に変わりました。そのおかげで、現在ではいろいろな物事にも気後れせず、積極的にぶつかっていけるようになっています。この言葉は、そうした経験から得たモットーです。御社に入社した際も、ぜひ「為せば成る」の精神でチャレンジしていきたいと思っています。

こちらの例は「為せば成る」という格言を使ったものです。例文では、過去のエピソードとして「引っ込み思案な性格を、演劇部に入ることで積極的に克服した」という経験が盛り込まれています。このように自分の短所や欠点を努力で乗り越えたという事実は、好きな言葉に説得力を与え、且つ自分を印象的にアピールする材料にもなるでしょう。

四字熟語

私の好きな言葉は「和中共済」です。「心を一つにして助け合う」という意味ですが、私はこの言葉を学生時代のアルバイトで学びました。私が働いていたのは小さなイタリア料理店で、店長がこの言葉を掲げて常に皆が協力するよう注意していたため、スタッフのチームワークがとてもよい職場でした。そのおかげで私もこの言葉を胸に刻むようになり、周囲との協調を何より大事にするようになりました。広告代理店である御社においてもこの言葉を忘れず、チームワークを大切に頑張っていきたいと思います。

こちらは協調性を意味する四字熟語、「和中共済」を挙げた例文です。学生時代のアルバイトは、仕事に関するさまざまなポイントが学べる貴重な場です。ここでは店長がいつも口にしていた言葉が、やがて自分のモットーとなっていった経験が語られています。こうした先輩や目上の人から受け継いだ言葉を挙げるのも、説得力や好感度を上げるのに役立つでしょう。

好きな言葉を自己アピールに繋げて面接を突破しよう

以上のように、「好きな言葉」に関する質問は自分をアピールできる絶好のチャンスです。うまく回答すれば、面接官に自分という人間を強く印象づけられるでしょう。間違っても答えに詰まったり、「特にありません」などということのないように、事前に回答をしっかり練っておく必要があります。「好きな言葉」は、いわば自分という人間を表すキャッチコピーです。

普段どういうことを考え、経験からどんなことを学んだかがそこから見えてきます。なかなか思いつかないという人は、自分のこれまでを振り返ってみましょう。言葉自体は、名言でも四字熟語でも構いません。自分の指針と一番重なる言葉を選んでください。ここに挙げた例も参考に、面接で好きな言葉をスムーズに説明できるよう、きちんと準備しておきましょう。

最後に:本番前に面接力を診断してみよう

ここまで解説したような準備を十分にしていても、面接の本番で上手く振る舞えるかどうかは不安な人も多いはず。

そんな時は「面接力診断」を活用してみましょう。

簡単な質問に答えるだけで、身だしなみ、企業理解、自己PR…などの主要分野の中で、どのスキルが足りていないのか。がわかります

苦手な分野がわかれば、本番前に万全の対策が立てられます。本番前に面接力診断で自分の実力をチェックしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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